ウルトラリリカルキュアファイト   作:JINISH

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このウルトラリリカルキュアファイトのオーブはオリジナル設定でヴィヴィオの技も加えられております。


VSコッヴ&パズズ

トランプ共和国郊外で時空の歪みが発生し、その歪みから高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス、トーマ・アヴェニール、リリィ・シュトロゼックが現れる。

その直後、ヴィヴィオ達の前にケルビムが出現。

ヴィヴィオとアインハルトはバリアジャケットにセットアップし、トーマとリリィは戦闘防護服を装備してリアクトし、宇宙凶険怪獣ケルビムと対峙し、勝利する。

しかし、その束の間、宇宙戦闘獣コッヴと宇宙雷獣パズズが現れる。

コッヴとパズズに追い詰められて、絶体絶命の危機に遭うヴィヴィオ達。

そんな時、ヴィヴィオの前に光のリングが現れ、そのリングの力でヴィヴィオがウルトラマンオーブへと変わった。

コッヴとパズズはオーブを挟み撃ちにするように襲い掛かる。

コッヴは腕の鎌で斬りかかる。

オーブはこれを避けるが、パズズの突進により吹き飛ばされる。

 

「キャアッ!」

 

オーブはパズズの攻撃により、倒れる。

コッヴは頭部から光弾を、パズズは角から電撃を放つ。

 

「ヴィヴィオ!」

「ヴィヴィオさん!」

 

オーブはトーマとアインハルトの声を聞いて、コッヴとパズズの攻撃を後転で躱して起き上がる。

 

「負けられない!大好きな人達を守りたいんだ!」

 

パズズはオーブに電撃を放つ。

オーブはパズズの攻撃を躱し、回し蹴りでパズズの顔を蹴り飛ばす。

パズズはオーブの攻撃で怯む。

コッヴは腕の鎌でオーブを攻撃するが、オーブは悉く躱し、コッヴの腹に10発パンチを喰らわせる。

コッヴは負けずに再び鎌で攻撃する。

オーブは蹴りでコッヴの鎌攻撃を躱し、最後にコッヴの腹に蹴りを入れる。

コッヴはオーブの攻撃に怯みながらも、頭部の光弾で反撃する。

オーブはスペリオンシールドでコッヴの光弾を跳ね返す。

よってその光弾はコッヴ自身に受けられる。

パズズは角から電撃を放つ。

オーブは電撃を避け、オーブ水流をパズズに浴びせる。

すると、パズズの体に電流が走り、痺れ出した。

 

「凄い。まるで自分の技を知ってるみたいに・・・」

 

オーブは自分の手を見ながら、今までの戦いぶりに壮快する。

コッヴはオーブの背後を取り、鎌を振り被る。

 

(この姿なら、出来るかな?)

 

コッヴはオーブに鎌を振り下ろす。

 

「アクセル・・・スマッシュ!」

 

オーブはコッヴの攻撃に対し、振り向け様でヴィヴィオお馴染みの格闘技で受け止めた。

コッヴの腕の鎌は弾かれ、オーブはその隙を突いて懐に入り、コッヴの腹に連続パンチを繰り出し、最後に蹴り飛ばした。

コッヴはそのまま倒れる。

 

「イケる!」

 

ヴィヴィオは得意のストライクアーツがオーブの姿でも使えることに喜ぶ。

パズズはようやく痺れが治り、オーブを襲い掛かろうとする。

その時・・・

 

「うぉおぉぉぉぉらぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

上空からゼロがウルトラゼロキックでパズズを蹴り飛ばした。

そして、ゼロは着地する。

 

「な、なんだ!?」

「巨人がもう一人!?」

 

トーマとアインハルトはゼロの登場に驚く。

それはヴィヴィオが変身したオーブも同じである。

 

「えぇっ!?誰!?」

「ん?見たことないウルトラマンがいるな?初めて見るタイプだぜ。」

 

ゼロはオーブを見て物珍しそうな事を言う。

 

「もう・・・いきなり飛び出さないでよ~・・・」

 

ゼロの前になのはが駆けつけてフゥっと溜息を吐く。

オーブとなったヴィヴィオとトーマとアインハルトは幼くなったなのはを見て驚く。

 

「えぇ~~~~~っ!!?」

「え、えぇっ!?なのはさん!?」

「ど、どうしてそんなに小っちゃく・・・!?」

「あーっ!トーマ!リリィ!アインハルトちゃん!それと・・・ゼロ、あのウルトラマンは?」

 

なのははトーマとリリィとアインハルトを見つけ、驚くものの、オーブがヴィヴィオであることを知らないなのははゼロにオーブの事を聞く。

 

「話は後だ。まずはこいつらからだ!行くぜ、そこのウルトラマン!」

「(ウルトラマン・・・?今なってる巨人さんの事かな?)う、うん。分かった!」

 

ゼロとオーブはコッヴとパズズに対して身を構える。

コッヴとパズズはゼロとオーブを襲い掛かる。

ゼロはパズズを、オーブはコッヴを相手にする。

パズズは電撃を放つが、ゼロはパズズの電撃を避け、腹に一蹴りし、ゼロスラッガーでパズズの角を斬り落とす。

パズズは角を失われたが、それでもめげずに尻尾で攻撃する。

 

「おぉっとぉっ!」

 

ゼロはパズズの尻尾を受け止め、そのまま振り回す。

オーブはコッヴの鎌攻撃を躱し、カウンターヒッターで反撃する。

コッヴはオーブの攻撃に怯むが、即座に頭部の光弾を放つ。

オーブはコッヴの攻撃に対し、ジャンプで躱して、コッヴの尻尾を掴み、振り回す。

オーブはそのままコッヴを放り投げる。

コッヴは地面に叩きつけられる。

ゼロもパズズを放り投げる。

パズズは地面に叩きつけられ、立ち上がったコッヴはパズズに躓いて倒れる。

 

「そろそろ決めるとすっか!」

 

ゼロはパズズにワイドゼロショットを放つ。

パズズはゼロの光線によって爆散される。

コッヴはオーブに頭部から光弾を放つ。

オーブは腕で光弾を次々と防ぐ。

 

「よーし!私も!」

 

オーブもコッヴの光弾を全て防いだ後、スペリオン光線を放つ。

オーブのスペリオン光線を受けたコッヴは爆散される。

 

「やった!」

 

なのははゼロとオーブがコッヴとパズズを倒した所を見て喜ぶ。

 

「なのは!」

「ユーノ君!」

 

なのはの元にユーノとハヤタとダンが駆けつけてきた。

オーブとアインハルトとトーマはユーノがなのは同様体が小さくなってるのを気付き、驚く。

 

「えぇっ!?ユーノ司書長まで!?」

「これってどういう!?」

「も、もう追いつけない・・・!」

「とりあえずお前、そろそろ元に戻ろうぜ。」

 

ゼロはオーブにそう言う。

ゼロは腕をクロスして、体全体を光に包まれるとシンの姿に戻る。

 

「人になった!てことは私も?」

 

オーブはゼロを真似して、そのままヴィヴィオの姿に戻る。

 

「ふぇっ!?」

「ヴィヴィオ!?」

「よかった~。あのままだったらどうしようかと思った~。」

 

なのはとユーノはオーブがヴィヴィオだったことを知り、驚く。

特になのはは・・・

 

「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」

 

驚きを隠せなかった。

 

「ど、ど、ど、どうしてヴィヴィオが!えっと、その・・・ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」

「いや、落ち着けよ・・・」

 

シンはなのはのリアクションにツッコむ。

その後、ヴィヴィオ達はオーブの事を含めて、プリキュアの世界に来た事情を説明する。

そして、なのはとユーノもプリキュアの世界に来た経緯を話す。

 

「そうだったんだ・・・」

「それにしても、しばらく見ない間大きくなって・・・」

「えぇ!?まだ中等科2年だよ!?」

(ユーノから聞いたが、時空の歪みで小っちゃくなったとは言え、とても親子には見えねぇな・・・)

 

シンはなのはとヴィヴィオが親子だと知るが、今の2人を見ると親子には見えなかった。

 

「俺達が飛ばされた世界は管理外世界の地球とは違う地球で、そこに繋がっている妖精の世界。」

「しかもこの妖精の世界と地球にはプリキュアという女の子が守っているのですね。」

「あぁ。我々ウルトラマンもここに飛ばされたんだ。」

「とりあえず王宮に向かおう。皆が待ってる。」

 

シン達はトランプ共和国の王宮に向かう。

 

 

 

 

 

 

その頃、場所が変わり、北欧のツンドラ森林地帯ツングースカにスパイクの付いた尻尾を持ち、鉱物のような体をした怪獣とシュモクザメのような外観をした怪獣が取っ組み合っていた。

前者の怪獣は溶岩怪獣グランゴン。

龍厳岳の火山活動によって出現した怪獣である。

一度防衛チームDASHによって倒されたが、龍厳岳の溶岩によって再生された。

後者の怪獣は冷凍怪獣ラゴラス。

伊豆半島沖から出現して、グランゴンと対峙した怪獣である。

グランゴンとの共闘でウルトラマンマックスと戦ったことがある。

その様子を10機の黒いガッツウイングの中で乗組員が伺っていた。

 

「イリス・レイブラッド女史。2体の怪獣が確認されました。」

 

10機の内先頭の1機のパイロットは後部座席にいるピンクのリボンで纏めたピンクの髪型をした白衣の少女、イリス・レイブラッドに報告する。

 

「あの2体から離れた場所に降ろして。実験や捕獲にはちょうどいいわ。」

 

パイロットはイリスの指示でグランゴンとラゴラスが対峙している地点から離れた場所に降下する。

黒いガッツウイングが着地した後、イリスはコックピットから降り、白衣のポケットから3つの画面が付いているリモコンのような青と白のカラーリングをした機械を取り出し、グランゴンとラゴラスに向ける。

すると、その機会から金色の光が現れ、その光から腹部の無数の牙が出て、背中に隙間がある翼を持ち、3つの目をした怪獣が現れた。

その怪獣の名は最強合体獣キングオブモンス。

ウルトラマンが空想の産物と扱われていた世界に現れた怪獣である。

ウルトラマンガイアでも苦戦させた強力な怪獣である。

グランゴンとラゴラスはキングオブモンスが現れたことに気付き、ラゴラスはキングオブモンスに突撃する。

キングオブモンスはそんなラゴラスに対し、尻尾で薙ぎ払う。

グランゴンもキングオブモンスに攻撃を仕掛けるも、キングオブモンスに踏み潰された挙句、蹴り飛ばされてしまう。

グランゴンは火炎弾を放ち、ラゴラスは冷凍光線を放つ。

しかし、キングオブモンスはボーンウイングでボーンシールドを展開し、グランゴンとラゴラスの攻撃を防ぐ。

その後、キングオブモンスはクレメイトビームを一直線に放射する。

すると、グランゴンとラゴラスに向かって火柱が次々と発声し、終いにはその火柱がグランゴンとラゴラスまでもが巻き込まれる。

グランゴンとラゴラスはキングオブモンスの攻撃によって倒れる。

イリスはそれを確認した後、キングオブモンスを金色の光と化し、機械の中に入れる。

 

「怪獣の召喚、その怪獣の操作・・・ま、結果は悪くないわね。あなた達、あの2体を捕獲しなさい。」

 

上空で待機している黒いガッツウイングの内2機から金色の光を放ち、その光がグランゴンとラゴラスを包み込み、2つの金色の光となって、そのまま2機の黒いガッツウイングに入っていく。

 

「イリス女史、いかがですか?バトルナイザーの出来は?」

「悪くないわ。自分が作った物にしては上出来よ。」

 

イリスは地上にいた黒いガッツウイングのパイロットにそう言う。

彼女が使っていた機械はバトルナイザーと呼んでいる。

バトルナイザーはレイブラッド星人の遺伝子を持つレイオニクスが怪獣を操るために使っているアイテムである。

レイオニクスはその怪獣でレイブラッド星人の後継者になるためにレイオニクスバトルを繰り広げた。

 

「ここはもう用はないわ。引き上げるわよ。」

 

イリスは黒いガッツウイングに戻ってツングースカを後にする。




次回はようやく、なのは達がプリキュア達と対面します。
あと忘れてましたが、なのは達は無印・A’sの姿ですが、ヴィヴィオ達はFORTHの容姿と変わってません。

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