ラブライブリスタートシリーズ ラブライブカーニバル 作:しゅみタロス
歳「最終回に向けて作者もちゃんとギア入れてほしいよな。風邪で投稿休んでたから。」
智樹「果たして最終回前に自分の出番も作ってほしいね。」
心咲「俺ばっかりの話でごめん。」
12月 フランス パリ
「やあ、元気そうじゃないか。高坂君」
「おかげさまでな、丁度店が落ち着いたからフランスまで来たものの結局お前の所に来てしまうな、心咲」
喫茶店で話し合うこの二人は、俺の父さんと高坂さんの父さんである。
実は俺が高坂家と出会った理由は俺の父さんに紹介されたのが縁である。
父さん達は小学校時代からの親友で同じ大学の卒業生。
お互い信頼を寄せる関係の二人はフランスと言う異国の地で再会したのだ。
「ところで高坂君、護が最近穂乃果とまた出会うようになったそうだね。何でもラブライブと言う大規模な大会で優勝したとか」
「最初は無理だと思ってたよ、止めたりもしたがお前の息子を信じる一心で反抗したから許してやったけどお前の息子はやってくれたよ。あんなもやしみたいな奴が一転してとんでもない頑固さと潜在能力を見せるんだから底知れない恐ろしいやつだと思ったよ。お前みたいにな」
「確かにあの性格と潜在能力は僕に似たのかな。護は守られる側から人を助ける勇気を持っている。それは恐らく、穂乃果の影響が大きいだろうね」
「でも、二人の今を見ているとそろそろ考えなきゃいけない年頃だと思うんだよな」
「僕の家はいつでも彼女を迎えられるよ。護もそれが一番の幸せじゃないかな」
「穂乃果もそれは同じだろうな。何せ穂乃果自身も護が大切な人だと言ってたからな」
「それなら高坂君と少し語りたい。今夜例の店で飲まないか?」
「良いだろう、仕事終わるまで待ってる」
そして日本では
「UTXの謝罪会見、とりあえず言うべきはスカッとしましたね」
ファミレスに集まる俺と南さんと園田さん。タブレットでUTXの謝罪会見を見た俺たちは心に引っ掛かった物が無くなった気がした。
それに対して南さんが俺に目を向けた。
「心咲君ってもしかしてこの謝罪会見に関わってたりするのかなって思って?」
「ことり、心咲さんに変な疑いをかけないでください」
それに対して俺は軽く話した。
「その件については少し関わっていると言ってもいいかな?」
俺は事情を説明すると園田さんは苦笑いした。
「結構リアリスト且つ容赦無いですね……」
「心咲君かなりバッサリ切り捨てるね」
「間違いを正す事に情けは要りませんから」
二人は安心したのか笑顔を向けると俺も自然と笑った。
そこで南さんがある質問をしてきた。
「ところで今週土曜日のクリスマスは心咲君どうするの?」
俺はその質問に対してこう付け足して話した。
「誤解しないで欲しい話だけど……高坂さんと高級ホテルのスイートルームで一泊するんだ」
「え、えええええええええっ!!」
ファミレスに今日一番の悲鳴が上がった。
遡る事2日前
「高級ホテルのスイートルーム!!」
「心咲君と穂乃果に私からのささやかなご褒美よ」
電話の向こうで西木野さんがニヤリとしているのが想像できる。おのれ天性の小悪魔。
「そもそも何で俺と高坂さんなんですか?」
「あなたの言ってた事は全部知ってるのよ。穂乃果とデートに行く約束してたわね」
あの時の会話全部聞かれてたのか。迂闊すぎた……
「これはあなたたち二人を想ってのプレゼントよ。スイートルーム以外にも夜ご飯もオーダーしておいたから優雅なクリスマスを過ごしてね」
電話が切れると俺の心には仕組まれた罠に嵌ったネズミのような感覚が残っていた。
問題はこの事がバレたらミューズから思いっきり変な目で見られるのは勿論、からかわれる可能性だってある。
特に東條先輩からあらぬ質問を聞かれるだろう事は簡単に想像できた。
でもせっかくのクリスマスを二人だけで過ごせるというのなら悪い話ではないとは思う。
俺はこうしてベッドに飛び込んだ。
そして現在、和菓子屋穂むら
「心咲君と高級ホテルでお泊り……真姫ちゃんがご褒美だって言ってたけどそれって私の気持ちに気づいてるって事だよね?」
ベッドの上でぬいぐるみを抱きながら考える高坂さん。
すると高坂さんは服の入った引き出しを開けて着替えながら鏡の前に立つ。
「心咲君を独り占め出来るなら……いっその事夜に……」
以下高坂さんの妄想
「心咲君……私の身体、好きなようにしていいよ……」
「高坂さん、後戻りできなくなるのはわかってるね」
「いいよ、心咲君の全てを私に……」
「心咲君の指が、私を……気持ちいいよ、心咲君」
「高坂さんはもう誰の物でもない。俺の物だから、その純潔。俺に捧げてくれ」
「私はもう、心咲君の物だよ。もっと私に心咲君の跡を付けて……」
「お互いの純潔を捧げあって、私も心咲君も幸せに……」
「思春期まっしぐらだねぇ、お姉ちゃん心咲君の事になるとエッチな事考えちゃって」
「ゆ、雪穂!!いつからそこに!!」
「ベッドにいる時からずっと見てたよ。ご丁寧に破廉恥な下着まで着始めて」
「さっきの事全部忘れてーーーーーーー!!」
「うっ、何だ、この妙な寒気と嫌な感覚は……」
自宅に帰ると俺は部屋に戻った後ギターを手にして楽譜を見ながら音を奏でた。
そしてクリスマス当日 六本木にて
「まさか西木野さんが目的地まで車を用意してくれるなんて、心遣いに感謝しないとな」
「心咲君とホテル泊まるの楽しみだね。退屈はさせないから」
すると高坂さんは俺に耳元で囁いた。
「夜の私の姿、楽しみにしててね」
その言葉に俺は薄々何が起こるか察しはついた。
一応俺は高坂さんに伝えた。
「あんまり過激な格好は遠慮してほしいな」
そして目的地に着くと俺は受付を済ませて俺と高坂さんの泊まる部屋へと向かった。
解放的な部屋には様々な設備がある他この部屋はまさかのダブルベッドだった。
俺はそれを知るや否や高坂さんに目を向ける。
「高坂さんは、大丈夫なのかな?」
「私は、心咲君と一緒に寝るなら別にいいと思うよ」
本人はそう言ってるが俺はいまいち覚悟が決まりきってない。
女の子、それもまだ告白もしていない好きな人と同じベッドで寝る事に俺はまだ抵抗がある。
俺はとりあえず高坂さんと食事に向かった。
高級ホテルらしくかなり贅沢な料理だった。
西木野さんは俺の好みに合わせてメインは魚にしてくれた。
それ以外にもスイーツにわざわざコーヒーを付けてくれた西木野さんの心遣いがありがたかった。
部屋に戻る前にクリスマスツリーを眺めると高坂さんの首に着けていたペンダントが揺れて俺の視界に入った。
「そのペンダント、まだ持ってたんだ」
すると高坂さんはペンダントに触れて思い出を語った。
「このペンダントは毎年クリスマスになるとよくつけてるの。心咲君のクリスマスプレゼント、これだけは絶対に手放したくない大切な物だよ」
俺の中で嬉しさの余りポケットに入っていたフォトケースを取り出した。
「俺もこれ、高坂さんのクリスマスプレゼントは常に持ち歩いていた。何て言えばいいのかな、この気持ち。何か大事な感情だと思うんだ。これを手放すのが怖いくらいに」
すると高坂さんは俺に寄り添うように抱き着いた。
「私も、心咲君と離れるのは怖いよ……ずっと一緒に居たいって思うと何もわからなくなって、心咲君の優しさを求めちゃう……でも心咲君がことりちゃん達と一緒に居るのを見ると心が黒くなって、私は……」
それに対し俺は高坂さんの頭を優しく撫でた。
「高坂さんは俺の事をそんなに想ってくれるのなら、俺もそれが一番嬉しい。いつか、この気持ちが自覚出来たら。その時に自分の答えと想いを伝えたい」
「私は、いつでも待ってるよ……」
しゅみタロス「(〃▽〃)ポッ」