ラブライブリスタートシリーズ ラブライブカーニバル 作:しゅみタロス
歳「シーズン2まで1ヶ月間ブランクがあったからな、その分サービスしないと。」
智樹「実際は作者がポケモンスイッチ買ったのが良くなかったですね、もっと執筆時間あったと思うんですが。」
心咲「サービスって、嫌な予感が・・・」
第14話 夏の終わりと生徒手帳
夏休みの終わり、次の学期に入った俺たちは始業式に参加していた。
夏が終われば季節は秋になり様々な学校行事やイベントの連続だ、でもラブライブの事は決して忘れるわけではない。
冬の大会に向けて大きくプランを考えなくては、そして始業式が終わりこの後高坂さんたちと出会う約束をした。
向かうは近くのファミレスである、学校の始めと言うだけあって昼間は高校生でいっぱいだった。
中に入店していくと……
「心咲君、こっちこっち」
大きく手を振る高坂さんに呼ばれ、高坂さんの隣に座った。
「それより聞いてくれ。以前上げた動画、再生回数3000万突破したの見たか?」
その話を聞くと園田さんは飲んでいたジュースを置き目を輝かせて答えた。
「今でも信じられないですよ。私たちがラブライブで2位で本戦に出れることになりあれからテレビや雑誌の取材で持ちきりだったんですから。本当にここまで頑張って良かったと思ってます!!」
「園田さん、今日やけに輝いてますね、別人なくらいに」
いつもと違う園田さんにペースが狂うが話には乗っておこう。
「まあ、あの後テレビや雑誌に取材されたのはいいけど俺、あの後から音ノ木坂の生徒に写真やメアドとかサイン要求されたからなあ、人気になるとなんか大変だなと実感したよ」
すると突然、高坂さんは雑誌を取り出して自慢げに俺に見せた。
「この写真付きインタビューに書いてる私の助けてくれた人って誰だと思う?」
心の声が顔に出てるからバレバレである、ため息をつきつつ答えた。
「それ、俺の事言ってるのか」
「流石心咲君、わかってるんじゃん♪」
何でこう高坂さんはわかりやすいのか、それに気づいてない高坂さんに少し引っかかる物があるがあえて乗って喜んでいるだけ満足としよう。
ただ一つだけ違和感をを俺は感じていた。
そう、一言も会話していない、南さんだ。何かソワソワしてるように見えるがここは声をかけておこう。
「ところで南さんはその後取材とか受けましたか?」
その反応は……
「受けたは受けたけど……そう大した質問じゃなかったから、いいかなって……」
何となく違和感を感じた俺はこれ以上南さんに声をかけるのをやめた、すると園田さんは俺にこう伝えた。
「今朝からことりはこんな状態なんです、私には理由はわかりませんが、できる限り気を付けてください。何するか分かりませんから」
それに対して俺は小声で園田さんに……
「放っておけるわけがないだろ、また何か南さんが悩んでるなら相談に乗るべきだと思う」
「だけど心なしか何か目がとろけてますよ、もしあなたの案件だったら嫌な結末になるのは目に見えてるんです」
その様子を見た高坂さんは二人の聞こえない会話を見て
「なんか怪しい話の予感がするんだけど何を話してるの?」
「単なる次の楽曲の打ち合わせだよ、ただちょっとしたサプライズ提案をしていただけ。何も怪しいことは無いよ」
苦し紛れにに言った嘘だが園田さんがフォローをする。
「ことりの誕生日があるのでそれの企画です。良ければ穂乃果も協力してくれませんか?」
その言葉を聞いた高坂さんはぱっと目を輝かせてこの件を承諾した。
さて俺はまず南さんの事について少し調べることにするか。
とりあえずコーヒーを飲み終えて園田さんと高坂さんが帰ったら直接聞いてみよう。そして……
「じゃあまた明日」
「さようなら」
二人きりになったところで話を聞こうとすると
「じゃあ私、そろそろ帰らないと」
「あっ待って南さん話が」
南さんは笑顔で帰っていった。
「弱ったなあ、また明日聞いてみるとするか、今日はもう俺も帰って……あれ?」
すると道端に黒い手帳、間違いなく生徒手帳だった。その手帳の名前を見た俺は……
「きっと困ってる、届けに行こう」
それは南さんの生徒手帳だった、南さんの家なら前に教えてもらったのだがまだ行った事が無い、不安に駆られつつも俺は南さんの後を追った。
南さんの家
「生徒手帳を返すだけとは言ったけど女の子の家に入るのは相変わらず慣れないな、きっと親がいるはずだし……事情を伝えて立ち去るとするか」
そう言いつつ俺はインターホンを鳴らした。だが……
「反応が無い、おかしいな?」
家にはいるはずだ、だが反応しないのは何故だろうか。
不安に駆られた俺はポケットからキャラメルを取り出し、口に入れると迷い無く扉を開けた。
「すみませーん、誰かいませんかー!!」
反応は無く自分は嫌な予感を感じた、玄関には南さんの靴があるため中にいるのはわかるがこの家のどこかで何かあったのか、はたまた見られてはならない大事な事をしてるのか。
どちらにせよ何かあれば警察や病院をすぐ呼べるようにしてあるため対応は万全である。
そして俺は南さんの家の奥に足を踏み入れた。
「リビングには居なさそうだな、となると自室にいるのかな?」
そう思いつつ二階に上がると半開きの扉の部屋があった、そこだけ光が差し込んでいる。そして扉を開けると……
「み……南さん!!」
部屋の中でほぼ下着の見えた状態で顔の赤い南さんが倒れていた。
まだ幸い意識がある。
「南さん、聞こえますか、俺です、心咲です!!」
その声を聴いた南さんはかすれた声で心咲に今の状況を伝えた。
「それ……その箱の……体が、熱くなって……」
その言葉を聞いた俺は南さんの指をさした方向にある箱を俺は手に取った。
「これは、何かのチョコレート」
疑問に思いつつ俺はチョコレートを一つ手に取って匂いを嗅いだ。すると……
「これ、ただのチョコレートじゃない、ブランデーチョコレートだ」
恐らく南さんは1日前にこのブランデーチョコレートを何個か口にした。
それでアルコールが回って体温が普通より上がっていた。
それで今朝の様子がおかしかったんだ、どおりで下着姿のまま倒れてたわけだ。
とりあえずこのままにしておけないので南さんを俺はベッドに寝かして自分が持っていたハンカチを濡らして南さんの額に当てた。
俺は少しベッドの下に座り、ため息をつきながら呟いた。
「まさか俺が女の子の看病をする羽目になるとはな、何の因果か分かんねえけど、ははっ、やっぱ一人にはさせられないな、女の子は」
自虐をと人情の混じった言葉を綴り、疲れていたのか俺は少し眠りについた。
しばらくたって俺は目を覚ました時計の針は5時を指していた。ふとベッドを見るとそれは……
「南さんがいない」
目を離すといなくなっていた南さんに慌てて、扉開けると部屋の照明がつき、そこには……
「あっ心咲君、目覚めたんだね」
いつもの南さんに戻っていた、少し安心した俺はポケットから生徒手帳を取り出した。
「勝手に上がって申し訳ありませんでした。後これは忘れ物です」
「それ、私の生徒手帳、届けに来てくれたんだ」
「本来ならこれを届けて帰るはずでしたが、こんな事になってて……」
すると南さんは急に俺の身体を抱き、ソファーに倒れた。
「心咲君のおかげで私は救われた、なのに私は心咲君に何も返せてない。助けられてばかりの私には……こうする事しかできないけど……」
その言葉を聞いた俺は優しく南さんの頬を撫でて笑顔で答えた。
「十分返せてるよ、南さんがそう思ってくれるだけでも俺は嬉しい。見返りなんて俺は求めてないから、ありがとう、ことりちゃん」
すると南さんは涙をこらえながら俺に呟いた。
「優しすぎるし、反則だよ、心咲君」
「それでも……俺は南さん笑顔が好きだよ……甘いくらいに……」
そのあと南さんはその日俺と離れるのを嫌がって俺は南さんの家に一晩お世話になった。
しゅみタロス「スタートから推しメンのことりちゃんエピソード。我はことりちゃんのおやつなり!!どうもありがとうございました。」