ウルトラリリカルキュアファイト   作:JINISH

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ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズの『二体の伝説怪獣』の内容を少し改編させました。(あれは自分もどうかなと思ったので・・・(汗))


2人の融合騎

河童山で山火事を起こした偽物のウルトラマンゼロ、その正体は噛んだ生物を擬態できる変幻生命体ゲルワームだった。

クリシスが連れてきた隕石の中にいる小さなゲルワーム・ピンキーはその仲間である。

更にゼロに擬態したゲルワームはアークの光遺伝子によって光線技を使えるようになったことも知った。

真理奈はヴィヴィオ、アインハルト、はやて、シャーリー、エクセルと一緒に家に来ていた。

今は地下室にいる。

 

「ここに何があるの?」

 

エクセルは真理奈に質問する。

 

「百聞は一見に如かず。見れば分かるわ。」

 

真理奈はエクセルにそう言い、机にあるパソコンを操作する。

 

〈指紋認証確認。〉

 

真理奈はパソコンからのアナウンスを聞いて、その隣の装置に眼を見る。

その装置は画面に真理奈の手の指紋と同じ紋様が出て来る。

真理奈はそれと重ねるようにiPadに手を置く。

 

〈音声認証確認。〉

 

再びパソコンからアナウンスが流れる。

 

「隣の客はよく柿食う客だ!」

「え?」

 

真理奈はパソコンに向けて早口言葉を言う。

エクセルは「なにそれ?」と言わんばかりの反応をする。

 

〈指紋及び音声認証特定。新真理奈。〉

 

このアナウンスの後にエトワール凱旋門のような装置の内側に光が広がっていき、その向こうに別の世界が広がっていた。

その世界は緑が溢れ、海が見えており、更に人間の世界では見た事のない動物達があちらこちらにいた。

真理奈達が足を踏み入れたのは、開拓島ノルンである。

この島は真理奈の祖父・光太郎が初めて妖精の世界に行き来できる『フェアリーゲート』を完成した時に訪れた島である。

そして、この島は真理奈が初めてクルルと出会った場所であり、地下にはカーバンクルと共存しているジュエル鉱国が存在している。

先程のエトワール凱旋門型のアーチのような装置は『ディメンジョンゲート』と呼び、妖精の世界に繋げる『フェアリーゲート』から引き継がれる転送装置である。

『フェアリーゲート』は元々プリズムフラワーの力を借りることで妖精の世界に繋げるようになるが、『ディメンジョンゲート』はそれに頼らずに妖精の世界に行けるようにしてある。

 

「うわぁ~・・・すごい自然・・・」

「ルールーが住んでるカルナージを思い出すよ・・・」

「妖精の世界って暖かくてキレイなんですね・・・」

「えぇ・・・じゃなくて!」

 

ヴィヴィオ達は妖精の世界に来るのは初めてで、それぞれの感想を言う中、エクセルは「ちょっと待って!」と言わんばかりに真理奈の方に振り向く。

 

「さっき早口言葉言ってたけどどういう事!?」

「防犯措置の一環のセキュリティ項目よ。本人かどうかの確認と、ちゃんと言えるかのテストをね。」

「随分と変わったセキュリティね・・・」

 

真理奈は若干キレ気味のエクセルに一通り説明する。

 

「あの装置、他の世界に繋ぐゲートになっとるんやね・・・」

「えぇ。行ける世界は限られてるけど、元々妖精の世界に行けるように設計したものだからね。」

 

真理奈ははやてに『ディメンジョンゲート』について説明する。

 

「さてと・・・」

 

真理奈はアタッシュケースから飛空艇のミニチュアを取り出す。

 

「オモチャ?」

「オモチャって言うな。これも研究成果の一つよ。」

 

エクセルに真理奈が持つ物をオモチャと言われ、真理奈はそれを否定する。

真理奈は飛空艇のミニチュアに小型のハンディライトのようなアイテムの光を当てる。

すると、飛空艇のミニチュアが全長50mの実物に巨大化していった。

 

「えぇぇぇぇぇ~~~~~っ!!??」

「あの小っさいのが、こないでかく・・・!?」

 

エクセル達は今の状況に驚きを隠せなかった。

 

「『コンパクトオブジェクター』。サイエンキッズの開発チームの協力で完成したばかりの代物だけど、大成功ね。」

「これもアンタの発明品なの!?」

「違う違う。こいつの設計図をウチの開発チームに渡しただけで、発明したのはそいつらなの。」

 

エクセルは目の前の飛空艇を作ったのか真理奈に聞くが、真理奈はそれを否定する。

 

「これは『コンパクトオブジェクター』と言って、移動手段や建造物がない時にこれを使うのよ。いちか達が使うキラキラパティスリーの特徴を知って、その時に閃いたのがこいつよ。もちろん飛空艇だけじゃなく、研究所も作っといたのよ。」

「なんでもアリね!?」

「さっきのライトででかくしたみたいやけど、その『コンパクトオブジェクター』を実物化するアイテムなん?」

 

真理奈は『コンパクトオブジェクター』について説明した後、はやてからそれを巨大化したアイテムについて質問する。

 

「呑み込みが早いわね。これは『リアルビルダー』っと言ってね。アンタの言った通り『コンパクトオブジェクター』を実物化するアイテムよ。当然元のミニチュア化に戻すことも可能よ。」

 

真理奈ははやての質問に応じ、『リアルビルダー』について説明する。

その後、真理奈達は飛空艇に乗り込む。

中はちゃんとエンジンルームや食堂、客室や格納庫、医療室やブリッジもある。

そのブリッジに真理奈達が入った。

 

「真理奈、さりげなくこの艇を出しちゃったけど、操縦できるの?」

「自慢じゃないけど出来ないわ。あ、でもね、この艇には自動操縦機能が付いていて、行きたい場所に設定すれば、自動的に航行できるわ。つまり、自身が操縦する必要はないって事。」

「さ、流石研究者・・・」

 

真理奈はエクセルの質問に対してそのように答え、ヴィヴィオは真理奈の研究者としての腕に呆然とする。

真理奈はキーボードで行き先設定をして、自動操縦機能を設定し、飛空艇を動かす。

画面に〈Alfheim Take Off〉と表示する。

その後、飛空艇が浮き上がり、行き先設定した場所に向かって飛行する。

 

 

 

 

 

 

その頃、ライハは横浜みなとみらいで真理奈達と別れてから数十分飛び続けていた。

行く当てもなく、ただひたすらに飛び続けていた。

 

(ハン、気休め言いやがって・・・)

 

ライハはエクセルの言葉を思い出すものの、彼女の言葉を受け入れようとしなかった。

しばらく経った後、ライハは町が見えたので、休もうと公園の森蔭に下りる。

その後、人間の姿に戻る。

 

(人間って分かりやすいんだよね・・・)

 

ライハは心の中で俯き、町に出歩いている人達の方に目を配る。

ある人は彼女を見て遠ざけようとしたり、ある人は彼女を見て引き返したり、ある人は彼女を見て気味悪がるような目を見たりしていた。

 

(分かりやすいほど、よそよそしい・・・)

 

ライハはそんな人達を見て、溜息を吐く。

その時、周囲の人達が時が止まったように動かなくなった。

ライハはその状況に驚きを隠せず、チラホラあちこち振り向くだけだった。

 

「みんなとは違う、て言いたいの?」

 

ライハは背後から話しかけてきたので、驚きつつも振り向く。

ライハに声をかけてきたのは、スマートフォンを構えている金髪の少年である。

その少年はライハが振り向いた瞬間、カメラ機能で画像を撮る。

その時はフラッシュをたいていたので、ライハは眩しがられる。

 

「うおわっ!?」

「あっはっはっはっはっ!だっせぇ顔!あっはっはっはっはっ!」

「っ!この野郎っ!!」

 

ライハは金髪の少年がスマートフォンの画像を見て笑っているのを見て、バカにされているのを気付き、カチンときて殴りかかろうとする。

 

「お前は本当に悪趣味な奴だな?」

 

ライハが金髪の少年に殴りかける拳を眼鏡をかけた知的な雰囲気をした少年が受け止め、金髪の少年に溜息吐きながら言う。

 

「なんだよ、お前ら?」

 

ライハは拳を引き下げて2人の少年にイライラしながら質問する。

その2人は挨拶代りとしてなのか、金髪の少年は緑の発光体を、眼鏡の少年は赤褐色の発光体を胸から表れる。

よって金髪の少年はコーカサスオオカブトを連想する怪人になり、眼鏡の少年はギラファノコギリクワガタを連想する怪人に変貌する。

ライハは2人の姿に驚く。

 

「お前ら、私と同じ・・・?」

「そうだ。お前と同じ・・・ミュータントだ。俺は木場双刃。」

「僕は角田一だよ。」

 

コーカサスオオカブトの怪人は角田一と名乗り、ギラファノコギリクワガタの怪人は木場双刃と名乗る。

2人は元の人間の姿に戻り、角田は指パッチンすると、先程まで止まっていた周囲の人達が動き出した。

ライハは角田を見て、彼が周囲の時間を止めたんだろうと予想する。

 

「それで、私に何の用だよ?」

 

ライハは角田と木場に何しに来たのか質問する。

 

「場所を変えよう。話はそれからだ。」

 

木場はライハの質問に対し、場所を移すように提案する。

ライハは角田と木場と共に公園から離れた。

 

 

 

 

 

一方・・・

 

「プリキュア・ダイヤモンド・エターナル!」

 

苺坂でGo!プリンセスプリキュア、魔法つかいプリキュア、キラキラ☆プリキュアアラモードと共にユグドラシルの残党が放ったホシイナーとナケワメーケ、そしてオルトロスと対峙していた。

ホシイナーはフルーツの具だくさんのクレープの姿をし、ナケワメーケはソフトクリームの姿をし、オルトロスはチョコレートケーキの姿をしていた。

ミラクルとマジカルはチョコレートケーキオルトロスにプリキュア・ダイヤモンド・エターナルを放つが、チョコレートのホイップクリームで防がれる。

 

「あのオルトロスって奴、マジ強いじゃん・・・」

「ホシイナーとナケワメーケとは違います!」

 

トゥインクルとスカーレットはオルトロスを見て、息を切らしながら言う。

ユグドラシルの残党はその様を時計塔の上から嘲笑いながら見届ける。

 

「ふっふっふっふっ、いい気味だな?」

「オイ、ライトリー氏から連絡が入った。ホープキングダム近郊にアルバトロス王国の連中が配備されているらしい。しかもすぐ近くに。」

「何!?もう嗅ぎつけられたのか!?仕方ない。すぐに戻るぞ。」

「あぁ!」

 

ユグドラシル兵はアジトの居所が知られた事を気まずそうになり、すぐに時計塔から離れる。

 

「プリキュア・フローラル・トルビヨン!」

 

フローラはチョコレートケーキオルトロスにプリキュア・フローラル・トルビヨンを放つ。

チョコレートケーキオルトロスは蝋燭の火から火炎放射を放ち、フローラの技を掻き消す。

クレープホシイナーはフルーツの爆弾を飛ばすが、フローラ達はそれを避ける。

ソフトクリームナケワメーケはクリームを飛ばすが、それも避けられる。

 

「クッソ~、手強いな・・・」

「ホシイナーとナケワメーケだけでも厄介なのに・・・」

 

ジェラートとショコラはチョコレートケーキオルトロス達を相手に厳しそうな表情を浮かべる。

クレープホシイナーはフルーツの爆弾を再び飛ばす。

 

「食いモンを粗末にすんじゃねぇっ!!」

 

フルーツの爆弾が突然炎によって遮られ、消滅する。

 

「えっ!?」

「何!?」

 

フローラ達は声がした方に振り向くと、赤髪のクアドラプルテールの少女がいた。

 

「危なかったな!?」

 

赤髪の少女はフローラ達の無事を確認してそう言う。

フローラ達は赤髪の少女に戸惑いながらも感謝する。

だが、そんな場合ではない。

チョコレートケーキオルトロス、クレープホシイナー、ソフトクリームナケワメーケがフローラ達に迫ってくる。

その時、チョコレートケーキオルトロス達の前に白銀色のロングヘアーの少女が横入りする。

 

「捉えよ!凍てつく足枷!フリーレン・フェッセルン!」

 

チョコレートケーキオルトロス、クレープホシイナー、ソフトクリームナケワメーケの足元に水が現れ、3体を囲むように覆い、最後に凍結されていった。

 

「皆さん!今です!」

 

白銀髪の少女はフローラ達に反撃の猶予を与える。

 

「う、うん!」

 

フローラ達は白銀髪の少女の言う通りにする。

中央に凍結されたチョコレートケーキオルトロスは何とか拘束から解放される。

しかし、反撃を試みようとするのが遅かった。

 

「輝け!3つの力!プリキュア・トリニティ・エクスプロジオン!」

「永遠の輝きよ!私達の手に!フルフルリンクル!プリキュア・ダイヤモンド・エターナル!」

「キラキラキラルン、フルチャージ!スイー・ツー・ワンダフル・アラモード!」

 

フローラ達、ミラクル達、ホイップ達はそれぞれの合体技を放ち、チョコレートケーキオルトロスとまだ氷漬けにされているクレープホシイナーとソフトクリームナケワメーケを一気に浄化する。

戦いが終わった後、変身を解いて白銀髪の少女と赤髪の少女の元に駆け寄る。

その様子を建物の陰から窺っている人物がいた。

 

「ほう。リインフォースⅡ司令補とアギト一等空士もこの次元に来ていたとは・・・」

 

その人物はヴェントである。

彼は白銀髪の少女をリインフォースⅡと、赤髪の少女をアギトと名前を上げている。

まず、リインフォースⅡは機動六課ではやての補佐をやっている管制融合騎である。

はやてとのユニゾンが可能で、それではやてのサポートを回している。

そして、アギトは烈火の剣精と自称する管制融合騎である。

JS事件の後、はやてに引き取られ、八神家の一員として迎え入れた。

 

「これは楽しみ甲斐がありそうだ。せっかく例のミュータントがこの街に来たんだ。彼女も私のゲームに参加させてもらわないとな。」

 

ヴェントは手品師のようにトランプのカードを出し、不敵に笑みを浮かべる。

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