ハイスクールD×D英雄譚 ロンギヌス・イレギュラーズ   作:グレン×グレン

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魔改造曹操の真の力、覇光が大暴れします。









さあ、スーパー曹操タイムのスタートだ!! 悪役ライダーのテーマソングとか流そう!!


第五章 31 覇光の猛威

 

 一歩、静かに前を踏み出す曹操に、俺は本能的にコイルガンを嵐を叩き込んだ。

 

 イッセーもとっさにドラゴンショットをぶっ放したし、姐さんもオーラの砲撃を叩き込む。

 

 っていけねえ! 確かアイツ、攻撃を任意の相手に受け流す能力を持ってたはずだ。自殺行為だ。

 

 だが、曹操はそれを発動させたりしなかった。

 

 ただ、静かに流れるように歩いているだけ。そこに焦りもなければ警戒心もない。

 

 だが、攻撃の一切が当たらない。

 

 放ったすべての攻撃が、ものの見事にかわされた。

 

 なんだ、何なんだこいつの今の状態は!?

 

「下がれヒロイ・カッシウス。今のお前達では勝てん」

 

「死力を尽くせレグルス! これは死戦と心得ろ!!」

 

 ヴァーリとサイラオーグさんが前に出て、そして左右から連続攻撃を叩き込む。

 

 もはや最上級悪魔クラスだろうと平均レベルじゃ一方的になるだろう左右からの挟撃。普通に考えりゃオーバーキルだ。

 

 だが、曹操は動じねえ。

 

 微笑を浮かべたまま、それを見もせずに躱した。

 

 二人そろって最上級クラスの化け物レベル。俺だって、今の段階じゃ龍槍の勇者(ドラゴンランス・ブレイブ)を使う必要があるレベルだ。それも悪魔で一対一でだ。

 

 それを、文字通り余裕の表情で曹操は躱し続ける。

 

 そして、一瞬だけ槍がぶれた。

 

 そしてその瞬間、サイラオーグさんとヴァーリの鎧が砕け、そしてそのまま弾き飛ばされた。

 

 ……今、攻撃したのか?

 

 目で追えない。それどころか、目で殆ど映らねえレベルの神速の攻撃。

 

 まずい。まずすぎる。

 

 これ、勝てる勝てないどころの話じゃ―

 

「……ヒロイ! リセスさん!! 譲渡するから早く!!」

 

 俺はイッセーの声に、我に返った。

 

 そうだ、落ち着け俺。

 

 曹操はそもそも死にかけだったわけだ。しかも聖書の神の遺志の影響をもろに受ける覇輝を、無理やり自分の思い通りに動かしているという無茶苦茶までやってやがる。

 

 そんな大技、そう簡単にできるわけがねえ。無理があるのは間違いねえ。

 

 だったら、時間制限はあるはずだ。その可能性に賭けるしかねえ!!

 

「―譲渡(プロモーション)!!」

 

「―龍槍の勇者(ドラゴンランス・ブレイブ)!!」

 

「―龍天の賢者(ドラゴンスカイ・ハキーム)!!」

 

 俺と姐さんは真女王を発動させたイッセーと一緒に、連携で攻撃を叩き込む。

 

 姐さんが俺達にそれぞれ炎と雷撃のオーラをエンチャントしながら、更に自身も聖魔のオーラを展開して砲撃を叩き込む。

 

 イッセーはイッセーらしく、あえて真正面から接近して、豪腕で殴り掛かる。

 

 そして俺も、できる限りの最高速度でヒット&アウェイの連撃を仕掛けた。

 

 だが、それでも全く足りない。

 

「この程度かい?」

 

 曹操は涼しい顔でそれを全ていなし続ける。

 

 嘘だろ? あり得ない。

 

 神滅具三つ掛かりだぞ?

 

 しかも俺と姐さんは赤龍帝の力を譲渡されてんだぞ?

 

 そのくせイッセーは、更にそれを昇華させてんだぞ?

 

 それでもなお、届かねえってのか!?

 

「……まだだ!! まだ俺は戦えるぞ!!」

 

 そこに、血まみれになりながらのサイラオーグさんがもう一度攻撃を仕掛ける。

 

 その瞬間、曹操は表情を少しだけ険しくした。

 

「流石に四人がかりはキツイか?」

 

 そしてその瞬間、曹操の槍が動く。

 

 そして一気に、俺達の全身が聖槍で切り刻まれる。

 

 ぐぁああああああああ!? マジかこいつ、化け物かよ!?

 

 一気に防戦一方に追い込まれた。これじゃあすぐに殺される……!

 

 だが、それでも―

 

「……いい時間稼ぎだ。ならこちらも、返礼をしないとな」

 

 その瞬間、白銀の鎧を身に纏ったヴァーリが曹操を間合いに捉えた。

 

 マジか。相当消耗していたのにここで使うか?

 

 いや、ここで使わなけりゃ勝ち目がねえ。

 

 今の曹操は、それだけの価値がある化け物で―

 

「流石にこの数と極覇龍は押し切られるか!!」

 

 その瞬間、曹操は薙ぎ払いで俺達を弾き飛ばした。

 

 そしてその瞬間、それを回避したヴァーリが拳を叩き込む。

 

 おお、初のクリーンヒット! これなら―

 

「だが、一対一なら大丈夫だ」

 

 ―効いてない!?

 

 いや、曹操は鼻血を流してる。ダメージは入っている。

 

 だが、それも軽微か!

 

「なら、押し切るのみ!!」

 

「いや、不可能さ!!」

 

 放たれる極覇龍の連続攻撃を全力で防御に徹する曹操。

 

 その攻防は、しかし一瞬で終わる。

 

「……ぐっ」

 

 ヴァーリが膝をつき、極覇龍が解除される。

 

 嘘だろ……!? なんだこの体力の消耗のでかさは。俺の槍王の型といい勝負じゃねえか。

 

 そして、曹操は全身にあざをいくつも浮かべながらも、持ち堪えている。

 

 くそ……っ! ここにきて、負けるのか……?

 

 俺は、思わず膝をつきそうになる。

 

 俺達が一生懸命頑張って、いろんな人達の力を借りてここまで来ても、曹操は更にその上を言った。

 

 糞が……っ! これが、英雄の末裔だってのか………っ

 

 それでも、それでも、それでも、俺は膝を屈しない。

 

 つきそうになる膝を無理やりあげて立ち上がる。

 

 まだだ。俺は、輝き(英雄)だ。輝き照らす存在になると誓ったはずだ。

 

 そして何より、リセス・イドアルの英雄であることを誓っただろうが!

 

 その俺が、姐さんの前で、屈してたまるものかよ!!

 

「ここで、俺が……お前に………っ」

 

 ぶっちゃけ怖い。ぶっちゃけキツイ。ぶっちゃけ諦めすら脳裏によぎる。

 

 それでも、それでも、それでも―

 

「お前にだけは、負けてたまるかよぉおおおおおお!!!」

 

 それでも、俺は!!

 

 輝きで、い続けるって決めてるんだ!!

 

 お前なんかに、お前如きに、それを邪魔されてたまるものかよ、この野郎がぁあああああああああ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、プツン、と、音が聞こえた。

 




曹操の覇光は、覇輝の能力を身体能力の強化に全振りしていると思ってください。抵抗を突破するために、オーダーをシンプルにしてます。

イメージとしてはあれです、スーパーサイヤ人の青い奴。

そしてその身体能力は文字通り主神クラス。ヴァーリの極覇龍ですら、常時発動できないからガス欠で負けるます。








ですがそれで終わるような作品は書きません。









こっからスーパーヒロイタイム入ります。処刑用BGMは入りませんが、逆襲用BGMとか反撃用BGMとかあったら流す準備をどうぞ
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