とうとう校内の図書室からかつてのゲームマスターの魂が
入った本を手に入れた。その本からかつてのゲームマスターが後藤に乗り移り、塔藤とのリベンジを果たした。
***後藤たちの日常***
塔藤とのリベンジから翌日
すっかり安心しきった後藤達だが、久々に学校の授業を受けていた。
勇騎:「わかるようでわからないなあ。とりあえず、塔藤くんに聞いてみよう。と、塔藤くん!」
賢星:「ためらうなよ。別に負けたからって嫌いになるわけじゃないし。で、何の用だ?」
勇騎:「数学勉強してて、なんか虚数出てきて、ある程度理屈は理解できるんだけど、なんでわざわざ虚数なのか賢星くんならわかるかなと思って聞いてみた。」
賢星:「たしかにな。その質問の回答についてだが、私もわからない。
むしろ、数学協会から塔藤さん証明してくれと言われてるくらいだ。
日本でわかるやつは一人もいない。」
勇騎:「塔藤くん、数学の天才なのに数学でわからないことあるんだね。」
真琴:「私も思った。塔藤くん、いつもは何聞いても返してくれるから、虚数もさらっと返してくれると思ってた」
賢星:「まさか。というか数学得意でも数学の全てわかるやつは一人もいない。まぁ、学生レベルの数学であれば大抵は解ける。
虚数の何が厄介か。元々は実数にある関数で解けないものを解けるように都合よく定義したのが実数だ。
たしかにサイクリックと言って、iをかけると4周期で元に戻る。
これは虚像空間だと90度ずつの回転で表されるが、このサイクリックという機能、実は並程度の高校生だと虚数の理解は苦しい。
まぁテストだけならそういう定義なんだと覚えてしまえば、後藤さん、松浦さんクラスの数学力あれば点数はとれる。
しかし、理屈は大学数学理解してないと苦しいが、聞くか?」
勇騎:「ちょっと、すぐ終わるもんだと思ってたけど、また後日でいいです。今は覚えるようにするよ」
真琴:「聞く聞く!!」
勇騎:「塔藤くんと話合う珍しい女の子だからなあ。まぁ、ぼくは帰るよ」
賢星:「ああ、また明日な。で、まぁ松浦さん、今ここまで進んだんだけど、・・・」
賢星の熱弁から約2時間後、
賢星:「最終的には実数空間で定まらない部分を虚数とした。
ってのが今の私の証明」
博也:「zzzZ」
真琴:「博也も心配して聞いてたけど、博也には難し過ぎたみたいね。
私は理解できたけど、私が同じように証明しろって言われると難しいなあ」
賢星:「理解できないやつは寝かせ解けばいい。にしても、やっぱり松浦さんと話してると気づいたらこんな時間になっちゃってね。
会社の仕事もあるのに」
真琴:「そ、そうね。塔藤くん忙しいから、しょうがないね。
ご、ごめんね。2時間くらい集中して聞いてたらトイレ行きたくなっちゃって、行ってきていい?」
賢星:「漏らされても困るから行ってこい」
真琴は慌てて、女子トイレに入った。我慢の限界だったのか、
立ちションの方ですぐさまチャックを開けて、立ちションをはじめた。
真琴:「危うく漏れるとこだった。にしても、塔藤くんはイケメンだし、頭もいいし、水泳とかも得意だけど、なんかスイッチ入ると止まらないから、こういうタイミング見つけないとトイレにもなかなかいけないわ。ふぅ、よいしょ」
真琴は、用をたし終え、教室に戻った。
真琴:「ねえ、塔藤くん。一緒に帰ろ」
塔藤:「しょうがないなあ。元学級委員の望みならいいよ」
この日は真琴と塔藤が一緒に帰った。
***サバイバルという戦いに向けて***
皆が後藤の家に集まった。後藤と真琴、亀井はテレビを見ていた。
司会者:「さあ、全国5万4000人の出場者の中から最強ゲームマスターを選ぶ全国大会準決勝。まず、東からは海央大学附属花留多高校の
矢口剣人。対する西からは、ファイターデッキでおなじみ豪鬼剛選手です。」
二人のゲームマスターの間にゲームビジョンが作り出されていく。
勇騎:「テレビでみるとゲームビジョンってこう見えるんだね。」
博也:「矢口は俺と同じ不良だしなあ。まぁ準決勝まで行ったのはすげえな。俺町内5位って微妙な順位だからなあ。いけなかったー。
なんかこう、ただ不良って思われたくないから勝ち上がれば不良じゃねえって認めさせることできたのになあ。」
勇騎:「まぁ、あのデッキで町内5位はある意味センスあるよ。
普通フルソルじゃないし。まぁ、ちょっと改造してツールも入れたけど」
博也:「にしても、なんで勇騎はこの大会出なかったんだよ。
それに、賢星も出てなかったし。出たらいいとこ行けたかもしれないじゃん」
勇騎:「いやあ、この全国大会、あんまり勝っても旨味なくて。
ぼくの戦いたいゲーマーが一人も出てないから、優勝してもお山の大将にしかなれないんだ。いらないよ」
真琴:「まぁ、弱いゲーマーと戦い続ける暇がないってことでしょう。
何日かに渡った戦いだもの」
その頃テレビでは、
司会:「二人ともレギュレーション違反なし。まずは豪鬼から」
豪鬼:「いくぜ、スパンクパンチャーランク5
いきなり出すように見えただろ?これは手札1枚捨てたら出せるんだ!
攻撃力2400に素早さ2000、防御力0のパンチャーや!
して捨てたカードはスパンクキッカー ランク7
攻撃力2800素早さ2500を誇るキッカーや!
して、こいつが出たらデッキから1枚スパンク系のカードを出せるんや。スパンクメタルファイター ランク9
こいつは攻撃力3200、素早さ2800、防御1000のソルジャー!
こいつが出たら場に出てるソルジャーでダイレクトアタック可能やで!さあ、ダイレクトアタックや!」
剣人:「雑魚が。手札1枚捨てて、ダイレクトミラー
これでお前のモンスターは全滅。挙げ句の果てにはダイレクトアタックの数値分お前のエネルギーから引かれる。これでお前のエネルギーは残り3100だ。」
豪鬼:「くっ、ツールないからターンエンドや」
剣人:「勝ったな。ゴールドドローで4枚引き、さらにゴールドトラッシュで4枚捨てる。
さて、捨てたカードの中にはトラッシュ効果があり、
トラッシュマグナムA、 B、C、Dが4枚いる。こいつはトラッシュにいるときに、各攻撃力が2000、素早さ2000のレベル5だが、自分でトラッシュする際は1枚につき500ポイント払えばトラッシュできる。
しかし、ゴールドトラッシュきたから、ノーコストトラッシュだ。
おかげこいつのトラッシュ破壊が使えるから、お前のライフは8000ポイントダメージを受ける。おしまいさ」
司会:「準決勝の勝者は、矢口剣人です。全国大会にて凄まじい1キルが炸裂しました。もうちょいしたら決勝戦です」
しばらくして
司会:「さあ、決勝戦です。対するは先程1キル果たした矢口剣人くん。対する相手は、長期戦が得意な蟻野蝶児さんだ。」
蟻野:「かかってこい」
剣人:「先手もらうぜ!」
司会:「デッキも問題ないですし、決勝始めます」
博也:「トラッシュ野郎とは不良にかけた皮肉やなあ。」
勇騎:「虫かゴミどっちが勝つか難しいね」
剣人:「いけー、ゴールドトラッシュ!4枚捨てた。ABCDでさっそくお前のライフを失う。」
蟻野:「スパイダーバリア!これでダイレクトアタックは不可能となった。さあ、どうする」
剣人:「トラッシュリメイク!トラッシュトークンを相手フィールドに6体フィールドに出し、自分のトラッシュに送る。これによりお前のライフはダイレクトアタックにはならないから9000ダメージを受ける。
その後、俺はデッキからトラッシュ系のソルジャーを6枚出し、ツールを2枚伏せ、ゴールドドローで4枚増やしてトラッシュベイビーを手札、デッキから4枚自分のトラッシュに送り、トラッシュファイター攻撃力4000、素早さ4000、レベル10を召喚!
トラッシュファイターの召喚で俺はさらにデッキから10枚カードをトラッシュ。これにより14枚トラッシュしたことで、7000攻撃力追加。その半分がお前のエネルギーから引かれる。あと2500だぜ」
蟻野:「いきなりかなり減らしてくれたね。昆虫の増殖!
これで俺のフィールドには6体の攻撃力2500素早さ2500昆虫がいる。そして、昆虫世界で、昆虫の攻撃力、素早さは場に出てる昆虫族で6体なので1.6倍となるが、昆虫族でないものは逆に0.4倍だ。
にしてもまだ400足りないなあ。ならば、昆虫の膨張 ゴールド!
これで昆虫の攻撃力は1.5倍となる。さあ、トークンどもあいつに攻撃しろ。」
剣人:「1600は許す。ただ、1枚捨ててダイレクトミラーだ。」
蟻野:「防いだつもりか?あまのじゃくツール」
剣人:3万食らってしまった」
司会:「そこまで。今回勝利したのは蟻野蝶児だ」
そこにある男が現れた。その名はジャビッツ・ユニク
ユニク:「優勝おめでとう。君こそが日本一だ
ワンキル極めるとはさすがだね」
そんな全国大会が終わり、ジャビッツはある計画を立てていた。
ユニク:「今日の大会、弱い奴しかいないな。まぁこれから始まるサバイバルゲームを選別する材料でしょう」
***勇騎たち***
勇騎にはデジタルスキャンから反応があった。
ユニク:「勇騎、あなたはサバイバルゲームの招待客です。
今から腕試ししましょう。どちらが勝つかね。」
ネクストゲーム、ジャビッツ・ユニクという男
続く