原作差異
・響の父親の会社の取引先の社長令嬢の生存により、父親が行方知らずになっていない
・被害者総数 12874人→8246人
・最初は正義のように大々的に生存者狩りが行われていたがツヴァイウイングの天羽奏の訴えにより鳴りを潜め陰湿ないじめのようになっている。
・助けてくれたヒーロー『仮面ライダー』の噂がある
「へいき、へっちゃら」
自分に言い聞かせるように彼女は呟いた。
雨の降る人通りの少ない午後の土手。彼女-立花響-は雨に打たれながらフードを深く被り、同じ言葉を呟いていた。彼女の服には多少傷がついており、顔にも擦り傷が見える。
生存者狩りと呼ばれるライブからノイズに襲われながらも生還したもの達を狙う暴行行為である。被害者の死因の半分以上が逃走中の将棋倒しによる圧死や避難路の確保を争った末の暴行による傷害致死であることが週刊紙で掲載され、過剰に煽るような文面により被害者遺族や野次馬の一部が行い始めたいわば魔女狩りだ。
立花響もその被害に遭っている一人であり、家に石を投げられたり罵声や暴力を振るわれていた。
彼女の心はもう限界だった、憔悴しきっており今までの疲れもあったのかぱたりとその場に倒れた
響side
なんだろう...あったかい...
目を覚ますと知らない天井が見えた。
辺りを見渡すとどこかの部屋、敷かれていた布団で寝かされていたようでそばにはタオルが置かれている。生活感のある部屋のようで所々に日用品が見かけられた。
「あ、起きたかい?」
体を起こすとキッチンらしきところから一人の
腰まである長い黒髪を首後ろで簡単にまとめ、スレンダーな体に少し低いけど鈴がなるような透き通った声、とても整った顔立ちをしているとても綺麗な人だった。思わず顔を赤らめてしまうほどに
「体は大丈夫かな?雨に打たれてたからシャワーでも浴びたらどうだい?」
「あ...はい...」
促されるままお風呂場でシャワーを浴びる、お湯が冷めた体をあたためてくれた。
お風呂から出るとフリーサイズのシャツとジーパンが置いてあったのでそれを着る。着心地的に買ったばかりみたいだ。
「...あの」
「あ、体は温まった?これも飲む?」
ふかふかのソファーに座らせられるとホットミルクを出してくれた。砂糖とハチミツが入っていて美味しい
優しくしてくれたからなのか、ぽろぽろと涙が出てきた。するとすぐにタオルを渡してくれた
「な、何も...何も、聞かないん、です...かっ」
「話してくれるんなら聞くし、話したくないなら聞かないよ。それよりもごめんね、勝手に連れて来ちゃって」
そういうとお姉さんはにっこりと微笑んでくれた。すると心がまた温かくなって涙が出てきた。
私はぽろぽろと言葉をこぼした、ライブに行ったこと、ノイズの被害にあって生き残ったこと、迫害されるようになったこと。これを話したら目の前のお姉さんも同じようになるかも知れなかったのに
話をすべて聞き終わるとお姉さんは頭を撫でてくれた、そして優しい声で「頑張ったね」と言ってくれた。
お姉さんの名前は黒野飛鳥と言うみたい私が「飛鳥さんって呼んでもいいですか?」と聞くと笑顔で「いいよ」と言ってくれた。
飛鳥さんは辛くなったらいつでもここに来ていいよ、と言ってくれた。友達をもっと頼った方がいいとも言ってくれた。未来に、話してみようかな
「疲れたときは甘いものを食べるといいよ、手作りだから少し不格好だけどね」
飛鳥さんはそういってシュークリームを出してくれた、手作りと言っていたけど普通にお店で出してもいいくらい美味しかった。夜も遅くなってきたからと飛鳥さんはバイクに乗せて家の近くまで送ってくれた、本当に至れり尽くせりだ。
「またね、響ちゃん」
「はい、飛鳥さん」
とてもとても優しい、あたたかい人
今度は、お土産でも持っていこうかな
本当は奏さんの話も入れようと思ったんですけど
奏さんの性格とか趣味とか全然分かんないんですよねぇ…
あと一人か二人ぐらい原作キャラと関わらせたい
未来さんか奏さんか司令とかかな…