世界チャンピオンになれるはずだった男の孫(休載中) 作:無理やー
鷹村side
「ちっきしょう‼結局一発も当たんなかったじゃねぇか!!」
猫田とのスパーリングが終わり第一声に上げた言葉これだ。
「どうじゃった、あやつは?」
「どうもこうもずっとテレフォンパンチするだけじゃないですか。あれじゃあ俺じゃなくても避けられますよ。」
「なんだとこのやろう‼」
鴨川会長が猫田に今のスパーの感想を聞いたが、話しにならないとのことだ。それを聞き俺は後ろからおもいっきり殴りにいった。
(スカッ)
だが猫田は意図も簡単に避けてしまった。と言うより相手にしていない。
「ほれ鷹村。」
「ああん‼」
ジジイが俺に紙を渡してきた。
「暇潰しじゃ。走りに行くぞ。」
そう言われジジイに無理矢理外に連れ出され走りにいかされた。
「ほぉれ走れ走れ!」
「チキショーーーーー」
猫田side
鷹村がじいさんと走りいった後
「で?本当のところどうだったんですか?」
宮田が俺に近づき聞いてきた。
「正直ヤバいな。とても素人の動きじゃねぇ。これで練習積んでまた挑まれたら正直勝てるかどうかわからん。」
「ヘッドギアつければいいじゃないですか?」
「練習ってのは本番の為にやるんだ。常に本番の緊張感を保ってやんねぇと意味ねぇんだよ‼」
「はぁ そうですか?」
「話が終わったんならもう走りに行くぜ。」
「え!?また走りに行くんですか?今スパー終わったばかりじゃってもういねぇし……ったくどんだけ体力有り余ってんだか……」
鷹村side
「ほぉれ走れ走れ!」
「これが終わったらちゃんとアイツをブッ飛ばせるパンチ教えてくれんだろうな⁉」
「フン‼安心せいちゃんと教えてやるワイ。」
「おっしゃ、じゃあとっと終わらせてやるぜ‼」
ジジイと走りながらそんな会話をしていたが、
「ほぉ、俺をブッ飛ばすねぇ。そんなことができんのかい?」
そんな声が聞こえ隣を見ると、猫田がいた。
「あっ!!テメェ何でいやがる!」
「なぁに俺をブッ飛ばすなんて戯れ言を言う奴にちょいと身の程を教えようと思ってな⁉」
そう言い猫田はスピードを上げ俺の先に行きやがった。
「ハッハッハッハッハッ」
「あのやろう‼」
猫田の笑い声が聞こえる。完全にバカにしてやがんな。そのことに気付き鷹村は怒りに打ち震えていた。
「待ちやがれェェェェェェ!!」
そう言いながら猫田を追いかけていった。
「……フン。猫田の奴め、やっと張り合える相手を見つけて嬉しいじゃろうな……」
そんなことを思いながらジジイは鷹村の後を追いかける。
猫田side
「おらおら待ちやがれェェェェェェ」
鷹村を挑発し先を走っていた俺に対し、鷹村が声を張り上げながら追いかけてきた。
「おおぅ、無理することはないんだぜ?さっきのペースで走ってなくて大丈夫なのかい?」
「けっ、俺様がテメェに敗けっぱなしでいると思ってんのか?ざけんな‼」
「ヘェ~……じゃあついてきな」
そう言いいつもの坂道をジグザグダッシュを繰り返した。だが鷹村はそれについてきている。俺は坂道をジグザグダッシュしている分ジムの奴らより多く走っている。そんな俺に初日からついてきやがる。
「(マジかよコイツ!本当はマラソンでもしてたんじゃねぇか?)」
「オラオラオラオラァァァァァァまだまだ行けんぞぉぉ。」
二人は張り合うようにロードワークをしていた。じいさんは何も言わずスクーターで後を付けてきていた。
鷹村side
ロードワークが終わり二人はサンドバックを叩いていた。しかし鷹村だけ左ジャブしか打たせてもらえなかった。その為か、鷹村は気合いが入らなかった。
(ズドォン ズドォン ズドォン ズドォン)
(ポスッポスッポスッポスッ)
それに痺れを切らしジジイは声をかけてきた
「ほれ、もっと気合いいれんか」
「おい‼右は打たなくていいのか?」
「さっき教えた左ジャブだけじゃ」
「いつまでだよ」
「ワシがいいと言うまでじゃよ」
「だからそれはいつなんだ❗」
「さぁな……」
「くぉの~…ふざけんな‼」
鷹村が頭にきてサンドバックを右で打った。
(ズドォォォォォン)
「どうだ❗やっば右も打たなきゃボクシングって感じしねぇだろ。」
「会長…」
「うむ!」
猫田がロープを会長に渡し、右手を縛りつけた。
「このヤロウ……」
「終わったらそう仕上げじゃ!スカッとするぞ‼」
「右か?」
「走れ走れ~」
「クソォォォォォォ」
そして3ヶ月が経ち猫田と鷹村のデビュー戦の日がやってきた。だがあれから鷹村は猫田どころか誰ともスパーをやらせてもらえず、左ジャブとロードワークしかやっていなかった。
笑えるシーンを作りたかったんですけど思ってたより難しくうまく書けませんでした。