ウルトラリリカルキュアファイト   作:JINISH

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キュアコアトルの戦闘

飛空艇アルヴヘイムでホープキングダム郊外に移動した真理奈達。

そこでクレイン達と一緒にいたなのは達ははやて達との再会を喜ぶ。

更に、はやて達も魔導部隊によるユグドラシル残党の逮捕を協力する。

一方、ヴェントが考案したゲームを挑戦している最中、魔法つかいプリキュアはライハを発見・救出する。

ライハはかつての友達のような犠牲者を出させないためにプリキュアに変身する。

 

「紫電の大蛇!キュアコアトル!」

 

ライハは今のプリキュアの姿をキュアコアトルと名乗る。

 

「キュアコアトル・・・」

「!?」

 

コアトルは何かを感じ取ったのか、トランプソルジャーの♢のAと♠のKとは逆方向に振り向く。

コアトルの視線の先には、♡の10♠の4と♣の5と♢の9が迫って来ていた。

 

「おい、そこの紙切れ2枚はお前らに任せるけどいいよな?」

 

コアトルはミラクル達に♢のAと♠のKの相手をお願いする。

 

「任せて!」

 

ミラクル達はコアトルのお願いに応え、♢のAと♠のKの相手をする。

コアトルは迫って来た♡の10と♠の4と♣の5と♢の9の相手をする。

 

「っしゃあっ!行くぜぇっ!」

 

コアトルは♢の9に狙いをつけ、ジャンプして殴りかかろうとする。

♢の9はコアトルが襲ってくるのを気付き、盾を構える。

コアトルのパンチが♢の9の盾で防がれるも、♢の9は後ろに倒れる。

 

「痛ってぇ~・・・何つう硬さだよ・・・!?」

 

コアトルは盾を殴った手がジーンときたのか、手を大げさに振る。

しかし、手を痛がっている場合ではなかった。

♡の10が火の矢を飛ばした。

火の矢はコアトルに直撃する。

コアトルは地面に叩きつけられる。

 

「あっちぃ~・・・クッソ~、こんな紙切れ共に負けてたまるか!」

 

コアトルは立ち上がって、掌から電気を放出し、刀へと形成して、それを持つ。

♡の10は火の矢を、♣の5は氷の針を飛ばす。

コアトルは刀を♡の10と♣の5の攻撃を斬り落とす。

コアトルはそのまま♡の10に斬りかかる。

その時、♠の4が割って入り、コアトルの攻撃を防ぐ。

コアトルは♠の4と鍔迫り合いになる。

その時、コアトルは突如危機感を察知した。

コアトルは少し後ろに振り向くと、♡の10が弓矢を構えていた。

 

「やっべ!」

 

コアトルは♠の4から離れ、刀を投げ捨て、プリチェンブレスにスイッチを押す。

♡の10はコアトルに狙いを定めて矢を放つ。

♡の10が放った矢はコアトルがいた場所に着弾し、爆発すると同時に砂埃が蔓延する。

 

「コアトル!?」

 

ミラクル達は蔓延した砂埃を見て、コアトルの心配をする。

しばらく経った後、蔓延した砂埃が晴れる。

その砂埃の中から背中の翼がコアトルを守るように覆いかぶさっている。

 

「コアトル・ウイングガード。間に合ったぜ。」

 

コアトルは♡の10の攻撃を防ぎ切った事にホッとする。

 

「狙い撃ちされちゃ、たまんねぇわな!」

 

コアトルは♡の10と♣の5を見て、戦い辛いと思い、プリチェンブレスのスイッチを押す。

 

「コアトル・シャドークリエイト!」

 

すると、コアトルの影が独りでに動き始め、更に大きくなり、白紫色の巨大な翼蛇へと姿を変える。

 

「コアトルの影が蛇になった!?」

「綺麗な蛇だね~!」

 

マジカルはコアトルがやったことに驚き、ミラクルは蛇になったコアトルの影を見て綺麗だと言い出す。

 

「そこの2枚を頼むぜ!ヴィオレ!」

 

コアトルは巨大な翼蛇にヴィオレと名付け、♡の10と♣の5を相手にするように命令する。

ヴィオレはコアトルの言う通りに♡の10と♣の5を襲う。

ヴィオレは♡の10と♣の5の攻撃を悉く躱し、2体いっぺんに巻き付く。

その後、ヴィオレは♡の10と♣の5に電気ショックを浴びせる。

よって♡の10と♣の5は爆散し、カードとなって地面に落ちる。

 

「来い!ヴィオレ!」

 

コアトルはすぐさま投げ捨てた刀を拾い、プリチェンブレスのスイッチを押す。

ヴィオレがコアトルの真後ろに飛翔すると、コアトルは後方宙返りしてヴィオレの背中に乗る。

 

「コアトル・アサルトスパーク!」

 

コアトルは刀を構えると、刀が電気で覆われ、♠の4を横一閃に斬りかかる。

♠の4はコアトルの攻撃に応戦するかのように、コアトルの首を斬り飛ばそうとするが、コアトルは♠の4の剣を避けるように前に伏せ、♠の4の懐に斬る。

♠の4は2本の剣を落とし、そのまま前へ倒れ、トランプのカードとなる

 

「巡り合う奇跡よ!」

「繋がる魔法よ!」

「育まれし幸福よ!」

「今、私達の手に!プレシャスブレス!」

 

ミラクルとマジカルとフェリーチェはアレキサンドライトスタイルにフォームチェンジし、レインボーキャリッジから現れた魔法陣に手を翳す。

 

「フル・フル・フルフルリンクル!プリキュア・エクストリーム・レインボー!」

 

ミラクル達は手を前に突き出すと、巨大な魔法陣が展開する。

 

「キュアップ・ラパパ!虹の彼方に!」

 

ミラクル達は♢のAと♠のKにプリキュア・エクストリーム・レインボーを放つ。

よって♢のAと♠のKはトランプのカードに戻る。

 

「私があんなに苦戦した紙切れ2枚をもう倒しちまったのかよ・・・」

 

コアトルはミラクル達の戦いぶりを見て、唖然とする。

 

「ぐおぉっ!?」

 

コアトルは背後から突然、何かにぶつかられて、そのまま前に倒れる。

 

「いてて・・・な、なんだ?」

 

コアトルは後ろに振り向くと、盾を前にした♢の9が立っていた。

コアトルが受けた衝撃は♢の9が盾で突進してきた時のダメージだろう。

 

「チィッ!嘗めやがって!」

 

コアトルは立ち上がってプリチェンブレスのスイッチを押す。

その時、ヴィオレはコアトルを守るように周囲を囲む。

 

「コアトル・ライトニングフォール!」

 

コアトルはその囲いの中から天高く跳躍し、それと同時にヴィオレはコアトルを螺旋状に飛ぶ。

その後、コアトルは飛び蹴りの体勢となり、ヴィオレはコアトルの後ろから電気エネルギーのビームを放つ。

コアトルはそのビームによって、対戦車ライフルの弾丸並に速度が上がり、♢の9を目掛けて飛び蹴りを見舞う。

♢の9は盾を構え、コアトルの攻撃を防ごうとするが、対戦車ライフルの弾丸並のスピードを誇り、ヴィオレが発した電気エネルギーで威力が数倍パワーアップしたコアトルの攻撃に防げるはずがなく、そのまま吹き飛ばされてしまい、最後にトランプのカードに戻る。

 

「す、凄い・・・」

「あの大きな蛇も凄いけど、威力が半端じゃないわ・・・」

 

ミラクルとマジカルとフェリーチェはコアトルの戦いぶりに凄いの一言に尽きなかった。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈は野営地のテントの中で、アタッシュケースの中身を見ているまま黙っていた。

 

(ロータスと姫矢、チャオが持っている同じ変身アイテム・プリチェンブレス・・・あいつもそれを持ってるけど、誰からもらったんだろう・・・)

 

真理奈はエクセル、レン、メイリンが所持しているプリチェンブレスの事で疑問を持つ。

 

「真理奈。」

 

真理奈は急に声をかけられ、その声の主の方に振り向くと、テントの出入り口にマヤが入って来た。

この時、真理奈はアタッシュケースを閉じる。

 

「マヤ、どうしたの?」

「これを修理できないかしら?」

 

マヤは真理奈の手元にライハによって壊されたプリチェンミラーを置く。

 

「伊佐薙に壊された奴ね・・・」

「えぇ。ユグドラシルと関わっている以上、戦力は多い方がいい。今の私じゃみんなの足を引っ張るだけ。足手まといになりたくないのよ。」

「・・・気持ちは分かるけど、修理は出来ないわ。めぐみから聞いたけど、プリチェンミラーは元々、ブルーっていう地球の精霊からもらった愛の結晶から変化した変身アイテムだから、原理が分からない以上、修理は臨めないわ。それに妖精の世界を研究してるって言っても、全てを把握していた訳じゃない。」

 

マヤは真理奈にプリチェンミラーの修理を要求するが、修理は不可能だと言われ、自分自身に情けなく憤慨する。

 

「あぁ、ごめんね?力になれなくて。」

「う、ううん。いいの。こっちこそごめんね?無茶なこと言って・・・」

 

マヤは真理奈の手元に置いたプリチェンミラーを回収してテントから出ていく。

真理奈はそんなマヤを見ている事しかできなかった。

 

「やれやれ、研究者の端くれの私がこんなこと言うなんてね・・・」

 

真理奈はマヤがテントから出ていった後、溜息を吐く。

 

「あ、お姉ちゃん。今、マヤさんが元気なさそうにテントから出たけど、何かあったの?」

 

まのんがマヤと入れ替わるようにテントに入って、真理奈にマヤの様子について聞く。

 

「まのんか。実はマヤ、プリチェンミラーの修理を私にお願いしてきたのよ。できないって断ったけど・・・」

「そんな・・・」

「仕方ないわよ。人間の科学では解明できない代物が相手じゃ修理どころか、分析すらできないわよ・・・」

 

真理奈はまのんの質問に対して、もうお手上げと言わんばかりに椅子に背凭れする。

 

「あ、ここにいたの?」

 

真理奈とまのんの会話の最中、突然入って来たのはなのはとユーノである。

 

「なのはさん、ユーノさん。」

「おいおい、千客万来ね・・・」

 

真理奈は突然入って来たなのは達に対し、苦笑いする。

 

「ヴィヴィオから聞いたけど、渡したいものがあるんだって?」

「ゲッ!?あいつ、いつの間に・・・」

 

真理奈はなのはの発言にギクッっと驚く。

 

「まぁいいや、いずれ渡すつもりだったんだし。」

 

真理奈はなのは達に教える為、アタッシュケースを開ける。

アタッシュケースの中には六角形の緑の宝石とターンテーブルが内蔵している2つの装置が入っていた。

 

「これが高町とスクライアのお土産。『ストロングウィル』、挨拶しな?」

〈承知しました。初めまして、マスター。〉

 

ストロングウィルと呼ばれた六角形の宝石はユーノの前に浮遊して挨拶する。

 

「あ、あぁ。初めまして。」

「これってユーノ君のデバイス?」

「えぇ。高町のレイジングハートをベースに作ったのよ。おかげで徹夜しちゃったけどね。」

 

真理奈はなのはとユーノにストロングウィルについて話した。

 

「この装置は?」

 

ユーノは2つの装置の事を質問する。

 

「『リンクオブボンド』。レイジングハートについているマガジンを代用できるように作った魔力変換マシン。自身ともう一人の術者と魔力の共有ができるようになったわ」

 

真理奈は『リンクオブボンド』について説明する。

 

「この装置は2人1組専用のシステムになってるからアンタ達に渡したこの2つしかない。と、話ズレちゃったけど、レイジングハートのデータによれば、『カートリッジシステム』は自身の魔力量をパワーアップする為の物だけど、『リンクオブボンド』はペアを組む相手との魔力を共有化できる代物なのよ。キュアブラックとキュアホワイトのコンビネーションをヒントにね。マニュアルもケースに入れてあるけど、アンタ達なら実戦でやった方が分かりやすいか・・・」

「うん。そうする。今までそうしてきたもん。」

「僕もできる限りフォローするよ。」

 

真理奈は一々説明するより、実際やってみた方がなのはとユーノには分かりやすいと判断した。

 

「でも、お姉ちゃん。いつの間にそんな物を・・・」

「グランドームから帰った後にね。」

 

真理奈はまのんの質問に対し、そう答える。

 

「まのんさん。そろそろ時間です。」

 

テントの出入り口からメイリンが入ってきて、まのんを呼ぶ。

 

「はーい!」

「気を付けてよ。」

 

まのんはメイリンに呼ばれ、テントから出ようとすると、真理奈から気を付けるように注意する。

まのんはそれに対し、ウインクで返事する。

まのんとメイリンは、レンと元フォワードチーム、そして第十二魔導部隊と合流する。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ミラクル達はコアトルと一緒に広場に戻り、手持ちのカードを7以外のカードを置く。

しかし、現状で並べるように置けたのは、♢の7と並べられる8と9だけである。

 

「まだ他のカードは置けないようですね。」

「チッ、こんなことならもう少し捜すんだったぜ。」

 

ライハは今の状況に舌打ちする。

 

「みんなーっ!」

 

ミラクル達は声がした方向に振り向くと、フローラ達とホイップ達、リインとアギトが戻って来た。

フローラ達はミラクル達と合流する。

フローラ達が集めたカードは♠の5、6、9、Q、♡のA、3、4、6、♣のA、2、6、8、♢の2、4、J、Kの16枚である。

 

「大分集まって来たけど・・・」

「完全には並べられないね・・・」

 

それでも、4つのスートの7に隣り合うように並べられるのは、♠の4、5、6、♡の6、♣の5、6、8、♢の8、9の9枚である。

フローラ達が持っている未だ置けないカードは♠の2、9、Q、K、♡のA、3、4、9、10、Q、♣のA、2、3、J、♢のA、2、4、J、Kの19枚である。

 

「でも、あと20枚です!20体のトランプソルジャーを倒せば揃えられます!」

「だな。ライハの言った通り全員ブッ倒しちゃいいからな。これを並べるのはその後にすりゃいい。」

 

リインとアギトは前向きにそう言う。

フローラ達は残りのトランプソルジャーを捜す為、手分けして捜すことにした。




最後に出したコアトルの技ですが、某特撮ヒーローのキック技をベースにしました。
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