生きたければ飯を食え   作:混沌の魔法使い

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メニュー130 日替わりうどん(魔法学園編)

メニュー130 日替わりうどん(魔法学園編)

 

帝国・王国の共同事業の1つ。魔法詠唱者を育成する魔法学園には才ありと見込まれた者が貴族、街民、村民関係なく集められ魔法に関する深い知識とそして技術を学ぶ場所となっていた。その第1期生の大半は帝国の魔法学院の生徒となっていたが、自分達はエリートなのだと疑わず、慢心していた彼らが1番最初に学んだのは圧倒的な実力者による蹂躙だった。

 

「お前達の力など何の意味もない、判るか? 私の第1位階の魔法ですらお前達は破れない」

 

ヘカテー魔法学園長の圧倒的な魔力と技術にプライドを圧し折られ……。

 

「一芸しか持たぬ者は何の役にも立たない、かといって数多くの手札を持っていても、それの錬度が低ければそれもまた役に立たない」

 

決して高位の魔法が使えるわけでは無いが、魔力系魔法・精神系魔法・信仰系魔法のすべての魔法を安定して使えるドミュナス教諭に、自分の1番得意な魔法ならと言って挑んだ馬鹿は皆それよりも低位の魔法で圧倒され心が折れた。

 

「魔法を学び、自分が優れていると思うのは誰もが1度は通る道だ。しかしそれに慢心し、驕れば君達の成長はそこで止まる。自分の知恵が足りぬのならば頭を下げ学ぶのだ。魔法の道に終わりなし」

 

「うむ、その通りだ。ワシとて学ぶ者じゃ、ワシより劣るものが何を驕る」

 

デイバーノック教諭とフールーダ様の言葉に帝国から来た生徒はそのあり方を変え、勤勉に、そして驕らず日々勉学に励んでいる。

 

「であるからして、信仰……っと昼食の鐘だ。一旦授業はここまでとする、起立、礼」

 

「「「「ありがとうございました!」」」」

 

魔法を教えてくれるデイバーノック教諭に頭を下げると同時に弾かれたように皆食堂へと走る。

 

「お前は行かないのか? レザード」

 

「ええ、混んでいる時に行くのは私の性ではありませんから」

 

丸眼鏡に短く不潔にならない程度に整えられた茶髪の柔らかい態度の青年、レザードにデイバーノックは肩を竦め、引き出しから鍵を取り出し投げ渡す。

 

「前みたいに寝食を忘れて医務室送りにならないように」

 

「はい、判っております」

 

僕はデイバーノック教諭に頭を下げ、図書室の鍵を開けてその中に足を踏み入れる。

 

「また来たのか。今は昼食の時間だぞ」

 

「エル教諭、今は人が山ほどいてゆっくり食事が出来ません。少し人が少なくなってから僕は行こうと思うのです」

 

やれやれと肩を竦める金髪に鷲鼻のエル教諭の前に立ち、鞄から取り出したスクロールを見せる。

 

「教えて貰ったとおりに作ってみたのですが……どうでしょうか?」

 

「……ふうむ」

 

僕の作ったスクロールを持ち上げ、エル教諭は穴が空くほど見つめて鼻を鳴らした。

 

「20点」

 

「……何が駄目だったのでしょうか?」

 

「素材の下処理が甘い、こことここ、元の生物の脂か血が残っている。それに加工する際に使った短剣の質が悪い。しょうがないやつだ」

 

そう言って差し出された短剣を見て僕は思わず笑みを浮かべた。

 

「いただいても?」

 

「勤勉な生徒に対する褒美だ、だが食事の時にはしっかりと飯を食え、カワサキ様に叱られるのは私達なのだからな」

 

判ったら早く行けと言わんばかりに手を振るエル教諭に頭を下げて、図書室を出て外から鍵を掛ける。

 

(アインズ・ウール・ゴウンとカワサキですか)

 

この魔法学園の設立に尽力し、教諭が仕えてる主がアインズ・ウール・ゴウンとエ・ランテルで有名なカワサキという料理人だ。

 

(面白いですね)

 

自然体であろうとしているが節々に見える態度からこの学園の教師いや、もっと言えば働いている事務員までもが配下なのだろう。表向きは帝国と王国だが、真の管理者はアインズなのだと判る。愉しい、面白いと思う事が山ほどあり、僕は笑みを浮かべながら食堂に足を踏み入れた。

 

「日替わりうどんをいただけますか?」

 

「……ん、今日は肉うどん、丼はどうする?」

 

「丼は結構、僕は食が細いので」

 

「ちゃんと食べないと駄目だよぉ?」

 

「だからこうして食事に来ているんですよ、エントマさん」

 

食堂の3人娘は皆美少女で人気があるが、心折られる前の馬鹿が強引に抱き寄せようとして吹っ飛んだので、その強さを知り見ているだけで良いやとなった人達だ。シズさんとエントマさんは正に人外の美、そしてミナさんは親しみやすい美人と言う所ですかね。

 

「……はい、お待ち遠様。おにぎりは食べるように」

 

「ははは、判りました。ありがとうございます」

 

小さなおにぎりを乗せられた皿と薄切りにされた肉が乗せられたうどんという麺の入った丼を手に空いている席を探し、そこに腰掛ける。

 

「いただきます」

 

食堂に貼られている絵、手を合わせていただきます。食べ終わったらご馳走様を守りましょうという文、これを無視すると処刑されかねないのでしっかり行いフォークを手にする。

 

「ふっふ、ずるる」

 

息を吹きかけて軽く冷ましてから白く、太いうどんを啜りこむ。モチモチと弾力があり、パスタよりもぱさぱさしておらず、硬くも無い。この絶妙な食感のうどんは魔法学園に来てからの僕のお気に入りの1つだ。

 

「ふーふー。うん、美味しい」

 

塩気が強いこの澄んだスープも絶品だ。濃すぎず、辛すぎず、しかして味が薄いわけではない。完璧としか言いようの無いスープに舌鼓を打ち、うどんの上の肉をフォークで刺して頬ばる。

 

(食べやすくていい)

 

厚い肉はどうも好きではないので薄い牛肉は実に食べやすい、それに脂が抜けているのでくどくなく、甘辛い味付けが食欲を誘う。

 

「さてと、では次の楽しみ方をするとしましょうか」

 

牛肉とスープの味付けが違うのは知っている。まずは別々で楽しみ、そして途中で牛肉をスープの中に沈めて軽くかき混ぜると肉の脂と味がスープの色を変えていくのが良く判る。

 

「ふーふー」

 

良く冷まして牛肉と共にうどんをフォークで絡め、少し下品だが大きく口を開けて頬張る。

 

(これはいい、実に美味い)

 

塩辛いスープに甘みが加わりぐっと旨みが増している。それに牛肉の程よい弾力がうどんにアクセントを加えてくれ、食欲を増させてくれる。

 

(しかし本当に南方の料理というのは面白い)

 

塩辛い物と甘い物を混ぜて1つの料理にすると言う発想はこの地方の人間にはないだろう。そもそも塩辛い物と甘いものを混ぜるという発想自体が正直言って信じられないのだが、いざ丼の中に1つになると完璧な味付けになるとは本当に素晴らしいの一言に尽きる。

 

「ふー……いや、本当に美味しい」

 

うどんを啜り終え、温かいスープとうどんの味にどんどん食べ進めてしまい、少し胃が重いがこの重さとほんのりと暖かい体の満足感に暫し浸り、おにぎりを残ったスープの中に入れ、スプーンで丁寧に潰して混ぜ合わせる。

 

(行儀が悪いんですけど、これが美味しいんですよね)

 

ほんのりと塩が効いた米をスープの中でほぐして即席のリゾットにし、薬味と言う小さく切られた野菜をその上に散らし、スープに米が馴染むまでの少しの間だけ本を開き、米にスープが馴染んだ所で本を閉じてスプーンで掬って口に運ぶ。煮ている訳ではないから米は柔らかくなっていない、それでも米の1つ1つにスープの塩辛さと牛肉の脂、そして甘みが十分に染みこんでいる。

 

「うん、美味しい」

 

ここに来るまで食べる事には興味が無かったけど、それは本当に美味しい物を知らなかっただけだったんだなと思いながら食べ進め、最後にご馳走様と手を合わせ再び僕は本を開くのだった……。

 

 

 

王国の貧しい寒村で暮らしていた私が魔法の才能があると言われ、エ・ランテルの近くの魔法学校に通うになるまではあれよこれよと言ううちだった。魔法学校に通えばそれなりの奨学金とかも貰えると言われ、更に望むのならばエ・ランテルで現在行なわれている4ヵ国同盟の兵士や騎士の育成所での仕事もあると言われ、その内合併されるか、盗賊に襲われるかと言う二択だった私――「リリーナ・エステル」は誘われるまま、エ・ランテルまで来る事になった。

 

「あーうー……頭痛いよぉ……」

 

「ふふ、リリちゃんはいつもそれですね」

 

「だってさー、私は元々寒村の農民の娘だからさぁ……ユウナとは違うんだよ」

 

「ふふふ、そんなことはないですよ。私も没落貴族の娘ですし、暮らしはリリちゃんと大差ないと思いますよ?」

 

柔らかく微笑むユウナ・ベル・フォルスロッドに嘘だぁと呟いた。帝国の没落貴族の娘と言ってるけど品格とか私とは全然違うと思う。

 

「さ、それよりも食事に行きましょう」

 

「あーうん、判った」

 

教科書を鞄に片付けて席を立ち、真新しい綺麗な通路を歩きながら隣で鼻歌を歌ってるユウナにあることを尋ねる。

 

「どうして私の友達になってくれたの?」

 

「ふふ、私がお友達になりたかったからですわ」

 

にこにこと笑うユウナ。正直に言うと今でこそ魔法学園は平等だが、入学当初はエリート・落ち零れ・街・村人みたいな感じで勝手に枠組みが作られていた。尤もこれはヘカテー学園長の一喝で無くなったけど、貧しい寒村の生まれの私は当然一人ぼっちでまず文字を覚える所から始めていた落ち零れなのになんで友達になってくれたのかが不思議でしょうがなかった。

 

「大丈夫ですよ。リリちゃんは才能があります」

 

「またまたあ……私は本当に落ち零れだよ」

 

村では調味料を作る魔法とかは一番だったけど、魔法学校で学ぶような魔法は全然知らなかった。だから本当に本当に落ちこぼれなんだけどなあと思う。

 

「大丈夫ですよ、心配ありません。お腹が空いてるから卑屈になるんですよ。早くご飯を食べましょう」

 

「っとと、うん」

 

私の手を引いて歩き出すユウナに一瞬バランスを崩しながらも、すぐに体勢を立て直し2人で食堂へと走るのだった。

 

「今日は天ぷらうどんがあるよぉ~お肉に魚に海老に野菜、好きなのを頼んでねぇ~でも残したら許さないよぉ」

 

独特の甘ったるい口調でエントマさんが厨房から声を掛けてくる。てんぷらと言うと揚げ物だ……私の村では食べれなかったような高級品ッ!

 

「今日は日替わりうどんにしようよ、ユウナ」

 

「ふふ、いいですよ、そうしましょうか」

 

カレーライスとか言う香辛料を使う料理や定食と色々食べれるのもいいけど、今日は絶対日替わりうどんに決めた。

 

「ミナさん、日替わりうどんとえっと牛丼1つ!」

 

「はいはーい、天ぷらは?」

 

「全部で!」

 

「……別に良いけど残したら駄目だからね、ユウナは?」

 

「私は野菜と海老でお願いします。後小さめのおにぎりを」

 

ミナさんとシズさんとエントマさんは食堂で働いている美人の3人組だ。個性が違うと男子にはかなり人気だけど、全く相手にされず嘆いている姿を良く見ると思わず笑ってしまう。

 

「はい、天ぷらうどんね。鶏肉と海老と烏賊、それと白身魚と豆と野菜のミックス。数が多いから別皿にしてあるからね」

 

「ふ、ふおお……ありがとうございます!」

 

たっぷりの天ぷらなので別の皿に乗せてくれたミナさんにありがとうございますと頭を下げて、うどんの丼と牛丼が乗ったトレーを両手で持って空いている席に腰掛ける。

 

「「いただきます」」

 

2人で手を合わせていただきますと口にしてフォークを手にする。

 

「まずは~」

 

うどんの中に烏賊と海老って言う白いのと赤と白の天ぷらを入れて、野菜の天ぷらをそのまま齧る。

 

「美味しい、はぁ~勉強は辛いけど、これだけで幸せだよ~」

 

「リリちゃんは幸せそうにご飯を食べますね」

 

「だって美味しいしね!」

 

トロリと甘く、そしてかなり大きい野菜の天ぷらに舌鼓を打ち、薄切りの牛肉が乗せられてるご飯を頬張る。

 

「んん~♪」

 

村では2食がやっとだったので、こうして3食。しかもお腹一杯食べれるのは幸せ以外の何者でもない。

 

「ふーふーあちっ!」

 

「もっと良く冷まさないと火傷しますよ。ふーふー、あむ」

 

ユウナはうどんをスプーンに乗せて、良く冷ましてスプーンで頬張っているけど、私はどうしてもあの食べ方は苦手だ。

 

「ずるるる、はぁー美味しい」

 

温かいスープに食べると満腹感のある太い南方のパスタはお腹が膨れるから、本当に幸せな気分になる。

 

「そういえばさ、海老と烏賊って何?」

 

頼んだけど知らない食材でユウリに何? と尋ねる。

 

「海の食材ですよ、凄く美味しいですけど凄く高いんですよ」

 

「嘘!? 本当!?」

 

海の食材なんて食べて良いのだろうかと思うが、食べた事の無い食材に興味と好奇心を抑えきれず赤と白の身をした細長いそれを頬張る。

 

「……ほわあ……」

 

「リリちゃんは幸せそうですねえ~」

 

ぷりぷりとした独特の食感のそれは歯応えが良くて、うどんの汁が染みこんでいる天ぷらの衣もじゅわっと口の中に脂と汁が染み出してきて、頬張るだけでとんでもない幸福感がある。

 

「こうなんていえば良いのか判らないけど、これ凄く美味しいや」

 

味はそこまで派手な訳ではないと言うか、あんまり味が無いのだが何故かそれが凄く美味しくて、うどんを凄い勢いで啜りこむ。

 

「あーん、おおお……ッ! これも美味しいッ」

 

サクリと言えば良いのだろうか独特の食感で海老と同じく淡白な味で、上手く説明出来ないのだけどとにかく美味しいと言うのが判る。

 

「お肉も美味しいし、幸せだなあ」

 

鳥の脂と天ぷらの衣の油が染み出しているスープとうどんを啜り、牛肉を乗せたご飯を食べる。どれもこれも美味しくて、どんどん食欲が沸いてくる。

 

「ふー、ご馳走様でした」

 

「ご馳走様でした、美味しかったですね。リリちゃん」

 

「うん! 今日も凄く美味しかった。これでお昼からの勉強も頑張れそう!」

 

これで元気も出たし、お昼からも勉強を頑張れる……そう思ったんだけど……

 

「あーうー」

 

「ふふ、またですねえ」

 

魔法の公式とか術式が難しすぎて、ユウナに笑われながら午前中と同じ様に机の上に私は突っ伏すのだった……。

 

 

 

香辛料をたっぷりと使ったカレーは確かに高級品で美味い、だが甘いそれはどうしても俺の口には合わない。香辛料は辛い物で、甘いものではない。その辛さと熱を楽しむ物だと俺は思っている

 

「カレーうどん、辛口で」

 

「……ん、判った」

 

シズにそう頼み、ざわめく食堂の空気に鼻を鳴らし睨みつけると一気に静まり返る。

 

「もう少し柔らかい態度を取れ、オルフェン」

 

「デイバーノック教諭、人の味覚にあーだーこーだ言う連中になにを言えと?」

 

やれやれと肩を竦めるデイバーノック教諭はしょうがないやつだと笑い、俺の隣に立った。

 

「そういう態度が孤立するんだ。シズ様、私にも辛口のカレーうどんを1つ」

 

「……ん」

 

デイバーノック教諭はシズの仕える主君に仕えているらしい、そしてその立場はこの小娘よりも低いと言う事に見る目が無いと思ったのは最初の事だ。シズもエントマも俺よりも遥かに強い化け物だ……いや、そもそも……。

 

(この学校は人間の方が少ない)

 

タレントではない、ただ事故で死に掛けた時に俺の目は人ならざる者を見分ける事が出来るようになっていた。シズもエントマも人間ではなく、俺に親身になって寄り添ってくれるデイバーノック教諭も人間ではない……だが俺からすれば見た目や、性格、そして味覚で人を差別する人間なんかよりもよっぽどこの人達のほうが俺を理解してくれている。

 

「お待ちどうさまあ~」

 

エントマに差し出された2人分のトレーを1つずつ受け取り、周りに人がいない席に腰掛ける。

 

「オルフェンは使うか?」

 

「貰います」

 

紅い追加の香辛料をカレーうどんの上にぶちまけ、フォークを手に取りぐるぐるとかき混ぜる。

 

「「いただきます」」

 

湯気だけで汗が出て、目と鼻が痛む。だがそれでこそ香辛料を使う意味があると俺は思う。息を吹きかけて冷ましたドロリとしたカレーが絡んだうどんを持ち上げて頬張る。

 

「むうっ!」

 

「んんッ!」

 

熱い、辛い、痛い、熱い、辛い、美味い、熱さと痛みと辛さが幾重にも口の中に広がり、その痛みと辛さの中にしっかりとした旨みが存在している。

 

「ずずうっ!」

 

「美味い……」

 

カレーが服に飛ぶが、この程度ならば魔法ですぐに綺麗になるので何の問題も無い。食欲に身を任せ、食べたいと思うがままにうどんを啜りこむ。

 

「ふう……暑い」

 

「確かに、だがこの暑さが良い」

 

辛い物を食べ汗をかき身体を温めるのは良い事だと俺は思う。身体が温かくなれば常に最善のパフォーマンスが発揮出来ると俺は思っている。身体が冷えて身体が硬くなれば必要ないところで怪我をするからだ、身体を温めておく事は最善のパフォーマンスをするのに俺は必要不可欠だと俺は考えている。

 

(普段のカレーと違うがこのカレーは美味い)

 

粘りが強くうどんに良く絡むこのカレーは実に良い、普段よりも長くカレーの香りと辛味を楽しむ事が出来るし、何よりも冷める事が無い。具材は少しばかり少ないが、この濃厚な旨みを長く楽しめると考えれば具材よりも、カレーの味を楽しめるほうがよほど良い。

 

「「ふうー……」」

 

辛さと熱さを楽しみ、カレーの豊潤な香りと旨み、モチモチとしたうどんの食感も存分に楽しみ、冷たいレモン水を飲んでデイバーノック教諭と揃って大きく息を吐き、そして立ち上がる。

 

「足りなかったですね、デイバーノック教諭」

 

「その通りだ、やはり活力は入れておかなければ……」

 

カレーうどんだけでは足りなかったとデイバーノック教諭と共に立ち上がり、カレーライスを貰いに歩き出すのだった……。

 

 

メニュー131 ラーメンセットへ続く

 

 




魔法学校ではデイバーノックは人気教諭となっております。親身になって話を聞いてくれ、判らない所を判るまで教えてくれるという感じですね。

そして登場した生徒についてですが

レザード 某変態ではない、あの変態ではないといったらと言ったらそうなんだよ。判ったね?

リリーナ 主人公属性 不屈の精神の持ち主なお食いしん坊である。

ユウナ 気品のある百合(尚隠すのが上手い)

オルフェン 孤児を名乗るアウトロー系 1度死にかけた事から魔眼に開眼。この学校の教師が人間ではないと悟っている


ってこんな感じですね。なお続投で登場するかは不明です。次回はエ・ランテルでの話しになります。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

やはりカワサキさんがオラリオにいるのは……

  • 間違っている
  • 間違っていない

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