仮面ライダーダークビルドinスイートプリキュア♪【休載】   作:萊轟@前サルン

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暗躍のスパイダー

現在、奏は暴走状態の鹿賀斗と戦っている。奏は自我を失っている鹿賀斗に対して自慢気に何故、自分が仮面ライダーになれたのかを語り出した。

 

 

「ふふっ、私が何故変身できたか教えてあげる!」

 

 

〜回想〜

 

 

「影兎さん、それは何ですか?」

 

「...これはドライバーからネビュラビルドドライバーを改良したビルドドライバーとシャノワールキャットっていう自律行動メカだ」

 

 

 影兎は奏にそのドライバーを見せながらそう言う。

 

 

「....といってもハザードレベルが3.0ないとどっちも使えないけどね」

 

  

 影兎はそう言いながらドライバーを近くのテーブルに置いて、奏の部屋から出ていった。奏は影兎が置いていったドライバーとシャノワールキャットを引き出しに隠し、どこかへ向かっていった。

 

 奏が向かった場所はかつて、影兎が響と奏のハザードレベルを上げる為に使った修練場である。ここには特訓用の戦闘ロボが何体かある為、1人でもハザードレベルを上げる特訓ができるようになっていた。奏はそこでひたすら、戦闘ロボと戦い続けた。

 

 そしてある日の事、奏が変身してみた所、変身ができた。奏は晴れて仮面ライダーになることができたのだ。そして今に至る。

 

〜回想終了〜

 

 

 奏はフェニキアの攻撃を上手くかわしながら、フェニキアの胸部を殴っていく。

 

 フェニキアは奏の攻撃をくらい後方に少し吹き飛ばされたが、すぐに立ち上がり再び奏の方へ勢いよく向かっていく。

 

 

「暴走状態の人って結構タフなのね....」

 

 

 奏は何度攻撃をくらっても苦しむ様子を見せずに、こちらへ勢いよく向かってくる暴走状態の鹿賀斗に少々驚いていた。何度も何度も攻撃をするが、全然怯む気配さえもないフェニキアを見て奏はこれならどうだ!と心の中で思いながらドライバーの取っ手を回して必殺技を放つ。

 

 

〔Ready go!(レディーゴー!)〕

 

〔シャノワールテックフィニッシュ!〕

 

〔イェーイ!〕

 

 

「これで終わりよ!!」

 

 

 奏はそう言いながら高く飛び上がりフェニキア目掛けてライダーキックをする。奏の放ったライダーキックは決まったと思われたが、決まっていなかった。

 

 フェニキアは奏の足を片手でガシッと掴みハンマー投げのようにして近くの建物の壁へ投げつける。奏は建物の壁にめり込み、凄まじい崩壊音と共に変身が解けて地に落ちていく。

 

 

「....うっ..え..い...と...さん.......」

 

 

奏は影兎の名前を途切れ途切れに言いながら気を失ってしまった。

 

 

 奏とフェニキアの戦いを少し離れた場所から見ていたスタークと鹿糸だったが、鹿糸は怒り口調スタークに何かを言っていた。

 

 

「おい、どういう事なんだよ!?何故、自我を失うという副作用があるんだよ!!」

 

「強化アイテムには副作用的な物があった方が面白いだろ...?」

 

「トゥループロジェクトを何だと思ってる....」

 

「そんなことは知らんなぁ...俺は闇に心を蝕ませてアイツを兵器にして北都中心の世界を作ろうとしたんだがな」

 

「そんな事は望んでない!!」

 

「ほぉ...そうか」

 

 

「チッ....」

 

 スタークは鹿糸の言葉に対して適当な返事をする。鹿糸はそんなスタークの態度に呆れて舌打ちをした後、その場から足早に去っていった。

 

 鹿糸が去った後もスタークはその場に残っていた。近くの手すりに腕を置き頬杖をつきながらある男の登場を待っていた。

 

 

 スタークが暫く待っているとその男はやってきた。男の手には黒い二つのボトルそして、もう片方の手にはドライバーが握られている。スタークが待っていたある男とはそう、玄野影兎であった。

 

 

「やはり来たか...さぁ、お前の力を見せてくれ!!」

 

 

 一方の影兎はフェニキアの立ち位置まで数メートルという所まで来ると、ドライバーを腰に装着し、フルボトルをドライバーに挿して変身する。

 

 

〔ラビット!〕〔タンク!〕

 

 〔ロストマッチ‼︎〕

 

〔Are you ready?〕

 

〈鋼のムーンサルト!ラビットタンク!〉

 

〔イェーイ!〕

 

 

「....鹿賀斗、今助けてやるからな」

 

 

 影兎はそう言い、フェニキアに向かっていく。ダークドリルクラッシャーを使い、フェニキアに何回か斬攻撃を仕掛ける。だが、フェニキアには全く効いていない様子。

 

 

「....くっ、なんて防御力だ...」

 

 

 と、影兎がフェニキアの防御力に苦悩しているとすぐ側から影兎の名前を呼ぶ聞き覚えのある声がした。

 

 

「玄野影兎、今のお前では兄さんを止めることはできない」

 

「...何だと...!!」

 

「だから、今回だけ止めるのに協力してやる」

 

 

 

 鹿糸グリスは影兎にそう言い、フェニキアに向かっていく。一方の影兎も鹿糸グリスに続いてフェニキアに向かっていき、攻撃を仕掛ける。鹿糸と影兎はフェニキアにダブルパンチをかまし、圧倒的な防御力を持っているフェニキアを吹き飛ばす。

 

 そして、2人は間髪入れずに必殺技を発動する。

 

 

〔Ready go!(レディーゴー!)〕

 

〔ボルテックフィニッシュ!〕

 

〔イェーイ!〕

 

 

〔スクラップフィニッシュ!〕

 

 

 

 2人は鹿賀斗に向かってライダーキックをしていく。フェニキアは両手で2人のライダーキックを受け止めるが、2人のライダーキックの威力がフェニキアの防御力に勝り、必殺技がフェニキアに決まる。

 

 

 2人の必殺技をくらったフェニキアの変身が解け、周辺にはドライバーとスクラッシュゼリーが散らばっていく。鹿賀斗は前と同じように変身解除後は気を失っていた。そして、鹿糸はこれ以上の鹿賀斗のこの姿への変身は非常に危険だと思い、散らばっているスクラッシュゼリーとドライバーの回収に向かう。

 

 

 鹿糸が回収しようとしたその時、スタークが現れスクラッシュゼリーとドライバーを奪い、もう片方の腕に鹿賀斗を抱えた。

 

 

「入間 鹿賀斗は俺が頂いた」

 

「貴様、何するつもりだ!!」

 

「心配するな、ちょっとイジるだけだ」

 

「何だと...!?」

 

「変わった兄貴を楽しみにしてろよ...チャオ!」

 

 

 スタークは鹿糸にそう言い残してその場を去っていってしまった。少しの沈黙が続く中、影兎の携帯の着信音が鳴り響く。

 

ピロロロリ

 

ピッ!

 

 

「...俺だ、どうしたんだ?」

 

 

 

「...!!何だと⁉︎すぐに戻るから待ってろ!」

 

 

ピッ!

 

 どうやら、叔母から掛かってきたようだ。影兎は叔母が急に電話を掛けてきた為、どうしたのか事情を聞いてみるとそれは何と驚くべき内容だった。影兎は電話を切ると、すぐに自分のバイクにまたがり気を失っているエレンと奏をその場に残し、1人加音町に向けて走り出していった。

 

 

 

 

 その頃、北都の某所ではディザスターアサシンと黒ミューズが話していた。

 

 

「あなたは何が目的ドド?」

 

「この世界を支配する事だよ」

 

「フン、くだらないドド」

 

「ところで、何故、この北都に加音の戦士達が集結したと思う?」

 

「どういう事ドド?」

 

「加音町を潰す為だぁ!北都に加音の戦士を集めれば加音を守る奴は誰もいなくなるからなぁ!」

 

「.....でも、北条響がいるドド」

 

「北条響は重傷を負って入院中だ」

 

「くっ....ミューズ、急ぐドド!」

 

 ディザスターアサシンから加音の現況を聞かされた黒ミューズは焦りながら加音の方へ走っていった。

 

 

 

 バイクで北都から走って約1時間、影兎が加音町に到着した。叔母から連絡が来てから1時間経過していた為、町の空が薄暗くなり、ほとんどの人が重度の鬱状態のようになっており、プリキュアではない影兎もネガトーンの放つ不幸のメロディに影響され、苦しんでいた。

 

 

「くっそ....」

 

 

 と、不幸のメロディに苦しんでいる影兎の元に黒ミューズがやってきた。影兎はやってきた黒ミューズに協力してもらおうと黒ミューズに話しかけてみる。

 

 

「...黒ミューズ、加音を守る為に俺に協力してくれないか?」

 

 

「...いやドド」

 

 

 

 

加音を守る為に協力してくれと黒ミューズに頼んだ影兎だったがあっけなく断られてしまう。黒ミューズに断られた影兎はどうするのか?

そして、影兎は絶対絶命の危機にさらされているこの加音を守る事が出来るのだろうか?

 

to be continued........

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