エクセル・ロータスが変身するキュアスピカは、ふたりはプリキュア MAX HEART、ふたりはプリキュア SPLASH STAR、YES!プリキュア5GoGo!と連携し、オルトロス達を浄化することに成功した。
しかし、その直後に深海怪獣グビラ、大海魔ボクラグが現れる。
ヴィヴィオは2体の怪獣に立ち向かうべく、ウルトラマンオーブに変身し、対峙するが、2体の怪獣の猛攻により窮地に追い込まれる。
その時、石化したスパークレンスが力を取り戻し、アインハルトはそのスパークレンスでウルトラマンティガに変身する。
ティガはオーブと共にグビラとボクラグと対峙する。
ティガはボクラグの両腕のハサミを躱し、腹部に蹴りを入れ、頭部に回し蹴りを喰らわす。
オーブはグビラと取っ組み合いになるが、徐々にグビラを押している。
オーブはグビラを押し倒し、後ろに下がった。
その後、身構えるが、カラータイマーが点滅を始めた。
「ヴィヴィオ!?」
「もうエネルギーが!?」
スピカとブラックはオーブの様子を見て、何が起こったか思う。
「あの怪獣のせいね?」
真理奈はiPadでボクラグを調べた。
「どうやらあの両腕のハサミはエネルギーを吸収できるみたい。しかも厄介なことに、あいつの体は海水と同じ塩化カリウムが含まれている。いわばあの怪獣は海そのもの。ミサイルもさっきみたいな切断攻撃も通用しない。」
真理奈はボクラグについて解析する。
「そんなのどうやって倒すのよ!?」
ルージュは真理奈にボクラグを倒す方法はないのかと聞く。
「あいつの体は海水と同じ成分。だから、あいつの体を凍らせて粉々にすれば再生する事も出来ずに倒せるかもしれない。」
真理奈はボクラグの攻略法を教える。
「だったら、私の番ね?」
ローズはボクラグを凍らせる役目を名乗り出る。
「プリキュアのメンバーの中ではローズが適任ね。みんな、私達があの怪獣を引きつけましょう!」
「もう一体はどうするの?」
アクアがボクラグ攻略を提案する中、ブラックはグビラについて聞く。
「一応調べたけど、あの怪獣に比べれば強力な怪獣じゃないから気にしないで。」
真理奈はグビラはボクラグほどの実力はないと言い出し、ブラック達はボクラグの攻略に集中するように言う。
「ねぇ。これからって時に聞くのもなんだけど、あの胸に点滅してるあの光は何なの?」
スピカは真理奈にカラータイマーについて質問する。
「そっか、知らないんだっけ?ウルトラマンの胸についてるクリスタル、あれはカラータイマーと言って、ウルトラマンの姿で活動できるエネルギーの源なの。ウルトラマンの力は強力な分、エネルギーの消費が激しいの。カラータイマーが点滅したという事は、活動できるエネルギーはもう残されてないって事。」
「成程ね・・・」
スピカは、真理奈からカラータイマーについて説明を受け、納得すると同時に、急いで助けないといけないという事を理解する。
「じゃ、早速行きましょ!」
スピカ達はすぐに行動に出る。
オーブはグビラに突進を喰らわされ、仰向けに倒れてしまう。
グビラはそれを好機とみて、オーブにのしかかる。
ティガはボクラグの胴体に覇王断空拳を放つが、貫かれたボクラグの胴体が再生される。
その直後にボクラグはティガの首を挟み込み、エネルギーを吸収し始める。
「あれは?」
オーブとティガがグビラとボクラグに苦戦してる中、その光景を目の当たりにした少女がいた。
その少女ははやてだった。
「あの2体の巨人、フェイトちゃんと戦ったのとちゃうけど、仲間なんやろか?ん?」
はやてはオーブとティガを見て、ゼロの仲間だと判断する。
その後、はやてはスピカがボクラグに向かって飛翔していくのを目撃する。
「ブレイブハート!」
〈アクセルシューター。〉
スピカはティガの首を挟んだボクラグの腕に向けてアクセルシューターを放つ。
それによって、ボクラグの腕が千切れてしまうが、すぐに再生してしまう。
しかし、おかげでティガは助かり、ボクラグはティガを他所にスピカを追う。
「あのデバイス、ブレイブハートか?」
はやてはスピカがブレイブハートを持っていることに気付く。
スピカがエクセルであることを知らない為、一瞬、何故スピカがブレイブハートを持っているのか疑問を感じた。
「とりあえず行ってみよか。」
はやてはスピカの正体が気になる為、邂逅することにした。
オーブにのしかかったグビラは突然強い衝撃を受け、横に倒れる。
強い衝撃の正体はブラック、ホワイト、ブライト、ウィンディの同時攻撃だった。
「ブラック!ホワイト!ブライト!ウィンディ!」
「大丈夫?」
「ありがとう!」
オーズは救援してきたブラック達に感謝する。
グビラは起き上がり、再び突進しようとする。
「ルミナス・ハーティエル・アンクション!」
ルミナスはグビラにルミナス・ハーティエル・アンクションを放つ。
ルミナスの技を受けたグビラは動かなくなった。
「ヴィヴィオさん!」
「オッケー!」
オーブはグビラにスペリオン光線を放つ。
それを受けたグビラはそのまま爆散された。
「ミルキィローズ・メタル・ブリザード!」
ローズはボクラグにミルキィローズ・メタル・ブリザードを放つ。
ボクラグの足が徐々に凍っていく。
「くっ!」
ローズは力を振り絞ってボクラグを氷漬けにしようとするが、ボクラグが半歩下がっただけで折角凍っていった足が元通りになる。
「動かないで!」
〈レストリクトロック。〉
スピカはレストリクトロックでボクラグの動きを封じる。
その間、ローズが放った技が効率よくなり、ボクラグの体が凍っていった。
「今よ!」
「はい!」
ティガは氷漬けになったボクラグにゼぺリオン光線を放つ。
よって氷漬けにされたボクラグはバラバラに砕け散ってしまう。
「やったーっ!怪獣達を倒した!」
シャーリーはグビラとボクラグが倒され、オーブ達の勝利に喜ぶ。
「エクセルさん、お疲れ様です。」
「お疲れ様。ヴィヴィオもご苦労様。」
「うん。」
オーブ達はヴィヴィオとアインハルトの姿に戻り、ブラック達も変身を解く。
スピカも変身を解いてエクセルの姿に戻るが、服装はバリアジャケットの状態のままである。
(ストラトスがティガになるなんて・・・ティガに変身するには、超古代人の遺伝子、光遺伝子が必要。ストラトスはルルイエとは関わりがないのに、何で変身できたのかしら・・・)
真理奈はアインハルトを見て、何故アインハルトがティガに変身できたのか深刻に考えていた。
ライハは何かが近づいて来るのを感知したのか、警戒し始める。
「ライハさん、どうしたんですか?」
「・・・強い魔力を感じる。」
ヴィヴィオはライハの様子が気になって聞いてみると、ライハが強力な魔力の持ち主が近づいて来ることを言い出す。
ビルの間からはやてが飛び出る。
はやてはそのままヴィヴィオ達と合流する。
「八神指令!」
「あらら~?なんかややこしい展開に~・・・」
ヴィヴィオははやてが来た途端、驚きつつも再会できたことに喜ぶが、真理奈はクレインとの約束があるので、状況がややこしくなったと思い、気まずくなった。
「ヴィヴィオ、アインハルト。無事でよかったわ~。」
「八神指令もご無事で。」
はやてはヴィヴィオ達の安否を確認出来て安心する。
「エクセルにシャーリーも巻き込まれたんやね。せやけど、シャーリー縮んだ?」
「あ、はい。恥ずかしながら・・・」
「無事でよかったです!」
シャーリーははやての質問に照れながら答え、エクセルははやての無事にホッとした。
「それよりもヴィヴィオ、アインハルト。巨人が消えた思たら、君らがおったんやけど。」
「あぁ、それはですね・・・」
ヴィヴィオははやてになのは達が無事である事、今いる世界がプリキュアの世界である事、ヴィヴィオとアインハルト、そしてトーマがオーブ、ティガ、ネクサスに変身できるようになった事、そして、ユグドラシルの残党が偽物のゼロを操って河童山を燃やした事を話した。
「つまり、日本アルプスで遭遇した巨人は山火事を引き起こした犯人やないって事やね?」
「はい。スーパーGUTSから濡れ衣を着せられて捕まったんです。」
「今はそいつらの目を盗んで脱獄したけどね。彼は今、どこにいるのかは全く分からない。まぁ、その件は後回しにするとして、今はニセゼロの正体を突き止めたいから、そこの蛇女から情報聞くつもりだったけど・・・って、おい!?」
真理奈ははやてに事情を話して、ライハの方に振り向くと、ライハは翼蛇の姿になっている。
「あの子、蛇に!?」
はやてはライハが蛇の姿になった所を見て驚く。
「もう私に関わんな!」
ライハはそう言って飛び立つ。
「逃がすもんですか!ブレイブハート!」
〈チェーンバインド。〉
エクセルはブレイブハートに命令を出し、チェーンバインドを放つ。
チェーンバインドは尻尾に巻き付け、ライハはそのまま地面に叩き落される。
「ッ痛っ!てめぇ!」
「助けてもらっておいてその態度はないでしょ!?」
(いや、こればっかりは怒っても仕方ないと思うんだけど・・・)
真理奈はエクセルが言ったことに心の中でツッコミを入れる。
「偽物のゼロの事もそうだけど、アンタもこの件、協力するべきでしょ?あいつらに虐待されて、いいように利用されていたとはいえ、仕返しもしないまま、はい、さよなら、で済むわけにはいかないでしょ?あいつらを逮捕すれば、アンタを虐待する人もいなくなるし、きっかけさえあればアンタの心は救われるわよ。」
エクセルはライハに説教する。
「胡散くせぇよ!救われるわけねぇよ・・・家族を失って、家も失って、ダチを捨てて、人間をも捨てた私にそんな綺麗事を抜かしてんじゃねぇよ。どの人間もそうだ。都合のいいように嘘を吐く。信用できねぇよ。」
ライハは悲しげな表情でそう言う。
「だったら、何でひかりちゃんを庇ったのよ?」
「!」
ライハはエクセルの一言にハッとする。
「アンタ、言ったわよね?人間を捨てたって。ひかりちゃんを庇ったって事は人間を捨ててないって事じゃない。」
「また胡散くせぇ事を・・・」
「ひかりちゃん達がアンタの事を考えてここまで来たように、アンタもひかりちゃん達を考えて助けた。その想いがある限り人間を捨てることはできないわ。まだチャンスはあるわよ。目の前にアンタの事を受け入れてくれる人がいるんだから。」
ライハはエクセルに言われ、エクセルの背後にいるなぎさ達を見る。
頷く者、笑顔を見せる者等の表情を目の当たりにする。
ライハはしばらく沈黙する。
「あのウルトラマンは青い芋虫が化けた奴だ。こっちに向かってるお前らのダチが連れてくる奴と似たような奴がな。そいつに聞いてみろ。」
ライハは偽物のゼロの正体を告げた後、電気で刀を形成して、チェーンバインドを斬った。
「なっ!?アンタ!?」
「じゃあな。」
ライハはエクセルの制止を聞かず、空へ飛び上がる。
「待ちなさいよ!」
「一人にしてやって。あのバカは時間が必要よ。」
エクセルはライハを追おうとするが、真理奈はそれを制止する。
ライハはもう姿が見えなくなるほど遠く飛んでいった。
その直後・・・
「あ!真理奈!みんな!」
真理奈達は声がした方に振り向くと、あゆみとクリシスが駆け付けてきた。
「あゆみちゃん!」
「クリシス姉さん。」
「今、おっきい蛇が飛んで行ったけど、何だったの?」
クリシスはライハの事を聞く。
「あぁ、あとで教えるわ。」
「この人は?」
「クリシスさんって言って、トーマさんがネクサスになる前に一緒に戦ってくれてたんです。」
アインハルトははやてにクリシスの事を話す。
「あれ~?そこにいるの、はやてとシャーリーじゃない!本物だよ~!」
クリシスははやてとシャーリーを見て感激する。
「えっ!?」
「なんでウチ等の事を?」
はやてとシャーリーはクリシスが自分たちの事を知っているようで、警戒する。
「このコミックを見て、同じ顔だったから知ってるよ。」
「またそれか・・・」
クリシスはどこからか『魔法少女リリカルなのはA’s』のコミック本を出して、はやて達の事を知っている理由を答える。
真理奈はクリシスの趣味を知っているので、手を顔に置いて呆れる。
「なんや、見かけに寄らへん人やなぁ・・・」
はやてはそんなクリシスを見て、呆気をとられる。
「?その隕石は何?」
「公園の茂みで拾ったんだけど・・・」
「可愛い毛虫さんを見つけたの。ピンキー?」
真理奈はクリシスが抱えている隕石を見て質問する。
クリシスは隕石にピンキーと呼びかける。
すると、隕石からピンク色の毛虫が現れた。
「うおぉぉおぉっ!?」
真理奈は突然出てきた毛虫にびっくりする。
「だいじょぶだいじょぶ、危害はないから。毒も持ってないし。凄い事ができるけどね。」
クリシスは真理奈に隕石から出てきた毛虫は危害はないと伝える。
はやてはクリシスが最後に言った凄いことを耳にし、それをクリシスに聞いてみる。
「凄い事って?」
「うん。見てて。」
クリシスははやての質問に対し、人差し指を毛虫の口に近付ける。
毛虫はクリシスの指を噛んだ。
すると、毛虫の姿がクリシスの姿に変わっていった。
「えぇぇぇぇぇっ!!?」
「け、け、け、け、け、毛虫がクリシスさんになった!?」
「私も最初はびっくりしたよ・・・」
ヴィヴィオ達は驚きを隠せなかった。
あゆみは既にこの事を知っており、苦笑いした。
(伊佐薙が言ってた芋虫ってこいつの事だったのね・・・)
真理奈は今の状況に驚くも、ライハの言葉を思い出し、クリシスに化けた毛虫の仲間が偽物のゼロの正体だと判明した。
「これがピンキーの能力だよ。」
クリシスは真理奈達に見た通りの事を伝える。
クリシスの化けた毛虫はクリシスの口の中に入り、溶けるように元の姿に戻った。
それを見た真理奈達は更に驚き、特にりんは白目を剥いて気を失ってしまった。
下手なホラー映画みたいな光景だったので、りんが目を覚ますのに大変だったとか。