森の中で
初めてのまともなレイシフトは随分と刺激的だった。内蔵が浮き上がるような感覚が、どうにもしっくりこない。
「……あー、」
「無事レイシフトに成功しましたね、マスター」
どうやらどこかの草原の端っこの小高い丘のような場所にレイシフトしたらしかった。背後には森が広がっている。
尻の下がふんわりとした若草で覆われていて、地面に触れる手のひらもそんなに痛くない。普通、色んな雑草が混じりあって生えると、とてもじゃないがこんな手触りにはならない。珍しいことに、現代における芝生のような雑草が一面に広がっている場所だった。
『無事到着したかね、マスター』
「ああ、ぼくもサンソンもマシュも大丈夫だよ、エジソン」
『それはなにより!』
通信が入る。結局、エジソンはカルデアに残ることになったので、第一特異点の調査、解決はジョニィとサンソンとマシュがしていくことになる。
まぁ、ぶっちゃけ、カルデアの復帰が間に合っていなかった。ダヴィンチちゃんが抜けてしまっていたせいで、レイシフト関連の機械の修理は間に合っているものの、通信等の設備が未だに整っていない。なにかしらの妨害によって通信がまともに続けられなかった冬木に比べればましではあるし、冬木の頃から全く修理されていないというわけでもなかったのだけれど。
生活基盤の方も仮の復旧程度のものできちんとした整備はまだ進んでおらず、どうして二人が引きこもっていたのかを聞いたロマンは出来上がったものがものだけに叱るに叱れず頭を抱えていた。
で、エジソンである。
何せ旅はまだまだこれからなので、今のうちにカルデアの方も戦える準備を整えておかないと、ということになった。ただ、どうしようもなくなった場合、カルデアからエジソンを召喚することは決めている。
本当はもう少し人員を増やすのに召喚をすべきだったのだが、残っていた聖晶石まで資材として“
両方気に入っている身としては強くいえないのだけど、なんというか今のうちに手綱をしっかり握っておかないと今後のカルデアがやばい気がする。
「…………」
レイシフト後から黙りこくったままのサンソンを見る。なにやら沈黙して空を見上げていた。
「サンソン?」
「………ジョニィ、あれを」
地べたに座り込んだまま空を見上げて顔をしかめた。光の帯が空を渦巻いている。
「………マシュ」
「はい、カルデアに映像を送りました」
『うぉう!?なんだこれは!?………特異点特有の現象かな、こちらで解析してみるよ』
『どれどれ……なんだこれ。また摩訶不思議な……』
「………あちらでもわからないようですね?」
「みたいだね。サンソン、一応聞くけどここどこだかわかる?」
今回の特異点がフランスということで、時代こそ違うがサンソンにはナビゲーターとしても期待をしていた。とはいえ地面に座ったままのジョニィの視点からでは正面の平原と背後の森しかわからない。
「……うーん、ちょっと見た感じだと近くに街がなさそうだね、街が見えればわかることもあるんだけど」
「カルデアのマップとこっちの地形が一致させられなくて、現在地がわかんないっていうのがなぁ……。ぼくらの周りはどうにか把握できるけど、ってレベルなんでしょ」
「はい、修理が進めば改善される筈なのですが……。あっでも、霊脈の方向なんかはわかりますので、教えてもらいましょう!早く補給しないとマスターの車椅子も手に入りませんし」
「そうだね、おーい、ロマン、エジソン、聞こえてた?」
さすがに車椅子をコフィンに突っ込む訳にはいかなかったので、霊脈でのサークル確立をするまでは車椅子を使うことができない。それまではサンソンに運んでもらうことになる。
『聞こえてたよ~!……ああ、でもちょっと反応からすると霊脈まで大分遠いな…。君たちから見て森側の方に進んでもらう必要があるね。適宜ナビゲートするから進んでくれ。
ほら、エジソンはいったいった!マスターがレイシフトするまでは見守るって約束だったけど、もう大丈夫だから!』
『ええー、車椅子渡すとこまでいたいんだが』
『駄目!仕事してくれよ!全く、ぼくだってマギマリ我慢してるんだからな!』
「エジソンありがとう、とりあえず仕事に戻ってくれよ」
苦笑しながらいうと、不承不承そうではあったがエジソンが離れた気配がした。サンソンに担がれて、森の中を行く。
存外、こう、呼び出したサーヴァントが過保護なのがどうにもジョニィにはむず痒い。下半身不随のマスターだから心配されるのは当たり前なのかもしれないが、こうなったのだってジョニィの自業自得なのだ。
素直に好意を受け取らないと人理修復どころか日常生活もおくるには難しいので、その辺は大分前にふっきれはしたものの、やっぱり複雑な気持ちも消しきれはしない。
「しかし、フランスね……。フランス人のサンソン的にはフランスの英霊って誰が思い付く?例えばほら、冬木にはアーサー王がいただろ。あれは聖杯戦争をしていたからあそこにサーヴァントが召喚されていたって感じだったけど、こっちでもまた聖杯戦争やってたりするのかな」
「というと?」
「時代のターニングポイントだってたくさんあるだろ?特異点化してるのが7つだけ……いや冬木もいれると8つか、8つだけってのはおかしくない?歴史の陰で聖杯戦争やってたターニングポイント、もしくは元から聖杯っぽいものがあるからこそ、レフに聖杯戦争を
「面白い考えですね」
マシュも会話に参加してきて、周囲を警戒しつつもおしゃべりの体勢になる。
「確かに、そうなっていたらこの特異点にもサーヴァントがいるかもしれません」
「ていうか、なんだっけ、レフのクソやろうが持ってったやつ、あれ聖杯っていうんだっけ?冬木じゃあれがほしくて
「難しいな…。冬木は
「……あの、聖杯戦争とか関係なく、例えば、なんですけれど、レフ教授の一味が聖杯を作り出していて、聖杯が配置されたから勝手にサーヴァントが召喚されて、そのサーヴァントが特異点を作り出している、というのは違うのでしょうか」
「ああーっ、なるほど、マシュ冴えてるな」
盾をもったまま歩くマシュの顔をサンソンの肩から見下ろす。
「その場合、聖杯を作り出すリソースが8個分しかなかったってことになるのか?」
「それだったらスッゲーいいな!解決した端から無限に特異点を増やされたらたまんないどころじゃないし。聖杯を巡る伝説ってやつ?結構たくさんあるだろ、そういうとこから適当に引っ張ってきて聖杯戦争を起こさせて特異点を作る、とかだと話が違うしね」
「それにしたって特異点が8つあるって時点で僕はゾッとしているけどね。それってつまり、8回世界を変えて、やっと納得したってことだろう。聖杯戦争が関係あるにしろなかったにしろ、そんなに特異点を作った理由が何かあるんだろうか」
「むむ………、そうやって考えると不思議なことばかりですね」
どうにも、よくわからない。
人を滅ぼすことが目的なのではなく、人を滅ぼしたその先の何かを見据えているような感じだった。だって、冬木をいれて8つあるのだ。
とはいえ、とジョニィは顎をサンソンの肩に乗せた。
「人を滅ぼそうって考えのやつが何考えてるかなんて考えたくもないけど。考えないと特異点を解決していく
「……まぁ、なんにせよ、まずは目の前のことからだね」
「そうですね!」
サンソンがとりあえずそういって、その話は終わった。どこかでもう一度検討しなければならない話だな、と頭の片隅で記憶しておく。
「で、何を聞こうとしてたんだっけ、ぼく」
「ええと、確かフランスでサーヴァントになりうるのは、という話題からだったのでは?」
「そうだった!で、サンソンはどんな英霊がいると思う?」
サンソンは黙りこくったままだった。
どうしてか、表情が消えている。
「…サンソン?」
「………僕はね、公式記録として、世界で二番目に処刑を執り行った人間だよ。だから、まぁ、英霊になったのはなんでかってなんとなくわかるんだけど。同世代で、と言われると、あんまり言いたくないというかなんというか」
「………マスター、お耳を」
ジョニィは上体をサンソンから離してマシュに寄せた。マシュも顔を寄せて耳うちをする。
「あの、もしかしたらサンソンさんは、自分が処刑した人間が英霊化していたりとか、そういうことをおっしゃりたいのではないのでしょうか」
「聞こえてるよ。…………いや、気遣いは嬉しいんだけれど。間違いなくマリーとかは英霊になっているだろうし」
「マリーって、マリー・アントワネットだよね?」
「そう。僕がその首を落とした」
空気が重くなるが、ジョニィはええー、と話を続けた。
「いや、同世代で、だなんて誰もいってないだろ。フランスで語られてきた神話とか伝説とかでサーヴァントになりそうなのはいないのかっていう話さ。その辺デリケートそうなのはわかってるからわざわざ突っ込みやしないよ、首突っ込んでほしいならそうするけど」
ストン、と体が沈んだ。サンソンが急にしゃがみこんだのだと理解して、すわ落とされるのではないかと慌ててサンソンにしがみつく。だが、その様子は一向になく、ジョニィを背負ったまま俯いて黙ってしまった。
「サンソン?」
「……………穴があったら入りたい…」
「サンソンさんお気を確かに…!」
「………えええ?」
はぁああああ、と深いため息が聞こえてきて、ジョニィを背負っていなければ顔を覆ってうずくまっていたのかもしれなかった。
ふと、サンソンが動きをとめる。
「……ジョニィ、降りてくれ」
「マジかよそんなに?紛らわしい言い方したのは悪かったって、」
「そうじゃない。音が聞こえる気がする」
その言葉に緊張がはしる。
ジョニィは素早く背から滑り降りると、地面に耳を当てた。サンソンは立ち上がって武器を出し、マシュは盾を構えている。
「………距離600くらいか?馬の蹄の音がするな。……たぶん2人乗りだ。蹄鉄が固そうだな、音が鋭い……」
「そこまでわかるんですか!?」
「まぁ、馬に乗ってたからね。足跡を見れば大体わかるし、音だけでもある程度は。おい、ロマン!索敵を頼む!…ロマン!?」
音を聞いたまま声をあげるも、返事はなかった。
「そういえば会話に入ってきてなかったな?いつから通信切れてたんだこれ」
「どうする?」
「人が乗ってるのは間違いないから、選択肢としてはお止めして友好的にお話に入るか、やばそうだったら迎え撃つか、だろうな。どうにもなんか、馬というには微妙に足音が違う気もするんだが…、それか……いや、遠ざかってってるな、…大分早そうな馬だけど、走って追えるか?」
「たぶん大丈夫だ、追えるだけ追ってみよう」
「よし、それならいこう。霊脈からは離れるかもしれないけど、情報が得られるかも」
「了解しました。あの、どちらへ向かえば?」
「あっち」
指差した方向へ、ジョニィを背負って走り出す。
いくらか走ったところで、耳にはっきりと蹄の音が聞こえてきた。
「…!走行音を確認しました、けど、これは、」
「方向転換したのか?まずい、こっちに向かってきてる!」
マシュ越しに何かがかけてくるのが見える。想像していたより早い、これは、衝突する…!
「二人とも止まれ!マシュ!盾を正面に!突き立てて踏ん張って!」
「っはい!!」
いくらかの土煙を立てての急停止にガンっ、と力強く盾の突き立つ音。
それと、
「きゃああっ!?」
「ちぃっ!」
女と男の声、それと派手に踏み鳴らす馬の足音。足音からして馬が竿立ちになったはずなのに、何故かいななきも呼吸音も聞こえてこない。それでもそのまま蹄が振り下ろされて、マシュが耐える。
「くっ、盾持ちか、特攻は早まったか…!」
「いいえ、そんなことはないわ!このままいくのよ、
「えっ、」
何故か硬直したサンソンの体から無理やり落ちて、地面に腹這いになる。マシュの足と盾の隙間から覗く
どこからか這い出たタスクがきりっとした顔でジョニィの腕に陣取った。
「我が指揮に「食らえ、“
「チュミミィ~ン!」
ガシャン、と、何かが砕け散る音がする。
「!?何だ!?」
「もう
パリーン!と済んだ音がして、
「!!?」
落馬の音が聞こえるかと思ったが、信じられないことに、馬は残った足三本で踏ん張って、背中の二人を遠くへロデオのように弾き飛ばしてから倒れ付した。離れたところで痛そうな落下音と悲鳴が聞こえる。
足だけ見たときはまさかと思ったものの、やはり、ガラスの馬だった。倒れた衝撃で足からさらに砕け散り、端の方から光になって消えていく。
「マシュ、」
「はい」
マシュが意図的にずれてくれたおかげで視界が開けた。
赤い帽子が転がっていて、その奥の離れたところに倒れ伏した赤いミニドレスの女性と、それを抱え込むようにしている黒いストライプのスーツの男性がいる。男性に纏いつきかけていた何かが空にほどけて消えた瞬間が見えた。
間違いようもなく、二人ともサーヴァントだった。
「くっそ…、マリー、大丈夫か………」
「ええ、なんとか…… 」
敵が目の前にいるのに即座に起き上がるでもなく、距離がとれたからとお互いの無事を確認している様子がどうにも戦闘なれしていないふうだった。
ちらりと突っ立つサンソンを見上げる。ジョニィが振りほどいたときのままの姿勢で固まっていて、いっそ滑稽ですらあったが、その顔は真っ青だった。
「……マリー…?」
その唇からこぼれ落ちた言葉でそうなった理由を理解する。
ジョニィが動けぬ間、散々会話をしたのだ。その辺が地雷なのは十分にわかっている。だからさっきだって、その話題のつもりで話を振ったのではなかったのだし。
「サン…ソン………!?
起き上がった仮定マリー・アントワネットのその台詞に、ヒュッと息をのむ音がした。
もしも、その言葉の先がサンソンへの罵りだったとしたら。
「サンソン!」
思わず叫ぶと、ハッとしたように
マシュもそれを察したのか、再度二人をかばえる位置に戻った。
「なんてことだ、さっき引き離したと思ったのに!」
続く男の台詞でハッとする。つまり、それが意味するのは。
「ちょっと!おい、まさかと思うが、あんたたち、今まで
「え、ええ、そうだけど、あなたは………、あれ、人がいる…?サーヴァントじゃない…?」
「何を訳のわからないことを!」
「このサンソンはぼくが今さっき召喚したばっかりだ!(ウソだけど)
馬の蹄の音が聞こえたんで追いかけただけだよ、あんたら何に巻き込まれてるんだ!?」
「……お前、マスターか」
多少落ち着いた声にもう一度マシュの陰から顔を出す。すでに二人とも身を起こして身構えていた。男の方はやはり仮定マリーを庇っていて、赤い目が爛々と燃えている。
「この特異点を正しにきたマスターだ。………あんたたちはどっちだ?」
「正す方です」
何かをいいかけた男を遮って、きっぱりと女がいった。立ち上がって両手を広げ、歩み寄ってくる。
「正すために私もアントニオも頑張ってきました。よかった…、私たち、仲間がいなかったの。ごめんなさい、さっきはとんでもない勘違いをしてしまいました」
隣に立つサンソンの肩から力がぬける。
ジョニィはため息をついて二人を射線から外した。
「仲間かどうかっていうのはこれからわかることだと思うけどね。
ジョニィ・ジョースターだ、カルデア所属。で、何があったんだ?」
「………敵のサーヴァントの一人、サンソンに追われている」
男の答えに、サーヴァントの一人ってことはいっぱいサーヴァント召喚されてんのかなぁ、とジョニィは遠い目をした。どうせなら人間の戦いにしてほしい、そうしたらジョニィでも撃ち殺して終わらせれるので。
「それはちゃんとまいたんだろうな?」
その質問には仮定マリーの方が答えた。
「ふりきったと思うのだけれど……、本当は1人乗りの宝具に無理やり二人で乗ってきたから、あんまり自信がないの」
だから宝具の馬なのにサーヴァントの足で追跡できたと。反転してくれなければ追い付けなかったとは思うが。
「…………あー、えーっと、つまり?あんたたちはアサシンのサーヴァントに追われてて?まけたかどうかは自信がない。じゃあなんでこっちにつっこんできたんだ」
それには男の方が返事をする。
「新手がきたようだけど徒歩だしサンソンほど意味がわからない生き物もいないと思ったので、敵の数を減らすためにひき殺そうと思った」
「うーん一部理解できないけど端的で殺意が高い。一応聞くけどサンソン?そろそろ正気に戻った?そっちはマリーアントワネットで、そっちの男の方も知り合いだったりします?」
サンソンは長くため息をついてから男の方を睨み付けた。
「…………アントニオ・サリエリ。宮廷楽士だったか?遠目に見たときは礼儀を知らない若造だったとは思わなかったが」
「
喧嘩腰のサンソンとサリエリを見てため息をついたマリーが、ぽこん、とサリエリの頭をはたいた。
「もう、あなたはアントニオでしょう?ごめんなさいね、召喚されてから少し錯乱してるみたいで、こんなことを言ってしまうの。それと、名乗り返していませんでしたね。私はマリー・アントワネットよ、どうかよろしく!
「あー、うん、ありがとう?いや、そうじゃなくてね、ぼくが言いたいのは、」
「マァアアアアアアアアリィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!」
よく聞いた声の信じられない叫びと共に、
「たぶん追跡してきてるし立ち止まってるとヤバイと思うから移動しないかって言おうと思ったんだが……遅かったな」
「………………えっ」
もう一発敵のサンソンに撃ち込んでから、移動しようと声をかけた。
サンソンではなくマシュに担いでほしいと呼ぶ。マリーとサリエリを頼る気はなかったし、今のサンソンに担がれたいとはちょっと思えない。油断なく指で敵のサンソンを狙いながら、マリーとサリエリが準備を整えるのを待ちつつ、敵方のサンソンを観察する。
とはいえ、地面に伏せた状態でのたうち回りながら
「マァアアアアアアアアリィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!」
と思ったら、唐突にがばりと飛び起きてのその叫びにジョニィは顔をしかめた。
「うっわうるっさ」
視線は真っ直ぐガラスの馬に乗ったマリー・アントワネットに向いている。その後ろに乗ったサリエリが、とても嫌そうな顔で視線を遮った。
口の端から泡を飛ばしながら、立ち上がろうとしては出来ずに倒れこみを繰り返す。どうやら、一発は足に当たったらしい。
「あああマリーマリーマリーマリーマリア!!!!!どうして逃げるんだい僕は君に再び
「「「「「…………」」」」」
『よし、やっと繋がった…!もう会敵しちゃってるから逃げる時のナビゲートくらいしか出来ないけど……ってなんだこの空気!?』
「マスター」
「うんわかってる」
「マスターあの」
「わかってるったら」
「カルデアのサンソンさんが白目剥いてます」
「見えてるよ」
「なんならちょっと端っこから消えかかってます!今にも座に還りそう!!」
「知ってる!!!!」
「申し訳…ない……。僕は、ここまでです…………」
「サンソン!!!!!!」