妖精の世界でアストロモンスとアーストロンが現れ、シン達を襲う。
しかし、シンはウルトラマンゼロに変身し、ラブ達とつぼみ達もフレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアに変身し、アストロモンスとアーストロンを打ち倒した。
一方、真理奈はプロノーン・カラモスでスーパーGUTSに異動するアルケミー・スターズを選抜し終え、石になったスパークレンスに光を取り戻させ、ウルトラマンティガを蘇らせる為、光遺伝子コンバーターを使用するが、そのマシン自体が壊れてしまう可能性が出る程ショートし、ティガの復活は失敗に終わってしまう。
夕刻、スーパーGUTSに選ばれた8人は異動の準備を終え、リョウとカリヤが所有するゼレットとボッパーでスーパーGUTS基地に行った。
尚、ぎんがは自分の家族と再会するため、休暇を取ることになっていた。
今はプロノーン・カラモスの前にいる。
「じゃ、高町とスクライアの事は頼んだわよ。」
「えぇ。真理奈も早く帰ってくるようにね。」
「分かってるって。」
ぎんがはそう言ってなのはとユーノを乗せたスバル・インプレッサで一足先に帰宅した。
真理奈はぎんがの車が見えなくなった後、プロノーン・カラモスに入っていった。
そして、ダニエルの部屋に入る真理奈。
「お待たせ。ダニエル、キャス。」
「あのままお家に帰ってればいいのに。話なら電話越しでもできるわ。」
キャサリンは真理奈にそう言う。
「ぎんがとはゆっくり話したいモンだけど、それどころじゃないからね。怪獣が出てきたら休暇どころじゃないし、高町やスクライアのように別の世界から来た奴がこの世界に来てるかもしれないしさ。」
真理奈は空いている椅子に座る。
「それよりさ、フランスで起きた例の事件の事、シルバーウィークの時に調べようと思ってる。夏休みはできればゆっくりしたいし、スーパーGUTSの人材集めの時にぎんがの結婚式があるわけだし、来月は学校が2学期に入るとはいえ、連休があれば調べる余裕がある。ありすにもこの事を伝えてほしいのよ。」
真理奈はダニエルとキャサリンにそう要求する。
「確かに5日間もあれば調べる余裕はあるわね。」
「だが、いいのか?今の君はウルトラマンに変身できない。それに、友達の事は兎も角、君の家族が心配するぞ。」
ダニエルは真理奈にそう言って心配する。
「分かってる。だからシルバーウィークの時にスーパーGUTSにボディーガードをお願いするよう説得してほしいのよ。流石に1人で行こうなんて思ってないわ。頼んでくれる?」
真理奈はダニエルにそのように要求する。
ダニエルは真理奈の言葉に悩まされるが・・・
「わかった。シルバーウィークの事をスーパーGUTSに伝える。」
「悪いね。」
真理奈の要求に承諾するダニエル。
そのダニエルに謝る真理奈。
(1ヶ月後にフランス行き・・・か・・・まのんはどこにいるのかな?クルルの奴、また勝手に離れたりしないよね?)
真理奈はまのんとクルルの事を思い出し、天井に見上げながら思いを馳せる。
その頃、まのんとマヤ、ドキドキ!プリキュアはアメリカのテキサスでプリキュアに変身して、ウルトラマンギンガと一緒に植物のような無数の触手を持つ怪獣と戦っていた。
まず、怪獣の方を説明しよう。
ギンガが戦っている怪獣は植物怪獣グリンショックス。
惑星ソーキンの隕石に乗って地球に飛来したソーキンモンスターである。
自己修復能力や無数の触手でウルトラウーマンベスを苦戦させた。
そして、ドキドキ!プリキュアとウルトラマンギンガと一緒に戦っているまのんとマヤが変身したプリキュアがキュアエレメントとキュアイージスだ。
まのんが変身したキュアエレメントはカーバンクルのクルルと合体することで変身したプリキュアである。
妖精の世界に現れたゲスラに苦しめられたティガを助けたことがある。
1万年前ではユザレという人物が変身し、当時のティガと共にイビロンと戦ったことがあった。
そして、マヤが変身したキュアイージスの方はハピネスチャージプリキュアと同じ変身アイテム・プリチェンミラーで変身する。
ユグドラシルのトップであるデニーズ・ポーカーからプリチェンミラーとプリカードを貰い、トランプ共和国襲撃を始めたが、キュアソード達による活躍で失敗した。
その後、真理奈達の説得でマリー・アンジュ王女を蘇らせ、プリキュアオールスターズと一緒に戦うことに決めた。
「ギンガセイバー!」
ギンガはギンガセイバーでグリンショックスの触手を斬り落とすが、グリンショックスの触手は再生し始めた。
「再生した!?」
ダイヤモンドはグリンショックスの再生能力に驚く。
グリンショックスは触手でギンガを捕らえる。
「イージス・ジャスティスソード!」
イージスはラブプリブレスから光剣を生み出し、ギンガを捕らえたグリンショックスの触手を切り裂く。
よってギンガは助かったが、グリンショックスの触手が再び再生する。
「なんて怪獣なの!?」
「これじゃ、キリがない!」
ソードとハートはグリンショックスに苦しむ。
「キュゥ!」
「え?この怪獣を海に連れて行けって?」
「キュッ!」
エレメントは自身の中にいるクルルの提案に首を傾げる。
「そっか!あの怪獣は植物!塩分が含まれている海に放り込めば枯れるから、あの怪獣にとっては弱点だよ!」
ハートはクルルの提案に理解する。
「よし!俺がこいつを海に放り込む。あとは任せるぜ!」
「私とイージスが決めるわ!」
「よろしくね!ソード!」
グリンショックスは触手でギンガを再び捕らえる。
「ヒカルさん!」
「大丈夫だ!このまま連れて行く!」
ギンガはグリンショックスの触手を掴み、そのまま飛び上がる。
ギンガはヒューストン港まで行くと、グリンショックスを海に叩き落す。
グリンショックスは海に叩きつけられ、もがき苦しみ、ギンガを捕らえた触手を放してしまう。
「いくわよ!イージス!」
「わかった!」
ソードはラブリーコミューンにキュアラビーズをセットし、画面にハートを描く。
イージスはラブプリブレスのダイヤルを回す。
「閃け!ホーリーソード!」
「裁け!ジャッジメントソード!」
ソードとイージスは無数の剣状の光弾をグリンショックスに放つ。
グリンショックスはソードとイージスの攻撃でダメージを負い、海水によって徐々に溶けていき、消滅する。
「やったーっ!」
プリキュア達はグリンショックスが消滅したのを見て喜ぶ。
「まだだろ?」
ギンガは喜んでいるプリキュア達にそう言う。
「ラブリー達の所に行こうぜ。」
「あっ!そうだった!もう1体怪獣いたっけ!?」
「では、急ぎましょうか。」
ギンガとドキドキ!プリキュアとエレメントとイージスはハピネスチャージプリキュアの元へ合流する。
一方、ハピネスチャージプリキュアはケンタウロスのような見た目をして、鞭のような尻尾を持つ怪獣と戦っている。
いや、正確には怪獣ではなく、超獣である。
その名は変身超獣ブロッケン。
人間に憑依する能力を持っていることから、TACの隊員・小山隊員を乗り移り、TAC基地を壊滅しようしたヤプール人が作った超獣である。
ウルトラマンAを敗北寸前まで追い詰めるが、ウルトラギロチンで倒された。
今、ハピネスチャージプリキュアはオースティン郊外にいる。
「全然効かないよ!」
「弱音を吐かない!ヒカルさんが来るまで持ち堪えるのよ!」
プリンセスは弱音を吐くが、フォーチュンに叱咤される。
「見て!ハート達とギンガが来るよ!」
『思ったより早かったな。』
ラブリーはギンガとドキドキ!プリキュアが来るのを気付き、指を指す。
リュイルも予想より早く駆けつけてきたギンガ達に驚く。
「形勢逆転だね!」
ラブリー達はギンガ達が来るのを知り、活気がわいてくる。
その時、ブロッケンが金色の光に包まれ、何処かへ飛んで行ってしまう。
「えっ!?」
「なになに!?」
ラブリー達は拍子抜けしたように驚く。
ギンガ達は降り立ち、変身を解く。
ラブリー達も変身を解いた。
「何があったんだ?」
「分かんない。怪獣が光に包まれたと思ったら、どこかへ消えちゃった。」
ヒカルはブロッケンの事を尋ねるが、ひめは何が何だか分からない状況である。
「ロシアのツンドラにあるツングースカにも同じように光に包まれて消えたという話も聞きましたけど・・・」
「四葉財閥の情報網でも分からなかったよね。」
ありすとマナはひめの話を聞いて、ブロッケンのように、ツングースカの出来事を言う。
「どういうことなんだ・・・」
ヒカルは今の話に悩まれる。
『!』
「キュッ!?」
「どうしたの?」
六花はリュイルに尋ねる。
『クルル、お前も気付いたか?』
「キュッ!」
クルルは突然走り出す。
「あっ!クルル!また勝手に!」
まのんはクルルを追いかける。
ヒカル達もまのんの後を追う。
彼らが向かっている先にはマッキンニーフォールズ州立公園である。
次回はあの4人チームとギンガには欠かせないあのウルトラマンが出ます。