ウルトラリリカルキュアファイト   作:JINISH

36 / 44
今回は久々の怪獣の登場です。
そして、あのウルトラマンが復活します。


蘇える超古代の戦士

ユグドラシル兵が放ったオルトロスとホシイナーとナケワメーケに押されるプリキュア達。

ライハは単身で立ち向かうも、呆気なく捕らえられてしまう。

エクセルはライハを助け出すも、ユグドラシル兵の助力により、拘束されてしまう。

その時、エクセルは謎の光に包まれ、キュアスピカに変身した。

エクセルが変身するスピカは今の姿に困惑していた。

 

「私がプリキュアに!?どういうこと、これ!?」

「エクセル!危ない!」

「へ?うわぁっ!?」

 

スピカはヴィヴィオに言われて振り向くと、街路樹オルトロスが襲い掛かり、スピカはそれを避けるようにジャンプする。

 

「う、うわあぁっ!?こんなに高く跳んでる!?魔法を使った訳じゃないのに!?」

 

スピカは自分が今いる所に驚く。

スピカは今、50m程の高さに飛び上がっていた。

しかも、魔法に頼らず、ただジャンプしていただけなのにである。

しかし、スピカは呑気に驚いている場合ではなかった。

カモメホシイナーとカラスナケワメーケがスピカに迫っているのである。

 

「危ない!」

 

カモメホシイナーとカラスナケワメーケの襲撃を妨げる2人の少女がスピカを助けた。

ブルームとイーグレットである。

 

「大丈夫!?」

「え、えぇ!助かったわ!」

 

スピカはブルームとイーグレットに礼を言う。

 

「何を手間取っている!さっさと片付けろ!」

「キュアスピカとやらを狙え!」

 

ブルームとイーグレットに蹴り飛ばされたカモメホシイナーとカラスナケワメーケはスピカを倒すように指示する。

 

「プリキュア・プリズム・チェーン!」

「ルミナス・ハーティエル・アンクション!」

 

レモネードはプリキュア・プリズム・チェーンでカモメホシイナーの足を捕らえ、ルミナスはルミナス・ハーティエル・アンクションでカラスナケワメーケの動きを封じる。

スピカは地上に着地する。

しかし、安心してはいられない。

街路樹オルトロスが根っこでスピカに叩きつけようとしていた。

スピカは思わず、街路樹オルトロスの攻撃に対し、両腕をクロスして防御した。

スピカは街路樹オルトロスの根っこを弾き飛ばすように、両腕を前に押し出した。

よって街路樹オルトロスは後ろに仰け反った。

 

「プリキュアってのに変身すると、魔導師と違って超人的な力を発揮できるのね。」

 

スピカは今の状況と自身が発揮した力を理解してきた。

 

「何をもたもたしている!?早く片付けろ!」

 

ユグドラシル兵は街路樹オルトロスに命令する。

街路樹オルトロス、カモメホシイナー、カラスナケワメーケは一斉にスピカを狙う。

 

「私達を!」

「忘れないでよね!」

 

ブラックとホワイトはカラスナケワメーケに強力な跳び蹴りをお見舞いする。

ブルームとイーグレットはブライトとウィンディに変わり、ウィンディの風の力を受けたブライトの光弾をカモメホシイナーに命中する。

ドリーム、ルージュ、レモネード、ミント、アクアは息の合ったコンビネーションで街路樹オルトロスを翻弄する。

カモメホシイナーは口から水流を吐き出し、カラスナケワメーケは黒い羽根をブラック達とブルーム達に向けて飛ばす。

それをルミナスはハーティエルブローチェを装備した状態で2体の攻撃を防ぐ。

街路樹オルトロスは根っこでドリーム達を捕らえようとする。

それを阻止すべく、ローズは地面に思い切り殴ると、クレーターが出来上がり、街路樹オルトロスがバランスを崩れ、地に伏せる。

 

「前の時も思ったけど、改めて見ると凄いわね・・・」

 

スピカはブラック達の戦いを見て、改めて呆然とする。

 

〈マスター。〉

 

スピカは声がした方に振り向くと、宝玉の姿をしていたブレイブハートが駆け付けてきた。

 

「ブレイブハート!無事だったの!?」

〈はい。問題ありません。しかし、その姿は?〉

「いろいろあってこの姿になっちゃったけど、それより、この状況を打破するわよ!」

〈はい、マスター。〉

 

スピカはブレイブハートに命令すると、ブレイブハートは宝玉の姿から魔導杖の姿に変わる。

街路樹オルトロスは木の葉を竜巻のように飛ばす。

 

「ブレイブハート、集束砲による魔力ダメージでノックダウン。行くわよ!」

〈はい。〉

 

スピカはブレイブハートにそう命令すると、目の前に巨大な魔法陣を展開し、その魔法陣の前に巨大なエネルギー体を形成する。

 

「あれって!?」

「えぇ、集束砲です!」

「おいおい、冗談でしょ・・・?」

 

ヴィヴィオとアインハルトはスピカがやろうとしている事に気付き、真理奈は嫌という程冷や汗をかく。

 

「な・・・な・・・!?」

 

それはライハも同じことであった。

 

「いくわよ!なのはさん直伝!」

 

スピカはブレイブハートを振りかぶる。

 

「スターライト・・・ブレイカー!!」

 

スピカはブレイブハートを振り下ろすと、エネルギー体が光線となって発射される。

スピカのスターライトブレイカーが街路樹オルトロスを包み込む。

 

「グゥッ・・・クゥッ!!」

 

真理奈達はスターライトブレイカーの余波で吹き飛ばされそうだが、ヴィヴィオのシールドが守ってくれたので、大事には至らなかった。

余波が治まった後、シールドを解き、蔓延した砂埃が治まるのを待つヴィヴィオ達。

砂埃が治まった時、視界に入ったのは、ぐったりとして伸びていた街路樹オルトロスである。

 

「あ、ありえない・・・」

「桁違いすぎでしょ?」

 

ブラックとルージュはスピカの戦闘に驚愕を隠せない。

 

「す、凄い・・・魔法もパワーアップしてる・・・」

〈この姿になったおかげですね。〉

 

スピカはスターライトブレイカーの威力がパワーアップしてるのに驚く。

 

「バ、バカな・・・!?」

「オルトロスを・・・!?」

 

ユグドラシル兵はスピカのスターライトブレイカーによって意識を遠のいた街路樹オルトロスを見て、畏怖を感じずにはいられなかった。

 

「くっ!?撤退するぞ!」

 

ユグドラシル兵は煙玉を地面に叩きつけ、煙幕に紛れて姿を消した。

 

「ホシイナ~!」

「ナ~ケワメ~ケ~!」

 

スピカとブラック達はカモメホシイナーとカラスナケワメーケの咆哮に我に返り、2体の攻撃を躱した。

 

「ホワイト!ルミナス!」

「うん!」

「はい!」

 

ホワイトとルミナスはブラックの言いたいことを把握し、街路樹オルトロスに視線を向ける。

 

「ウィンディ!」

「えぇ!」

 

ブライトとウィンディは襲ってくるカラスナケワメーケを蹴り飛ばして、態勢を整える。

 

「でえぇい!」

 

ローズはカラスナケワメーケの脳天に踵落としで地面に叩き落す。

 

「みんな!今よ!」

「YES!」

 

ローズはドリーム、ルージュ、レモネード、ミント、アクアに合図を送る。

 

「漲る勇気!」

「溢れる希望!」

「光り輝く絆と共に!」

「エキストリーム!」

「ルミナリオ!」

 

ブラック、ホワイト、ルミナスは街路樹オルトロスにエキストリーム・ルミナリオを放つ。

 

「精霊の光よ!命の輝きよ!」

「希望へ導け!二つの心!」

「プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ!」

 

ブライトとウィンディはカラスナケワメーケにプリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュを放つ。

 

「5つの光に!」

「勇気を乗せて!」

「プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン!」

 

ドリーム達はカモメホシイナーにプリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョンを放つ。

それぞれの合体技を受けた街路樹オルトロス、カラスナケワメーケ、カモメホシイナーは浄化され、元の街路樹、カラス、カモメに戻った。

 

「凄いね。プリキュアって・・・」

「えぇ。特にロータスって娘、初めてとは思えないくらいの戦いぶりだったわ・・・」

 

シャーリーと真理奈は勝利の余韻に浸っているスピカたちを見て、それぞれの感想を述べる。

 

(それにしても、あの変身アイテム・・・)

 

真理奈はスピカの左腕に装着しているブレスレットを見て、心当たりがあるかのように見続ける。

その時、地面が揺れ出した。

 

「な、なに!?」

「地震!?」

 

ブラックとスピカは突然地面が揺れ出してパニックになる。

しかし、これはただの地震ではない。

ビルが崩れたと同時に巨大な影が現れた。

その影は鼻先がドリルになっている魚のような怪獣だった。

その怪獣の名は深海怪獣グビラ。

日本近海の海底センター近辺の海域を根城にしていた怪獣である。

初代ウルトラマンの八つ裂き光輪をドリルで跳ね返したことがある。

 

「な、なんなのよあれ!?デカすぎでしょ!?」

「怪獣!?このタイミングで!?」

 

スピカはグビラの登場に驚愕し、真理奈はオルトロス達との戦闘の後に現れた事に焦った。

 

〈マスター。〉

「なに!?」

〈海域より巨大な生体反応を感知しました。〉

「えぇぇっ!?」

 

スピカはブレイブハートから海から新たな怪獣の反応がした事を聞いて驚く。

振り向くと、海から巨大な影が近づいて来る。

そして海から両腕に巨大なハサミを備えた魚のような怪獣が現れる。

その怪獣の名は大海魔ボクラグ。

千葉県沖に現れた質量の殆どが海水でできた怪獣である。

ガイアとアグルを苦戦させたことがある。

 

「怪獣が2体も!?」

「ありえな~い!」

 

ミントとブラックはボクラグの乱入に驚く。

ヴィヴィオはオーブリングを取り出す。

 

「ここは私に任せて!」

「え?」

 

スピカはヴィヴィオの言葉に首を傾げる。

ヴィヴィオはバリアジャケットにセットアップし、オーブリングを構える。

 

「ウルトラマンさん!ティガさん!光の力、お借りします!」

 

ヴィヴィオはオーブリングに初代ウルトラマンとティガのカードをロードし、オーブに変身する。

 

「ヴィ、ヴィヴィオ!?」

「嘘でしょ!?」

 

スピカとシャーリーはヴィヴィオがオーブに変身した事に驚く。

 

「あれがウルトラマンオーブか・・・!」

 

真理奈はオーブを見るのは初めての為、オーブを見てそう言う。

オーブは突進してきたグビラを跳び箱の要領で躱し、ボクラグの両腕の鋏を避け、カウンターヒッターで反撃する。

グビラはオーブの方に振り向き、もう一度突進しようとする。

オーブはそれに気づき、スペリオン光輪を放つ。

グビラはスペリオン光輪を鼻のドリルで弾き返す。

オーブはそれを躱し、背後にいるボクラグを真っ二つにさせる。

しかし、ボクラグの体はあっという間に再生される。

 

「えぇ~っ!?」

 

オーブはそんなボクラグに驚く。

グビラはジャンプしてオーブに突進する。

オーブはグビラの攻撃に仰け反り、ボクラグに捕まってしまう。

よってオーブはボクラグのハサミから発する電撃とエネルギー吸収により苦しむ。

 

「ヴィヴィオさん!」

 

アインハルトはオーブのピンチに悲鳴を上げる。

 

「あいつ!再生能力を持ってるの!?」

 

真理奈はボクラグの再生能力を目の当たりにして驚く。

グビラはそのままオーブに突進して、ダメージを与える。

ボクラグの両腕のハサミから発する電撃やエネルギー吸収、更にグビラの突進まで加えられて、オーブは地面に膝を付く。

 

「ヴィヴィオさん!」

「ストラトス!待ちなさい!無謀よ!」

「でも!ヴィヴィオさんを助けないと!」

 

オーブを助けようとするアインハルトを止める真理奈。

その時、すぐ近くにある石になったスパークレンスが光り始めた。

 

「なに、この光?」

 

シャーリーは発光した石の状態のスパークレンスを不思議そうに見つめる。

アインハルトと真理奈はシャーリーの言葉が聞こえ、二人もそのスパークレンスを見る。

 

〈彼女の声に反応したようですが・・・〉

「アインハルトの声に?」

 

スピカはブレイブハートの見解に「本当に?」と言いたげな反応を示す。

アインハルトは石のスパークレンスを拾うと、罅が入り始め、光と共に剥がれ落ち、スティック状のアイテムが現れる。

 

「!スパークレンスが・・・!」

 

真理奈は石の状態だったスパークレンスが元の姿に戻ったことに驚く。

 

(この感じ・・・頭に伝わってくる・・・一緒に戦おう、と・・・)

 

アインハルトはスパークレンスを握ったまま、目を瞑り、そのように思う。

 

「ティオ。行きましょう。」

「ニャアン!」

 

アインハルトはバリアジャケットをセットアップする。

そして、アインハルトはスパークレンスを前に突き出し、その後、両腕をクロスして、腕を大きく回して、スパークレンスを空に掲げる。

よってスパークレンスから発する光がアインハルトを包み込み、巨人となってグビラとボクラグの前に立ちはだかる。

その巨人の姿は赤、紫、銀色の配色をしており、プロテクターの中心にカラータイマーがある。

その巨人の名はウルトラマンティガ。

3000万年前の時を経て復活し、ゴルザとメルバを撃退させた超古代の戦士である。

ネオフロンティアスペースでガタノゾーアとの戦いで、光となって消滅した。

このプリキュアの世界では、真理奈が変身したが、ルルイエでの戦いで力を失い、消滅したが、再び蘇った。

 

「アインハルトが・・・巨人に・・・」

「ティガが・・・蘇った・・・」

 

スピカと真理奈はそのティガを見て、驚きを隠せなかった。

ティガはハンドスラッシュを放ち、ボクラグに命中する。

ボクラグはティガの攻撃に怯む。

オーブはグビラを蹴り飛ばす。

ティガはオーブの元に駆け付け、手を差し出す。

オーブはティガの手を取り、立ち上がる。

 

「ご無事ですか?ヴィヴィオさん。」

「はい。大丈夫です。アインハルトさんがウルトラマンになるなんて・・・」

「えぇ。私も驚きました。」

 

ティガはオーブの無事にホッとする。

ボクラグとグビラの咆哮を聞き、オーブとティガはそちらに振り向き、身構える。

ボクラグとグビラはオーブとティガに襲い掛かる。

オーブとティガはそれに対抗するため、身を投げ出す。




ティガの復活はどのようにすればいいか悩みました。
ただ、アインハルトがティガになるのは計画済みだったんです。
次回ははやてが合流する予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。