ウルトラリリカルキュアファイト   作:JINISH

19 / 44
侵略ロボット、現る!

ジュエル鉱国の姫君・ディアーナから、ティガのことを聞いたなのはとユーノ。

それは真理奈がティガとしてイビロンを倒した時、超古代人の遺伝子を活性化させ、グリッターティガとなった時に、すでに力を使い果たしてしまった事だった。

それによって真理奈は二度とティガに変身することができなくなった。

ティガを蘇らせる方法は真理奈と同じ超古代人の遺伝子を持つ人間だけ。

一方、秋葉原で円盤生物ロベルガーが現れ、ヴィヴィオが変身するオーブとスイートプリキュアとスマイルプリキュアが立ち向かう。

オーブとプリキュアとの連携でロベルガーを倒すことに成功した。

その後、ヴィヴィオ達はクリシスの引率でランチタイムを楽しんでいた。

 

「ご主人様~。お待たせ致しました~。オムライスでございます~。」

「うん。ありがと♪」

 

クリシスはメイド服の店員に礼を言う。

 

「お昼ってメイド喫茶でかいな・・・?」

「なんでメイド喫茶なのよ・・・?」

 

あかねとアコはクリシスが昼食の時間にしようと案内されたのは、メイド喫茶の為、ツッコミを入れる。

 

「ご主人様~?今からあなたのオムライスにこのケチャップで愛情をたっぷりかけますね♡」

「えぇ!?いや!?俺は別に・・・」

 

トーマはメイド服の店員に言われ、慌てふためく。

 

「いいじゃん、別に。君の為にオムライスを作ったんだから。メイドさん、遠慮なく愛情をかけてて♪」

「はい♡」

(うぅ・・・スゥちゃんか八神指令にこの事を知れたら、俺、立ち直れないよ・・・)

 

クリシスは割り込むように声をかけた後、メイド服の店員にトーマのオムライスにケチャップをかけるように言った。

トーマはこのやりとりを見た後、顔を突っ伏してしまう。

 

「あららら・・・」

「見事に撃沈されたわね・・・」

 

奏とエレンはトーマの今の様子を見て苦笑いする。

 

「クリシスさんはいつもここに寄ってるんですか?」

「ううん。皆と合流する時、たまたま見つけて、ここ行ってみようかな~って思っただけ。」

「適当やな・・・」

 

アインハルトはクリシスにいつもメイド喫茶に寄っているのか聞くと、クリシスは偶然見つけたから寄っただけと言い出し、あかねは苦笑いする。

 

「こんな所じゃ落ち着けないんだけど・・・」

「なんで~?自分の家だと思ってゆっくりしてきなよ。」

「だからそれが無理なんだよ!」

 

トーマはクリシスに言われ、文句を言う。

この場にいる一同はクリシスに「自分の家だと思ってゆっくりしろ」と言われても、雰囲気的に落ち着けるわけがなく、早い所昼食を平らげることになった。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈は墓参りを終えた後、ダニエルからの呼び出しでプロノーン・カラモスに訪れた。

真理奈は局長室にいるダニエルから話を聞く。

その話とは・・・

 

「ヴァベルの騎士?」

「あぁ。その騎士が持つメダリオンには、なのはが持つ宝玉と似たようなエネルギー。つまり魔法と科学を絡み合った魔力を備わっている。」

「人工的に作られたってこと?」

「あぁ。」

「みらいやリコが使った魔法じゃなく?」

「あぁ。全く比べ物にならない技術だ。」

 

ミッドチルダの魔導士が魔法を使う際に使用したデバイスと同じ技術を持つヴァベルの騎士についての事だった。

 

「その組織は、前にトランプ共和国に侵攻してきた革命軍・ユグドラシルが壊滅したと同時に活動を始めたと聞く。」

「そんな技術、地球上のどこ探しても見つからないわね。妖精の世界の由来の技術かな?」

「恐らく。」

 

真理奈はダニエルの話を聞いて、ヴァベルの騎士が持つ魔導技術は妖精の世界の物であることを推理する。

 

「そういや、バラージ王国でヤマザキと会った時、怪獣を操る技術を欲しがっている奴がいるって言ってたわね・・・そいつがヴァベルの騎士の1人だってことなのかな・・・」

 

真理奈はバラージ王国で会ったヤマザキ・ヒロユキの言葉を思い出す。

ヤマザキが怪獣を操る際に使用した闇の神器と呼ばれるモンスターズルーラーの技術を何者かに渡したと言っていた。

真理奈はその人物がヴァベルの騎士の1人なのではと思い始める。

 

「その話が本当だとすると、ユグドラシルが立てたトランプ共和国侵攻は、ただの前座。つまり、ユグドラシルはヴァベルの騎士の掌の上に踊らされただけに過ぎないのかもしれない。」

 

ダニエルはユグドラシルが行なった行為を、ヴァベルの騎士の思惑ではないかと推測する。

 

「モンスターズルーラーが持つ怪獣を操る力を手に入れるために・・・」

「あぁ。実はこの話、ツンドラ森林地帯のツングースカで、それらしい動きを判明したんだ。」

「え?怪獣を操ってるかもしれない状況を?しかもツンドラ森林地帯のツングースカって、ロシアに流れている川の事よね?」

「あぁ。そこに怪獣が現れたんだ。昨晩に映像記録が届けられた。」

 

ダニエルは真理奈にロシアのツングースカの映像を見せる。

その映像にはキングオブモンスがグランゴンとラゴラスと戦っている所を映っている。

 

「うわぁ・・・なんかヤバそうなの出てきたよ・・・」

 

真理奈はキングオブモンスを見て引き気味になる。

キングオブモンスがグランゴンとラゴラスを圧倒した後、キングオブモンスが光となって消え、更にその後にグランゴンとラゴラスがしばらく経った後に光となって消えた。

 

「・・・」

「このような様子が撮ったんだが、気付いたね?」

「えぇ。」

 

真理奈はダニエルの端末をいじり、キングオブモンスが消えた所まで巻き戻し、一時停止する。

 

「あのヤバい怪獣に肝抜かれたから気付かなかったけど、薄っすらだけど、黒い機影が見えた。」

 

真理奈は一時停止した場面を見直す。

 

「黒いガッツウイング。その近くに私と同い年くらいの女の子か・・・」

 

真理奈はキングオブモンスの付近にいる黒い機影と女の子を見つける。

その機影と女の子は黒いガッツウイングとイリスを指している。

 

「名前を考えるなら、ガッツシャドーと言ったところか。スーパーGUTSとは別のチームらしいけど・・・ダニエル、女の子の方は何者なのか分かるの?」

「いや、僕の方にも分からない。プロノーン・カラモスの研究者リストにも載っていなかったし、旧GUTSのリストにも入っていない。関連性も不明だ。」

 

真理奈はイリスの事をダニエルに聞いてみるが、ダニエルも知らないと言う。

 

「いずれにせよ、モンスターズルーラーのデータを持っているのはあの子である可能性は高い。気になるのは、あの子がヴァベルの騎士かどうかよね。」

「ガッツシャドーで行動しているとしたら、スーパーGUTS本部に行けば分かるかも知れない。女の子の正体も分かるだろうしね。」

「ったく、昨日人選したばっかりなのにこんなことになるなんてさ・・・」

 

真理奈は今後の方針について溜息を吐く。

 

「そういやさ、ヴァベルの騎士の事で目撃情報とかあったりするの?そうじゃないと、こんな話題出さないし。」

「あぁ。君が作ったクリアープローブのおかげで、それらしい姿を撮ることができた。その画像が記録されている。」

 

ダニエルは真理奈にヴァベルの騎士の画像を見せる。

映ったのは男女5人の画像である。

右から順番に特徴を上げると、まず、金色の鎧を纏う金髪の少女、その次に金色の変わった剣を腰に挿している銀髪の青年、真ん中に赤い鎧を纏った天使のような女騎士、続いてはサングラスをかけた大柄な男、最後に一番左の画像に映っているのは、緑色の髪をした細身の男である。

最初に出てきた少女はセレナの事だろうが・・・

 

「こいつらがそうか・・・首に掛けてるメダリオンも同じ物ばっかり・・・」

 

真理奈は5人の騎士の画像を眺める。

 

「現在確認されているのはこの5人だけだ。目的は不明だが、用心はした方がいい。」

「了解。」

 

真理奈はダニエルに忠告され、そろそろ帰ろうとする。

 

「情報サンキュ。」

 

真理奈は荷物を纏めて、プロノーン・カラモスを後にする。

 

 

 

 

 

 

その頃、ヴィヴィオ達はメイド喫茶でオムライスをご馳走になり、秋葉原の街中に歩き回った。

ただ、その道中、トーマは疲れ切った表情をしていた。

 

「トーマ、大丈夫?」

 

リリィはトーマが心配し、声をかけるが、返事はしなかった。

 

「あれれ~?トーマ、お昼の時から元気がないね?」

「いや、理由はアンタやん!」

「メイド喫茶に連れ込むし、アニメの女性キャラのコスプレを着させるし・・・」

「確かにイケメンだけど、程々にしてほしいわ。」

 

クリシスはトーマの様子に首を傾げる様子に、あかねとなおと奏が言い出す。

 

「でも、その時のトーマさん、可愛かったね。」

「うん。特に八神はやてセットアップコスの時の。」

「勘弁してくれ・・・」

 

みゆきとやよいの会話を耳に入ったトーマは沈んだままで俯く。

 

「今のトーマ、今回の事で黒歴史になっちゃいそう・・・」

「ご愁傷さまです、トーマさん・・・」

 

ヴィヴィオとアインハルトはトーマに掛ける言葉が思いつかず、苦笑いするしかなかった。

 

「全く、いい歳してこんな子供染みた事を・・・」

「アニメとゲームに歳なんて関係ないもん♪」

 

アコはクリシスにそう呟くが、彼女は全く懲りなかった。

 

「あ、そうだ。クリシスさんは普段どこに住んでるの?」

「あぁ。まだ言ってなかったね。」

 

響はクリシスにどこに住んでいるのか聞いてみる。

 

「私がウルトラマンとして戦った頃は住む場所がなく、あっちこっち飛び回ってたけど、今は安いアパートに暮らしてるの。若葉台駅の近くのね。」

「そうだったんだ・・・」

 

クリシスは今住んでいる所を伝えた。

 

「お金の方もバイト見つけたから問題ないよ。」

「そのバイトって・・・」

「うん。秋葉のコスプレショップでバイトを始めたの♪」

「やっぱり・・・」

 

響達はクリシスのバイト先を聞いて、「クリシスさんらしいよ・・・」と呟く。

一人を除いては・・・

 

「へぇ~!クリシスさん、いい所で働いてるね!」

「よかったら遊びに来てくれる?」

「モチのロン!」

 

やよいは目をキラキラしながらクリシスに言う。

やよいは特撮ヒーローやロボットアニメが好きなので、クリシスに食いつく。

 

「やっぱこうなるんかい・・・」

「相変わらずだね・・・」

 

あかねとなおはそんなやよいにドン引きする。

 

「!グッ!アァ・・・!」

 

その時、クリシスは頭を抱えて苦しみ出す。

 

「あっ!」

「クリシスさん!?」

「どうしたんですか!?」

 

みゆきと響はそんなクリシスを支える。

ヴィヴィオ達はクリシスが突然苦しみ出したことに心配する。

その時、どこからか電子和音が聞こえる。

ヴィヴィオ達は周囲を見渡すと、空中に空間の歪みが発生し、その歪みから人型のロボットが現れる。

その正体は宇宙ロボット・キングジョー。

ペダン星人の科学力によって生み出され、地球に送り込んだ侵略ロボットである。

ウルトラセブンのエメリウム光線やアイスラッガーでも傷つけられないほどの装甲を持っている。

 

「ひえぇ~っ!おっきいロボットが出た!?」

 

みゆきはキングジョーを見て、一歩後退る。

 

「ふわぁ~っ!かっこいい~!!」

「喜んどる場合か!?」

 

やよいはキングジョーを見て目を輝かせる。

あかねはそんなやよいにツッコミを入れる。

 

「みんな!プリキュアに変身クル!」

 

キャンディはみゆき達にプリキュアに変身するよう急かす。

 

「みんな、行くよ!」

 

みゆき達はスマイルパクトを構える。

 

「私達も!」

 

響達もキュアモジューレを構える。

みゆき達はスマイルパクトにキュアデコルをセットする。

 

〈レディ?〉

「プリキュア・スマイルチャージ!」

〈ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!〉

 

みゆきは体にパフをタッチし、あかねは指パッチンして着火したパフを胸に当て、やよいはパフを5回打って、なおはパフで前方に三角形を描き、れいかはパフに息を吹きかける。

よってみゆき達はピンク、赤、黄色、緑、青の衣装を纏い、キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティに変身する。

 

「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

「ピカピカぴかりんじゃんけんポン!キュアピース!」

「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」

「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」

 

ドリーとレリーとラリーとドドリーは響達のキュアモジューレに装着する。

 

「レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション!」

 

響達はキュアモジューレをト音記号を描いた後、スイッチを押す。

すると、キュアモジューレから金色のト音記号が現れる。

響と奏とエレンとアコにピンク、白、青、黄色のリボン状の光を纏う。

その光が衣装に変わり、響達はキュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズに変身する。

 

「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」

「届け、4人の組曲!スイートプリキュア!」

 

ハッピー達とメロディ達は変身完了する。

 

「みんな~!頑張るニャ~!」

 

ハミィはメロディ達を応援する。

ハッピー達はキングジョーに立ち向かう。

 

「よし!私も!」

 

ヴィヴィオはすでにセットアップし、オーブリングを構える。

 

「ウルトラマンさん!ティガさん!光の力、お借りします!」

 

ヴィヴィオは初代ウルトラマンとティガのカードをロードし、ウルトラマンオーブに変身する。

オーブはキングジョーの前に立ち、身を構える。




こうして執筆してみると、アインハルトとトーマとリリィの存在感が薄く感じるな・・・(汗)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。