ハイスクールD×D英雄譚 ロンギヌス・イレギュラーズ   作:グレン×グレン

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ヴァルキリー編にようやく突入します。最近絶不調だったけど少しずつ書けるようになりました。

といっても、今回はヴァルキリー編のプロローグみたいなものなのですが。


第六章 31 案外想定できる奴は多いてきなはなし

 そんなこんなで俺達も特殊部隊の一員となった。それも、世界の命運すら左右しかねない超精鋭部隊の一員だ。

 

 だけど、そんな俺たちも一介の学生でもある。普段は特訓しながらとは言え、学生生活を送っている。

 

「で、どうだったよ」

 

「期末テストの点数は!」

 

 と、松田と元浜が声をかけてくる。

 

 そんなこいつらに、俺は速攻で点数が書かれている紙を見せた。

 

 ……平均点は90点台後半と言っておこう。

 

「くそ! この野郎結構忙しい身分のくせして、何で勉強ができるんだよ!? うらやましい!!」

 

 思わず全力で悔しがる松田に、俺は得意げにふふんと笑った。

 

「授業真面目に聞いて予習復習してりゃぁ、テストなんて難しくねえよ」

 

 ああ、俺は確かに忙しいが、別にテスト前に詰め込んだりしねえからな。それじゃあ授業でどれだけ身に着けたかわからねえしよ。

 

 俺は勉強は好きなんだよ。趣味と言ってもいいぜ、マジで。

 

 だってストリートチルドレン時代は勉学なんて欠片もできなかったしな。自分が恵まれてるって分かってるから、それを活かしたいとも思う。ま、これも環境の違いってやつだ。

 

「くそ。お前、一応この学園や街の用心棒じゃなかったのかよ。仕事は出来てるんだろうな、オイ!!」

 

「当たり前だ。つい最近ルーマニアで大暴れしてきたっての。敵の精鋭を撤退に追い込むのに尽力したっての」

 

 元浜の八つ当たりをサラリと受け流しながら、俺はノートを見て簡単な予習を終わらせる。

 

 授業前に前の授業で受けた内容の少し先を見とくだけでも、結構変わるもんだからな。こういう小さな積み重ねが、のちのテストの高得点に繋がるのさ。

 

 ついでに言うと、俺がこの街の用心棒や有事の際の別動隊として動いている事はもう皆知っている。

 

 そっちの方が動く時に楽だからな。いざという時、避難を進める際に効果的でもあるからよ。

 

 ま、そういうわけで俺達は日夜生活を楽しみながら、しかし今まで以上に訓練に励んでいるわけだ。

 

 なんたって、リゼヴィム・リヴァン・ルシファーと伝説の邪龍たち何てやばいのが新たに関わってきやがったからな。

 

 その戦闘能力は龍王クラス。クロウ・クルワッハは天龍クラスにまで能力を高めたらしい。そのくせ量産型の邪龍も、割と強敵だ。

 

 リゼヴィムの相手は初代孫悟空やアザゼル先生に任せるほかねえが、それ以外の邪龍の相手ぐらいはきちんとやっとかねえとやってられねえ。それがD×Dとしての役目ってやつだ。

 

 ああ、それ位はきちんとやっとかねえとな。

 

「ああ、そうだ。イッセー達にも聞いたんだが、聞いていいか?」

 

 なんだよ元浜。何かあったのか?

 

 まだ正体を明かしていないイッセーにまで言うってことは、何か別件でややこしいことになったのか?

 

 ふむ、変な連中に絡まれているってんなら、俺が叩きのめせば済む話なんだが―

 

「ロスヴァイセちゃん、何かあったのか?」

 

 ……あぁ~。それか~

 

 最近、ロスヴァイセさんがややこしいことになっている。

 

「なんか図書室で聖書とかについて書かれた本を読んでるところを見てな。最近悩んでるっぽいし、気になってな」

 

 元浜、お前意外と人見てるな。

 

 っていうか聖書について書かれた本ってオイ。ロスヴァイセさん、あんた悪魔だろ。読んで浄化されたりしないだろうなぁ。

 

 まあ、それはともかくどうしたもんか。

 

 俺やゼノヴィア、イリナが教会関係者なのは既に知られてる。ゼノヴィアとイリナが俺まで巻き込んでばらしやがったからな。

 

 レイヴェルに関しても知れ渡ってる。なにせヴィクターがばらしてくれやがったからな。ま、こっちに関しちゃクラスメイトや二年生が総出でフォローに回ってるから、問題にはなっちゃいない。

 

「っていうか、イッセーの奴は何処まで関わってるんだ? たぶん、ロスヴァイセちゃんもそっち関係なんだろ?」

 

 俺は勢いよく頭を机にぶつけた。

 

 頬杖をついてたのがまずかったな。力配分を間違えてずり落ちちまった。

 

 っていうかなんで知ってる!?

 

「……いや、レイヴェルちゃんやお前やゼノヴィアやイリナちゃんがホームステイしてるってことは、イッセーの家ってつまり、そういうこったろ?」

 

 松田のド正論が俺の心をぶちのめした。

 

 言われてみればその通りだ。俺もゼノヴィアもイリナもレイヴェルもイッセーの家に下宿してるんだ。それもめちゃくちゃな改装までしてだ。

 

 その面子が異形関係者なのは既に知られている事実だ。当然分かるだろう。

 

 そりゃ繋がりを察するよな。誰だって気づく。

 

「……詳しい事は守秘義務があるが、イッセーがちょっとヴィクター結成前から深入りしちまってな。その縁で駒王学園の関係者の何割かが下宿する事になったんだ」

 

「「なるほどなぁ」」

 

 俺が何とかあたりさわりのない言葉で説明すると、二人は納得したのかうんうんと頷いた。

 

「つまり、ロスヴァイセちゃんの悩みもそっち関係か?」

 

「あ、ああ。ほら、ヴィクターが本格侵攻のための魔獣を確保したって演説あっただろ? その件でロスヴァイセさんもちょっと対策に関わることになってな」

 

 元浜の眼鏡キラーンにちょっと気遅れしながら、俺はちょっと気になった。

 

 あれ? イッセーのことは良いのか?

 

「ツーかお前ら、イッセーについて深入りしねえのかよ」

 

 昔からのダチが深入りした事について、もっと気になる事はねえのか?

 

 俺は本気でそう思ったが、2人は何を言ってんだお前という顔をしていた。

 

「いや、俺達が知る必要あるなら、イッセーの奴はきちんと話すだろ」

 

「気にはなるが、まああいつが俺たちのダチであることに変わりないしな」

 

 ……イッセーの奴、いい友達持ったなぁ。

 

 これで変態でなければ、モテモテ街道をまっしぐらだろうに。なんて惜しい奴だ。

 

 いや、イッセーは何でモテモテ街道まっしぐらなんだ。何かがおかしいんじゃねえか?

 

 ま、まあそれはともかく。

 

「ま、そういうわけでこっちもいろいろ大変でな。イッセーも付き合わされて冬休みは遊べねえだろうが、そこんところの理解は頼むぜ」

 

「仕方ねえな。年明けはヤ○部屋で乱○パーティの予定なんだが」

 

「イッセーやおまえの分も楽しんでやるぜ!!」

 

 待てコラァ!! 俺は参加するからな!? いや、年末年始はD×Dで親睦会するべきか?

 

 あ、そうなったら姉さんもペトも参加しねえか。つまりこいつらはヤ○部屋で姐さんとペトを味わえないと。ざまぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ま、その前にいろいろとやることは多いんだけどな。

 




本当に短めですごめんなさい。
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