生きたければ飯を食え   作:混沌の魔法使い

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メニュー138 しょうが焼き

メニュー138 しょうが焼き

 

カワサキさんが戦士長殿たちとの訓練に参加するというので俺も同伴したが、正直言って地獄だった。走りこみに、筋トレに、重量挙げ……全身を苛め抜く訓練に最初は俺も根性で付いて行ったが、元々俺はリアルではインドア、そしてこの世界では魔法詠唱者と体力には全く持って自信が無く、魔法の補助無しではあっという間に体力の限界が訪れた。

 

「ふう……ふう……も、もう無理です」

 

「アインズ殿は体力が無いですな。どうぞ、水です」

 

「あ、ありがとう」

 

戦士長殿が差し出してくれた水筒の中身を口にする。良く冷えた冷たい水のおかげでやっと一息つくことができ、タオルで汗を拭いながらカワサキさんに視線を向ける。

 

「512……513……51……4ッ!!」

 

「447……448……449……4……5……はぁ、はぁッ! もー無理だ。あがらねえッ!!」

 

重りを肩に担いでバジウッドとスクワットをしていたカワサキさんがもう無理だと叫ぶが、俺からすれば450近くもそんなことを出来るカワサキさんが化け物にしか思えなかった。

 

「51……9ッ!! はぁーはぁー俺ももう駄目だぁッ!!」

 

凄まじい音を立ててバジウッド殿も担いでいた重りを投げ捨て、その場に横になる。

 

「ちょっと冷たいぞ」

 

ナザミがそう声を掛け、肩に担いでいた水の入ったバケツをカワサキさんとバジウッドにぶちまける。

 

「ぷああッ!!」

 

「ふいーッ!!さっぱりしたあッ!!」

 

よっぽど身体に熱が篭もっていたのか、座り込んでいたカワサキさんとバジウッドの身体からゆらゆらと湯気が立ち上っているように見える。

 

「まさかカワサキ殿もここまで出来るとは思ってませんでしたね」

 

「体力だけはあるつもりだからな、しかしあれだな。久しぶりに体を動かすと流石に疲れるな」

 

疲れるって言いながらすぐに立ち上がって汗と水を拭い上着を着るその姿を見るととても疲れているようには見えない。

 

「新兵なんかよりもよっぽど体力と腕力があるな」

 

「これで武器の扱いの心得が無いって何の冗談だよ」

 

帝国四騎士のバジウッドとナザミが信じられんと言うとカワサキさんはからからと楽しそうに笑った。

 

「腹がすいてやさぐれた奴を叩きのめして店に引っ張ってる間に身体が鍛えられただけさ、腹が空くから腹が立って暴れるんだ。1番悪いのは空腹さ、人間飯さえ食ってりゃ大概の事は何とかなる。だから生きたければ飯を食えだよ」

 

カワサキさんは自身の信条を口にするとタオルを肩に下げて首を鳴らしながら歩き出した。

 

「どちらへ?」

 

「俺が行く所なんて決まってるだろガゼフさん。飯だよ、飯。とっておきの飯を準備してやるから楽しみにしててくれよ」

 

そう笑って訓練所の厨房に歩いていくカワサキさんを見送るが、俺は立ち上がる気力もなくてその場にダウンしたままだ。

 

「もう少し休んだらアインズ殿は身体の柔軟をした方がいいでしょうな」

 

「そのままだと明日ひどいことになるからな、でもまぁ、魔法詠唱者にしては根性見せたと思うぜ」

 

「ど、どうも……」

 

魔法詠唱者の割りに根性見せたぜと言われ嬉しい反面、もう既に身体のあちこちが悲鳴をあげており、俺は引き攣った顔で頭を下げるのがやっとなのだった……。

 

 

 

 

汗の残りを拭い、上着をしっかりと着込んで頭にバンダナを巻いて腕捲りをする。

 

「なんか楽しかったな」

 

こうやってしっかりと運動するのも中々に楽しい物だ。アゼルリシア山脈に向かう日も近いので足手纏いにならないようにするのは大事だ。

 

「お、厨房は帝国式か。良し良し」

 

帝国式は魔法石の厨房なので調理がしやすくて良いなと笑みを浮かべ、さっさと料理の準備に入る。

 

「まずはっと」

 

皮を剥いて水洗いした玉葱を2つとキャベツを用意する。まずキャベツはたっぷり千切りに、玉葱は1つと半分をくし切りに、残りの半分はしょうが、にんにくと共に摩り下ろす。

 

「しょうゆ、酒、みりん、砂糖っと」

 

醤油と砂糖はそれぞれ大さじ2、みりんと砂糖は大さじ1。それを軽く混ぜ合わせたら摩り下ろした玉葱、しょうが、にんにくも加えて混ぜ合わせてタレの準備をしておけば味付けも完了だ。

 

「炊き立ての米と味噌汁と豚のしょうが焼き、ご機嫌な昼食だな」

 

しょうが焼きは厚切りと薄切りがあるが、俺個人的に言えば薄切りのしょうが焼きの方が好きだ。豚肉のしょうが焼きという味が濃いおかずがあるので、味噌汁はシンプルにネギのみの赤出汁。これくらいシンプルなほうが味の濃い豚のしょうが焼きには良く合う。

 

「うっし、始めるか」

 

訓練所だけに巨大な鉄板やフライパンがあるので巨大なフライパンを使って調理する。フライパンをしっかりと加熱してから食べやすい大きさに切った豚バラ肉をフライパンの上に並べて焼き始める。豚バラ肉は脂が多いのでサラダ油などは使わず、豚肉の油だけで炒める。

 

「まずは触らないっと」

 

片面が焼き色がつくまでは触らず、焼き色がついてきたら初めて混ぜてしっかりと炒める。両面にしっかりと焼き色がついたらザルの中に豚バラ肉を入れて脂を切る。

 

「このひと手間が大事ってね」

 

豚バラ肉は脂が多いのでタレの味がぼやけるし、味がくどくなる。1度脂をしっかりと切って余分な脂を捨てて、フライパンに戻してくし切りにしておいた玉葱と一緒に炒める。脂を切ったとは言え、豚バラ肉は脂が多いので再び脂が出始めるのでこの脂を玉葱に絡めるようにして炒める。

 

「よし、仕上げ」

 

玉葱がしんなりしてきたらタレを全部フライパンの中に入れ、豚バラ肉と玉葱と良く和えタレの水気が無くなるまで炒める。

 

「今の内にっと」

 

皿に千切りにしたキャベツを盛り付けたらフライパンの中を確認すると、いい具合にタレの水気が飛んで良く絡んでいるのを確認したら火を止め、千切りキャベツを盛り付けた皿にたっぷり盛り付けていると食堂の扉が開く音がしモモンガさん達の声が聞こえて来たのでいいタイミングで完成したと思い完成した料理をトレーの上に乗せて厨房を後にするのだった……。

 

 

 

 

カワサキとアインズを誘っての鍛錬は思った以上に熱が入ってしまった。アインズは魔法詠唱者ながらに根性を見せてかなり喰らいついて来たし、カワサキは最後まで俺と重量挙げをしながらのスクワットについてきたから俺もかなり熱が入った。

 

「どうです?アインズ殿も今度から鍛錬に参加なされては?」

 

「いやいや、私は魔法詠唱者ですからね、こういうのは今回限りでいいですよ」

 

もう勘弁してくれと言わんばかりに手を振るアインズに苦笑し、用意されているレモン水を口にする。良く冷えた冷たい水にほのかに酸味があり、疲れた身体に良く染みこんで来るのが分かる。だがそうなると腹が減ってきて大きく音を鳴らしてしまい、ナザミに肩を叩かれる。

 

「帝国四騎士の品位が落ちるぞ」

 

「うっせえな、腹が減ったんだからしょうがないだろ?」

 

朝方から昼過ぎまで身体を動かしていたのだから腹が減るのは当然だ。しかも、厨房から料理の匂いが漂ってくるので腹が空いて腹が空いてしょうがない。

 

「あいよーお待たせ」

 

「待ってましたッ!!!」

 

その時丁度カワサキが昼食を運んできて俺達の机の上に並べる。山盛りの米に味噌汁、それに薄い肉を炒めた物と内容はかなりシンプルだ。

 

「なんだ、トンカツとか出てくると思ったんだけどな」

 

「トンカツも美味いが、これもお勧めだぜバジウッド。まずは食べてみてから文句を言ってくれよ」

 

カワサキのお勧めか……それならまずは食ってみるほうがいいんだろうな、うん。

 

「甘い香りがいいですね、食欲が沸いてくる」

 

「それは分かるんだが、キャベツが随分多くないか?」

 

肉も多いがそれよりも多く山盛りにされているキャベツは確かに俺も気になっていた。

 

「食べれば分かる、さてと食おうぜ。俺も腹減ったしよ」

 

椅子に座り飯を食おうぜと言うカワサキ、まぁ確かにあれやこれやと考えるよりも食べたほうが早いか。

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

手を合わせいただきますと口にして真っ先に肉を口に運び俺は驚いた。確かに肉は薄く、食い応えと言うと少し物足りなさがある、だがその味は驚くほどに深く、味わい深いものだった。

 

「美味いッ!! なんだこれッ!」

 

「しょうが焼きだ。甘辛いタレで炒めてるから飯に良くあうし、しょうがの香りが食欲を誘う」

 

「しょうがの……道理で甘みの中に辛味があるわけですね」

 

肉を噛み締めると甘みを強く感じるが、確かにしょうがの香りとしょうが特有の辛味がある。その辛味と甘さが食欲を誘い、米を食べる手がどんどん早くなる。

 

「うん、これは味が濃くて食べやすくていいですね」

 

「飯にあうおかずは色々あるが、しょうが焼きは特にお勧めの品だ。あんまり注文入らないけどな」

 

こんなに美味いのに注文が入らないとカワサキが嘆くが、注文が入らない理由も分かる。

 

「トンカツとか唐揚げの方が美味いからじゃないか?」

 

「私はハンバーグも好きですよ」

 

「……焼肉定食が俺は好きだな」

 

カワサキの店の料理はどれも美味いが、お気に入りの料理を見つけると基本的にそればっかりを注文してしまう奴が多い。金がない奴は日替わり定食とか、牛丼とかでパパッと済ませてしまうし、報酬が入れば値段の良い高級な飯を頼むからやや安い料理に分類されるしょうが焼きを頼む人間は少数だと思う。

 

「そんなもんかねぇ、あ、キャベツと一緒に食うともっと美味いぞ」

 

キャベツ……この山盛りのキャベツかあ……まぁ残すのも悪いしと思い肉を乗せてキャベツを頬張り、俺は驚きに目を見開いた。ガゼフとナザミも同じ様な反応をしているのを見ると俺と同じ衝撃を受けているのだろう。

 

「美味いだろ?」

 

にやりと笑うカワサキへの返事は米を勢い良くかっ込む事だった。豚肉の脂と甘辛いタレがキャベツに絡んでいる上にシャキシャキとした食感が豚肉単体で食べる時よりも食欲を強く刺激する。

 

「「「あ……」」」

 

気が付くと米は食いきっているし、キャベツもない…だが不思議な事に豚肉はまだ大皿に残っていて……山盛りの米をタレが絡んだキャベツだけで食べ進めていたことに驚いた。

 

「キャベツが足りなくなるって言っただろ?」

 

確かに全然足りなかった……最初はこんなに多いのかよと思ったのに、あの量でも全然足りないと思うほどにキャベツが美味かった。

 

「「「おかわりを!」」」

 

米もキャベツも全然足りないと感じたのは俺だけではなくガゼフとナザミも追加を頼む隣では……。

 

「ご馳走様でした」

 

アインズが普通に食事を終え、食べ終わった食器を綺麗に重ねて熱いお茶を口にしているのだった……。

 

 

 

 

魔法学園の食堂に運ばれてくる食材というのは少しばかり安く質の悪い物が多い。質が悪いといっても街の中堅所のレストランや宿よりもずっと質が良いが、高級店と呼ばれる店よりかは劣る。だから調理にはそれ相応の工夫が必要とされるんだけど……シズさんとエントマさんの工夫は私の知る物の一歩先を行っていた。使っている肉はどちらも豚肉、それもロース肉の塊をそれぞれ包丁で厚切りにしている。

 

「……ん」

 

「私達の分は終わったよぉ~」

 

必要な分は切ったからと言って肉を切る包丁を机の横に置いて、さっさと調理を始めてしまうので私も慌てて自分が使う分を切り分け2人の調理に視線を向ける。

 

「……」

 

「♪~♪~」

 

鼻歌交じりのエントマさんと無口で調理を進めるシズさん。しかし2人の調理の手は一切止まる事無く、軽やかな音を立てて作業が行なわれている。

 

(……凄く細かい下拵えだわ)

 

肉は焼くと小さくなってしまうのでそれを防止する為に包丁の先で筋切りをするのだが、全くぶれる事無く同じ間隔で筋切りがされている。疲れてくると間隔がずれてくるが全ての肉が全て正確に同じ幅だ。

 

「……こんな感じかな」

 

「おしまい~」

 

早い……500枚近い肉の筋切りをしたとは思えないほどに早い、その速さに驚いているとエントマさんは玉葱としょうがを摩り下ろし、その中に調味料を片っ端から入れて混ぜ始めるが、シズさんはフォークを手にして豚肉に小さな穴を開けている。

 

「それは何をしているんですか?」

 

「……味を染み込みやすくさせるのと、噛み切りやすくする為の工夫」

 

「そんなに柔らかくしたら美味しくないと思うよ~?」

 

「……これは美味しい」

 

「どうだろうね~」

 

本当に2人の仲の悪さは凄まじいが、歳の近い姉妹と言うのはそんなものだと思う。私も似たような経験が……。

 

「は、蜂蜜を使うんですか!?」

 

「……そう、蜂蜜を使う」

 

蜂蜜は稀少で高級な品だ。それを下拵えに使うなんて正気とは思えないが、シズさんはしょうがと玉葱を摩り下ろした物に蜂蜜をたっぷりと入れてその上に調味料を入れ下拵えした肉を漬け込んでいる。

 

「ミナ~今日は特別に味見をさせてあげるよ~私の方が美味しいって分かるからね~」

 

「……む、それなら私も味見をさせる」

 

……お願いします、勘弁してくれませんか? と喉元まで込み上げて来た言葉をグッと私は飲み込んだ。どっちを美味しいと言っても地獄だけど、知らない味を勉強できる機会をみすみす逃す馬鹿はいない。

 

「楽しみにしてます」

 

自分の下拵えの作業を1回止めて2人が作ってくれる料理を楽しみに待つ事にする。

 

(……あれは小麦粉かな?)

 

肉に小麦粉とかをつけると味がしっかりと絡むけど、調理を間違えると粉っぽくなるので扱いが難しいが、シズさんとエントマさんならそんな初歩的なミスをするとは思えない。どんな料理が出来るのか今から楽しみだ。

 

(あのタレが決め手だと思うけど……どうなるんだろ)

 

カワサキさんの弟子だけに味付けは私が知らないものになると思うけど、玉葱としょうがを使っているのでかなり味の濃い目の物になるのだと予想を付ける。

 

「すぐに出来るよぉ~」

 

塩胡椒を振って粉を塗した豚肉をエントマさんは油を引いたフライパンの中に入れて焼き始める。肉が焼かれ始めて、肉に塗された粉が片栗粉だと分かった。狐色の香ばしい焼き色が付いた所で引っくり返し裏面が焼かれた所で、作っていたしょうがと玉葱を摩り下ろして作ったタレをフライパンの中に流しいれる。ジュワッとタレが焦げる音と湯気が上がり、食欲を誘う香ばしい香りが厨房に広がる。エントマさんはフライパンを前後に揺すってタレを良く絡めて焼き上げると皿の上に肉を乗せて私に差し出してきた。

 

「私の方が美味しいからぁ~」

 

「……強制は卑怯、私のもすぐ焼ける。どっちが美味しいかはすぐ判る」

 

……本当に勘弁してくれないかなと思いながらエントマさんが焼き上げた豚肉を受け取っていただきますと口にしてからナイフとフォークで切り分けて頬張った。

 

「……美味しい」

 

「でしょ~? ミナは見所があるよぉ~?」

 

美味しいと言うと嬉しそうにエントマさんが笑い、シズさんが目を細めるけど……美味しい物を食べた時は素直に美味しいと言うべきだと思う。

 

(片栗粉が塗してあるから表面は少しだけカリッとしてて、そこにタレが絡んでいるから味が凄く濃い……それに甘くて辛い)

 

ほんのりと甘いのは調味料と摩り下ろした玉葱の甘さだろう、そしてそこにしょうがの刺激と香りが加わり驚くほどに旨みが濃い。かなり味が濃いが、その味の濃さがかなり厚めに切られている豚肉と凄く相性が良い。

 

「……ん、出来た」

 

「ちょっとおッ!!」

 

「……何?」

 

「何はこっちの台詞なんだけどぉ~」

 

2切れ目と思った所でシズさんがエントマさんのお皿を脇にやって、自分の皿を私の前におき、2人が互いの顔を睨みつける。

 

「……私の方が美味しいとエントマは認めるべき」

 

「違うぅ~私の方が美味しい~」

 

ぐるりと2人は同時に私の方を向いた。こうなるから嫌だったのにと思いながら、早く食べろと目で促してくるのでシズさんの焼いた豚肉を頬張って驚いた。

 

「柔らかくておいしい……」

 

肉が信じられないほどに柔らかく、そして甘くて美味しかった。正直に言うとエントマさんの肉よりもずっと美味しかった……食べやすさを考慮されたシズさんの料理と男の子向けのガッツリとした料理では食べる相手では印象は大分変わってしまう。

 

「……私の勝ち」

 

「むきいいッ!!」

 

私の反応を見たシズさんが勝利宣言をし、それに怒ったエントマさんがシズさんに飛びかかって互いのほっぺを引っ張りあって転がり始める。

 

「た、大変な事に……ッ!」

 

何時も喧嘩しているけど今回は私が引き金なのでなんとか止めないとと思ったのだが、2人の喧嘩があまりにすさまじく私は止めないとと思いながらも2人に近づく事が出来ないのだった……。

 

 

メニュー139 カレーセット その1へ続く

 

 




しょうが焼きは昼食の定番メニューですね。これはもう米を食えと言わんばかりの美味さですよね。ちなみに私は厚切りよりも薄切りでキャベツが山盛りで付いているのが好きです。次回はカレーセットという事で色んな組み合わせのカレーのランチセットで出して行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

やはりカワサキさんがオラリオにいるのは……

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