神器世界の敵になるために   作:黒巛清流

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大学のお話と意外な趣味


歌唱、前世の歌

奏side

 

大学で色々出来るのはいいが人は遠目に見てくるだけだし

話しかけようとしてもビクビクされるし…ちょっとめんどくせぇなぁ

 

というわけで中庭をぶらぶらと歩いていると飛鳥を見つけた。

近くには友人の…確か鏡と花屋だったか、それもいる

あそこは確か…生徒がバンドとかの練習が出来る防音会場だったか

この大学も凄いよな…こんなのもあるとか

 

こっそりと入ってみると三人がステージに立っており飛鳥はギター、鏡はドラム、花屋はベースを持っていた。

スティックの音が三回響くと共に曲が始まる

 

【禁断のレジスタンス】

 

飛鳥の高い声に合わせてポップな曲が流れ出す

少し悲しい曲だが曲と飛鳥の声も相まってとても激しい曲に感じる。

それにしても聞いたことがない曲だ、こんなにいい曲なら耳に入るとは思うんだが

 

曲が終わると同時私は拍手をしながら出ていく、三人は驚いた顔を見せた。

 

「か、奏さん!?」

「あ、天羽奏!?」

「…本物だ」

 

三人は驚いた様子を見せるが私はそのまま私は会話を続ける。

 

「さっきのはいい曲だったな、聞いたことないけど誰の曲なんだ?」

「いいい…今のは飛鳥がつつ、作った曲…です!」

 

鏡が声を震わせながら説明をする…って

 

「あの曲飛鳥が作ったのか!!!」

「(びくっ)…え、う、うん一応僕が……作ったものだけど」

 

さっきの曲を思い起こす、曲も歌詞もとても洗礼されており普通に発売されていてもおかしくないレベルだ

これを個人で作成していたのか…歌もかなり上手かった…普段からボイトレとかをしているのだろうか

……緒川さんに頼んでスカウトも視野に入れるか…?

うむうむと悩んでいると飛鳥から声をかけられる

 

「そういえば奏さんはなんでこちらに?」

「こっちに入っていくのが見えたんでな、こっちにはいつもいるのか?」

「いや、時々弾きたくなった時とかに誘って…息抜きにもなるし」

 

その後歓談していると気分がよくなったのでちょっと合わせて歌ってみた。鏡と花屋は感動したようで喜んでくれた。

 

 

 

飛鳥side

 

驚いた、昨日はまさか天羽奏が参戦してくるとは

前世で聞いていた曲を書き起こして三人で弾いていたら来るとは

自分で作った曲とか言っちゃった、でも前世の曲ですとか言ってもおかしいとしか思われないしなぁ…

 

というわけで家に帰宅した僕は動画投稿サイトに前世で聞いていた曲を投稿しようしていた

これは単純に僕が聞きたかったというのもあるけど、もしかしたら前世の人も見つかるかもしれない

と思って送っている、今までメールが来たことないけど

本来は【禁断のレジスタンス】を投稿する予定だった、でも天羽奏に聞かれてしまったので

つい先ほど完成した【革命デュアリズム】の方を投稿する。

歌は僕が歌っている、曲は鏡と花屋に手伝ってもらってその他の楽器は打ち込みで

かなりの再限度だと思う、正直完成した時ガッツポーズをした。

 

投稿が終わるとパソコンを閉じていつも通り鍛錬を行なう

そういえば今までの投稿って再生数とか見てないな、まぁいっても1000ぐらいかな

特に気にしなかったのでふと思ったけど…まぁ、いいかな

 

今日は軽く走り込みをして体の調子を整えて、夜は響ちゃんの初陣とアラインとの顔合わせだ

天羽奏が生存しているから原作のいざこざはないと思う

しかし響ちゃんに敵愾心を抱かせないといけない…うーむ…ツヴァイウィングの二人を攻撃する?

だけども暴走状態になられても困る…うーむ、最初は二人が敵対している相手って認識にしておこうかな

アメノハバキリのガジェットを手でもてあそびながら思考する。

 

イチイバルのガジェットも作りたいし…雪音クリスとの接触も考えなければ…

あとは…フィーネをどうするか…

正直に言うなら フィーネ/櫻井了子 は生存させたい、知識も重要だし…強いし

しかしそれだとフロンティア事変が…隠れてもらうとか…うむむ…

 

 

…『俺』の目的はシンフォギア奏者を倒すことでも壊滅させることでもない

だが『俺』の目的を達成するのは敵対をする必要がある。だから『俺』は彼女達と敵対しなくてはならない

面倒だけど、あ~あ。もっと簡単にできりゃぁなぁ…

 

…あれ?何だろう今の声…僕の…声?

ぐ…思考が乱れる…お昼過ぎてるし…何か食べようかな…

 

ふと何かいい店がないかと辺りを見回してみるとお好み焼き屋の『ふらわー』という店を見つけた。

お好み焼きか…最近食べてないし、そもそも外食自体久し振りだし…入っていこうかな

見せに入ると昼時を過ぎたからかお客さんはそんなにいなかった。これならすぐに食べられるかな

 

「いらっしゃい」

 

席に着いて水をもらいメニューを見る、これはシンプルに豚玉を頼む

自分で焼くかどうかと聞かれたけど、結構お腹が空いているので作ってもらうことにした。

ソースの匂いがとても美味しそうである。楽しみに待っていると入り口が開かれた

 

「おっばちゃーん、今日も来たよー!いつものー!…って飛鳥さん!?」

「もう響、大声出しちゃ…あすかさん?」

 

大口開けて驚いている響ちゃんと見慣れない白いリボンをつけた女の子がいる。

もしかして…小日向未来かな?

 

「飛鳥さんもここに来るんですね!」

「こんにちは響ちゃん、初めてここには来てみたんだけど響ちゃんはよく来るんだね」

「はい!常連です。あっ!紹介しますね!親友の未来です!」

「初めまして、小日向未来といいます。響とは幼馴染でルームメイトです」

 

ぺこりと頭を下げて小日向未来は挨拶をしてくれる。

ちょっとだけ警戒の色が見えるから人畜無害だよオーラを出しておこう(にこー)

 

「初めまして、僕は黒野飛鳥。大学二年生で響ちゃんとは響ちゃんが中学の時に知り合ったんだ」

「…もしかして、響が前に言ってた」

「うん!そうだよ!」

 

そのまま会話を続けていると僕の前にお好み焼きが置かれる。

うーん、とてもおいしそうである。響ちゃん達に断りを入れて割りばしを割る

一切れを口に運ぶと思わずんーと言う声を上げてしまう、とても美味しい

次々と口に運んでしまう

 

「…飛鳥さんって凄く美味しそうに食べるね」

「…響もあんな感じだよ…食べ方凄い綺麗だなぁ…」

 

何か言われているけどあんまり気にしない

大変美味しい食事のあとお茶を啜りながら会話をしているとふと小日向未来が声を上げる

 

「あ、そういえば響。新曲上がってたよ」

「えっ本当!?やったー、帰ったら聞かなきゃ」

「ん?何のお話?」

 

すると響ちゃんが携帯を見せてくれる。

そこには………動画投稿サイトの僕のユーザーページがあった

 

「黒い鳥さんっていう人なんですけどね!とてもいい曲を投稿してくれているんですよ!」

 

響ちゃんがとても詳しく説明してくれているが僕は見てしまった。再生数を

そこには7桁の再生数が表記されていた…コメントも6桁…お気に入りも7桁…

…マジですか、と変な顔をしてしまう

 

「...という感じで...って飛鳥さん?どうかしました?」

「な、何でもないよ!?」

「そうですか...あっ、そういえばこの歌声ってよくよく聞いてみれば飛鳥さんが歌っている声に似てますよね!もしかして飛鳥さんが歌ってたりして...」

「...」

 

図星を突かれて思わず固まってしまう

今の効果音を表すとすると『ピシッ』って感じだろうか

響ちゃんは笑顔で固まり小日向未来は驚いたような表情を見せた

数秒の硬直のあと響ちゃんが声を上げた

 

「えええええええ!?これ飛鳥さんが作ってたんですか!」

「響、声が大きいよ」

「あはは…ちょっとした趣味で投稿していたんだけど…まさかこんなことになってるとはなぁ…」

 

コメントを見てみると絶賛されている

元々僕が作ったものではないからどうにも素直に喜べない

 

「凄いですよ飛鳥さん!」

「でも本当に凄いですね」

 

その後…二人からの褒め殺しにたじたじになりながらも別れた

あー、褒められるのはどうにも苦手だ…褒められることをしているわけでもないし…

体の調子を整えて戦う準備をしよ…アラインに変身するのは久しぶりな気がする。

最近ノイズも来なかったし…

 

 

 

 

 

そして夜

町はずれの道路が見えるビルの上、ノイズが数体見ることできた

 

「さて…行くか」

 

僕はベルトを装着するといつものようにガングニールのガジェットのボタンを押した

 

『BEYOHERLD GUNGNIR!!』

 

「…変身」

 

『...TYPE TRON』




内容を思いつく時と思いつかないときの差が激しすぎる
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