仮面ライダーダークビルドinスイートプリキュア♪【休載】 作:萊轟@前サルン
エレンは両手と膝を床につけながらもうダメだ...と何回も言っていた。そんなエレンにネガトーンが迫る。だが、エレンは自分自身に迫りくるネガトーンを避けようとしない。
「エレン‼︎」
俺は全速力で走りエレンを抱えネガトーンから離れていく。エレンは俺のおかげで何とかダメージを食らわずにすんだ。
「何してんだよ、避けるくらいしろ!」
「……」
俺はエレンにそう言ったがエレンはボーっとしていて俺の話を全然聞いてないようだ。
「お前、もう正義の味方になれないとでも思ってんのか?」
「えぇ、なれないと思ってるわ、フルボトル壊れちゃって変身できないし....」
俺はこんな状態のエレンを少し放って置く事にした。俺がネガトーンに向かっていくと同時に弱音を吐いているエレンの元にコブラ男が現れる。コブラ男はハミィを片手に持ちながらエレンにこう言う。
「おいおい、この白猫がどうなってもいいのか?」
「離してニャ!」
「ハミィ...‼︎ハミィを離して!」
「お前が俺に勝てたら離してやる」
「……」
「そんな中途半端な正義じゃ俺には勝てないぞ」
「……」
「返事なしか。じゃあ、この白猫も終わりだな」
「やめるニャ!そんな事しても良い事ないニャー‼︎」
コブラ男はそう言いハミィの頭にトランスチームガンの銃口を向ける。そして、コブラ男が打とうとしたその瞬間、エレンは立ち上がる。
「ハミィを離して...!離して‼︎」
エレンはそう言いながら生身でコブラ男に向かっていく。ひたすらコブラ男を殴るが生身での攻撃の為、全然ダメージを与えられていなかった。コブラ男はエレンの顔を殴り、突き飛ばす。エレンはさっきとは全然違い殴られても諦めずに立ち上がり果敢にコブラ男に向かっていく。殴られては立ち上がるの繰り返し。何回も何回もコブラ男に向かっていったエレンだが全身傷だらけで立ち上がれなくなっていた。
「セイレーン‼︎」
「終わったな...」
コブラ男がそう言って再びトランスチームガンをハミィにつけようとするがエレンはよろけながらもその場に立ち上がり再びコブラ男に向かっていき今度はコブラ男の腕を掴む。離されないようしっかり掴んでいた。
「もうこれ以上、ハミィを....ハミィを悲しませないで‼︎」
エレンがそう言うと割れたはずの首飾りが光り出しエレンを包んでいく。包む光が消えるとそこにはプリキュアに変身したエレンがいた。
「遂に覚醒したか‼︎この時を待っていたぞ!」
「あなたを倒す!」
プリキュアに変身したエレンはコブラ男を殴っていく。さっきとはスピードとパワーが違いコブラ男はエレンに押されていく。コブラ男は謎の炎を片手に纏いエレンの腹を殴ろうとしたがエレンは手のひらで受け止める。そして、コブラ男に蹴りを入れて吹っ飛ばす。
「フン、今回だけは見逃してやる。だが、今度会った時は最後だと思え...」
コブラ男はそう言いどこかへ去っていってしまった。コブラ男から離れ地面に落ちているハミィをエレンは抱きかかえる。そして、言葉を掛けた。
「ハミィ、大丈夫?」
「セイレーン、助けてくれてありがとニャ!」
「どういたしまして!」
ハミィを助け終わるとエレンの変身が解けた。
「私、プリキュアになったのね...」
「これでセイレーンも正真正銘の正義の味方ニャ!」
「フフッ、私、なれたんだ。正義の味方に!」
エレンがそう言うと同時に近くから必殺技音声が聞こえる。どうやら、ネガトーンを倒したらしい。ネガトーンを倒した俺はエレンの元に向かう。
「....成長したな」
俺はそう言いエレンの頭を撫でてあげる。エレンは嬉しそうな表情を浮かべる。既に時刻は20時。俺とエレンは俺の部屋に帰る事にした。
「...んじゃ、帰るぞ」
「えぇ、帰りましょう。」
そう言い俺とハミィを抱えたエレンは俺の住むマンションに向かって歩いていくのだった。
to be continued....