ハイスクールD×D英雄譚 ロンギヌス・イレギュラーズ   作:グレン×グレン

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真二天龍VS偽二天龍の第二ラウンド!!


第六章 45 オリジナルの意地

 

 

 

 そして同じタイミングで、ヴァーリは再びカテレアと対峙していた。

 

「まさか、ついさっきやられたばかりなのに策もなく挑むとは思いませんでしたよ」

 

 いうが早いか即座にフルドライブを発動させ、カテレアは躊躇なく攻撃を叩き込む。

 

 その攻撃を喰らいながら、しかしヴァーリも黙ってはいなかった。

 

 確かに、自らの到達した新たな領域である極覇龍は使う気はない。

 

 あれは歴代の誰もが到達できなかった、前代未聞の領域だ。あれを偽物相手に使うなどヴァーリのプライドに関わる。使った瞬間に憤死するだろう。

 

 だが、その一歩手前ならギリギリで対応できる。

 

「我、目覚めるは―。覇の理にすべてを奪われし、二天龍なり」

 

 苛立たしいが認める他ない。今のカテレア・レヴィアタンは見違えるほどに強くなった。

 

「無限を妬み、夢幻を想う」

 

 装備が強力になっただけではない。本体の能力そのものが大幅に向上されている。そのうえでイグドラグヴィバーを使っているからこそ、あれだけの強敵と化しているのだ。

 

「我、白き龍の覇道を極め―」

 

 ならば、こちらもギアを一段上げねばならないだろう。

 

「―汝を無垢の極限へと誘おう!!」

 

 遠慮なく、こちらは使う事にしよう。

 

『Juggernaut Drive!!!!!!!!!!』

 

 その瞬間、ヴァーリは久々に覇龍を発動させた。

 

「覇龍ですか。覇と覇の対決とは面白いですね!!」

 

 そう答えながら、カテレアはより出力を増大化させて攻撃を開始する。

 

 そして超音速での激突が勃発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くそ! この戦闘マジですげえなオイ!!

 

「流石にやりますね。オリジナルの意地と思うべきでしょうか?」

 

「言ってろ! こっからが逆転タイムだ!」

 

 こっちの攻撃を冷静に対処するユーグリットに吠えながら、俺は勝つ為の道筋をしっかりと考える。

 

 なめてられるのも今の内だ! こっちはこっちできちんと反撃の為の作戦は立ててるんだよ!!

 

 いけるか、ドライグ?

 

『安心しろ。過程こそ不満があるが、結果に不満は何もない。遠慮なくできるぞ』

 

 分かった! それなら何とかなるな。

 

 行くぜドライグ!! 白龍皇の妖精達だ!!

 

 俺はユーグリットから距離を取りながら、白龍皇の妖精達を展開する。

 

 そして砲撃をぶちかまして反射させて攻撃を叩き込む。

 

 もちろんユーグリットは二回目なんで冷静に躱して、こっちも砲撃を叩き込んだ。

 

 それに飛竜が群がる。そして半減の力が機能して、一気に弱体化させていった。

 

 それはもちろんユーグリットも織り込み済みだ。遠距離戦なら変則的砲撃ができる上に半減を連発できる俺の方が有利。奴が勝つなら接近戦だろう。

 

 そしてもちろん、ユーグリットはフルドライブを展開して一気に接近した。

 

「一応言っておきますが―」

 

 俺はその言葉を無視してガードの構えを取る。

 

 そして、ユーグリットは拳を振り下ろした。

 

「貴方の出力では防げません!!」

 

 その言葉と共に、爆発が起きたのかと勘違いするぐらいの大きな音が響く。

 

 そして俺は―

 

「……なにが防げないって?」

 

 ―それを受け止め切った!!

 

 衝撃で腕は痛いけど、そんなものはもう慣れている。

 

 こんなもんで俺は倒れねえよ。ど変態シスコン野郎なんかに負けてたまるか!!

 

 そしてその結果に、ユーグリットの奴も驚いていた。

 

「なんと!? いくらなんでも成長が早すぎる……っ」

 

 どうやら種に気づいたみたいだ。

 

 そう、俺の体には赤くなった飛竜がくっついている。

 

 それが種だ。

 

「まさか、飛竜を赤龍帝化させて自らに倍加を!?」

 

 そうだ。これが俺の新たなアイディア。

 

 白龍皇の力の具現化っつっても、元々赤龍帝の鎧の力だ。なら、赤龍帝の力を具現化させる事もできるかもしれない。

 

 ぶっつけ本番だったけど大成功だ。俺ってホント本番に強いぜ。

 

「偽物にはない本物の強みってやつだ。どうだ、デッドコピー!!」

 

 その言葉と共に、俺は全力の拳をユーグリットに叩き付ける。

 

 フルドライブ状態でも相当もらったのか、奴は結構勢いよく吹っ飛んだ。

 

 そして同時に、カテレア相手にヴァーリもいい勝負に持ち込んでた。

 

「流石に覇龍が相手だと苦戦しますね……っ」

 

「これが、オリジナルとデッドコピーにある根源的な差だ!!」

 

 そして俺達はお互いにタッグを組みながら、二人を睨み付ける。

 

 俺はふと思いついて、ドライグに思考を送ってみた。

 

 ドライグ。アルビオンを経由してヴァーリにこれを伝えられないか?

 

『……なるほど。これなら勝ち目はありそうだな。……行けるか白いの?』

 

 そして数秒して、ヴァーリがこくんと頷いた。

 

 よっしゃぁ! じゃあ、二天龍タッグの恐ろしさを思い知らせてやるぜ!!

 

「何を考えているか知りませんが、タッグマッチなら素体の性能差でこちらが―」

 

『Compression Divider!!』

 

 ユーグリットが言い切る前に、ヴァーリが渾身の全力で次元半減を試みる。

 

 ユーグリットもカテレアもそれを防ぐけど、動きは止まった。

 

 ……ああ、これで終わりだ!!

 

 俺の胸部装甲が展開して、そして砲門を構成する。

 

 これが、覇を克服したからこそできる俺の今の最大の一撃だ。

 

 飛竜が一斉に俺の体に接続して、そして大火力を集めていく。

 

「こ、この火力は……っ」

 

 カテレアが頬を引きつらせるが、もう遅い。

 

 これで、終わりだ!!

 

「ぶっ飛べ、ロンギヌス・スマッシャぁあああああああ!!!!」

 

 そして莫大な火力が、一気に放たれた。

 

 そのオーラは文字通り天を染め上げ、紫の冥界の空を紅一色に塗り潰した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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