管理世界・デントで謎の神殿を発見したなのはとユーノ。
その突如、時空の歪みが発生し、プリキュアの世界のバラージ王国に放り込まれてしまう。
ミッドチルダへ帰る方法を模索するが、その時にゴルザ、メルバ、ガルラが現れる。
絶体絶命の危機に陥ったなのはとユーノだが、ゼロ、初代ウルトラマン、セブンが現れ、危機一髪助かった。
ゼロと初代ウルトラマンとセブンはゴルザとメルバとガルラに立ち向かう。
その頃、トランプ共和国で時空の歪みから怪獣、つまり、メルバが現れた事を知り、城内は騒然としていた。
「ほのか、シンさん見つけた?」
「ううん。会ってないよ。もしかしたら、すでに怪獣を追っていたかも。」
「恐らくそうですね。」
城内でシンを探している女の子が3人。
彼女達はふたりはプリキュアMAX HEARTのキュアブラックこと美墨なぎさ、キュアホワイトこと雪城ほのか、シャイニールミナスこと九条ひかりである。
彼女達はドツクゾーンとの激闘を繰り広げ、その主であるジャアクキングとの死闘の末、勝利したプリキュアの一組である。
他にもふたりはプリキュアSPLASH STARのキュアブルームこと日向咲、キュアイーグレットこと美翔舞。
YES!プリキュア5GOGOのキュアドリームこと夢原のぞみ、キュアルージュこと夏木りん、キュアレモネードこと春日野うらら、キュアミントこと秋元こまち、キュアアクアこと水無月かれん、美々野くるみ。
フレッシュプリキュアのキュアピーチこと桃園ラブ、キュアベリーこと蒼乃美希、キュアパインこと山吹祈里、キュアパッションこと東せつな。
ハートキャッチプリキュアのキュアブロッサムこと花咲つぼみ、キュアマリンこと来海えりか、キュアサンシャインこと明堂院いつき、キュアムーンライトこと月影ゆり。
スイートプリキュアのキュアメロディこと北条響、キュアリズムこと南野奏、キュアビートこと黒川エレン、キュアミューズこと調辺アコ。
スマイルプリキュアのキュアハッピーこと星空みゆき、キュアサニーこと日野あかね、キュアピースこと黄瀬やよい、キュアマーチこと緑川なお、キュアビューティこと青木れいか。
ドキドキ!プリキュアことキュアハートこと相田マナ、キュアダイヤモンドこと菱川六花、キュアロゼッタこと四葉ありす、キュアソードこと剣崎真琴、キュアエースこと円亜久里。
ハピネスチャージプリキュアのキュアラブリーこと愛乃めぐみ、キュアプリンセスこと白雪ひめ、キュアハニーこと大森ゆうこ、キュアフォーチュンこと氷川いおな。
Go!プリンセスプリキュアのキュアフローラこと春野はるか、キュアマーメイドこと海藤みなみ、キュアトゥインクルこと天ノ川きらら、キュアスカーレットこと紅城トワ。
魔法つかいプリキュアのキュアミラクルこと朝比奈みらい、キュアマジカルこと十六夜リコ、キュアフェリーチェこと花海ことは。
キラキラ☆プリキュアアラモードのキュアホイップこと宇佐美いちか、キュアカスタードこと有栖川ひまり、キュアジェラートこと立神あおい、キュアマカロンこと琴爪ゆかり、キュアショコラこと剣城あきら、キュアパルフェことキラ星シエル。
そして、忘れてはならない幻の戦士キュアエコーこと坂上あゆみがいる。
彼女達もどんな困難も諦めずに恐ろしい敵に立ち向かってきた伝説の戦士である。
「全く!恋する乙女6人を置いてくなんて!帰ってきたらとっちめてやるっしゅ!」
「うんうん!異議なしナリ!」
えりかは頬を膨れながら言う。
咲も同意する。
「ふぇぇっ!?(////)」
「さ、咲さん!?えりかさん!?(////)」
「恋する乙女って何言ってるのよ!?(////)」
ほのか達は顔が赤くなり、リコは代表して文句を言う。
「やれやれ・・・散々からかわれてるわ・・・」
「あ、あははは・・・」
そんな光景を黒のショートヘアーの少女は呆れた表情で見て、もう1人の黒髪のポニーテールの少女は苦笑いしながら見る。
前者の少女の名前は新真理奈。
ベローネ学院中等部2年桃組の生徒で、科学者志望。
河童山でゼロ、ふたりはプリキュアMAX HEART、ハピネスチャージプリキュアと遭遇した時、ウルトラマンティガとなって共闘したが、ルルイエでの戦いで変身する力を失う。
後者の少女は新まのん。
今説明した真理奈の妹で、ベローネ学院中等部1年桃組。
剣崎真琴を憧れており、アイドルを目指す。
開拓島・ノルンでティガとなった真理奈を助ける為、パートナーであるクルルの力によってキュアエレメントに変身する。
「それにしても、せつな。結局時空の歪みの原因は分からないままなの?」
「えぇ。ウエスターとサウラーが全力で調べてるけど、まだ原因がつかめてないの。」
真理奈はせつなに時空の歪みの原因について聞いてみるが、まだ分からない状態だった。
(トランプ共和国から帰った後、ダニエルに相談するかね・・・)
真理奈は今後の事を考える。
ゼロはゴルザを、初代ウルトラマンはガルラを、セブンはメルバを交戦する。
ゴルザは自分の体を球体状にして、ゼロに体当たりする。
「同じ手が通用するかよ!」
ゼロはゴルザの体が宙に浮いているタイミングを見計らって、頭上に蹴り飛ばす。
ゼロはゴルザの元へ飛び、ゴルザを追い越して、オーバーヘッドキックの要領で地上に叩き落す。
地上に叩き落されたゴルザはよろよろとよろめきながら立ち上がる。
ゼロは着地し、ゴルザの元へ走り出す。
ゴルザは超音波光線を発射するが、ゼロはゴルザの攻撃を躱し、頭部に跳び蹴りする。
ゴルザはゼロの攻撃に怯む。
初代ウルトラマンはガルラの尻尾攻撃を躱し、ガルラの腹部に跳び蹴りする。
ガルラは初代ウルトラマンの攻撃により、後退る。
ガルラは初代ウルトラマンに熱線を放つ。
初代ウルトラマンはガルラの熱線を躱し、八つ裂き光輪を放つ。
しかし、初代ウルトラマンの八つ裂き光輪はガルラの体が真っ二つになることなく、粉々になる。
初代ウルトラマンは続けてスぺシウム光線を放つ。
だが、ガルラは初代ウルトラマンのスぺシウム光線を受けても平然としている。
「この硬さ、Q星で戦ったキーラを上回るか・・!」
ガルラは初代ウルトラマンに尻尾で攻撃する。
初代ウルトラマンはガルラの尻尾を受け止め、その尻尾でガルラを叩き付ける。
それでも、ガルラ自身は平然としたままである。
セブンはメルバにエメリウム光線を放つ。
メルバはセブンの攻撃に対し、上空に飛んで躱す。
セブンはメルバの追い、飛翔する。
メルバは急旋回して、セブンに光線を放つ。
セブンはメルバの光線を躱し、アイスラッガーを手に持ち、構える。
メルバも腕の鋏を構える。
セブンとメルバはぶつかり合うが、メルバの腕が斬り落とされる。
セブンはメルバにアイスラッガーを投げる。
メルバはこのまま飛翔し続け、アイスラッガーを避ける。
セブン「逃がさん!」
セブンはウルトラ念力でアイスラッガーをコントロールし、メルバを追う。
メルバはセブンのアイスラッガーから逃げ続けるが、どんどん追い詰められ、ついにメルバの翼が切断され、そのまま地上に墜落する。
セブンも地上に降り立ち、メルバの方に振り向く。
メルバは覚束ない足取りで立ち上がる。
セブンはメルバにワイドショットを放つ。
メルバはセブンの光線を受け、爆散される。
ガルラは額から熱線を放つ。
初代ウルトラマンは八つ裂き光輪で熱線を防ぎ、そのままガルラに飛ばすが、ガルラのパンチによって砕け散る。
「ユーノ君!」
「うん。分かってる!」
ユーノはなのはの背後に回り、足元に緑の魔法陣を出す。
そして、なのははレイジングハートをガルラに向けた後、ピンクの魔法陣を出し、ブラスタービットを召喚する。
レイジングハートとブラスタービットの先端にピンクの光が収束し始める。
〈スターライトブレイカー!〉
「ユーノ君のブースト魔法を加えて、周囲の魔力を収束・・・」
レイジングハートとブラスタービットの先端のピンクの光が強く大きくなる。
「全力・・・全開!スターライト・・・ブレイカー!!」
なのははレイジングハートを頭上に挙げた後、ガルラに向けて振り下ろす。
すると、レイジングハートとブラスタービットの先端のピンクの光が某ロボットアニメの巨大砲のような光線を放つ。
ガルラはなのはの攻撃により、くの字のように吹き飛ばされる。
ガルラ自身はダメージがないものの、背中から倒れる。
初代ウルトラマンはなのはとユーノの方に振り向き、重々しく首を縦に振る。
「ウルトラマンさん!」
「今です!」
初代ウルトラマンはガルラの方に振り向く。
ガルラは立ち上がり、初代ウルトラマンを襲う。
初代ウルトラマンはガルラにウルトラアタック光線を放つ。
ガルラは初代ウルトラマンの光線を受け、動きが止まる。
初代ウルトラマンは腕を×の字にした後、ガルラが木っ端微塵になる。
「やったぁー!」
「よし!」
なのはとユーノは初代ウルトラマンの勝利に喜ぶ。
初代ウルトラマンはなのはとユーノに振り向き、人差し指と中指を立てた敬礼で応える。
なのはとユーノも初代ウルトラマンに応えるように敬礼する。
「あのガキどももやるな?こっちも負けてられねぇぜ!」
ゼロはなのはとユーノを見た後、すぐにゴルザの方に振り向き、走り出す。
ゴルザは超音波光線を発射する。
ゼロは光線を擦り抜け様に躱し、ゼロスラッガーをゼロツインソードに変形させる。
「俺のビッグバンは・・・もう、止められないぜ!」
ゼロは地面を蹴り、ゴルザに向かって飛翔する。
そしてゼロツインソードでゴルザを切り裂く。
よってゴルザは真っ二つに切り裂かれ、そのまま爆散される。
「へへっ!決まったぜ!」
ゼロはゴルザが爆散した所に振り向き、指を指して決める。
戦いを終えた後、ゼロと初代ウルトラマンとセブンは人間の姿に戻り、なのはとユーノの元に着く。
「ハヤタさん!会いたかったです!」
「なのはちゃん、久しぶりだな。ユーノ君も。」
「またお会いできてよかったです。」
なのははハヤタと対面した後、ハヤタに抱きつく。
ハヤタはなのはの頭を優しく撫でる。
ユーノはハヤタとの対面に喜びの表情を浮かべる。
その後、ハヤタはシンとダンになのはとユーノを紹介する。
そして、なのはとユーノがプリキュアの世界に来た経緯と、今のプリキュアの世界で起こった事象を説明した。
「じゃあ、僕達がいる場所はプリキュアっていう女の子達がいる世界に来て、その世界で次々と怪獣達が現れ、そして、今の僕達はミッドチルダに帰りたくても時空の歪みが原因で帰れなくなってしまったってことですね・・・?」
「あぁ。ゼロの力を持ってしても元の世界に戻れなくなったんだ。」
「どうしよう・・・私達の知ってる地球じゃなかったら、アリサちゃんやすずかちゃんが作ってくれた転送装置もないよ・・・」
ユーノとなのははシン達から状況を聞いて、大いに悩む。
今いる妖精の世界は真理奈の母、新真奈美が作った『ディメンジョンゲート』によって地球、曰く、人間の世界と繋がっているが、そこにはなのはとユーノが知る地球ではないし、海鳴市という町も存在しない。
しかも2人がいるのは別の地球なら時空管理局に連絡が取れないのも納得する他ないのだ。
「とりあえず、仲間のトコに行こうぜ。考えるのはそれからでいいだろ?」
シンはなのはとユーノにそう言う。
なのはとユーノはシンの言う通りにし、トランプ共和国へ向かうことになった。
尚、シンとハヤタとダンは予めシンが持っていた魔法の手紙の力で魔法の絨毯となり、それに乗って戻ることにした。
「ところでよ、お前らウルトラマンの事、知ってるみてぇだが、どこで会ったんだ?」
シンはなのはとユーノにハヤタと出会った経緯について聞いた。
「あ、はい。実は・・・」
なのははシンとダンにハヤタと、つまり初代ウルトラマンと会った経緯を説明する。
次回は回想シーンですが、宇宙人が出ます。