仮面ライダーダークビルドinスイートプリキュア♪【休載】   作:萊轟@前サルン

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空前のニューヒーロー

怪我のせいで鹿賀斗を助けに行けずにいた俺はベッドから動けない自分を情けなく思いながら深いため息をつく。

 

 

「なら、私たちが影兎の代わりに助けに行くわ!」

 

「....いや、行くな」

 

 

 俺がため息をつく様子を奏と共に近くで見ていたエレンがそう言い出すが俺は行くなとエレンに言った。何故なら、現時点での俺でも敵わない北都の精鋭達を倒すなんて今のエレンの強さでは無理があるからだ。

 

 

「行くなって....だったら誰が鹿賀斗を助けるのよ!?」

 

「...俺があいつ(鹿賀斗)を助ける」

 

「今の影兎じゃ無理だよ...」

 

トストストス

 

 

 

 エレンは小声で俺にそう言い、奏の部屋のドアに向かって歩いて行きドアノブに手をかける。

 

ガチャ!

 

 

「おい、待て!ぐっ...」

 

 

 俺は待て!と言ったが声は届かずエレンは奏の部屋を出て行ってしまった。エレンが向かったのは恐らく北都だろう。エレンを追いかけようとしたが俺は傷のせいで動けない。

 

 

「影兎さん!私がエレンを追いかけるので影兎さんは休んでてください!」

 

 

痛みに苦しむ俺を見た奏が俺の代わりにエレンを追いかけていった。

 

 

 

 

一方、北都では....

 

 

「う〜ん....ここは、どこだ....?」

 

 

 オレは気を失っていたようだ。覚えている限りではオレは実験室にいたはずなのだが、いつの間にか外にいた。しかも、体中傷だらけだった。

 

 

「ようやく目を覚ましたようだな、入間鹿賀斗」

 

 

 仰向けで倒れていたオレが立ち上がると後方から聞き覚えのある声が聞こえる。振り向いてみるとそこには雲田繭がいた。

 

 

「何でお前がここに?」

 

「戦うためさ...」

 

「あなた、とね...」

 

 

 雲田繭はトランスチームガンとスパイダーフルボトルを取り出してディザスターアサシンへ変身する。

 

 

〔スパイダー!〕

 

「蒸血‼︎」

【ミストマッチ!】

 

【スパイダー・・・スパイ・スパイ・・スパイダー!】

 

【ファイヤー!】

 

 

「どうやら、やるしかねぇみたいだな」

 

 

 あと三回の変身で心を闇に蝕まれてしまうとは知らないを鹿賀斗は何のためらいもなくスクラッシュドライバーを腰に巻き、ダークフェニックススクラッシュゼリーをドライバーに挿して変身する。

 

 

〔ダークフェニックスチャージ....〕

 

〔焼ける、燃える、焼き尽くす....〕

 

〈ダークフェニックスインフェニキア....!〉

 

〔オーラァ...!!〕

 

 

「ふふっ....変身したね!」

 

「ごちゃごちゃうるせぇ!!」

 

 

 フェニキアはディザスターアサシンを何発か殴った後に蹴り飛ばす。だが、ディザスターアサシンが苦しむ様子はなく、むしろ不気味に笑っている。

 

 

「もっとだぁ...もっと楽しませてくれよぉ!!」

 

「オラァァ!!うぐっ....」

 

 

 フェニキアがディザスターアサシンに再び殴りかかろうとしたその時、暴走した時のような頭痛が鹿賀斗を襲う。鹿賀斗の頭痛が起こると共に鹿賀斗を助けに来たエレンが2人の元へ着いた。

 

 

「あなた、鹿賀斗に何したの!?」

 

「ふふっ、私は何もしてないわ」

 

「嘘よ!だったらなんであんな黒くなってるの!!」

 

「黒くなったりゆうが知りたければ直接コイツから聞くといい...」

 

 

 ディザスターアサシンはそう言い残し、トランスチームガンで自分の周囲に煙を放ち消えていった。

 

 

「鹿賀斗!大丈夫!?」

 

 

「..........」

 

 

 エレンが声をかけた時、既に鹿賀斗は暴走状態になっており、返事が返ってこなかった。やがて、フェニキアはエレンの方へ顔を向けて唸りながらエレンの方へ勢いよく向かっていく。

 

 

「ウラァァ!!」

 

「くっ、戦うしかないのね..!」

 

 

 自分の方へ勢いよく向かってくる鹿賀斗を見たエレンはその凶暴さから鹿賀斗が暴走状態になっていることに気づき、暴走を止める為、鹿賀斗と戦うことを決意する。

 

 

「レッツプレイ・プリキュアモジュレーション!」

 

 

「爪弾くは魂の調べ!キュアビート‼︎」

 

 

 キュアビートに変身したエレンはフェニキアに向かっていき、殴りかかるが、その腕をフェニキアに弾かれてしまう。攻撃が弾かれて隙ができてしまったビートは鹿賀斗に腹を殴られ、吹き飛ばされてしまう。

 

 

「ぐっ....」

 

「......」

 

 

 鹿賀斗からくらった一撃が重かったのかビートは腹を抑えてよろめいている。その様子を見た暴走状態のフェニキアはドライバーのレバーを倒して必殺技を放つ。

 

 

〔ダークスクラップフィニッシュ...!〕

 

 

 フェニキアは上に高く飛び上がりビートに向かってライダーキックを放つ。ビートにライダーキックが決まり、エレンは変身が解けると共にその場で後ろ向きに倒れていく。

 

 エレンはそのまま気絶してしまった。それを見た暴走状態の鹿賀斗はエレンの胸倉を掴み、自分よりも少し高いところまで持ち上げていく。そして、空いている手の拳に黒いオーラを溜めて殴り飛ばそうとしていたその時だった。

 

 

「やっぱり、追ってきて正解だったみたい..」

 

 

 来たのは加音からエレンを追って来ていた奏だった。奏は本来、影兎の看病をする予定だったがエレンが鹿賀斗を助けると言い飛び出していった為、もしもの場合を考えてエレンを追いか系ていたようだ。

 

 暴走状態の鹿賀斗は奏を見るなり、掴んでいたエレンを地面に落として奏の方へ向かっていく。どうやら、標的をエレンから奏に変えたようだ。

 

 

「影兎さん、ごめんなさい!使わせてもらいます!」

 

 

 そう言い、奏が取り出したのはビルドドライバーだった。奏はクローズドラゴンのような自立行動メカにキャットフルボトルをはめて、ドライバーに挿す。そして、ドライバーの取っ手を勢いよく回す。

 

 

〔シャノワールキャット!!〕

 

 

〔Are you ready?〕

 

「変身!!」

 

 

《Weak up lightning! Get CHATNOIR CAT! Yeah!》

 

 

 奏は仮面ライダーシャノワールに変身した。自分の方に向かってくる暴走状態のフェニキアを前にしながらもこう言い放つ。

 

 

「気合いのレシピで勝利を創る...!!」

 

 

 

 

to be continued......




南野 奏は何故、ビルドドライバーを持っているのか、何故、仮面ライダーに変身できたのか?次回、その理由が明かされる!!



そして、南野 奏は暴走状態の鹿賀斗を止めて鹿賀斗を元に戻すことができるのか!?
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