仮面ライダーダークビルドinスイートプリキュア♪【休載】   作:萊轟@前サルン

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一歩前進

ダークビルドに変身した俺。ダークビルドラビットタンクフォームはビルドのハザードフォームを思わせるような容姿。ダークドリルクラッシャーを取り出しネガトーンを縦横無尽に切り裂く。ダークドリルクラッシャー内部にはネビュラガスの成分を利用して開発された万能強化剤「プログレスヴェイパー」が充填されている。その威力は一回切り裂くごとにハザードフォームのパンチ一発分くらいの威力がでる。

 

 

「リズム、いくよ‼︎」

 

「分かった!」

 

「二つのトーンを一つの力に!」

 

「奏でましょう、奇跡のメロディ! ミラクルベルティエ クロスロッド!!」

 

「刻みましょう、大いなるリズム! ファンタスティックベルティエ クロスロッド!!」

 

「翔けめぐれ、トーンのリング! プリキュア・ミュージックロンド! スーパーカルテット!!」

 

 

 2人はそれぞれの掛け声と共に必殺技を打つ。威力は十分だけどなぁ...万が一の場合があったら困るなぁ。と思った俺は確実に奴ら(ネガトーン)を倒せるよう自分自身も必殺技を打つことにした。ドライバーの取っ手をぎゅっと握りしめて勢いよく回す。

 

 

〔Ready go!(レディーゴー!)〕

 

〔ボルテックフィニッシュ!〕

 

〔イェーイ!〕

 

 

 ここでも禍々しいダークボイスが鳴る。2人が打った技と俺のライダーキックが重なり威力が倍増。これで倒せるはず...!案の定、ネガトーンは俺らの技を受け爆発して消えていく。爆発エンドはプリキュアというより仮面ライダーっていう感じがするが....気のせいかな。

 

 

 

 俺が変身を解くと共に2人組も変身を解きこちらにやってきた。

 

「あれ、影兎さん!私達を助けてくれたのですね!」

 

 

 奏、さっきからお前が白い服の奴だってバレバレだ、こんな天然だったっけ?そんな事は無いと思うのだが...でも、この言葉で俺はキュアリズム=奏という確信を得た。俺が2人の正体に気づいた事は敢えて言わないでおくとしよう。

 

 奏は目をキラキラ輝かせながら俺の片手を両手で握る。普通の人なら可愛い子にこんな事されれば鼻の下を伸ばして顔を赤くするだろう。だが、既に恋愛に興味のない俺はこんな事をされてもなんとも思わない。

 

 

「あれ、奏は王子先輩じゃなかったの?」

 

「王子先輩はもういいの!今は影兎さん‼︎」

 

 

 バッサリ切り捨てるんかい!とツッコミたくなるが今はやめておこう。奏は元々面食いな所があるから格好いい男性を見つけるとすぐに惚れてしまうのでバッサリ切り捨てるのはしょうがない事なのかもしれない。だが、それはそれで怖い....

 

 

 そして、ネガトーンを倒した後の帰り道、奏が俺の家の事について訪ねてきた。東都に帰るとでも思ってるのかな?

 

「あの~影兎さんって東都に帰るんですよね?大変じゃないですか?よかったら私の家に....」

 

 やはり...奏は俺が帰ると思ってたのか。奏には言わないつもりでいるが俺は東都に帰りたくはない。だからせめて自分が追放された時にしてしまった罪をここを守る事で償うのだ。

 

「俺の家ならお前の家の反対側にあるマンションだ。」

 

「えっ、えぇー...///」

 

 奏は顔を両手で隠している。普通に考えればこれは脈アリというヤツだが俺は今はもう恋愛については無知なのでこの事が脈アリというのかどうかも分からない...というか興味がない。

 

 

「....何かおかしいか?」

 

「おかしくないです!その、嬉しいというか何というか~」

 

 言わなくても言おうとしている事は大体検討がつくがあえて触れないであげよう。それよりも毎日確実に奏のカップケーキが食べられるよう頼んでみるか。

 

 

「俺は毎日お前の作るカップケーキが食べれると思うとものすごく嬉しいんだが。」

 

「ほ、ほほほ本当ですか?なら、今から作ってきまぁ~す!」

 

 

 今、食べたいと頼んでもいないのに奏は今、カップケーキを作ってくれるそうだ。

 

 

 そう言って奏は猛スピードで自分の家に突っ込んでいった。作ってくれるのは嬉しいが流石にこんな所で待つの辛い。なので店で待つ事にした。

 

 

「影兎さん!作ってきました‼︎」

 

 美味しそうなカップケーキが並んでいた。今にでもよだれが垂れそうなくらいだ。カップケーキがテーブルに並べられると早速、カップケーキに手を伸ばしてしまう。

 

 

「さんきゅー」

 

「...ってかお前も自分の作ったやつ食べてみろよ」

 

 俺は奏に自分のカップケーキを食べるよう推めてみた。奏は遠慮する。しかし、俺が何度も言うと食べますと言った。

 

「あぁ、食ってみろ。美味しいぞ。」

 

 

 奏は一口運ぶ。そして咀嚼する。すると、奏はおいしい!と言う。だろ!と俺は言うが奏はでも、まだまだです!と自分に厳しくできていてとても良いな。と俺は思いながらそれと同時に奏に帰宅する事を伝える。

 

 

「カップケーキありがとな。また食いに来る」

 

「どういたしまして!また食べに来てくださいね!」

 

 

 こうして、1日が終わったのであった。この日はネガトーンを倒し加音町を平和にするのに一歩前進した気がする。だが、それでもまだマイナーランドの者達がいる限りは平和になってはいないのでこれからも"影"なりに頑張っていこうと思った。

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