Befehl C   作:如月鏡月

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昨日の話の後編です
今更ながら、タイトルの「Befehl」は、ベフィェルと読みます
言語はみんな大好きドイツ語です

追記
ルビが上手く振れていなかったので修正しました(2018/5/15)


ACT-4 part2

浅葱色の羽織を着た剣士の少女、沖田総司は自身の愛刀である菊一文字則宗を狂戦士の主の少女に向け、改めて宣戦布告を行った

「なるほど、やはり新選組の沖田総司でしたか。それならばその剣技にも納得がいきますね。ところで、何故女性なんですか?」

戦闘中には似合わぬ素朴な疑問を少女は彼らに投げかけた。

「さあ、それは沖田さんも知りませんけど・・・。マスター何か知ってます?」

「うーん、分かんないけど史実と性別が違うなんてよくあることじゃない?」

「いや、そんなに頻繁にはないと思うぞ」

同じ髪の色をした少年と少女は互いに顔を見合わせる。

「ちょっと二人とも、戦闘中よ。集中して」

赤い外套の少女に諫められ、二人は再び彼らの敵を前に身構える

「そちらには切り札を使っていただいたところ申し訳ないのですが、消えていただきます」

少女は先ほどと一切変わらぬ冷酷な表情のまま告げる。

「冗談。こっちは切り札切ってるんだから、ただで帰るわけないでしょう!」

赤い外套の少女は、黒髪の少女に対して虚勢ともとれる発言をする。

(正直こっちの戦力を減らさずに撤退するのはほぼ不可能。でも、諦めるわけにはいかないわ。まずは、)

少女は状況を再確認すると、第二ラウンドの作戦を各人へ言い渡す

「セイバーは耐久力が低いから、短期決戦で行くわよ。士郎と私はマスターの陽動、セイバーとランサーは引き続きバーサーカーの相手をお願い」

『アーチャー、聞こえる?』

『ああ、無論だとも。先ほどと射撃位置は代えさせてもらったが、ここからも援護は可能だ。

先ほどと同様にセイバーとランサーの援護をすればいいのだな?』

『そうよ。あと、隙を見てデカいの一発入れて頂戴。ただし、事前に知らせるか、私の指示を待つこと。いいわね?』

『ああ、了解だ』

少女の命令通り弓兵は矢を放ち、狂戦士の得物を狙い行動を制限することに徹した

「行くわよ士郎、あいつの目は見ないようにね!」

「ああ、分かってる」

少女は自身の外套の内ポケットに手を入れると、宝石を一つ取り出し黒髪の少女に向かって投げつける

「こんなもの、目を使わなくても防げます」

その言葉通り、少女は左目を閉じ、片手を掲げる。しかし、少女の手に触れる前に空中で宝石は砕け散った。

「どういうつもrッ!!」

突如砕け散った宝石の破片が肥大化し、少女の周囲の空間の重力を十数倍に高めた。

「今よ、士郎!!」

赤い外套の少女は少年に合図を送り、少年は黒髪の少女に向かって駆ける。

(今ならあの技が使える!)

少年は自身のもっとも使い慣れた夫婦剣を二対続けて投影し、投擲した。

「――― 鶴翼、欠落ヲ不ラズ(しんぎ むけつにしてばんじゃく)

 「―――心技、泰山ニ至リ(ちから やまをぬき)

 「―――心技、黄河ヲ渡ル(つるぎ みずをわかつ)

 「―――唯名、別天ニ納メ(せいめい りきゅうにとどき)

  ―――両雄、共ニ命ヲ別ツ(われら ともにてんをいだかず)……!」

少年の使える技の中でも上位に位置するこの技、即ち

「鶴翼三連!!」

夫婦剣二対と術者自身の剣、合計六撃を同時に叩き込むという絶技。少年は確実に少女をとらえた

はずであった

(仕方ありませんね。開錠、接続、抽出(Unlock Link Extraction)

黒髪の少女の左中指にはめられていた指輪から突如深紅の光が迸った。その血液と見まごう光は、霧状に広がり、少女に吸い込まれていった。そして少女は深く息を吸い込み、そして両の目を見開き、肺の中にたまった空気に魔力を混ぜて叫び声に乗せて吐き出した

「Ahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh--------------------------!!!!」

爆風と轟音があたり一面に広がり、当然のごとく少年は吹き飛ばされた。

「何が、起きたんだ・・・」

少年の必殺の一撃を少女は文字通り吹き飛ばした

「何、今の魔術!?あんなの見たことがない!」

赤い外套の少女に対し戦闘中のランサーが助言する。

「今のは魔術ではありません、リン。どちらかといえば、私たちサーヴァントの使用する魔力放出に近いものです。ですが、今のは・・・」

魔力放出とは文字通り魔力を放出するだけのものだが、基本的に魔術師は魔力を魔術に変換して使用したほうが効率はいいのである

「やはり、あなた方では私に勝つのは百年早かったようですね」

そう少女はとどめを刺そうと、自身の持つ特大のガンドを起動しようとしたが、

「あ、ックゥ、ッあ、ハァッ、、、ガアッ・・」

膝から崩れ落ちた。

『なんで?』

『どうして?』

(これは、まさか、歴代当主の記憶?貯蔵してあった魔力の中に残存思念として残っていたというのですか!?)

『痛い、痛い』

        『痛い』

                             『痛い』

『痛い』

『助けて』

『誰か』

      『なぜ私がこんなことに!!』

『もう嫌だ』

 

『どうして俺なんだ』

 

『もう、殺してくれ』

 

『助けて』

『助けて』

『助けて』

『助けて』             『助けて』

『助けて』   『助けて』   『助けて』    『助けて』

             『助けて』

『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』

『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて『助けて』『助けて』『助けて『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『助けて『助けて』『助けて』『助けて』『助けて』『たsくえてあ』『たすくあえ』『『『『『『『『『『『『『『『『『『たsくあ;kljfだlkjd;ふぁjふぃえjf;ぁkjsdf;ぁs;lふぁ;lkふぁjsl;dkjふぁ;lkjf;ぁkjsf;ヵjs;lfじゃ;lsdjf;ぁsjfd;ヵjsd;lfkじゃ;ljf;ぁsdjふぁいじえあj;いえあwj;lfじゃ;ljf;ぁksjf;ぁskjfヵsんd;lkなgvはlsk;fl;けjf;おえ』』』』』』』』』』』』』』』』』』

「うるさい!煩い!五月蠅いうるさい煩いウルサイーーーーーーーーーーーーーっ」

自身の脳に直接響く歴代のマニュスクリプト家当主たちの苦悶の叫び。それを受け止めきれなかった彼女はついに叫んだ。

「私は、あなたたちのためにこの聖杯戦争をやっているのです。少し黙っていてください!!」

少女は見えない先祖たちに叫んだ。荒い息を吐く少女にセイバーのマスターは問う

「シュリーさん、あなたはそれだけの力をもっていて、今誰のために戦っているの?」

「?それはもちろん、我がマニュスクリプト家のためですが・・・」

少女は荒い息を吐く

「じゃあ、さ」

少女は荒い息を吐く

シュリーさんは(・・・・・・・)、」

少女は荒い息を吐く

「どんな願いを叶えたいの?」

少女は・・・・・・・・

「私の願いですか、それはもちろん・・・・・」

少女は答えられなかった

「私は、、、、、」

少女は自身の家のために戦っていた。しかし、彼女自身にはそれにあたって叶えたい願いなどなかった。

「私は、私は、私は、b私は、bkしは、僕は、私は(僕は)僕は(私は)、・・・・・・・・・・

ボクノネガイ、ハ?ワタシ、はナにヲのぞんdttかっているの?」

自身の空虚さに気づいた少女は、気が付けば叫んでいた

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――――――あdふぁふぉあsdふぁjd-えあがーgらーg-れg――――――――――あがーg-だs-g!!!!!」

魔力を暴走させ、自身の左目すら暴走させた少女は、自身を中心に魔力の竜巻を発生させた。

周囲を石化させながら肥大化していく竜巻は、もはやだれにも止めることはできなかった。

「どうする、遠坂!」

「そんなの、逃げるにきまってるでしょう!!」

サーヴァントすら近づくことのできない竜巻に、三大騎士の陣営は撤退を決める。

「でも、バーサーカーがまだ居て撤退できない!どうするの,凛さん!?」

赤銅色の髪の少女が問う

(今ならマスターは理性を失ってるから、いけるはず)

「アーチャー、例のデカいのを今お願い!」

『待て、凛!そんなことを言われても直ぐには不可能だ。せめてあと一分稼げ。そうしたらお望み通りデカいのとやらを打ち込んでやる!』

「ちょっと、アーチャー?ああ、もう!一秒だって惜しいって時に!」

少女は頭では自身の言動が無茶苦茶であることは理解しているが、状況が状況であって焦っていた

「藤咲さん、あなたのセイバーはまだ大丈夫?」

「うーん、ギリギリ一分は厳しそうかな。ほかに時間を稼げる方法はない?」

「遠坂、一度宝具でバーサーカーを倒すのはダメか?」

赤銅色の髪の少年は提案する

「そんなことしたら、宝具が二つも使えなくなるのよ?それはリスクが高すぎるわ!」

バーサーカーの宝具及び真名を把握している二人にとってはそれか最終手段に他ならなかった

「あのさ、バーサーカーの宝具って一度使用した宝具は二度と効かなくなるんだったよね?」

セイバーのマスターが二人に確認をとる

「ええ、そうよ。何か策があるのかしら?」

「うーんそうだね、たぶん予想があってれば宝具を二つもダメにする必要はないのかもしれないよ?」

そう少女は言って、

「セイバー、戦闘不能になってもいいからアレを使ってバーサーカーを倒して」

「承知ッ!!」

剣士の少女は主の命を受け駆ける

「―――――一歩音越え、

―――――二歩無間、

―――――三歩絶刀ッ!

無明、三段突き!!」

剣士の少女の必殺の一撃は、寸分たがわず狂戦士の霊核を突き、消し飛ばした

「嘘ッ!?」

「今です、アーチャーさん!」

セイバーのマスターは、弓兵の男に叫ぶ

「まさかあの以外にもあんな芸当ができる輩がいたとはな。だが見事だセイバー。此方もちょうど準備が終わったところだ」

弓兵は自身の投影を始める。この一撃を確実なものとするために、全ての工程を正確に行う

「創造の理念を鑑定し、

 基本となる骨子を想定し、

 構成された材質を複製し、

 制作に及ぶ技術を模倣し、

 成長に至る経験に共感し、

 蓄積された年月を再現し、

 あらゆる工程を凌駕し尽くし――――

 ここに、幻想を結び剣となす――――!」

男が投影したのは、かの騎士王の聖剣、その模倣。そしてそれを彼流にアレンジし、矢とする

「食らえッ!!」

放たれた聖剣は、蘇生途中であった狂戦士を正確にとらえ、彼の命を複数刈り取った

「よっし!今のうちに撤退するわよ、士郎、藤咲さん!」

「ああ」

「うん」

その竜巻と狂戦士を残し、三騎士とそのマスターは撤退した

 

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今だ荒れ狂い続ける竜巻の中、一人の男が現れた

「お嬢様、撤退です。一度戻りましょう」

そういって少女の執事は、少女を気絶させると彼女を抱きかかえて拠点である城へと帰っていった

 




一部分やっぱり東京〇種意識してるだろ見たいな部分がありますが、まさにそうです。
手法を真似てみましたが、やっぱり石田先生みたいにうまくはできませんね。
さすがですね。
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