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「ったく今すぐ自分の球を受けてくれってお前らはもう一軍の選手なんだぞ?慌てなくてもいずれバッテリーは組むだろう」
「もしかして沢村のピッチングに何か感じたのかな?怪物くん」ニッ
「僕は...自分の居場所をこの手に掴むためわざわざ青道を選んだんです。ガッカリさせないでくださいよ御幸センパイ」
「おいおい降谷~そんな言い方ないだろう?青道は俺の中で一番の高校だし何より御幸先輩が捕れないボールなんてねーだろうよ。正捕手なんだからさ」
「言うね~茂野。そういうお前は何で俺を呼んだんだ?」
「何でってそりゃあ新しい変化球が使えるかどうか見てもらおうかと」
そう。俺が御幸先輩に声を掛けたのは新しい変化球であるチェンジアップを受けてもらうためだ。あれ以降練習し何とか習得することが出来た変化球...だけど実践で使えなきゃ意味がないからな
それに降谷にも用があったしな
「お前...もう新しい変化球覚えたのかよ。まぁいい、じゃあこいつの後で受けてやるよ」
「お願いします」
そしてそれから降谷は何球か御幸先輩に投げた。御幸先輩にの構えた所通りには中々投げることが出来ていなかった。それにすぐにバテる傾向にあるな。降谷の課題はコントロールとスタミナだな。
「お前、球は速いのにコントロール悪いのな」
「.....」ガーン!!
御幸先輩に直球で言われ落ち込んでる降谷
「降谷。お前は確かにスピードはある...が逆に言えばそれだけだ。見た感じお前の課題はコントロールとスタミナといったところだろうな。それに変化球を一つでも投げられるようになると大分違うと思うぞ?」
「コントロール、スタミナ、変化球か....」
「(こいつ....たった数十球見ただけでこいつの弱点、弱味を見つけることが出来るなんて、なんていう観察力...。流石は黄金世代といったところか)ちなみに茂野。お前なら変化球は何を覚える?」
降谷の立ち位置での変化球か。原作ではたしかSFFとHスライダーだったかな。確かに直球を活かせるならSFFとかのがいいと思うがやはり緩急の球はほしいよな
「そうですね。チェンジアップとSFFとかですかね」
「なるほどな。まっ俺も似たような考えだ。」
たしか降谷が変化球を覚えるのは落合コーチが来てからアドバイスをもらい変化球を覚えるんだよな。だがこの世界だと何が起きるかわからないし、早めに変化球を覚えといて損はないよな
「よし、降谷。俺がお前に変化球を教えてやるよ」
「え!?ほんと?」
「ああ。だが教える前に課題を一つお前に出す。それがクリア出来たら変化球を教えてやるよ」
「やるよ」
「即答か。んじゃお前への課題はコントロールとスタミナをもっと身に付けてもらうぞ」
「まず、第一段階として握力の強化+走り込みだ」
このトレーニング方法は実際に俺がやっていた練習方だ。これによりコントロール、スタミナが上がったことはたしかだしな
「まずこれを2週間続けろ。そしてこれが出来たら第二、第三と段階へと進める」
「.......」
降渓はこれを聞いて凄い嫌そうな顔をしていたが原作通りならこいつは単純なので
「一ヶ月後のお前は今のお前とはか見違えるほど成長しているはずだ。エースだって目ではないはずだぜ?」
「エース.....わかった、やってみる。」
降谷強化イベントがスタートした
「(なんかいつの間にか俺空気になってるし....だが茂野のアドバイスは的確だ。こりゃあすぐに化けるかもしれないぞ)んじゃあそろそろ茂野お前が投げるか?」
「はい、お願いします。降谷見てろよ?これがお前に教えるボールだからよ」
俺はチェンジアップの握りをし御幸さんのミットに向かって投げた。ボールはジャイロボールよりも遥かに遅く御幸さんのミットに吸い込まれていった。
「どうですか?」
「ああ。これならすぐに実践でも使えるな」
「見たか、降谷?これがチェンジアップだ」
「ストレートと何が違うの?」
「んーこれは説明するより実際に打席に立った方がわかりやすいな。じゃあ降谷、ちょっと打席に立ってみろ」
俺の言葉に素直に従った降谷はバッターボックスに立った
「じゃあまずはストレートからだ」
と言い俺はジャイロボールを投げた
ドパァーーーン!!
「んじゃ次はチェンジアップな」
俺はさっき投げた要領でチェンジアップを投げた
パァーーン!
「どうだ?降谷?実際にバッターボックスに立ってみて」
「チェンジアップ....いい」キラキラ
チェンジアップの良さがわかったのか降谷は目をキラキラさせていた。実際に打席に立ってみて良さがわかったのか
「チェンジアップの良さが分かったところで明日からトレーニング始めるからな?」
「うん、わかった」
「片岡監督...こちらにいらっしゃいましたか。どうでした今日の試合?まぁスコア的には大敗でしたが結構収穫もあったんじゃないですか?」
「あの小柄なセカンド...三年の小湊の弟のようですね。道理でプレーがウリ二つだ」
「それにたった一球で周りを黙らせた降谷暁....」
「そして、3回を9三振で抑えた茂野駆。こちらに関しては即戦力になりそうですが...」
「明日の試合勝てば関東大会でデビューさせるつもりだ」
「え?あの二人をですか?」
「あの浮かび上がると錯覚するほど威力のある高めの剛球....あれを打てる打者は全国にそうはいまい。そして茂野のピッチング。あれは即戦力だ」
「夏までは丹波、降谷、茂野の三枚看板で行くつもりだ」
「沢村くんは使えそうですか?」
「沢村!?あのコは増子に打たれたじゃないですか!」
「野手の間に落ちる不運なヒットに捕手のパスボール、結果は4点は取られましたがまともに打たれたのは増子君の一発だけでしょ...ウエイトトレーニングやサーキットトレーニングの普及でパワー野球全盛の現代高校野球において左のムービングボールは貴重な存在かと」
「フン。バカ正直な真っ向勝負かなカットプレーやカバーリングの未熟さ今のままじゃ正直使えね...だが原石のデかさだけで言えば他の三人を凌ぐかもしれん」
「とりあえず降谷、茂野は一軍。沢村は二軍で経験を積ませろ。夏の本線まであと二ヶ月か最後にマウンドに立っているのは誰になるかな」
「いいか夏の本線まであと2ヶ月。目標のない練習は日々をただ喰いつぶすだけだぞ」
「小さな山に登る第一歩。富士山に登る第一歩...同じ一歩でも覚悟が違う。俺たちの目指す山はどっちだ?目標こそがその日その日に命を与える!高い志をもって日々の鍛練を怠るな!!」
「「「「「「はい!」」」」」」」
そこから練習が始まった。俺は降谷と沢村と一緒にベンチ前に集まった。
「降谷くん、茂野くん。あなたたちは来週の関東大会に当番があるかもしれないから御幸くんと組んでセットプレーやサインの確認をしておいてね」
それから俺達は御幸さんと一緒にサインを確認したりセットプレー、ベースカバーの練習をした。
沢村はクリスさんと上手く行ってないみたいで今は愛用のタイヤと一緒にグラウンドを走ってる。クリスさんの練習内容はしっかりと沢村のことを考えられた内容になっていた。そして練習する日々が続きついに試合の日を迎えるのだった
関東大会 第一回戦
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