万由里side
化け物と戦った場所から走って移動し、今は公園にいる。
?「すいません。」
公園に来てベンチに座って休んでいるとフェレットが謝って来た。
な「あ、起こしちゃった。
ごめんね、乱暴で、怪我いたくない?」
?「怪我は平気です。
もう、ほとんど治っているから。」
そういうと、フェレットは体を震わせて巻かれていた包帯を取った。
なのはは、フェレットの傷を見た。
な「ほんとだ、怪我の後がほとんど消えてる。
すごい。」
?「助けてくれたおかげで残った魔力を治療に回せました。」
な「よくわかんないけど、そうなんだ。
ねえ、自己紹介していい?」
?「あ、うん。」
な「私、高町なのは、小学校三年生、家族とか仲良しの友達はなのはって呼ぶよ。」
ユ「僕は、ユーノ・スクライア。
スクライアは部族名だからユーノが名前です。」
な「ユーノ君か可愛い名前だね。」
万「私は、高町万由里。
なのはとは、義理の姉妹。
よろしく。」
ア「私は、アリサ・バニングスよ。
なのはの友達。」
す「私は、月村すずかです。
アリサちゃんと同じでなのはちゃんの友達です。」
武「俺は、神崎武だ。
俺も、なのはの友達だ。」
山「俺は、山本戒。
俺も同じく。」
堺「俺は、堺孝介。
俺も同じく。」
ユ「よろしくお願いします。」
全員の自己紹介が終わった後、ユーノは頭を下げた。
ユ「すいません。
あなた方を巻き込んでしまいました。」
な「あ、その。」
万「別に気にしなくていいわ。
あの化け物の魔力に気づいてどのみち関わることになってただろうから。」
武「俺たちも同じくな。」
ユ「そういえば、どうしてあなた方は魔法が使えるんですか?」
山「俺たち、三人は先祖が別の世界から来た魔導士なんだ。」
堺「それで、俺たちは両親から魔法について教わったから使える。」
万「私は、義理の兄弟に教えてもらったからよ。」
な、ア、す「「「え!?」」」
私の言葉になのはとアリサとすずかの三人が驚いた。
な「それ初耳なの。」
ア「誰に教えてもらったの。」
す「もしかして。」
万「白夜よ。」
な「私は、教えてもらってないのに。」
万「私は、白夜がこの世界に来た時たまたま見ちゃったから、秘密にする代わりに魔法を教えてもらったの。」
ユ「管理外世界に、こんなにたくさんの魔導士がいるなんて。」
ユーノは、魔導士が多いことに驚いているようだ。
そんな風に話していると。
『万由里、用事がすんだのなら早く帰って来いよ。』
万『わ、分かった。
急いで帰る。』
万(やっぱり、結界も張らずにあれだけ派手に戦えば気づくわよね。)
白夜からの妙に優しい口調の念話で、白夜が怒っていることが分かったので速く帰ることにした。
万「なのは、急いで帰るよ。」
な「え?どうかしたの?」
万「白夜が念話で速く帰って来いって。
多分、怒ってる。」
そういうと、なのはは怯えた顔をした。
な「じゃあ、細かいことは明日学校で話すってことで、また明日。
ユーノ君も取り敢えず、私たちの家に行こうか。」
万「なのは、急いで。」
私たちは、急いで帰った。
その後、アリサたちも夜遅いのですぐに帰ったそうだ。
私たちは、家の前に着くと気づかれないように家に入ろうとしたが。
恭「お帰り。」
な「お兄ちゃん。」
恭「こんな時間にどこにお出かけだ。」
な「あの、その、えっと。」
なのはは、恭也の質問に言いよどんでいるが、恭也に見えないようにユーノを隠していた。
しかし、後ろから美由紀が来たのでバレた。
美「あら、可愛い。」
な「お姉ちゃん。」
万「なのは、隠してもどうせ家の中に入ったら見つかるんだから隠すだけ無駄。」
な「そうだけど。」
美「あら、なんか元気ないね。
なのはは、この子のことが心配で様子を見に行ったのね。
万由里は、なのはが心配で一緒に行ったのね。」
な「えっと、あの、その。」
恭「気持ちは分からんでもないが、だからといって内緒でと言うのはいただけない。」
美「まあいいじゃない。
こうして二人とも無事に戻って来てるんだし。
それに、なのはと万由里はいい子だからもうこんなことしないよね。」
な「そのお兄ちゃん、内緒で出かけて、心配かけてごめんなさい。」
万「私も、心配かけてごめんなさい。」
私となのはは恭也に頭を下げた。
恭也は、腕を組んでよそを向いた。
美「はい、これで解決。」
恭「まだ、解決とは言えないがな。」
美「まあ、あれは私にもどうにもできないから。」
そういいって二人は、玄関の方を見た。
私となのはは、それを不思議に思い玄関を開けて中に入ると、腕を組んだ白夜が立っていた。
白夜は、いつもあまり見せない笑顔だったが、白夜の血のように真っ赤な目は笑っていなかった。
万「ただいま。」
な「ただいまなの。」
「お帰り。
二人とも後で、話があるので俺の部屋まで来るように。」
万、な「「はい。」」
その後、ユーノのことを士郎と桃子に話した後、白夜の部屋になのはと一緒に行った。
白夜の部屋に入ると、白夜が結界を張った。
「さて、これで誰にも邪魔されずに話が出来るな。」
な「その、勝手に出かけてごめんなさい。」
「なのは、別に俺は勝手に出かけたことに怒ってはいないさ。
ただ、俺たち三人同い年なのに俺だけ置いて出かけるのは酷いだろ。」
万(仲間外れにされたことを怒ってるんだ。
いや、怒っているっていうより拗ねてるのかな。)
万「だって、白夜寝てたから。」
「起こしてくれればいいのに。」
万「もともと、ユーノの念話を聞いて一人で行こうと思ってたけど、家を出たらなのはと会って偶然二人で行っただけで、仲間外れにしたわけじゃないわよ。」
「まあ、今日のことはもういいや。
それで、ユーノはなんでこの世界に?」
白夜は、ユーノに視線をやって質問した。
ユ「僕は、ジュエルシードというロストロギアを回収するためです。」
「なんで、ロストロギアがこの世界に?」
ユ「移送中に事故が起きて、この世界にばらまかれてしまったんです。」
「なるほどね。」
ユ「あの、あなたは、見たところ優秀な魔導士のようですが、どうして僕の念話に気づかなかったんですか?」
「ああ、俺は魔力感知は苦手な、寝てる時は弱い魔力を感知出来ないんだよ。」
ユ「そうなんですか。」
「それと、なのは。」
な「なに?」
白夜は、なのはに近づいて頭を撫でた。
「今まで、魔法に関して仲間外れにしててごめんな。
本当は、なのはがもう少し大人になったら教えるつもりだったんだ。」
な「そうなの?」
「ああ、なのはには、魔法の才能があったからな。
でも、あんまり小さいうちに強すぎる力を与えると力に頼りきりになるからな。」
な「そうだったんだ。」
ユ「すみません。
なのはに勝手に魔法の力を与えてしまって。」
「別に気にしてないさ。
多少時期が早くなっただけだ。
なのは、魔法に関して分からないことがあれば教えてやるが、あまり無茶はするなよ。」
な「分かったの。」
「じゃあ、今日は疲れただろうからユーノを連れてもう部屋に帰ってゆっくり休め。」
な「分かった。
おやすみなの。」
そう言って、なのははユーノを連れて白夜の部屋を出て行った。
万「じゃあ、私ももう部屋に帰って寝るわ。」
私も、部屋を出ようとして白夜に背を向けると、銀色の鎖に拘束された。
そして、白夜の方に引き寄せられ、ベットに押し倒された。
その後、鎖は消えて手を頭の上で重ねられ、重ねた場所を銀色の輪で固定された。
その次に、足も足首と膝の上あたりを同じように固定された。
万「これは、どういうこと?」
「いや、俺となのはは仲間外れにされたのに万由里だけされてないなと思って。」
万「今回のはたまたま仲間外れになっただけで私は悪くないと思うけど。」
「うん、知ってるよ。
最初からなのはが出かけた理由も万由里が出かけた理由もある程度は分かってたから。」
万「じゃあ、なんで?」
「偶然、仲間外れになったとしても、仲間外れにされると寂しいんだよ。
だから、万由里は仲間外れにされない代わりに俺の憂さ晴らしに付き合ってもらおうと。」
そう言いながら、白夜は笑顔で両手をわきわきと動かしていた。
万「流石に、そういう行為をするのはどうかと思うんだけど。
白夜にされるのは嫌ではないけど、こんな拘束して無理矢理されるのは嫌というか。」
「なに言ってんの?」
万「え!?」
「ただ俺が満足するまでくすぐるだけだけど。」
万「!?
ねえ、前も思ったけど、白夜発想が時々子どもぽいんだけど。」
「ああ、体の年齢に精神年齢が影響を受ける時がたまにあるだけだよ。
だから、ちょっとした思い付きとかは子どもぽくなるさ。」
万「そうなんだ。」
私は、先ほどの自分の勘違いが恥ずかしくて少し顔が赤くなっているだろうと思いながら白夜の意識が逸らせたことに安どした。
「じゃあ、早速始めるね。」
万(逸らせてなかった。)
それからしばらくの間、私は白夜にくすぐられて笑わせられ続けたが、白夜の防音の結界で誰にも聞かれることは無かった。
白夜が、満足した時には私は笑いつかれて荒い息をしていた。
「ふー、満足した。」
そんな白夜に、やり過ぎと講義のするように視線を向けると、白夜はそれに気づいて謝って来た。
「ごめんごめん。
お詫びにして欲しいことがあれば聞くよ。」
万「じゃあ、キスして。」
白夜の言葉に恥ずかしさをこらえていった。
おそらく、私の顔は少し赤くなっているだろう。
私のお願いを白夜は無言で聞いてくれ、すぐにキスをしてくれた。
キスの時間は短かったわけではないが、久しぶりだったので白夜の唇が離れると物足りなさを感じた。
「久びりにキスした気がする。」
万「最近は、なかなか機会がなかったから。」
「物足りない顔をしてるのはそのせい?」
万「分かってるくせに。」
「まあね、じゃあ、もう少ししたら寝ようか。」
万「ん。」
その後、数回キスをした後白夜と一緒に白夜の部屋で眠った。
なのはside
白夜君の部屋を出て自分の部屋に帰った後は、ユーノ君を籠に入れて机の上に置きベットに入ってすぐに寝ました。
次の日、いつも同じように朝起きました。
な「おはよう、ユーノ君。」
ユ「おはよう。」
な「取り敢えず昨夜はお疲れ様。」
ユ「それは、こちらこそ。」
ユーノ君と話しながら学校の制服に着替えた。
な「名前で呼ぶの慣れてくれた?」
ユ「うん、なのは。」
な「じゃあ、私学校行かないといけないから帰ってきたらお話聞かせて。」
ユ「あ、大丈夫。
離れていても話は出来るよ。」
な「へ?」
ユ『なのははもう魔法使いなんだよ。』
な「あ、これ私を呼んだ時の。」
ユ『そう、レイジングハートを身につけたまま心で僕に喋手見て。』
な「えっと。」
な『こう?』
ユ『そう、簡単でしょ。』
な「はあ、ほんとだ。」
ユ『空いてる時間にいろいろ話すよ。
僕の事とか魔法の事とかジュエルシードの事とか。』
な「じゃあ、みんなで話が出来る時間になったら声かけるね。」
ユーノ君とそれだけ話していつも通りに家を出た。
白夜君も万由里ちゃんもいつもとなにも変わらず、普通に登校した。
な「おはよう。」
ア「なのは、あの後何かあった?」
す「なのはちゃんと万由里ちゃん、急いで帰っちゃったから気になって。」
な「白夜君やお兄ちゃんに怒られたくらい。」
ア「そう。
ユーノから何か話は聞いた?」
な「まだだよ。
今日の昼休みにみんなで聞こうと思って。」
す「じゃあ、ユーノ君連れて来てるの?」
な「ユーノ君は、家にいるよ。
念話で家から話しかけてくれるから話は出来るの。」
す「そうなんだ。」
すずかちゃんとアリサちゃんと話していると、戒君たちも近づいてきた。
山「でも、すずかとアリサはデバイスがないから念話できないんじゃないか?」
な「そういえば、そうなの。」
「相変わらずだな、なのは。」
万「少しは考えたら。」
な「白夜君、他にデバイス持ってない?」
「悪いがないな。
作れないことはないが、流石に昼休みまでに二つ用意するのは無理だ。」
山、武、堺「「「作れるのかよ!」」」
ア「あんたこそ、相変わらずね。」
す「それで、機械関係に詳しかったんだ。」
万「私は、白夜に貰ったものしかないわ。」
山「俺もないぞ。」
武「大丈夫だ。
俺と孝介は、もう一個持ってる。」
堺「アリサとすずかも魔法に関わるっていうだろうから、今日持ってきたんだ。」
ア「そうなの、ありがとう。」
す「ありがとう。」
武「昼休みに渡すよ。」
万「そろそろ、先生来るから席に着きましょ。」
それから先生が来て午後の授業が終わり、昼休みになった。
みんなで屋上に行きお弁当を食べた。
武「じゃあ、はいアリサ。」
堺「すずかも。」
武君がアリサちゃんにデバイスを渡し、孝介君がすずかちゃんにデバイスを渡した。
その後デバイスの登録などをしてすずかちゃんとアリサちゃんに念話を教えてユーノ君の話を聞き始めた。
ユ『ジュエルシードは、僕らの世界の古代遺産なんだ。
本来は、手にしたものの願いを叶える魔法の石なんだけど、力の発言が不安定で昨夜見たいに使用者を求めて周囲に危害を加える場合もあるし、たまたま見つけた人や動物が間違って使用してしまって、それを取り込んで暴走することもある。』
な『そんな危ないものがなんでうちのご近所に?』
ユ『僕のせいなんだ。
僕は、故郷で遺跡発掘を仕事にしているんだ。
そしてある日、古い遺跡の中であれを発見して、調査団に依頼して保管してもらったんだけど、運んでいた時空間船が事故かなんらかの人為的災害にあってしまった。
21個のジュエルシードがこの世界に散らばってしまった。
今までに見つけられたのは、たった二つ。』
な『後19個か。』
万『急いで探した方が良さそうね。』
す『けど、学校があるからそんなに探す時間はないよ。』
万『放課後や休日だけでも大丈夫だと思うわよ。』
な『あれ、ちょっと待って話を聞く限りジュエルシードが散らばちゃったのは、別にユーノ君のせいじゃないんじゃ。』
ユ『でも、あれを見つけてしまったのは僕だから、全部見つけてちゃんとあるべき場所に返さないとだめだから。』
な『なんとなく、なんとなくだけど、ユーノ君の気持ち分かるかもしれない。
真面目なんだね、ユーノ君は。』
万『そうね。』
ユ『えっと、昨夜は巻き込んじゃって助けてもらって本当に申し訳なかったけど、この後僕の魔力が戻るまでの間ほんの少し休ませてもらいたいだけなんだ。
一週間いや五日もあれば力が戻るから、それまで。』
な『戻ったらどうするの?』
ユ『また一人でジュエルシードを探しに出るよ。』
な『それはだーめ。』
ユ『ダメって。』
な『私、学校と塾の時間は無理だけど、それ以外の時間なら手伝えるから。』
ユ『だけど、昨日みたいに危ないこともあるんだよ。』
武『この人数なら危険はないだろうけど、アリサとすずかとなのはにはある程度の戦闘が出来るようになってもらった方がいいかもな。』
ア『それもそうね。
昨日みたいな足手まといは嫌だし。』
堺『じゃあすずかとアリサは、俺と武の二人で教えるよ。
デバイスを渡したの俺たちだし、そのくらいの責任は果たさないとな。』
万『ならなのはには、私が教える。
ユーノは、あまり教えられそうにないから。』
山『なら俺も手伝うよ。』
な『ありがとうなの。』
万『それに、白夜がいるから私たちが大怪我することはないし。』
な『それに、昨夜見たいなことがご近所で度々あったらみなさんのご迷惑になっちゃうし。』
万『それに、ユーノ助けてくれる人いないんでしょ。』
な『困っている人がいて、助けてあげられる力があるならその時は迷っちゃいけないって、これうちのお父さんの教え。』
万『ユーノが、困っているなら私たちが助けるから。』
ユ『ありがとう。』
『話は終わったみたいだな。』
そこで、今まで黙って話を聞いていた白夜が会話に参加した。
『先に言っておくが、今回俺はほとんど手伝わないぞ。』
ア、す、山、武、堺、な『『『え!?』』』
万『どうして?』
『まず、そんな石ごときどうでもいいこと。
次に、探索系は苦手だからやりたくない。
まあ、やばい状況になったら助けに入るよ。』
ユ『な!?
ジュエルシードはとても危険な物なんですよ。
それをどうでもいいなんて。』
『確かに、お前らからしたら危険な物なのは分かったが、俺からしたらただの石と変わらないんだよ。』
ユ『ロストロギアには、世界を滅ぼすほどの力がある物もあるんですよ。』
『知ってる。』
ユ『ならなぜ!』
『俺は、簡単に対処出来るからな。』
ユ『な!?』
ユーノ君は、驚いて何も言えなかった。
白夜君にとって世界を滅ぼす力でも簡単に対処できることがあり得ないと思っているのだろう。
でも、それは白夜君をあまり知らないユーノ君なら仕方ないことだろう。
万「本当にやばい時は助けに入るのね。」
「ああ、誰かが大怪我する前に止める。」
万「そ。」
万『じゃあ、白夜以外でジュエルシードの探索をしましょ。』
な『分かったの。』
「なのは、魔法に関して困ったことがあったり、強くなりたいなら言えよ。
ジュエルシードに関わらなくても、俺たちは家族なんだから、いつでも頼ってくれ。」
な「わかったの。」
「万由里も必要ないかもしれないが、頼れよ。」
万「ん。」
「じゃあ、午後の授業を受けて帰りますか。」
午後の授業を受けた後、みんなで下校した。