ラブライブリスタートシリーズ ラブライブカーニバル 作:しゅみタロス
歳「その分文章量が少なくなるからな。作者が年末遊びたい一心で書いたようなもんだからな。正直期待値は低い。」
智樹「恐らくは紅白にアクアが出るため見逃せないんだろう。」
心咲「なんか不安になってきた・・・」
ハロウィンステージから翌日の事
「いいのか、飯奢ってくれて」
飲食店の並ぶ道を歩きながらパンフレットを見る。
昨日のハロウィンイベントの参加を俺に譲ってくれた歳がわざわざ飯を奢ってくれる事になりショッピングモールの飲食店を歩き回っていた。
悩んだ末に俺は歳と共に定食屋に入っていった。
席に座り出された緑茶を飲みながらメニュー表を見る。
「心咲、今回は贅沢していいんだぜ、お前の晴れ舞台後の祭りだからな」
歳の言葉にありがたみを感じるが、俺からしてみれば……
「サンマの塩焼き定食お願いします」
「この期に及んで結局健康志向かよ!!」
「この時期に獲れるサンマはうまいんだよ、旬の焼き魚程の一品はは無いんだぞ」
「お前結果的に魚類と野菜しか食べないのかよ。ブレないなあ」
「歳はどうするの?」
「チキン南蛮定食、白米大盛りだ」
俺と歳はその後定食を食べながらスマホゲームに熱中していた。その一方では……
和菓子屋 穂むら
「ううっ、後35ページもある……気が遠くなってきそう」
「穂乃果、あなたが生徒会の仕事をそっちのけで遊んでたのが原因でしょう。こうして私やことりも手伝ってるんですから早く終わらせましょう」
「穂乃果ちゃんが頑張ったら後でケーキ食べに行こうって約束したからには頑張らないとね。私も頑張るから」
「そうだよね、これもケーキの為……逃げる訳には行かないんだ」
「穂乃果は結局食べ物が無いと何もできませんね。先が思いやられます」
園田さんは呆れのため息をつくとまとめた資料にクリップを挟んだ。
1時間過ぎてこの仕事はお開きになり高坂さんたちはケーキ屋さんに足を運んだ。その頃高坂さんが向かっているケーキ屋さんではあの3人が集まっていた。
「心咲護、相当手強い相手ね」
「だから言ったやろ、そもそも心咲君は女の子に囲まれてても普段からアプローチが少なすぎるんや。多少話すだけで他に自分から一緒に出掛けるような事が無い、明らかにじれったいと思わへん?」
「あの、希は何を考えてそれ言ってるの?」
東條先輩と矢澤先輩の言葉についていけてない絢瀬先輩は少し戸惑っていた。
「心咲君は必要最低限の関りしかしてないでしょ、可愛い服を着てもほめるだけで何もしてこないし途端のラッキースケベもあんまりしっくりこないでしょ。男なら攻めるが勝ちなのにあれだけアプローチしても効果今一つの状況なの。それが納得いかないの!!」
「まあ、あれだけの潔癖症を汚すのは難しいと思うんや、本人も女子が嫌がるような事をせえへんやろ。それはそれで安全と言うか。えりちはどう思うんや?」
「本人が嫌がる事はやらない方が良いと思う、本人だって望まないことは嫌なはずだから私は何もしなくてもいいと思うな」
「にこっち、残念だけどもう諦めた方が良いかもしれへんな」
「ぐぬぬ、まさか男一人誘惑するだけでこの世界一可愛いにこにーが敗れる事になるなんて……」
(結局にこは何がしたかったんだろう)
一つ疑問が出来た。
翌日 学校 スクールアイドル部にて
「大分寒くなってきたニャー。」
「ちなみに今年は低気圧が凄まじいので防寒着とカイロは必須ですね、とはいえ私はもう使ってますが」
手にカイロを握る園田さんの手を近くに居た矢澤先輩が触れる。
「あったかいニコ~」
「人の手で暖を取るのもどうかと思いますが……」
「そういう穂乃果は何故幸せそうな顔してるんですか?」
「心咲君のジャケット姿に見惚れてるんよ、何でも穂乃果ちゃんからのリクエストらしいんやけど……」
「その裏にはどのような思惑が」
「心咲君のジャケットに顔をうずめてその匂いで一人オナ……」
「そんな破廉恥な事をさせる訳にはいきません!!」
「何!!急にどうしたの海未ちゃん!!」
穂乃果が我に返ると園田さんはどこから出したのか模造刀を持っていたが1年生3人が必死に止めていた。
そして学校が終わり、お開きになったが絢瀬先輩に問題が……
「あちゃー、降ってきたんだ」
唐突の雨である、それほど大きくは降ってない。
「鞄でしのげるよね、このぐらいなら」
絢瀬先輩は鞄を頭に乗せて走り出した、濡れていく制服に違和感を感じつつ家に向かって行く。ただその街角の喫茶店で俺はその様子を見てしまった。そして仕方なく……
「しょうがない、助けてやるか」
そう言って俺は絢瀬先輩の後を追った。
「はあはあ、結局たどり着けないか」
近くの建物で濡れた服を絞るとケータイで天気予報を見た。
「流石にそう早くは止まないわね、どうしよう……」
「災難でしたね、大丈夫ですか?」
「心咲君、何でここに……」
「さっき見かけたんですよ、服も髪も大分濡れてますね」
すると寒い中にも関わらず俺はジャケットを脱ぎ、絢瀬先輩に渡した。
「いいの?」
「女の子に風邪を引かせたくないだけです。そのジャケットをフードもついてるから雨もしのげます。気を付けて帰ってくださいね。それと……」
すると俺は絢瀬先輩の耳元でこう呟いた。
「先輩には期待してるんです、俺も先輩に会えないのは寂しいので……」
その瞬間絢瀬先輩は何かに打たれたような感覚が走った。そうして去っていく俺を見ながらただ絢瀬先輩は顔を真っ赤にしたまま動けなかった。
しゅみタロス「絵里ちゃん攻略開始、どうもありがとうございました。」