なのはとユーノとハヤタとの出会い、それはPT事件解決後、メフィラス星人フェレスの対面がきっかけだった。
フェレスはなのはとユーノを地球から離れ、フェレスと共に宇宙へ出ようと誘う。
なのははフェレスの誘いを断り、その直後、月面で待機させたバルタン星人の前に初代ウルトラマンが現れる。
初代ウルトラマンは単身、バルタン星人を薙ぎ倒し、フェレスに説得する。
フェレスはなのはの心に負け、なのはとユーノを地球に帰した。
その地球でハヤタと出会う。
これがなのはとユーノが語った邂逅である。
なのはとユーノが初代ウルトラマンとのファーストコンタクトを話した頃、トランプ共和国郊外で時空の歪みが生じている。
規模は小さいが、2ヵ所捻じれ始めた。
その2ヵ所の捻じれから緑と赤のオッドアイをした金髪の少女と、青と紺のオッドアイをした碧銀のツインテールの少女と、1本のアホ毛が伸びている茶髪のショートヘアーの少年と、白の衣服に青のスカートを着ているロングヘアーの少女、それからペンダントのような物体が現れた。
まず一番最初の少女は高町ヴィヴィオ。
ジェイル・スカリエッティの手で生まれた先代の聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトのクローンである。
JS事件解決後、なのはの養子として迎えられた。
次なる少女はアインハルト・ストラトス。
シュトゥラ王国の国王である覇王イングヴァルトの末裔でDSAA格闘競技・U15のチャンピオンである。
先祖の想いに縛られていたが、ヴィヴィオとの模擬戦で吹っ切れた。
そして、次の少年はトーマ・アヴェニール。
ヴァイゼンの鉱山町の事件により、天涯孤独になった少年である。
ECウイルスによりエクリプスドライバーとなる。
続いての少女はリリィ・シュトロゼック。
ルヴェラ鉱山遺跡の研究施設で実験台にされた生命体型リアクトプラグである。
トーマと初めて会った時は言葉を発することができなかったが、トーマを助ける際に言葉を発することができるようになった。
最後はスティード。
旅のサポートを担っていたトーマのインテリジェントデバイスである。
人格型AIの中で自律性が高く、撮影と観測ができる。
「うぅ・・・アインハルトさん、大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です。」
〈トーマ、リリィ。大丈夫ですか?〉
「あ、あぁ。」
「大丈夫。」
ヴィヴィオはアインハルトを、スティードはトーマとリリィを心配する。
アインハルトとリリィは大丈夫だと告げる。
宙に浮いているウサギのぬいぐるみやアインハルトの肩に乗っている子猫もヴィヴィオとアインハルトの事を心配しているが、ヴィヴィオ達は大丈夫だと告げる。
ただし、そのぬいぐるみと子猫は、玩具でも生き物でもなく、元々はデバイスである。
ウサギのぬいぐるみのようなデバイスはクリスことセイクリッドハート。
子猫のようなデバイスはティオことアスティオンである。
その時、ヴィヴィオとアインハルトはトーマとリリィが、トーマとリリィがヴィヴィオとアインハルトがいることに気付く。
「あっ!トーマ!リリィ!」
「ヴィヴィオ!アインハルト!」
ヴィヴィオとアインハルトはトーマとリリィの元に駆け付ける。
「2人とも、どうしてここに!?」
「こっちが聞きたいよ~!」
ヴィヴィオ達とトーマ達が突然現れたことに戸惑いを隠せなかった。
「確か、私とヴィヴィオさんは来年のインターミドルに備えて、ナカジマジムから帰る途中・・・」
「そしたら、いきなり目の前がぐにゃぐにゃして、いつの間にかここに・・・」
ヴィヴィオとアインハルトはプリキュアの世界に来るまでの経緯を話す。
「俺もリリィと一緒に別の管理世界に旅をして・・・」
「もうすぐ町に着くと思ったら、急に目の前が歪んで・・・」
トーマとリリィもプリキュアの世界に来るまでの経緯を話す。
「あ~ん!やっぱり、さっぱり分かんな~い!」
ヴィヴィオは混乱する。
その時、トーマとリリィの目の前に突然、黒い本が現れる。
黒い本の正体は銀十字の書。
リアクターであるシュトロゼックとセットになっているストレージデバイスである。
古代ベルカの魔導書をベースに作られており、誓約者の守護と敵性対象を排除するための武器管制システムを司っている。
「おわっ!?銀十字!?」
「どうしたの?」
〈付近に巨大生物の接近を確認。〉
銀十字の書がそう告げると、近くの海に巨大な影が現れる。
海が水しぶきをあげた直後、鋭利な爪と角と棘が先端の瘤に生えた尻尾を備えた怪獣が現れた。
その怪獣の名が宇宙凶険怪獣ケルビム。
日本海に潜伏した別個体が産み落とした卵から生まれた宇宙怪獣である。
遠距離では火球、中距離では尻尾攻撃、近距離では爪と角による攻撃でメビウスを苦しめる。
「えぇ~っ!?」
「でかっ!?」
ヴィヴィオ達はケルビムの登場に驚く。
ケルビムはヴィヴィオ達に向けて弾道エクスクルーシブスピットを放つ。
「キャアァァァァァァッ!!!!」
「うわあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ヴィヴィオ達はケルビムの攻撃により爆風で飛ばされる。
「セ、セイクリッドハート!セットアップ!」
「アスティオン!セットアップ!」
「リアクト!」
「オン!」
4人はケルビムの攻撃で吹き飛ばされながらも、それぞれのデバイスで変身する。
ヴィヴィオの体型が大人になり、私服も白と紺を基調としたジャケットへと変わる。
アインハルトもヴィヴィオのように体型が大人になり、薄い緑を基調としたジャケットを纏う。
リリィは私服から白を基調とした女性魔導士のような衣装へと変わり、トーマは全身がタトゥーだらけになり、黒い鎧のようなジャケットを纏う。
リリィはトーマと寄せ合うと、トーマの中に入っていった。
3人は見事に着地し、ケルビムの方に見る。
「大丈夫か、みんな!?」
「うん、平気!」
「大丈夫です!」
『!来るよ!』
ケルビムはトーマ達に尻尾で攻撃する。
トーマ達はケルビムの攻撃に対し、回避する。
「ソニックシューター!」
〈シルバースターズ、ハンドレッドミリオン〉
ヴィヴィオは虹色の魔力弾を発射し、トーマは銀十字の書の無数のページからエネルギー弾を発射する。
2人の攻撃がケルビムに命中し、怯ませる。
ケルビムは尻尾でアインハルトに攻撃する。
「覇王空破断!」
アインハルトはケルビムの尻尾に拳で弾き飛ばす。
ケルビムはその時の衝撃で自身の尻尾がケルビムを巻き付いてしまう。
ケルビムはそれによって身動きが取れなくなった。
「ナイスです!アインハルトさん!」
「ありがとうございます。」
「よし、このままいくぞ!」
トーマ達は勢いをつける。
ケルビムは自身の尻尾に巻き付かれながらも弾道エクスクルーシブスピットを放つ。
アインハルトはケルビムの火球を受け止める。
「覇王流・・・旋衝破!」
そして、アインハルトは受け止めた火球をそのままケルビムに投げ返す。
火球はケルビムの口に命中する。
ケルビムはそのまま倒れる。
「トーマ!」
「あぁ!」
ヴィヴィオは虹色の光を集約し、トーマは銃と剣が一つになった武器を構える。
「ディバインバスター!」
「シルバーハンマー!」
ヴィヴィオは虹色の魔力砲を放ち、トーマはエネルギー砲を放つ。
2人の攻撃がケルビムに命中し、ケルビムは爆散される。
「よし!」
『やった!』
トーマ達はケルビムを倒して勝利を収め、グッとガッツポーズをとる。
「でも、この世界はあのような生き物がいたなんて・・・」
「キャロさんのヴォルテールより大きかったよ・・・」
〈4時の方向に空間の乱れを感知。〉
ヴィヴィオ達は銀十字の書の知らせに驚く。
ヴィヴィオ達は銀十字の書が言った方向に振り向く。
そこには巨大な時空の歪みが発生していた。
その歪みから王冠のような角と巨大な鎌状の腕を持つ怪獣が現れた。
その怪獣の名は宇宙戦闘獣コッヴ。
根源的破滅招来体が地球に送り込んだ宇宙怪獣である。
ワームホールで池袋に降り立ち、大暴れしていた。
「えぇぇぇぇぇっ!!?」
「また怪獣が!?」
「今の歪みから出てきたという事は!?」
『さっきの怪獣も!?』
ヴィヴィオ達はコッヴの登場に驚く。
コッヴは頭部から光弾を発射する。
「下がって!」
トーマはヴィヴィオとアインハルトを下げらせ、銀十字の書のページで盾を作る。
よってコッヴの光弾はトーマの防御によって防がれる。
しかし、コッヴは攻撃を止める様子はなかった。
その時、ヴィヴィオ達の背後に空間の歪みが発生した。
〈後方より空間の乱れを感知。〉
「!?」
トーマはコッヴの攻撃を防ぎながら、ヴィヴィオとアインハルトは銀十字の書に言われて後ろに振り向く。
空間の歪みから山羊のような角をした怪獣が現れた。
その怪獣の名は宇宙雷獣パズズ。
コッヴ同様、根源的破滅招来体に送り込まれた宇宙怪獣である。
体から放つ電波で地球上の機械を狂わせたことがある。
「また怪獣が!?」
「そんな!?」
ヴィヴィオ達はパズズの登場に驚く。
パズズは角から電撃を発射する。
ヴィヴィオ達はパズズの攻撃に怯み、トーマの守りが薄くなってしまい、ついにコッヴの攻撃が炸裂される。
よってトーマはリリィとのリアクトが解除され、リリィは気絶してしまう。
「リリィ!?」
トーマはリリィを抱きかかえて呼びかけるが、目が覚める様子がなかった。
「アインハルトさん!大丈夫ですか!?」
「え、えぇ・・・グッ!?」
「アインハルトさん!?」
アインハルトは足を押さえながら痛がる。
ヴィヴィオはそんなアインハルトを見て、コッヴとパズズの同時攻撃を受けた時に捻挫したのだと気付いた。
トーマもアインハルト程、怪我はしてないが、ダメージは相当なものである。
コッヴはヴィヴィオ達に鎌を振りかぶる。
ヴィヴィオは即座に魔法陣でコッヴの鎌を防ぐ。
「ヴィヴィオ!?」
「無茶です!」
トーマとアインハルトはヴィヴィオの行動を止めようとするが、ヴィヴィオは気にする余裕もなく、守り続けている。
(昔の私はママを殺そうとしてた・・・でも、今の私は違う。私の拳は大切な人を守るための拳!だから、誰にも死なせはしない!)
ヴィヴィオは聖王のゆりかごでの戦いを思い出し、自分自身の決心を告げる。
パズズはヴィヴィオ達の背後から踏み潰そうとした。
その時、ヴィヴィオの周囲の時間が止まる。
「え?」
ヴィヴィオは今の状況に困惑する。
その瞬間、ヴィヴィオの前に光のリングが現れる。
「うわっ!?な、なになに!?」
ヴィヴィオは突然の事に動揺を隠せなかった。
光のリングがヴィヴィオの前に現れたと同時に、ハヤタの変身アイテムであるベーターカプセルが光り出す。
「!これは!?」
「ベーターカプセルが!?」
ハヤタのベーターカプセルから光の球が現れ、流星のごとく飛んでいった。
その現象が起きたのはハヤタのベーターカプセルだけではなかった。
トランプ共和国にいる真理奈の方も、石のままになったスパークレンスから光の球が現れ、城外から飛んでいく。
「お姉ちゃん、今のは!?」
「知らないよ!こんなの初めてだったのよ!」
真理奈はまのんにそう言いながら、バルコニーに顔を出す。
尚、とっくに見えなくなってしまったが・・・
その光はヴィヴィオがいた場所に向かっていった。
ヴィヴィオはその光に気付き、両腕で顔を覆う。
2つの光の球が光のリングに入り、光が強くなってヴィヴィオを包み込む。
その現象で周囲の時間が再び動き出し、それと同時にコッヴとパズズが吹き飛ばされる。
トーマとアインハルトは突然の光に顔を隠す。
光が治まって、二人は顔を隠した手を下ろす。
そして、二人が見上げると、初代ウルトラマンとウルトラマンティガが混ぜたような姿をしたウルトラマンを目視する。
その名はウルトラマンオーブ。
惑星O-50の出身であるクレナイ・ガイが変身するウルトラ戦士である。
オーブリングで2人のウルトラマンをフュージョンアップさせることで変身できる。
今のオーブの姿はスぺシウムゼぺリオンと呼ばれる形態で、初代ウルトラマンとティガの力をフュージョンアップさせることで、その姿になる。
「巨人!?」
「もしかして、ヴィヴィオさん!?」
トーマ達はオーブの登場に驚くが、アインハルトはオーブを見て、ヴィヴィオだと気付く。
驚いているのはヴィヴィオも同じである。
「え、えぇっ!?ど、どういうこと!?」
ヴィヴィオは何が何だかさっぱり分からない状態である。
コッヴとパズズはオーブを挟み撃ちするように襲い掛かる。
次回はゼロも参戦します。