世界チャンピオンになれるはずだった男の孫(休載中)   作:無理やー

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原作開始
いじめられっこの覚醒


今猫田と鷹村はロードワークにでていた。だが、鷹村は機嫌が悪い。ここ最近試合がないのだ。デビュー戦以来毎回1roundKOそれも、全試合1分以内でKO。強すぎるため日本ランカーですら試合を避けているのだ。

 

 

猫田も毎回1roundKOしてはいるが3ノックダウン制で倒している試合も多い為、鷹村のように敬遠されているわけではない。それでも避けられていないわけではない。

 

「あ~暇だぜ。早く試合が決まらねぇかなぁ」

 

「同感だ。」

 

「おめぇはこの間やったばかりじゃねぇか❗」

 

「2ヶ月も前の話だろ?俺はさっさと世界にいきてぇんだよ‼」

 

「まだ日本チャンピオンにもなってねぇ奴が世界だぁ‼」

 

「俺は今すぐタイトルマッチやってもいいんだぜ?」

 

「けっ、それは俺も同じだ‼」

 

「お前の場合4ヶ月も試合やってねぇよな?」

 

「ああ、ったく暇だ~……おい、あれなんだ?」

 

鷹村が指を差し猫田に聞いてきた。すると一人の学生が3人の男達にリンチされていた。

 

「いじめか?」

 

「ったく、俺はああいう弱い者いじめなんぞする奴は大っきらいなんだ!」

 

「んじゃ行くか?暇潰しにはなるだろ…」

 

そう言い二人はその現場にいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  一歩side

 

学校からの帰り道ボクはいつも通りウチの手伝いをするために家に帰るところだった。その帰り、いつもボクをいじめている梅沢君達3人と出会ってしまった。

 

案の定『ミミズ臭い』と言われ殴られてしまった。『ミミズじゃなくてイソメなんだけど』と呟いたら、更にタコ殴りにされた。

 

その後母さんをバカにされ言い返そうとしたが、ガンとばされ何も言えなかった。

 

「たまには根性みせてみろってんだ‼」

 

梅沢君に腹を蹴られ後ろに蹴っ飛ばされた。その時誰かが受け止めてくれた。

 

  一歩sideout

 

 

 

猫田と鷹村がその現場にきたときすでにいじられてた奴はボロボロだった

 

「うわぁ~ひでぇなこりゃ」

 

「強そうに見えねぇけどな。こんなヤツラ」

 

鷹村がイジメっ子達をかなり見下していた。

 

「なんだぁお前ら?」      

 

「いきがってんじゃねぇよ。」

 

「バーーーーーカ」

 

猫田と鷹村が3人を挑発した。

 

「「「いきがってンのはどっちだコラァ‼」」」

 

3人は猫田と鷹村に殴りかかってきたが、あっさり避けられた。

 

「「扇風機か?お前ら…」」

 

「ちきしょう逃げ足だけははぇーみてぇだが……!!」

 

梅沢達3人の制服のボタンと、ズボンのベルトが無くなっていた。

 

「「いきがってンのは俺らか?それともてめぇらか?」」

 

すると鷹村の右手には制服のボタンが、猫田の右手にはベルトが握られていた。

 

「「「~~~~~~うわぁぁぁぁぁ」」」

 

3人はすぐに逃げていった。

 

「す、すごい」

 

それを見ていた一歩は一言呟き気絶した。

 

「お、おい‼起きろ‼起きろっておい‼」

 

「とりあえずジムに連れてくぞ。あそこなら治療器具もあるからな。」

 

そう言いながら二人はジムにまで連れていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  猫田side

 

ジムに戻りとりあえず手当てしてやった後自分の練習に戻った。猫田は一人でサンドバッグを叩いていたら。

 

「猫田さん。目覚ました見たいですよ‼」

 

練習生の一人が俺に声を掛けてきた。すると、気絶していた奴が目を覚ましていた。初めてボクシングジムに来たのか目を回している。

 

「初めてか?ボクシングジムは?」

 

「えっ!あっ!は、はい。」

 

「ここなら治療器具が置いてあるからよ。」

 

そう言われ一歩は自分の体を触り確認した。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「ふん!」

 

「終わったんなら早く帰んな!」

 

猫田の後ろから鷹村が出てきた。

 

「俺は弱い者いじめなんぞでぇっきれぇだがな、やられっぱなしで何もしねぇ奴も虫酸がはしるんだよ!」

 

そう言われメソメソしながら黙って帰るのだった。

 

((イライライライライライラ   ))

 

だが帰ろうとしていた一歩に猫田が待ったをかけた。

 

「ちょっと待ちな!」

 

そう言い一歩の首根っこを掴み無理矢理サンドバッグの前に立たせた。そこに鷹村が横から先程のいじめてた奴等の絵を描いてサンドバッグに張った。

 

「コイツをあいつらだと思っておもいっきり殴りな‼」

 

「ええ、似てな「つべこべ言わずさっさとやれ❗」………」

 

「そうだぞ、こんな下手くそでもお前のために書いたんだからやってやれ」

 

「うるせぇ!」

 

そんなやり取りを一歩の後ろでやっている猫田と鷹村だった。

 

「はぁ、…じゃあ」(……ポフッ)(ドカッ)

 

「悔しかったらおもいっきりやれ❗おもいっきり‼」

 

「やる気あんのか⁉」

 

「はい‼」

 

練習生達はそんな二人に

 

「何怒鳴ってんですか?先輩達。」

 

「うるせぇ。」

 

「お前らは練習してろ。」

 

「えっと、こうかな?」(……バァン)

 

「そうだよ。その気合いだよ!」

 

「は、はぁ?」

 

「どうだ?痛そうな顔になってきたろ?」

 

見ると書かれていた似顔絵がクシャッとなっていた。

そこに猫田がアドバイスをする。

 

「もっと踏み込みを強くしてみろ。踏み込んだ瞬間腰もグイッと入れる。肩も内側に捻り込むように。」

 

「はい。えっと…踏み込み…腰…肩……ようし。………でぇぇぇぇい❗(ドギャァァァァァン)………えっ⁉」

 

『オオオオオオオオ』

 

「気んっもちー!!」

 

一歩がそんなこと言いながら振り向いたがその時猫田の顔に血がついた。

 

「見て見て、言われた通りにやったらほら‼」

 

猫田はそんな一歩の言葉を無視し一歩の右拳を見た。すると一歩の右拳がえぐられていた。その時鷹村もその異常に気づいた。

 

「こい‼」

 

猫田はそのまま一歩の右拳の治療をしに鷹村と一緒に連れ出した。

 

「おい、見たか?アイツの手。皮がずりむけてたぜ」

 

「ハードパンチャーによくあるっていうあの?」

 

「まさか、アイツが?」

 

 

今日この日、1つの才能が開花した瞬間でもあった。

 

 

 

 

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