メニュー137 野菜炒め定食
冒険者やワーカー、そして4ヵ国同盟の候補生達が絶え間なくやってくる嵐のような営業を終え、後片付けをしているとカワサキが羊皮紙を見ながら唸っている事に気付いた。
「どうしたの? 計算がおかしかった?」
ツケの支払いを4組ほど受け取ったけど……もしかして計算を間違えていたか? と不安になってカワサキにそう尋ねる。
「ん? いや違う……ちょっと食材の減り方で気になってることがあってな」
「食材? いつものとおりだったと思うよ?」
早く食べれる牛丼とか、カツ丼、日替わり定食に持ち帰りの弁当――値段が安くても、他の店の倍近い売り上げが出ていると思うけど……。
「野菜が全然消費されてない」
「え? 当たり前じゃないそれ?」
「……なんで?」
野菜が消費されてないと言うカワサキだけど、私は当たり前だと言うとカワサキは何で? と不思議そうな顔をする。
「いやだってさ。野菜なんていつも食べてるからさ、店に来てまで食べないよ」
そもそも肉が稀少品で、狩人でもいなければ食卓に並ぶ事はないし、魚はモンスターの強い川辺などでなければ釣れないからこれも滅多に流通しない。野菜や果物、それに小麦などの穀物が主食なのだから態々お金を払って食べないよ? と言うとカワサキは目を大きく見開いた。
「マジで?」
「うん、大マジ」
確かにカワサキの料理は美味しいけど、態々お金を払って野菜料理を食べると言われると……それはなあって思ってしまう。それなら安くて美味しい日替わり定食や唐揚げ定食などを食べたほうが良いと思うだろう。
「別に良いじゃん。売り上げは出てるし」
「……うーん……だけどなあ」
カワサキはどうも納得していない素振りだ。なんでそんなにも野菜が減っていない事を気にするのだろう? と私は思わず首を傾げる。
「栄養バランスは大切だからな。やっぱり思う所はあるわけだ」
「そんな理由なの?」
「そんな理由ってなんだよ。大事なことなんだぞ?」
私は大した事ないと思ったのだが、カワサキにとってはかなり深刻な問題のようだった。
「もしかして……」
その時ふと気付いた。そう言えば一昨日の発注はカワサキだった……私がカワサキに視線を向けるとカワサキはすっと視線を逸らした。
「……発注したの?」
「……うん」
たっぷり間を空けて返事を返すカワサキ。だけどロフーレも食堂の需要とかは知ってるし……誤発注とかで考えてくれてるかもしれないと思っていた翌朝……。
「また鉄板で料理を振舞うのかと思ってちょっと色をつけておいたよ」
前にカワサキが鉄板料理を振舞い、それに大量の野菜を使っていたので今回もそれをするのかと思ったロフーレは善意で多めに野菜を運んで来てくれて、私もカワサキもありがとうと返事を返すのがやっとだった。
「どうするの?」
「……考えはある。そうだな……モモンガさんとガゼフさん、それとバジウッドとかも呼ぼう」
「いや何するつもり?」
「……子供だましと言うか引っかかるか判らんけど、バランスよく食べれば体が強くなるってなれば駆け出しに売れないかなと……」
いくらなんでもそれはないと思ったのだが、アインズ様達が頼んでいる料理は店の売れ筋だし、その可能性はゼロではないと思ったけど……。
「本当にどうするの? 鉄板焼でもするの?」
野菜だけで売れるとは思えないし、スープなどでも消費できるとは思えないので鉄板焼きにするのと尋ねるとカワサキは首を左右に振った。
「あれは根こそぎ客をとっちまうからあんまりやらないでくれと言われてる」
「あー確かに」
ロフーレも酒を売りにくるし昼間となると冒険者達が帰って来たりするので、そのまま冒険者組合に報告しカワサキの店で鉄板焼きをしていれば態々他の店に行くことはないだろう……。
「今度から野菜は少なめに発注すると良いよ」
「……そうだな」
ぷれいやーであるカワサキの感覚と私達の感覚にはやはりズレがあるんだなあと思いながら、私はカワサキにそう声を掛けるのだった……。
普段はクレマンティーヌにいる食材等を言って発注して貰っているのだが、いつまでもクレマンティーヌに頼むのも悪いと思って自分で発注したのだが……まさかこんな事になるなんて想定していなかった。
(今度から真面目に気をつけよう)
頼んでいる食材も何時も通りだが、まさかクレマンティーヌが需要に応じて調整してくれているとは思っていなかったわけだ。
「とは言え後悔しているだけじゃ駄目だな」
この大量の野菜を消費するのは酷だが……上手く立ち回れば冒険者達の食育にも繋がるかもしれないと思い、野菜を食べやすい大きさにきり始める。
「キャベツとにんじんと玉葱ともやしかな」
キャベツは1口大に切り、人参は皮を剥いて縦半分に切ってから短冊切り、玉葱は5mm幅くらいで切る。もやしは髭根を取り除くだけでほかに手は加えない。
「次はっと……」
野菜だけでは当然売れないし、注文されないので食欲を誘うように一工夫を加える。ボコボコになるまで水を沸騰させたら火を止め、お玉に卵を入れてゆっくりと鍋の中に入れる。
「これで良しっと」
沸騰したお湯を準備し、火を止めて卵を入れる。これで10分くらい置いて、ゆっくりと取り出して冷水で冷やせば丁度良い具合の温泉卵になる筈だ。これから作るコッテリ味の野菜炒めはかなりパンチの効いた味になる筈なので味変出来る物を準備しておくと食欲が倍増するって言う寸法だ。後は豚バラ肉を食べやすい大きさに切り分けて時計に視線を向ける。
「ちょっと急ぐか」
この世界には時計という概念がないので時間の感覚はかなりあやふやだ。それでも大体12時位に鐘が鳴るのでそれに合わせて調理を進める。豚肉を切り終えた所で手を洗い、お玉で鍋の中の卵を取り出して確認の為に1つ殻を剥いた。
「良し良し」
トロリとした半熟卵――完璧な仕上がりのそれに塩を一つまみと醤油を回し掛けて頬張る。つるんと喉の奥に落ち、口の中に残る濃厚な卵の旨みに笑みを浮かべる。このまま食べても美味いそれを野菜炒めに乗せるのだからもっと上手くなるに違いないと1人でうんうんと頷いた。
「うん、美味い美味い」
良い仕上がりだと満足し小鉢の中に入れる。卵を割るくらいなら多分モモンガさん達でも出来るよな? まぁ出来ないって言ったら割ってやるかと思いながらボウルの中にマヨネーズ、それと同じ量のオイスターソース、摩り下ろしたにんにく、そして酒を入れて混ぜ合わせる。普通の野菜炒めなら塩胡椒だが、濃厚な旨みを持つ高カロリーの野菜炒めにしたいのでマヨネーズとオイスターソースを味の決め手に使う。
「まずは下準備と」
鉄鍋にお湯を沸かし、油と塩を加えて切った野菜を下湯でする。20秒ほど茹でたらザルに上げて調理台の上に乗せておく。
「やるか」
強火で鉄鍋に残った水気を飛ばしてから香り付けの為にサラダ油ではなくごま油を使い、豚肉から炒め始める。ごま油と豚肉の脂が鉄鍋の中に広がり、鉄鍋がつやつやとした光沢を持ち始める。
「ほっと」
豚肉の色が変わったらもやし以外の野菜を加える。キャベツは2回に分けていれ、しんなりした物とシャキシャキした食感の2つを楽しめるようにするのが俺流の野菜炒めだ。
「良し、OK」
下茹でしているので数分炒めるだけでキャベツと人参がしんなりしてくるので残りのキャベツともやしを入れ、作っておいた調味料を加えてざっと混ぜ合わせる。マヨネーズを使っているのですぐに焦げてしまうので炒めると言うよりかは混ぜ合わせて軽く火を通すようなイメージだ。そんな感じで調理を進めていると昼の鐘が鳴り、がやがやとお客さんが店の中に入ってくる気配がする。
「カワサキさん、頼んでおいた物を」
「あいよー、今持っていくよ~」
店の中からモモンガさんの声が聞こえて来たので返事を返し、完成した野菜炒めを大皿に盛り付ける。
「取り皿とトング、それと箸とフォークを準備してくれ」
「はいはーい」
客の注文を聞いて厨房に入ってきたクレマンティーヌに一緒に運ぶのを手伝ってくれと声を掛け、大人数用の机に腰掛けているモモンガさん達のもとへと向かう。その途中で当然ながらモモンガさん達が頼んでいると言うことで興味深そうに見ているペテル達にイグヴァルジ達を見ながら、俺はモモンガさん達の机の上に大皿に盛った野菜炒めを乗せる。
「特製野菜炒めお待ちどうさま。ご飯と味噌汁はすぐに持ってくるから、クレマンティーヌから皿を受け取って野菜炒めを先に食べててくれ」
そう声を掛け、俺は再び厨房へと引き返していくのだった……。
大皿の上に盛り付けられたたっぷりの野菜炒め、俺と戦士長殿とバジウッドとナザミの4人で食べるにしても些か多いような気がしなくもない。
「取り皿とお箸とフォーク持って来ましたよー」
クレマンティーヌがお皿などを配膳し、カワサキさんの後を追って厨房に引き返していくのを見送り、再び野菜炒めの山に視線を向けてトングを手に取る。
「カワサキさんの料理に外れはないですよ」
トングで野菜と肉を掴んで自分の皿に率先して盛りつける。そうすると戦士長達殿もトングを手にして取り皿に盛りつける。
「野菜……野菜かあ」
「おや? バジウッド殿は野菜はお嫌いですか?」
「それなりには食うぜ? でもなあ……」
「態々金を出しては食わんな」
野菜は家でも食べれるので態々金を出しては食わないなと言って苦笑するナザミ。確かに外食は良い物を食べに来るのであって、家で食べれる物を食べる事は無いと言われるとその通りだと思うが……家で食べる物とカワサキさんの料理を一緒にされるのは正直面白くなかった。
「いただきます」
少しだけ、本当に少しだけ声が大きくなったと思うが、しょうがないだろう。箸を手にして野菜炒めを持ち上げてみると、ちょっとモッタリとしていると言うか、淡い色のソースが野菜と肉に絡んでいることに気付いた。
(外れはない……筈だ)
辛い料理以外でカワサキさんの料理で外れはない。自分に言い聞かせるように心の中で呟いて野菜炒めを口に運んだ。その瞬間口の中に広がったのは濃厚なガツンとした強烈な味わいだった。
「……なんだこれは」
「不味いのか?」
「いや違いますよ。カワサキさんの料理が不味い訳がないんです……ただ想像していた味と違いすぎる」
再び口をあけて野菜炒めを口に運ぶ、野菜炒めとは思えないほどに濃い味わいだ。少し酸味があるような気がするが、これは多分マヨネーズだと思う。その濃厚な旨みは野菜全体に絡まっていて、野菜を噛み締めると口の中でシャキシャキとしたキャベツともやしの食感、そしてしんなりとした柔らかいキャベツと玉葱の食感と次々に変わっていく、その食感もまた面白い。
「美味いッ! なんだ、なんだこれは……」
「うまっ! え、え?」
「……どういうことだ?」
美味い、とにかく美味いのだ。だが少し混乱してくる――野菜炒めと言うのはさっぱりとした料理のはずだ、なのにこれは凄く濃厚な味がする。
(米が……米が欲しいッ!)
米が欲しくてしょうがない……凄くそわそわしてくる……米、熱い炊きたてご飯が欲しい……。
「はいよ、大盛りご飯お待ちどうさま」
そこにタイミングを計ったようにカワサキさんが丼に盛られたご飯を運んでくる。普段だったら多いと思う筈のそれを受け取り、取り皿の上の野菜をご飯の上に乗せて頬張る。
「美味い、これは良い食が進む」
「確かに美味い、これは箸が止まらない」
「野菜もこうなると美味いなッ!」
いそいそと野菜炒めをお代わりしているナザミは無言だが、おかわりをしている姿を見れば美味かったのが良く判る。
「ふっ! ふっー」
「あつ……ッ!!」
「んぐっ、かーっ! 飯食ってて酒がいらないって思うのは初めてかも知れん」
「ふーふーっ、んぐんぐ」
山盛りの野菜がどんどん消えていく、豚肉の薄切りも入っていて、香ばしく焼かれているのだが……肉よりも野菜が美味い。
「う、美味そうだな……お、俺も野菜炒めくれ」
「あの濃厚ってやつをくれ」
俺達が食べているのを見てあちこちから野菜炒めをくれという声が上がり、クレマンティーヌが次々注文表にメモをする。
「4人以上の大盛りを頼むとご飯と味噌汁お代わり自由、それとトッピングの温泉卵が付いてくるよ」
温泉卵……? 待て、そんなものは俺達のテーブルにはないぞ? ぴたりと揃ったように手が止まる。
「温泉卵はちょっと手間でな。お待たせ」
カワサキさんが持って来た小さな皿の中にはドロリとした卵が入っていて、さっきと別の意味で手が止まった。
「カワサキ殿、これは大丈夫なのか?」
「……腹こわさねぇ?」
「大丈夫だ。ちゃんと火が通ってるから、野菜炒めの上に乗せて黄身を潰して食べてくれ」
食べ方を言ってカワサキさんは厨房に引き返していくが、俺達はドロドロのある意味モンスターに見えなくもない卵を見て、少し考え込む素振りを見せたが、全員がほぼ同時に卵を手に取り野菜炒めの上に乗せて黄身を潰した。
「「「「おおっ……」」」」
潰した黄身が溢れ出し、野菜に絡まるのを見て思わず声が出てしまった。大分食べているのに口の中に唾が溢れてくる……半熟卵が絡む野菜炒めと手の中の丼を見る。
(う、うーん……)
野菜炒めはまだあるが、米が少ない――これでは満足に野菜炒めを楽しめないかもしれない……だがお代わりをして食えるか? という不安があり、思わず手が止まる。
「クレマンティーヌ殿、ご飯のお代わりを、大盛りで」
「味噌汁と飯を頼むなー」
「味噌汁はいらないが、特盛りで米を頼む」
次々とお代わりを頼む声と取り皿に野菜炒めを取る戦士長殿達の姿を見て、俺もお代わりをくれとクレマンティーヌに声を掛けるのだった……。
野菜炒めを食べに行きませんか? と言うアインズ殿の誘いに最初は野菜? と思わず首を傾げたが、これは間違いなく正解だった。
「うむ……美味いッ」
野菜炒めはさっぱりとした料理だと思っていたが、これはとんでもなく味が濃厚だ。しかも肉よりも野菜が美味いと来た――。
(カワサキ殿の料理はどれも美味いが、まさか野菜炒めの常識を変えてくるとは……)
葉野菜と燻製肉を塩胡椒で炒めるのが私の知る野菜炒めだ。正直あまり好きではない料理と言える、だが身体をより良い状態で維持するためと我慢して食べていたが……これは違う。食べたくなる野菜炒めなのだ、我慢して食べるのではない野菜炒めは正直初めての事だったと思う。
(最初は躊躇ったが……これは凄い)
半熟の卵の黄身が野菜に絡み、まろやかな旨みを加えてくれている。しかも濃厚な旨みはより濃厚になっているからか、野菜炒めを食べる手は止まらず、米を食う、野菜を取る、米を食う、味噌汁を飲むというサイクルが止まらない……トングを手にし野菜炒めをとろうとして、同じ様に取ろうとしていたバジウッド殿を思わず睨んだ。
「待て待て、全部取る気ですか?」
「良いじゃねえかよ、けちけちすんなよ」
「いや、お前はこれで4回目の筈だ。他の人間の事も考えろ」
良い年をした大人が何をしていると思うかも知れないが……それほどまでにこの野菜炒めは美味い。こってりとした濃厚な深い味わいはほのかな酸味とまろやかさがあり食欲を刺激する。
(肉も美味い、肉も美味いのだが……野菜が美味い)
肉も香ばしく焼かれていて脂身と肉の部分のバランスが良く、とても美味いのだが――野菜の方が美味いという初めての経験だ。
「何ももめることは無いでしょう? 答えは簡単、カワサキさん。野菜炒め4人前お代わりで! 温泉卵の追加も」
「「「それかッ」」」
最初の分で足りなければお代わりすれば良いのだ、実に簡単な話だ。アインズ殿がお代わりを頼んだのを聞いて、それが1番の正解かと残った少しの野菜炒めを4人で分ける。
「あーしかしこんな美味い野菜炒めがあったんだなあ……」
「味が濃くて深みがあって美味い」
「もっと他の野菜の組み合わせがあっても美味しいかも知れないですね」
今回はキャベツに玉葱に人参ともやしだったが、他の組み合わせも美味いかもしれないと話をしているとカワサキ殿が厨房から顔を出した。
「ならさっきと違う野菜にするか? 野菜の組み合わせはほかにもあるぜ?」
その申し出を断る理由は無く、是非と頼み取り皿に残った卵と野菜を米の上に乗せて頬張り、ゆっくりと惜しむように噛み締める。
「……ふう……足りないですな」
「ああ、足りないな」
健啖家である私達にはまだ足りない、大分食べたがまだ満足はしていないのだ。
「私はもう米は良いですね、野菜炒めは食べますが」
「食が細いなアインズは、もう少し食べるべきではないか?」
「いやあ、私は元々食が細めなのでね」
アインズ殿はそう笑うがナザミ殿の言う通り痩せ気味だ。それに魔法で強化しているとは言え、身体の鍛え方も甘いように見える。
「どうです? 今度アインズ殿も訓練に参加してみては?」
「おお、そりゃいいなあ。魔法詠唱者でも体を鍛えるのは大事だぞ?」
「え、ああ……そうですね。では機会があれば「良いじゃないか、アインズさん。一緒に行こうぜ、良い気分転換になるって」……カワサキさんが来るならまあ、いいですかね」
遠回しに逃げようとしていたアインズ殿だが、カワサキ殿も参加すると聞いて了承の返事を返した。
「たまには俺も身体を動かしたいと思ってたしな。良い頃合になったら声をかけてくれよ」
「ええ、必ず」
カワサキ殿も乗り気なようなので、今度の合同演習は面白いことになりそうだと笑みを浮かべる。
「おっと話をしてて悪かった、ほうれん草とネギと白菜の野菜炒めだ。今度は炒り卵入りだ」
緑色の野菜の中に卵の黄色が混ざり見た目も鮮やかだが、さっきの野菜炒めにも負けない濃厚な香りが鼻を擽る。
「米のお代わりを大盛りで」
「俺も、味噌汁は芋から豚汁に変えてくれ」
「俺もだ、豚汁と大盛りの米、それと漬物を付けてくれ」
「……俺はもう野菜炒めだけでいいですから、えっとじゃあコーラを」
カワサキ殿に次の注文を頼み、私はトングを手にし取り皿に野菜炒めをたっぷりと盛りつけるのだった……。
メニュー138 しょうが焼きへ続く
マヨネーズとオイスターソースで炒めた罪深い野菜炒め、これはもう食欲爆発ですね。野菜炒めなのにコッテリとしていて美味いは実に罪深いと思います。次回はしょうが焼きですが、前半は少し他の話も入れて見たいと思います、今回の最後のほうのガゼフ達からの運動のお誘いのくだりですね。平気そうなカワサキさんと瀕死のモモンガさんとかを書いてみたいかなと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
やはりカワサキさんがオラリオにいるのは……
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間違っている
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