仮面ライダーダークビルドinスイートプリキュア♪【休載】 作:萊轟@前サルン
フェニキアダークに変身した鹿賀斗は影兎に向かっていく。このままでは2対1で不利になってしまうと影兎がそう思ったその時、鹿糸が再変身をし、ツインブレイカーでフェニキアダークを攻撃する。
「玄野影兎!兄さんの相手は俺がやる!お前はローグを頼んだ!」
「おう!」
入間鹿糸にそう言われた影兎は再び視線をローグに戻し、激しい攻防を繰り返していく。だが、ローグは段々と影兎の動きを読み始め、遂には動きを先読みして影兎のガラ空きな所を集中的に攻撃していくまでになった。攻撃をくらい、追い込まれた影兎はフルフルラビットタンクスパークリングフルボトルを一回抜き、タンクタンクスパークリングモードにしてから再度、ドライバーに挿しこみレバーを回してフォームチェンジした。
〔Are you ready?〕
〈鋼鉄のダークウォーリアー!〉
〈タンクタンクスパークリング!〉
〔マジ・ツエーイ!〕
タンクタンクスパークリングフォームはビルドのタンクタンクフォームのように戦車を模したアーマーを全身に装着しているが所々炭酸の刺激を彷彿させるようなギザギザのラインが入っている。
影兎は足をキャタピラに変形させ、変則的な動きをしながら肩アーマーの戦車の銃口をローグに向けて弾を何発か放っていく。弾は全て命中し、ローグは地に転がっていく。そして、ローグの隙をついた影兎はドライバーのレバーを回して必殺技を発動する。
〔Ready go!(レディーゴー!)〕
〔タンクタンクスパークリングフィニッシュ!〕
必殺技を発動した瞬間、タンクタンクスパークリングのアーマー全体から無数の弾が放たれていき、無数の弾がローグを攻撃していく。必殺技は見事に決まり、ローグの変身が解けた。
影兎はローグに勝つことができたがその頃、フェニキアダークと戦っていた白銀グリスは劣勢だった。白銀グリスはひたすら攻撃をしていたがフェニキアダークにはあまり効いていなかった。その様子を見た影兎はビルドドライバーとグリスストームボトルとグリスストームナックルを白銀グリスに渡した。
「使わせてもらうぜ!玄野影兎!」
白銀グリスはそう言うと、ドライバーをビルドドライバーに巻き直してグリスストームボトルを上下に振ってからナックルと一緒にドライバーに挿しこんでレバーを回し変身する。
〔ボトルビビューン!!〕
〈グリスストーム!〉
〔are you ready?〕
《激風想力!グリスストーム!!ビュウビュウビビューン!!》
グリスストームの容姿は基本、グリスと変わらないが全身緑色のアーマーに覆われており、肩アーマーにはグリスとフェニキアのライダーマークが入っている。
グリスストームはストームナックルを使い、フェニキアダークを何発も殴っていく。グリスストームの攻撃はフェニキアダークに効いており、フェニキアダークが怯むことが増えて隙だらけになってきた。グリスストームは隙をつき、ドライバーのレバーを回して必殺技を発動する。
〈シングルストーム!〉
《ガストアタック!!》
グリスストームはストームナックルに風を纏いながらフェニキアダークに向かっていく。そして、風を纏ったストームナックルでフェニキアダークを殴る。必殺技は見事に決まり、フェニキアダークの変身が解けていく。変身が解けると、カウントダウンがゼロになった影響かスクラッシュゼリーから黒い成分が溢れ出てきた。その瞬間、グリスストームは自分のポケットから二つのエンプティボトルを出して鹿賀斗を蝕もうとしていた闇の成分を吸い取った。
兄弟を救う為に二つのエンプティボトルを用意し、闇の成分を吸い取った事に感心していた影兎だったが次の瞬間、鹿糸はとんでもない事をし始めた。
「これが…究極の力…!」
鹿糸はそう言いながら、闇の成分が詰まった二つのボトルを自分の体に挿した。瞬く間に鹿糸は闇に呑まれていき、気づいた時にはもう鹿糸ではなく別の怪人がいた。
「フフフ…ハッハッハッハッハ!」
「我が友の復活だぁ!」
ディザスターアサシンは高笑いしながらそう言う。
「アサシン!!どういう事だ!?」
「アサシン?友が復活した今、もうこの名前はいらない…私の本当の名は"ギラルゴ"ディザスター族の一人だ」
「そして今復活したこの俺がアビス!」
影兎が強い口調でアサシンにそう尋ねとアサシンは自分の本当の名を影兎たちに明かした。そして、入間鹿糸の身体を使っているこの怪物はアビスというらしい。影兎と浩二そして、プリキュア達は突然の出来事だらけに何も出来ずにいるのだった。
遂に姿を現したディザスター族の一人のアビス。アビスは一体、どんな能力を持っているのだろうか?
to be continued.......