前回のあらすじ:
アスカ含むラハール族一行は海の村に行って、救援活動して、話を聞いて、復興支援して、塩を貰って帰ってきた。
カリム「貰った量以上を魔法で作って押しつけていたように見えたが」
アスカ「細かいことは気にしない♪」
なお、作った塩の柱は四十七本を海の村に押しつけ、三本はお土産にした模様。
なんと海の村からの帰り道で生理が来た。馬に揺られているせいか滅茶苦茶しんどい。
降りて休みたいけど、私一人のために部隊の足を止めて到着を遅らせるのはダメだ。一人で休むのならいいけど、以前の(特に空色がマーブルの世界での)経験から思うにそれをやると死んでしまいかねない。よって休むことはできず、揺れる馬上で苦しみに耐えながらカリムさんにしがみ付き続けている。
フェバルとして覚醒後しばらくはオワタ式ばりに死にまくったので、私は死ぬ痛みや辛さを文字通り知っている、というか経験済みなわけだが、今回のは死ぬより辛かった。これで一人で馬に乗っていたら耐えきれずに落馬してたと思う。
「大丈夫か? あまり揺れないようにしているつもりだが」
「う……く……」
ごめんカリムさん、今まともに返事できない。ラハール族に身を寄せたばかりの頃のやつも最大級に辛くてしゃべるのもままならなかった(のを彼は見ている)が、今回は寝ていられず馬の上、しかも落馬しないようしがみついていなければならず、痛みに耐えることに意識すべてを向けるわけにはいかないせいで、体感そのとき以上に苦しい。
顔というかおでこを彼の背中に押しつけるようにしながら、首を縦に振る。たぶんこれで言いたいことは伝わる。苦しいけど止まって休むつもりはないのだ。
そういえば以前は生理痛で動けない暇を紛らわすために、見知ったフェバルの今を【万智】で盗み見るっていう暇潰しをしたことがあった。今は今で暇ではある。またやってみようかな……あ、あれ? 身体が――
「おい!? ホントに大丈夫か!?」
「……え?」
どうやら気を散らしたせいで手の力が緩んでしまい、落馬しかけたところをカリムさんに捕まえてもらって事なきを得たっぽい。こういうときの咄嗟の動きとかは、私の体調が万全だったとしてもできるかどうか。生粋の戦士と、スキルでチートしただけのなんちゃって達人の差である。
「やはり休んだほうがいい。
「だ、め……」
休憩なんてしたら到着が遅れる、しかし私の今の体力ではカリムさんに制止の声をかけるのすら無理だ。相手が聞き耳を立ててくれない限り、私の声は誰にも届かない。
そんなわけで、カリムさんの意見はあっさり族長さんに通ってしまい、てきぱきと野営の準備が整えられてしまった。おおう。暇潰しだなんてつまらないこと考えたせいで、おおごとになってしまった。あうあう。
野営場所は普段よりも長い時間かけて設営された。一夜を凌ぐ程度の野営と、体調不良者(=私)を休ませるために数日の滞在を予定する野営では、要求される出来栄えが違ってくるだろうから、そのぶん時間もかかるのだろう。
当たり前だが私は参加できない。適当な草むらに転がって大人しく流血()し続けるしかないのです。死ぬほど痛い……訂正、死ぬより痛い(実体験に基づくけど個人の感想です)。でも痛いことを除けばひたすら暇ではある。寝れないし。みんな設営が忙しいから周りに誰もいないし。
痛みに耐えているだけでは暇だし、何かしたい。といっても身体は動かないけど、頭を動かす分にはそれほど支障はない。というかこういうときは勝手に色々と思考が回る。痛みで起こされる分だけ意識は普段よりもシャープ……と言いたいけど、後で思い返すとやっぱり何処か抜けてるというか、痛みでボーっとしていたんだろうと思うことばっかりだったりする。まぁそんなことは後でよい。
ヒマー。今までこういうときにどう暇をつぶしていたっけ……あー、スマホでニュースサイト見てたのか。あれは渓谷でカバンごと紛失したし、持ってたとしても通信回線がないのでほぼ役立たずだったろう。
というわけで、スマホに代わる便利な情報ツール【
最初はもちろん
――で、いつまでオレに抱きついているつもりだ?
――へ?
……誰だこのイケメン!? 誰だよこのイケメン!? 何者だよこのイケメン!?
って、失礼、かみまみた。じゃなかった、取り乱しました。いや私は誰に謝ってるんだ。
もうちょっと詳しく状況把握してみると、
・星海君が居るのはエネラルという惑星の、サークリスという街。
・星海君は現在、女の子として全寮制の魔法学校に通っている。
……いきなりツッコミどころ満載!? 女の子になれる能力はこの目で目撃したけども、【万智】によれば為るも戻るも自在のハズ。バイトで一緒したときを思い出すに
いったい彼に何があった? 男に恋でもしたか? 精神は肉体の影響を受けるっていうし有り得なくもないけど。
・男の身体では気力は充実するが魔力がないため、イネアに師事して気剣術を訓練中。
・女の身体だと気力はゼロだが魔力が豊富なため、学園で魔素魔法を習熟中。
・
変なこと考えてごめんなさい。
彼も切実だったか……考えてみたら当然だ。あの暴威を受けた当事者なんだし。そして女の子でいるのも納得の理由。
それにしても、変身しないと魔力ゼロか。彼も難儀なものだ。まあ私はどうあっても魔力ゼロなんだけど。この世界に《杖》があって本当に本当によかった、
・
イケメン普通にいいやつだった。アーガスって名前か。
・イネアはエネラル最強クラスの気剣術使いで【気の奥義】ジルフの弟子。
・アーガスはサークリスの名士グレアス・オズバインの長子。
名士か。地位はあるけど貴族ではないらしい。ということは、身分違いの恋が悲恋に終わる可能性が下がると思われ。やったねユウちゃん! うん、私は何を言っているんだ。いや口にしてはいない。何考えてんだ。
我ながら自分の思考がわけわかめ。まぁ熱で浮かされてるような状態なんだから仕方がないね。
次いこ次、切り裂きエーナ。あ、切り裂いてないわ、刺し魔だったわ…………
「うぉぉえ」
思わずえづいてしまった。だって、いきなり自分の首にナイフ突き刺す場面が見えたんだもん。血は見慣れてる()けど、ああいうのはさすがにちょっとショッキング。ちょっと、で済んでるのは狩りや料理で兎の首を落としまくってるからだろう、私もたくましくなったものだ(自画自賛)。あんまり慣れたくもない、とも思うけど。
それにしても、フェバル怖い。何の気負いもなく自殺しおった。自殺志願者だって実行はもうちょっとこう気負いがあるだろうに。あれが彼らとしては一般的な星間移動方法だと、知識で知ってはいるけどもさぁ。自分では実行したくないなぁ。
次は強姦魔ウィル。未遂だけど。うーん、でもなんか嫌な予感が…………
「うぉぉえ」
虐殺現場でした。大勢の人間をミンチやネギトロに変えまくる。飛び散る鮮血と肉片。体調悪いときになんてもん見せんだ、ふざけんな。自業自得? 知らない言葉ですね……
二度もグロ見たせいでますます調子悪くなった……これ以上の被害は避けたいので、このへんでやめて大人しくしておこう。あーそういえば、スマホの他にも色々なくしちゃったんだよね。
いつの間にか眠っていたらしい。気が付くと西日が差していた。
目の前には紋章がいくつか浮いている。たしか眠る前、失くした荷物の代わりに紋章魔法が使えないかと思って何か考えていた。はっきり覚えてないけどいくつか試作を書いていたようで、浮いているのはそれだろう。《化粧》とか浮いてるんだけど……作っちゃったかぁ。やだなぁ。いや、この先もうちょっと文明的?な世界に移動した場合は必要になることもありそうなので、役に立つのは間違いないんだけどね。
私は化粧にかける時間が無駄なのも嫌だが、肌に化粧を載せる感覚そのものが好きではない。化粧となると目の下にある
いやそんなことはどうでもいいか。
外が騒がしい。何かあったのだろうか?
剣戟の音すら聞こえ……ちょっと待って。剣戟?
剣戟と言ったが確証はない、けど私が集落で暮らしてる間に見知った限りで、あのような音を出すものは私も持っている
問題は何と打ち合っているか。私の知ってるこの星の人間以外の生き物って二種類しかいないわけだけど、アルミラージは大きくても
遠目に見たことがあるだけのジャッカロープは体長が
つまり今の音は、私にとって未知の魔物や動物が出たか、仲間内で真剣を打ち合っているか、他の部族と戦っているか、だ。
ラハール族はこの地域の村々のリーダー的存在らしく、かつ他の村々との関係は良好と聞く。そんでもって部族内も族長と
そもそも人を襲いそうな驚異の話を最近聞いたばかりなのだ。そっちのが可能性は高いだろう。
ジャバウォック。
異変をただす、竜っぽい姿の神獣。
今いる世界の創造者に地球の娯楽知識がありそう、と推測する原因。
……ホントに地球の娯楽知識由来で
でも予想通りなら、今から造形を拝みに行こう。仲間が戦ってるなら無視できないし、どんな姿なのか楽しみでもある。
さしあたっての問題は身体が動かないほどの激痛。地球にいたころは生理の際に無理やり動きたい場合は鎮痛剤を飲んでいた。かろうじて動けるようになるけど滅茶苦茶気分が悪くなるので、やむを得ないとき用の切り札みたいなものだった。
その鎮痛剤は渓谷の星で紛失してしまったが、かわりとなるものは今そこに浮いている。
眠る前に書いていた紋章のひとつを自分のおなかに叩きつけて、動けるようになった私はテントを飛び出した。
「なるほど強敵じゃの」
俺が思うに、というより村のほぼ誰もが最強を疑わないであろう長だが、その戦いぶりを見たことのある者は俺の知る限りほとんどいなかった。何故なら必要以上に強いから。村の周囲に現れる動物相手だと速攻で首を刈って終わり、で戦いにならないのだ。いい勝負を見たいなら最低でも虎ぐらいでないと。竜はちょっとわからないが。
なので俺は初めて見ている、長の戦いを。
「カリム!」
といっても特等席でのんびり見られるわけではない。伸びるように迫る敵のパンチをかわすと、その腕がしなるようにして俺を叩く。とっさに後ろに飛んだが打撃の勢いを殺し切れない。
なんとなく思ってはいたが強く実感する、ウサギ相手など戦いではなく狩りだった。つまり今が俺の初陣というわけだ。腕は磨いていたつもりだが、思うように動けないでいる。これが実戦か……
相手の厄介さもある。どう見ても人間ではない頭、初めて見るがあれが竜の頭なのだろうか。奇抜な頭をした、俺や長より二回り以上も大きな巨人。腕?足?が六本もあり、バランスが悪いのか四つ足で昆虫みたいに這って歩き、余った二本で殴りかかってくる。頭以外は生き物ってよりも出来の悪い粘土細工のようで、そのくせ異様に頑丈で、この剣を一度は綺麗に叩き込んでやったはずなのに傷ひとつ入らない。たまに口まわりが少し明るくなるので、もしかしたら炎を吐いたりもするかもしれない。
見た目のアンバランスさや気色悪さとは裏腹に、相当の強敵だ。
そんな化け物相手に長は素早い身のこなしと巧みな剣捌きで食らいついている。敵の攻撃を躱し逸らして、隙を見て首筋に剣撃を食らわせるが、硬い表皮には通用せず殴り返された!
刀身でとっさに防ぎはしたものの、勢いを逸らしきれなかったようで、長が俺の隣にまで吹き飛んでくる。
「長!?」
「っつつ、参ったの、やっこさん手強いわい。あと五発くらい全力を綺麗に叩き込めば、素っ首落とせそうなんじゃが」
「長でも敵いませんか……」
「いや、おぬしが気を引いてくれれば、不意打ちでどうにかなるかもしれんのじゃが」
「申し訳ありません」
「即答かい」
いや、今の俺では無理があるんで。
今しがた実力不足を実感してしまった、まともに打ち合えば三合くらいしかもたないだろう。
そしてそれは他の人も同じのようで、あの化け物に飛び掛かっては吹き飛ばされとびかかっては吹き飛ばされ……
「イヤーッ!」
「グワーッ!?」
「ハチョー!」
「アバーッ!?」
「ウラー!」
怒号と悲鳴が飛び交い、その中におかしなものが混じって……って最後の一人!
「ちょ、アスカ!?」
「うー、おもっらろおりららいれすれぇ」
左手に《杖》を持って、右手の剣を相手の堅い腕と打ち合い、たった一合で飛びのいて俺たちの近くに来た。簡単には刃が通らないと悟ったのはいいが、戦闘に《杖》を持ち込むなど常識外れなことを。壊れたらどうする。
「何でここにいるんだおまえ、体調不良(詳細は言いたくない)で寝てたはずだろ!?」
「あんらううらうりれれてられうあえらいららいれすか」
「何を言ってるのかわからん! 酔ってんのかオマエは!?」
「よっえあえん!」
「酔っぱらいはみんなそう言うよな!」
「よってあえんってあ! ああろう!」
アスカは光る腹を、何かを調節するかのようにいじくり――なぜ腹が光ってるんだ――顔色を悪くして
「アスカ!?」
「うー、耳元で叫ばないでください。すこぶる痛いわ吐きそうに気持ち悪いわで最悪です。だから鎮痛剤なんて使いたくないんですよ、てか魔法で代用しても同じってどういうことなの」
ぶつぶつと言いながら、剣を身体の支えにして立ち上がる。
なるほど、腹の光は沈痛の魔法で、さっきまで
「大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ、さっき吐けるだけ吐いてきたからもう吐き気は我慢できるレベルです」
「既に吐いた後だと!?」
「え、そこ驚くの?」
「しかもまだ吐き気がするだと!?」
「だんだんカリムさんがリアクション芸人みたいに……もしかして
「なんで俺がお前に心配されてるんだ……」
手足をぷるぷるさせながら剣を杖のように使ってまでして身体を支えて何とか立ってるような有様のやつに心配されるほど、俺は狼狽えてないぞ。
「ところで、アレ様子がおかしくないですか?」
「そうじゃの」
「む?」
もう全員が弾き飛ばされ倒れているか、自ら引いて遠巻きに囲むかして、ヤツと打ち合っている者はいない。そんな包囲網のなかで、ヤツは誰に飛び掛かるでもなく、動きがない。
なぜ動かない? 竜の頭の表情などわからないので、何を考えてるのかはさっぱりだが……
「やっこさん、まるで戸惑っとるように見えるがの」
「え、長はあの表情が分かるのですか?」
「竜の表情などわかるわけないじゃろ」
「動きでなんとなくわかるでしょうに……」
わからないんだが……
「兎狩り特化の弊害かの?」
「いえ、模擬戦は好成績ですから、対人もけっこういけるはずですよ? 実戦経験は知りませんけど」
「なら対大型モンスターの経験が必要かの?」
「ドラゴン狩りでもしますか」
「おい!?」
とんでもないことを言う。
「ドラゴンはやめてくれんかのう、むざむざ死なせとうない」
「死ぬかどうかはわかりませんよ。食べたくないですか、ドラゴンステーキ」
「ホントにやめてくれんか!?」
コイツ、最近は俺達が兎刺しに執着しすぎるとか非難するくせに、自分は危険度外視で食に固執するのな。命がいくつあっても足らなくなりそうだ。
それはそうとして。
二人が言うには『戸惑って』いた化け物は、唐突に
「追う必要はありません、あっちは集落でも海の村でもないですから」
何人かは追おうとしていたようだが、アスカに止められた。
「撤退した……《爆撃》とかぶつけてやろうと思ったのに無駄になりましたね……【万智】の行動予測でも人里には行かない結論……一度遭ったから、少しは分かるようになったんでしょうか」
「? 何を言っているんだアスカ」
「いえ、荒事終わったんで《鎮痛》切りたいなーって。むしろ切っていいですか? 薬飲んだわけでもないのにコレ使い始めてからホント気持ち悪くて、すごい空腹感なのに何も食べれる気がしなくてホントひど」
「わかった、わかったから
「じゃあカリムさん、あとはよろしく……(どさっ)うぐ」
「「アスカ!?」」
《鎮痛》切ったら倒れるとは聞いてないぞ!? 長も驚いてるじゃないか。
すぐさま助け起こす。長も駆け寄る。
「大丈夫か!?」
「……どこの、リアクション、芸人ですか、あなたは」
「りあ……? よくわからないが、とにかく休め」
「はい……あと、」
「なんじゃ」
「明日また、《鎮痛》、使うんで、帰る準備、お願いします」
「数日分は野営の準備がある、無理せんでええんじゃぞ?」
「早く帰って、家で寝たい……です」
「むう……わかった。じゃが無理はするなよ?」
神獣?ジャバウォックとの初遭遇はこうしてドタバタに終わった。
次は一矢くらい報いたい。くそっ。
○塩の柱のお土産三本
連中は馬車を持たない(この世界は木材が少々貴重なので、馬車がまだ存在しない可能性もある)ので、塩の柱は
○空色がマーブルの世界
プロローグの『isolated island』でのこと。
一言で言うと「なめプしてたら救助してもらうタイミングを逸して餓死」
○いつまでオレに抱きついているつもりだ?
原作一章9話のワンシーン。
作者は「アーガスって最終的に女ユウにちょっと惚れてね?」とかなり本気で思っているのだが、原作者はその意見を否定している。
○
セクシャルマイノリティの一種。アスカが勤めていた会社にも一名いた。
アスカはそういうのに比較的寛容、ただし『他人への迷惑にならなければ』という注釈がつく。この『迷惑』には見た目の見苦しさも含まれており、『その恰好でいたいなら装いと化粧は万全にしなさい』と件の同僚に指導したことがある。自分は化粧嫌いなくせに中々身勝手な言い分。
○切り裂きエーナ
《バルシエル》の効果を考えるに、地球以外では切り裂き魔でだいたい合ってる。
○竹の定規/冬の教室のストーブ
どちらもアスカ(と作者)が小学生の頃にお世話になったアイテム。ちょっと昭和の香りがする、だが思い出の時代は平成のハズ。残り香?
○虎、竜
イゴール人がこう呼ぶ生き物が地球の虎や竜と同等の生き物であるかどうかは不明、たまたまこの字に訳された(?)だけの可能性もある。地の文がフェバルではない場合、誰が日本語に翻訳しているのかは考えてはいけない。
ただ、この世界の創造主は地球の知識があるので、地球の虎と同等の生き物である可能性もかなりある。
○戦闘に《杖》を持ち込むなど常識外れ
紋章魔法は発動が遅くて戦闘の役には立たない、というのがイゴールでの常識。そして《杖》はそこらの金属よりも貴重な素材を使って作られるため数が少なく、壊れると修復できない恐れがあるため大事に使う必要がある。危険な場所に持ち込むのは言語道断。