早くプリキュアの活躍が見れるようにしたいと思ってます。
宇宙戦闘獣コッヴと宇宙雷獣パズズに追い詰められるヴィヴィオ達。
その時、ヴィヴィオが光に包まれ、ウルトラマンオーブとなり、コッヴとパズズと相手をする。
その最中、ゼロが乱入し、オーブと共にコッヴとパズズを倒した。
後になのは達と合流し、トランプ共和国へと向かう。
トランプ共和国に到着した後、シン達はハヤタとダンと一旦分かれ、プリキュアがいる宮殿に向かう。
ちなみになのは達はトランプ共和国に来る前、すでに変身を解いたので悪しからず。
アインハルトの足の捻挫はシンのウルティメイトブレスレットの力ですでに治っていた。
「なんだか魔法の国って感じだね~。」
「人の手がいらない動くモップってミッドチルダでも見ないよ・・・」
ヴィヴィオ達はトランプ共和国の生活を見てそれぞれの感想を言う。
「どんな技術を使ってあのように動くのでしょう?」
「俺もそれ思った。」
「思ってたんだ・・・」
なのはとユーノはシンが言ったことに苦笑いする。
「あっ!シン兄さん!」
「シンさん!」
シンの前に真理奈とまのんがやって来た。
「いきなりウルトラマンになってどこかに行ったからびっくりしましたよ。」
「悪ぃ。バラージ王国で時空の歪みが出てきてよ。こいつらを連れてきたんだ。」
シンは真理奈とまのんに後ろにいるなのは達を親指で指す。
「なに?バラージ王国の生き残りなの?」
「いや、こいつらは別の世界から来たんだ。」
「えーっ!?」
「マジ!?」
シンは真理奈とまのんになのは達の事情を伝えた。
「なるほどね・・・」
「シンさんと同じように時空の歪みでこの世界に・・・」
真理奈とまのんはシンからなのは達がプリキュアの世界に来た経緯を聞いて、納得する。
「とりあえず、ひかりちゃんや真琴さんの所へ行きましょうか。」
「えぇ。そこの女の子を寝かせとかなきゃだし。ほのかや真琴達がシン兄さんがいきなりいなくなって焦ってるわけだしね。」
真理奈達はなのは達をなぎさ達の元へ連れて行こうとするが、真理奈のポケットから着信音が鳴り出す。
真理奈はポケットからiPhoneを出し、連絡先を確認する。
「キャスからか。まのん、先に行ってて。」
真理奈はまのんに一足先になのは達を連れて行くように言った後、この場から去って行く。
「どうしたんだろ?」
「電話くらいで別に人前に気にすることじゃないと思うけど・・・」
なのはとユーノは真理奈の行動に変に思う。
「あ~、いつもの事です・・・とりあえず、皆の所へ行きましょう。」
まのんはシンとなのは達をプリキュア達がいる所に連れて行く。
その頃・・・
「あーっ!もう!一体どこで道草食ってんのよ!シンさんったら!」
えりかはシンがまだ帰ってこないことにイライラしている。
「仕方ありませんよ。闇の支配者は倒しましたけど、怪獣被害が治まったわけじゃありませんから。」
「ていうか、なんでえりかがイラついてんの?」
つぼみは帰ってきてないシンに代わり代弁し、あおいはえりかがイライラしている理由を聞く。
「なんとなく!」
「もう、えりか・・・」
変顔で胸を張って言うえりかをつぼみが呆れる。
「胸張って言えることじゃないでしょ・・・」
茶髪のロングヘアーの少女もそんなえりかを見て呆れる。
彼女は前に紹介した皆と同じ、プリキュアである。
彼女はキュアイージスことマヤ。
彼女はジコチュー襲撃に遭われたトランプ王国の生き残りである。
ユグドラシルと手を組み、消えていったマリー・アンジュ王女を蘇らせるため、プリカードを集めるべく、キュアイージスとして活動していた。
しかし、マリー・アンジュ王女が蘇った後、改心してプリキュアオールスターズと共に戦うことを決心した。
「クルル、リュイル。シン達はまだ戻ってこないポポ?」
ポルンはそれぞれ額の宝石を付いた緑の体のカーバンクルと黄色い体のカーバンクルに聞いてみる。
まず、緑の体をしたカーバンクルはクルルと呼んでいる。
クルルはまのんのパートナーであり、まのんが変身するキュアエレメントをサポートしている。
過去に真理奈に治療されたことがきっかけで真理奈の家に暮らしている。
そして、黄色い体のカーバンクルがリュイルである。
元々は1万年前に活躍していた先代のキュアエレメントことユザレのパートナーだったが、闇の支配者の力によって超古代変身怪獣イビロンとなったカーバンクルである。
現代で新たなキュアエレメントによって闇の支配者の呪縛から解き放たれた。
「キュッ!」
『大丈夫だ。すでに戻ってきてる。彼の父親とその親友はここに戻った後、他の場所へ行ったが、問題はない。』
リュイルはテレパシーでシン達の事を教える。
『ただ、他にも客がいるようだ。』
「お客さんポポ?」
『あぁ。しかも、この世界の住人じゃない。』
リュイルは視線をポルンとは違う所に向く。
その先にはシン、まのん、なのは、ユーノ、ヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィがいた。
「あーっ!帰ってきた!」
マナはシンが入ってきたことに気付き、声を上げる。
「ただいま。」
「ただいまじゃないわよ!急にいなくなって!」
真琴はシンに怒鳴る。
「心配したんだよ?シンさん。」
みゆきは心配そうにシンに言う。
「あ、悪ぃ。」
シンはみゆきと真琴に謝る。
「あ、悪ぃって・・・」
「もう、シンさんったら・・・」
「でも、無事でよかったです。」
なおはシンの返事に苦笑いし、ほのかは溜息を吐きながら安心し、つぼみはシンが無事であるのを知り、安心する。
「シンさん、この子達は?」
あゆみはなのは達を見て、シンに質問する。
「バラージ王国で会ったんだ。俺達ウルトラ一族と同じように、時空の歪みで別の世界から来たらしい。」
「えっ!?」
「時空の歪みで!?」
「本当なのですか!?」
シエルといおなと亜久里はシンの話を聞いて驚く。
(ヴィヴィオさん、皆さんの声を聞いてコロナさんとフーカに似ているような感じがするのですが・・・)
(はい、それにアインハルトさんの声とそっくりな人も・・・)
ヴィヴィオとアインハルトはみゆきとシエルとあゆみの声を聞いて、知り合いを思い出す。
(な、なんかリリィと同じ声が聞こえたような・・・)
トーマはいおなの声を聞いた後、リリィの方に振り向く。
(今、フェイトちゃんとアリサちゃんの声が・・・)
(偶然だね。それにリインとエリオの声も・・・)
なのはとユーノはつぼみと亜久里とほのかとなおの声を聞いて、知り合いの姿を思い浮かべる。
「あの・・・皆さん?」
まのんはそんななのは達の様子が変だったのに気付いたのか、恐る恐ると尋ねる。
一同は「なんでもない」と答えた。
その後、ようやくリリィが目を覚まし、彼女を椅子に座らせ、お互いに自己紹介をした。
尚、人数が多かったため、自己紹介を終えるのに時間がかかった。
「自己紹介するだけでも時間かかっちゃったね・・・」
「改めて見るとプリキュアって何人いるんだよ・・・」
ヴィヴィオとトーマは時間が時間なだけにだらけるなり、苦笑いするなりしていた。
「すみません・・・自分でもびっくりです・・・」
まのんはそんなヴィヴィオ達に謝る。
「それにしても、時空の歪みによってこの世界に来たという事は、余程深刻な事態になってるみたいね?」
ゆりはなのは達の話を聞いて深刻な状況になっていると改めて知る。
「このままやとどうなってまうんや・・・」
タルトは時空の歪みについて悩んだ。
「う~ん・・・ってこのフェレットさん、喋ってる!?」
「そっちかいな!?っていうか、ワイはフェレットちゃうわい!ワイは可愛い可愛い妖精さんや!」
タルトはヴィヴィオに言われて怒り、訂正させる。
「自分で言ってるよ・・・」
「ユーノ君のフェレットモードと比べると全然可愛くないの・・・」
「ガ~ン!!」
なのははユーノとタルトを見て、そう言うと、タルトはショックを受けて落ち込む。
その光景を見たラブ達は苦笑いした。
「とにかく、原因が分かるまで地球にいた方がいいわね・・・」
せつなは時空の歪みの原因が分かるまで地球、つまり人間界に暮らした方がいいと提案する。
「でも、住まいはどうしましょう・・・」
「お姉ちゃんに相談すれば部屋に案内できるけど、許してくれるか・・・」
ひかりとまのんはなのは達の住む場所について悩んだ。
「私がどうしたって?」
「お、お姉ちゃん!?」
まのんは真理奈の介入に驚く。
「何よ?幽霊でも見たようなリアクション取って?」
「お姉ちゃんがいきなり割り込むからでしょ?」
「?ま、いいや。皆には事情を説明したの?」
真理奈はまのんに質問する。
「うん。でもなのはさん達の住まいはどうするか悩んでて。私達の家でもいいかな?」
「孤児院か、私達の家は・・・まぁ、別にいいけどさ・・・」
「!住まわせてくれるの?」
まのんは真理奈の言葉を聞いて更に質問する。
「えぇ。キャスから連絡が入ったけど、最近怪獣が次々と出てきたからスーパーGUTSが設立されたのは知っての通り。でも、怪獣が現れた原因は時空の歪みのせいだから、プロノーン・カラモスの科学力や情報収集能力が必要になったので人材が欲しいってヒビキおじさんが言ってたから、母さんの弟子の殆どがプロノーン・カラモスのサポートに行かせる代わりにアルケミー・スターズの何人かをスーパーGUTSに行かせるって話になったのよ。私も明日、プロノーン・カラモスに行って人材の選抜を手伝うことになったのよ。」
真理奈はまのんにキャスからの連絡内容を伝えた。
「そうだったんだ。」
「んなもんで、母さん達の許可にもよるけど、私達の家に住まわせようって考えてんの。」
まのんは真理奈の言葉を聞いて表情が明るくなり、真理奈に抱きつく。
「メルシー!お姉ちゃん!」
「ちょっ!?」
真理奈はまのんに抱きつかれたことに驚く。
「フフッ♪みんな揃って楽しそうだね~?」
真理奈は背後から声をかけられたことに驚いて、まのんを庇うように抱き寄せながら距離を取る。
当然、まのんも突然の登場に驚いた。
真理奈の後ろにいたのは、薄紫色の髪型をした女性だった。
その女性はクリシス。
四葉スタジアムでシンと出会った謎多き女だが、ウルトラマンネクサスに変身して、シン達と共に戦っている。
ガタノゾーアとの戦いの時、ネクサスに変身することがなくなった。
「クリシス姉さん!?いつの間に!?」
「全然、気付かなかった・・・」
「ついさっきだよ。で、どうしたの~?」
「実はですね・・・」
まのんはクリシスに事情を話した。
「なのは達がこの世界に来てるってことは、フェイトとはやても来てるのかな?」
「フェイトとはやてって誰よ?」
「それに、なんでなのはさん達の事を?」
まのんはクリシスに質問する。
「秋葉原でなのは達の事を知ったの。ほら、『魔法少女リリカルなのはDetonation』第1巻。昨日発売したの。」
クリシスはどこからか、なのはのイラストが描かれていたコミック本を取り出して言う。
「そ、そうなんですか・・・」
「そう言や、こいつ・・・オタクだったわね・・・」
「とりあえず、私も挨拶しに行こっかな♪」
クリシスはコミック本をしまい、なのは達の所に行く。
「お姉ちゃん、さっきはごめんね?」
「今更気にしないでよ。けど、まのんは大丈夫なの?」
「え?」
まのんは真理奈の言葉に首を傾ける。
「イビロンの事も、ルルイエで戦った闇の支配者ももういない。それでもプリキュアとして戦うの?もう、戦いを続ける理由はないはずよ?」
まのんは真理奈が言っていたことに理解した。
イビロンは浄化され、リュイルとして蘇り、ガタノゾーアはゼロの手によって倒された。
キュアエレメントの役目も終えたような物だろう。
しかし・・・
「理由はあるよ。」
「え?」
「ひかりちゃんと真琴さんと同じ理由だよ。大切なものを守りたいからってね。だから心配しないで。」
「・・・まのん・・・」
まのんはプリキュアとして戦う理由を告げ、大丈夫だと真理奈に言う。
真理奈は溜息吐きながら、「心配した私が馬鹿だった」と思いながら苦笑いする。
一方のなのは達はクリシスに挨拶されながら抱きつかれたので疲弊していた。
その光景を見たなぎさ達は苦笑いするしかなかった。
次回ですが、登場人物・・・というか、オリキャラの設定を投稿してから、次の話を投稿しようと思ってます。