ラブライブリスタートシリーズ ラブライブカーニバル 作:しゅみタロス
歳「作者の文章力が妄想についていけてないところがあるがそこは寛容に見てくれ。」
智樹「それでは話を始めましょう。」
心咲「相変わらず不安だらけだ。」
「ラブライブの特別パーティー?」
渡された招待状に俺の名前が入ってるのを確認する。
まさか本戦前夜にパーティーとは粋な計らいだがステージに立つ事の無い俺が何故呼ばれたのか。
俺はそれを知るために矢澤先輩に連絡した。
「あ、矢澤先輩。少しお話いいですか?」
「いいわよ、丁度こっちもゆっくりしてる所だから」
「今どこにいるんですか?」
「お風呂だけど」
「ゴフゥ!!」
電話の向こうでお風呂に入ってる事を知った俺は思い切り吹いてしまった。
「ははーん、心咲君は真面目に見えて童貞的妄想を抱えてるようね、ムッツリ君にこ」
「俺はそういう類に関しては断固否定だよ!!」
「じゃあ、世界一可愛いにこにーがイヤラシイ音立てながら喘いでるファンサービスをしたら心咲君も元気に……」
「女子の潔癖を大事にしてください!!」
そう言って俺はポケットのキャラメルを取り出して口にすると本題へ切り出した。
「それよりも、俺の家にラブライブパーティーの招待状が来たんだけどこれって俺も参加しないといけないのか?」
それに対しての回答は……
「そのパーティーはラブライブの関係者なら男でも参加できるわよ。実際男性コーチも数は少ないけど参加するぐらいだから普通に心咲君も行けるんじゃないかな」
その言葉に少し安心した俺は矢澤先輩に礼を言いつつ眠りについた。
「ねえ、心咲君は私の事は好き?」
「友達としては……好きだけど?」
「じゃあ、もしその友達としての好きが消えたら」
すると高坂さんは俺を押し倒して強引に俺の喉に舌を入れてきた。
状況を理解できない俺の瞳に映ったのは淫らな顔をした高坂さんだった。
「友達関係は終わり、これからは私を恋人として愛してね」
そして高坂さんは音ノ木坂の制服のシャツのボタンを外して俺の腕を自ら胸に触らせた。
「私の身体は……心咲君の物だから滅茶苦茶に……」
「出来るかーーーーーーーーーー!!」
布団を投げ飛ばし朝一番の絶叫と共に迎えた朝だった。
「朝からショッキングな目覚めだな、高坂さんはあんな事しないはずだ。絶対に……絶対に……」
こういう場合は案の定キャラメルで頭をリセットした。
土曜日前の金曜日の学校に向かいつつ明日のパーティーの事を考えながら学校の日課をこなしていた。
学校が終わると同時に俺はUTX学園の目の前にやって来た。
アライズのライブ映像を眺め、呟いた。
「アライズを超えて、音ノ木坂を救ってやらないとな」
すると後ろから……
パシャッ!!
突然、自分に向けられたカメラのフラッシュに少し驚いてしまった。
「急にすみません、ミューズの総監督の心咲護さんですよね?」
そこにはカメラとメモ帳を持った1人の少女がいた。
いきなりの事に俺は尋ねる。
「急に写真を撮るなんて、非常識極まりないですが誰ですか?」
「UTX広報部の物です。言ってしまえばネットブログで様々の事を伝えている部活の一つ。当然アライズ関係の情報も広めてるんですよ」
つまり早い話が高校生のマスコミ、とは言えインタビューは予選後からかなりの数受けてるから別に迷惑な話じゃないのだが……
「話になら出来る限り、引き受けよう」
すると少女は顔を明るくし、俺は1時間のインタビューを受けた。
内容は大会前の意気込みや楽しみ、ミューズを結成した経緯など、話せる限り答えた。本人も満足そうにしていた為、話に乗って正解だと思った。
それからUTXのブログを覗いてみた。当然俺のインタビューも乗っておりコメント欄には俺の頑張りを称賛する声が上がっていた。
自営のツイッターにもコメントがたくさん寄せられており、本戦を前に俺の心は昂っていた。
そして俺はツイッターに返信をして眠りについた。
そして本戦前日のパーティーへ
「まさかホテルを貸し切って行うとは鳥肌物だな」
ホテルの案内図を見つつ西木野さんが俺に対してニヤリとしていた。
何か不穏な物を感じるがどうしたのだろう?
「このホテルはローズガーデンがあるようね。夜はライトアップもあるから退屈することは無さそうね」
そしてパーティーの会場に入る。
そこには豪華な食事とドレスを着た全国を勝ち抜いたスクールアイドルが集まっていた、他にも大人ではあるが男性も少なからずいた。
安心しつつ渡されたグラスに注がれたドリンクを持って、ミューズのメンバーと合流した。
「心咲君、遅いよ~」
「バスの方が早く着いたのに何で拒否したのよ!!」
「女子だらけのバスに男が乗れるわけないじゃないですか!!」
「結果的に私が車を用意して送る事になったけど本人なりの心遣いだと思ってちょうだい。帰りも私が乗せていくわ」
「西木野さん、ありがとうございます」
そうこうしてる間にパーティーの挨拶が始まった。
話に耳を傾けながらグラスを掲げて乾杯の合図と共にドリンクを飲み干した。
各地域のスクールアイドルが様々な話題を話す中、俺はテーブルの野菜サンドを口にしていた、ミューズ達も楽しんでるだろうとそう思ったのだが……
ミューズに近づいてきた別のグループ、紛れもなくアライズだった。
「どうも、ミューズの皆さん。この度は本戦出場おめでとうございます」
「綺羅ツバサちゃんから私たちを祝ってくれるなんて……」
「いえ、あなたちが負ける前の最期の言葉です」
空気感が突然変わる、そう穏便には済まないようだ。
「音ノ木坂という時代遅れの遺産に何故あなたたちは執着するの?余りにもくだらないと思うんだけど」
「何それ!!音ノ木坂を救おうとしてる私たちに対する嫌味!!」
「寧ろ音ノ木坂の生徒を誘ってるんです。あっても意味のない学校よりも未来の保証されるUTXに入学すればこんな事しなくても有名になれるのに」
「酷い……音ノ木坂をそんな風に見ていたなんて……」
そしてミューズに指をさして笑みを浮かべたツバサは指を下に向けた。そして言い放った言葉が……
「土下座して、出場を辞退しなさい。そうすれば楽になるわよ」
「信じられない、これがスクールアイドルとか……」
その様子を見ていた俺はアライズの前に向かった。
「スクールアイドルなら分かり合えると思ったんですが、まさかここまでの下衆とは正直失望しました」
「心咲護さん、怖い顔をする事無いのよ。あなたは特別な才能を持っている。でもその才能を活かせる人材がミューズには居ない。UTXに入ればあなたの才能を欲する最高の人材がいるのよ。人気も名誉も欲しいがままに出来るのに何故ミューズなんかにその才能を使うの?」
その言葉に俺は容赦のない言葉を使う事にした。
「過去を捨てた挙句、偽りの幸福を弄ぶ、自分を過信したが故に愚かに堕ちた物ですね。どうやらあなたはスクールアイドルの中でも一際悪魔の様ですね」
その言葉にツバサは顔を冷たくした。
「面白くない、UTXは楽園。欲しい物、憧れた物、やりたい事が全部叶う場所なのに」
俺はグラスにジュースを注いで呆れた言葉を正してやった。
「過去を捨ててまで楽園に手を伸ばし、それで堕落の先で手に入れた未来は……1000円にも満たないウィスキーと同じですよ」
綺羅さんは言葉を理解し何も言わずにその場を後にした。
「心咲君……」
「勝とう、ひっくり返してやろう。この大舞台で」
その後パーティーの終わる1時間前
「ローズガーデン、確かに薔薇だらけだ」
俺は高坂さんに誘われてローズガーデンを眺めていた。
だが高坂さんが凄い不機嫌そうな顔で話を切り出す。
「心咲君、以前絵里ちゃんとデートしたんだって。真姫ちゃんから聞いたよ」
「言い返せないな……」
「結局、私の事相手してくれないじゃん!!この浮気者!!」
俺は何も返せなかった、本気で高坂さんが怒ってる事を理解したから。
「もっと……私を見てよ……」
俺は高坂さんの肩を自分に寄せて本心を語った。
「ずっと一緒に居たいとは思ってた、でも俺はミューズを導くのに精一杯で……高坂さんの近くに居てやれなかった。ごめんな、こんな弱い俺で……」
「ありがとう……私にとっての心咲君は……弱くて怖がりで世話焼きの心咲君だから」
そして俺は高坂さんに聞いた。
「大会後、何でもやりたい事に応える。何がいい?」
「私も、デートに連れてって欲しいな……」
「分かった、約束する」
その様子を見ていた東條先輩と西木野さんの二人は意味深な表情で俺と高坂さんを見ていた。それに気づく事も無く……
しゅみタロス「決戦じゃあ!!どうもありがとうございました。」