白夜side
美「ほらユーノ、おいでおいで。」
美由紀がそういうと、ユーノは走って美由紀のもとまで移動して抱っこされた。
美「よしよし、ユーノは賢いね。」
美由紀がユーノと遊んでいるとリビングのドアが開いて、恭也が入ってきた。
恭「なのは、まだか?」
な「ごめーん、もうちょっと。」
美「あれ、今日はどっかお出かけ?」
恭「ああ、月村家まで。
なのは達が、すずかちゃんにお誘いいただいているらしくてな。」
美「ああ、そっか。」
そういった後、美由紀はジト目で恭也を見て続きを言った。
美「で、恭ちゃんは忍さんに会いに行く、と。」
恭也は、美由紀から目をそらした。
恭「まあ、なのは達の付き添いがてらな。」
そう話していると、なのはがリビングに入ってきた。
な「おまたせ。」
恭「じゃあ、行くか。
バスの時間ギリギリだぞ。」
「だそうだ、行くぞ万由里。」
万「ん。」
な「ユーノ君おいで。」
なのはが呼ぶと、ユーノはなのはの肩に乗った。
美「じゃあ、いってらっしゃい。」
「行ってきます。」
万「行ってきます。」
な「行ってきまーす。」
白夜たちは、家を出てバス停まで行きそこからバスに乗って月村家に向かった。
今日は、すずかの家でお茶会をしながらジュエルシード探しの休憩をすることになっている。
そして、みんなで魔法のことをゆっくりと話すことも目的に入っている。
月村家につくと玄関でメイド長のノエルが出迎えてくれた。
ノエルに案内された部屋に着くと、アリサとすずか、戒、武、孝介と一緒にすずかの姉である忍がすでにお茶を飲んでいた。
す「なのはちゃん、万由里ちゃん、白夜君、恭也さん。」
な「すずかちゃん。」
ファ「なのはちゃん、万由里ちゃん、白夜君、いらっしゃい。」
部屋に入ると、すずかの専属メイドであるファリンに挨拶された。
忍「恭也、いらっしゃい。」
恭「ああ。」
ノ「お茶をご用意いたしましょう。
何が、よろしいですか?」
恭「任せるよ。」
ノ「なのはお嬢様達は?」
な「私もお任せします。」
万「私もお任せで。」
「俺も同じく。」
ノ「かしこまりました。
ファリン。」
ファ「了解です、お姉様。」
忍は恭也の手を握り、ノエルに話しかけた。
忍「じゃあ、私と恭也は部屋にいるから。」
ノ「はい、そちらにお持ちします。」
ノエルは、忍に返事を返すとファリンと一緒にお辞儀をして部屋から出ていった。
ノエル達がいなくなった後、白夜たち三人は椅子に座ってみんなで話し始めた。
ア「相変わらず、すずかのお姉ちゃんとなのはのお兄ちゃんはラブラブだよね。」
す「あはは、うん。」
アリサに言われた後、みんなが恭也と忍を見た。
忍は、恭也の腕に抱きついていて、二人とも幸せそうな顔をしていた。
す「お姉ちゃん、恭也さんと知り合ってからずっと幸せそうだよ。」
「以前の忍さんを知らないから何とも言えないが、見てる限り幸せそうだな。」
万「確かにそうね。」
な「うちのお兄ちゃんはどうかな。
でも、昔に比べてなんだか優しくなったかな。」
ア「へえー。」
「俺は、今でも嫌というほど剣の稽古に付き合わされるがな。」
万「義兄さんとまともに打ち合える身近な人なんて、白夜と義父さんくらいだしね。」
な「あはは、でもお兄ちゃんもお父さんも白夜くんはすごい剣の才能があるって言ってたよ。
それに、剣術を習ったことがあるのか、すごい強いから手加減したらすぐに負けそうだって言ってたよ。」
「はあ、だからと言って稽古に付き合わされるのは面倒なんだが。」
す「あはは。」
ア「あんたは相変わらずね。」
山「あの人とよくまともに打ち合えるよな。」
な「そういえば、今日は誘ってくれてありがとうね。」
す「んーん、こちこそ来てくれてありがとう。」
堺「今日はみんなでゆっくりと休もうぜ。」
ア「そうね。
たまには、休憩することも大切よね。」
武「ああ、あんまり頑張り過ぎると体を壊すからな。」
山「なのはも、無理せずにちゃんと休めよ。」
な「武君、ありがとうなの。」
なのは達が、話しているところ見ながら白夜は小さな声で思ったことを呟いた。
「この人数で回しても疲れるのか。」
万「まあ、三人は魔法を知って日が浅いしね。
その三人に魔法を教えながら探してるからそれなりに疲れるわよ。
それに、みんな私たちみたいに規格外な存在じゃないんだし。」
その白夜の呟きは万由里だけが聞き取り、白夜に同じく小さな声で返した。
「それもそうだな。
俺が異常なだけで、なのは達が普通なんだよな。」
万「はあ、白夜の中では私は異常な存在に入らないのね。」
万由里が、誰にも聞こえない声で何かを呟いた。
「何か言ったか、万由里?」
万「んーん、なんでもないわ。
ただ、私もまだまだ弱いなって思っただけよ。」
「?すでに、結構強いと思うが。」
万「私の目標からすると、まだまだってことよ。」
「そうか。
じゃあ、目標を超えれるように頑張れよ。」
万「ん。」
万由里とそんな会話をしていると、ユーノの鳴き声が聞こえた。
鳴き声が聞こえた方を見てみると、ユーノが猫に追いかけられていた。
な「あ、ユーノ君!」
す「アイン、だめだよ。」
ファ「はーい、お待たせしました。
イチゴミルクティとクリームチーズクッキーでーす。」
ユーノは、ドアの方に走っていき、ちょうどお茶とお菓子を持ってきたファリンの足元をぐるぐると回った。
ファリンは、それが原因で目を回して倒れそうになった。
それをなのはとすずかが支えようとファリンのもとに走った。
す「ファリン危ない。」
「はあ。」
しかし、白夜はため息をついた後、なのはとすずかよりも速くファリンのもとに移動し、お茶やおかしの乗っているお盆を片手で支えもう片方の手をファリンの背中に回して倒れるのを防いだ。
なのはとすずかは、驚いた顔のまま状況を理解するまで突っ立ていた。
な「すごいの。」
す「ありがとう、白夜君。」
「別に気にしなくていい。」
ファ「ふわーー、ごめんなさいです、白夜君。」
「いや、気にしなくていいって、今のはただの事故なんだし。」
そこから、中庭に移動してみんなでお茶を飲み始めた。
ア「しっかし、相変わらずすずか家は猫天国よね。」
な「でも、子猫たちかわいいよね。」
す「うん、里親が決まっている子もいるからお別れもしなきゃならないけど。」
な「そっか、ちょっと寂しいね。」
す「でも、子猫たちが大きくなっていってくれるのはうれしいよ。」
ア「そだね。」
す「そういえば、さっきの白夜君のあれは強化魔法を使ってるの?」
「ああ、さっき動いたやつか。
いや、あの程度の動きに魔法は使ってないぞ。」
堺「じゃあ、素の身体能力であんなに速く動いたって言うのか!?」
「あれくらいの動きは出来ないと、この魔導士としてやっていけないぞ。」
ユ「いや、君以外で魔法を使わずにあんな動きが出来る魔導士は聞いたことがないんだけど。」
武「むしろ、魔導士なんだから魔法を使って行うのが普通だろ。」
ア「やっぱり、こいつの考え方はずれてんのよ。」
す「でも、身体能力だけであんな動きが出来るなんてすごいね。」
「まあ、この地球しか知らないお前らならそうだろうな。
いろんな次元世界を見てきた俺から言わせれば、あれくらいの動きは出来て当然だ。」
万「前から聞こうと思ってたけど、どれだけの世界を見てきたの?」
ユ「それは僕も聞こうと思ってました。
この前見せたあの魔法は、僕の知らないものでしたし。」
「あの魔法は、俺の生まれた世界の魔法だからな。
まあ、俺が見てきた世界は、大体百万くらいかな。」
皆「「!?」」
ユ「そんなにたくさんの世界を旅してきたんですか!?」
山「お前本当に俺たちと同い年か?」
「失礼な俺が世界を旅して時期は半年もねえよ。」
ア「そんな短期間でどうやって百万もの世界を行き来できるのよ。」
万「確かにどうやって百万もの世界を回ったの?」
「お前ら勘違いしてないか。
俺は、百万の世界を見ただけで実際に訪れた世界は十ちょっとだぞ。」
皆「「??」」
万「どういうこと?」
「俺は、訪れた世界から特殊なサーチで近くに存在している次元世界を探索してただけだ。」
ユ「つまり、一つの世界を基準に複数の世界を探索していたといつことですか。」
「そういうこと、大体一万単位で探索してたから数か月で百万の世界を見たわけだ。
まあ、流石にやりすぎて疲れたからこの世界に立ち寄って休む予定だったんだが、思った以上に住み心地がよくて定住したわけだ。」
ユ「そうだったんですか。」
万「白夜、ほとんどの人が会話についてこれてないわよ。」
「ありゃ?」
武「そりゃあ、一万単位で世界を探索するなんて現実味がないっていうか。」
堺「突然言われても理解が追いつかないよな。」
山「よくユーノはついていけるな。」
ユ「いえ、そういうことが出来る人なんだって認識して、深く考えるのをやめました。」
ア「規格外とは思ってたけど、ここまで規格外とは思ってなかったわ。」
す「白夜君って本当にすごいんだね。」
な「すごいの。」
白夜の過去の話に万由里以外は誰一人としてまともについていけていなかった。
万「そういえば、白夜の生まれた世界ってどこなの?」
「ああ、それは。」
白夜が、生まれた世界について話そうとした時、ジュエルシードの気配を全員が感じ取った。
「まさか、こんなところにあるとはな。」
な「早く封印に行かないと。」
ア「そうね。」
「俺はここで待ってるよ。
お菓子とかを放置して全員がいなくなるとまずいだろうから。」
山「それもそうだな。」
堺「てか、もともと手伝う気はないんだろ。」
「まあな。」
万「今回は私も待ってるわ。
白夜を一人で待たせるのは、悪いから。」
「ありがと、万由里。」
万「どういたしまして。」
ア「じゃあ、私たちで行きましょう。」
武「そうだな。」
す「じゃあ、行ってくるね。」
そういって、すずか達はジュエルシードの反応があった方に向かった。
「で、どうして残ったんだ?」
万「さっき言ったでしょ。」
「建前はな。
本音はどうなんだ?」
万「やっぱり、気づかれちゃったか。
最近白夜と二人の時間があんまりないから、少し甘えたいなって思っただけ。」
「恭也さんと忍さんを見て、イチャつきたくなったんだろ。」
万「まあ、我慢できなくなったのはそのせいだけど、甘えるの我慢してたのは結構前からよ。」
「そうか。
それは、気づいてやれなくてすまなかったな。
じゃあ、今日は存分に甘えていいぞ。」
万「じゃあ、甘えさせてもらうわね。」
万由里は、そういうと椅子を俺の椅子の隣まで持ってきて俺の肩に頭を乗せてきた。
すると、ジュエルシードが発動した気配がした。
「どうやら発動したみたいだな。
じゃあ、手伝わない代わりに結界だけは張ってやるか。」
万「そ。
少しでも長くこうしていたいだけでしょ。」
「なんのことだか。」
万由里とそんな会話をしながら、結界を張った。
結界を張って少しすると、ウルスラグナが話しかけてきた。
ウ[マスター、なのは様達以外の魔力反応を三つ発見しました。
三つすべて、なのは様達と同等の魔力を持っているようです。]
「なるほどな。
早速、妨害っていうよりは略奪に来たみたいだな。」
万「私も行った方がいいかな?」
「いや、行かなくていい。
むしろ行かない方がいいかもしれない。」
万「どうして?
相手は、なのは達以上の魔導士なんでしょ。」
「ああ、だからこそ、魔導士が相手にしないといけない存在の力を少しくらいは理解できる。」
万「どういうこと?」
「あいつらが、これから先も魔導士を続けていくなら、今回のジュエルシード以上に厄介な事件に巻き込まれる可能性もある。
ロストロギアを狙う敵に勝てないようなら、強力なロストロギアを相手にするなんて不可能だからな。
今のところあいつらは、魔導士として完敗したことがない。
だから、ここで完膚なきまでに負けて魔導士の世界の厳しさを少しでも理解させた方が、あいつらのためになる。」
万「私も今まで負けたことないけど、私はいいの?」
「万由里は、俺と対等になるために何度も悩んで悔やんで努力してきたからな。
魔導士の世界の厳しさなんて、お前のしてきた苦労に比べれば気にする必要がないほどに小さいさ。」
万「ふーん。
ちゃんと、私のこと見てたんだ。」
「まあな、俺は万由里を愛してるからな。」
万「ありがと、私も愛してる。」
白夜と万由里がイチャイチャしている時、二人のデバイスは。
ウ、シェ((こんな状況で、なんでこんなにイチャイチャしてるんだろ。))
白夜が、作ったデバイスが優秀なのかこの場を見ている誰もが思う疑問を普通の人と同じように抱いたが、マスターに対して言えるわけがないためただ見守るだけだった。
万「でも、なのは達が殺される可能性もあるんじゃないの?」
「まあ、その可能性もあるな。
でも大丈夫だ、ウルスラグナが見守ってるからなのは達が殺されそうならすぐに警告をしてくれる。」
万「殺される心配はないってわけね。」
「ああ、それに怪我して帰って来てもすぐに直せるからな。」
万「私は、見守るだけってことね。」
「まあ、そういうことだ。」
万「なのは達無事に帰ってくればいいけど。」
万由里は、なのは達が向かった方を心配そうな顔で見つめた。
なのはside
白夜君と万由里ちゃんと別れて、ジュエルシードの方に走っている途中でジュエルシードが発動するのを感じっとった。
な「発動した。」
ユ「ここだと人目が、結界を作らなきゃ。」
な「結界?」
ユ「魔法効果の生じている空間と通常空間の時間信号をずらすの。」
ユーノが結界の説明をしていると、辺りの空間が先ほどまでと雰囲気が少し変わった。
ユ「!?結界が張られた。」
山「おそらく、白夜が張ったんだろう。」
武「結界張るなら、封印も手伝えばいいのに。」
ア「本当よ。
少しは、手伝ってくれたっていいじゃない。」
す「白夜君なりの考えがあるんじゃないかな。」
ア「あいつの考えってなによ。」
す「それは、わからないけど。」
堺「あいつの考えが分かるとしたら、万由里くらいだろうぜ。」
な「私にも分からないの。」
山「今は、そんなことよりジュエルシードの封印だろ。」
な「そうだね。」
そんな会話をしていると、メキメキという木の枝が折れるような音が聞こえた方を向くと、とても大きな猫の頭があった。
猫はこちらを向くとニャーと鳴いた。
皆「「・・・。」」
それを見たみんなが、理解が出来ずに目を点にして突っ立ていることしか出来なかった。
山、武、堺(((知ってはいたけど、実際に見るとなんて反応したらいいのかわからない。)))
な「あ、あ、ああ、あれは?」
ユ「た、多分、あの猫の大きくなりたいって思いが正しく叶えられたんじゃ、ないかなと。」
な「そっか。」
ユ「だけど、このままじゃ危険だからもとに戻さないと。」
な「そうだね。
流石に、あのサイズだとすずかちゃんも困っちゃうだろうし。」
す「あ、うん。
流石に、あのサイズだとお姉ちゃんたちになんて言えばいいか分からないから困るかな。」
堺「それ以外にも、食費とか飼うスペースとか大変そうだしな。」
す「うん。」
ア「襲ってくる様子はないんだから、ささっと封印しちゃいましょ。」
な「そうだね。」
私が、レイジングハートを取り出して変身しようとした時、後ろから黄色い光が飛んでいき猫にあたった。
私達が、光の飛んできた方を向くと、金髪のツインテールに黒を基調とした服を着た少女が杖をもって電柱の上に立っていた。
フェ「バルディシュ、フォトンランサー、電撃。」
少女が何かを呟くと杖の先端に黄色い光が集まり、光の玉が猫に向かって複数放たれた。
ユ「魔法の光、そんな。」
な「レイジングハート、お願い。」
レ[set up。]
私は、変身し猫の上に乗って飛んでくる光の玉をプロテクションで防いだ。
フェ「魔導士。」
防いでいると、光の玉の一つが猫の足に当たり猫が倒れたことで体制を崩しそうになったが、飛んで猫と少女の間に立ちレイジングハートを構えた。
ユ(そろそろ、驚かなくなって来たけど、僕がなのはに教えることは何にもないのかも。)
私が、レイジングハートを構えていると、アリサちゃんたちも変身して近づいてきた。
先ほどの少女も近くの木の枝の上に来た。
それとは別の近くの枝にもう二人の男の子が立っていた。
フェ「同系の魔導士、ロストロギアの探索者か。」
ユ「間違いない、僕と同じ世界の住人。
そして、この子ジュエルシードの正体を。」
フェ「バルディシュと同じインテリジェントデバイス。」
な「バルディシュ?」
フェ「ロストロギア、ジュエルシード。」
少女が杖の杖が何か唱えると、杖の先端が開きそこから黄色い光の刃出てきて杖が鎌のようになった。
少女はそれを構えて、こちらに襲い掛かってきた。
フェ「申し訳ないけど、いただいていきます。」
少女の鎌による攻撃を、戒君が前に出て杖を横に軽く振ると目の前に楕円形の盾が現れて防いだ。
そこに、武君が少女の横に移動し薙刀を縦振り下ろし攻撃したが、少女は後ろに飛んで回避した。
しかし、回避してすぐのタイミングで孝介君が両手に銃を持ち、少女に向けて大量の魔力弾を
撃ち込んだ。
少女は、プロテクションで魔力弾を防いだが、戒君が盾をずらして砲撃を少女に撃ち込んだ。
少女は、砲撃を防ぎきれないと悟り顔を少し歪ませた。
しかし、砲撃は先ほどまで木の上にいた二人の男の子によって防がれた。
フェ「ありがとう。」
?「どういたしまして、フェイトはあの女の子三人を相手にしてくれ。
あの女の子達は、おそらく素人だ三人相手にしてもフェイトなら大丈夫だろう。」
フェ「わかった。
そっちの三人はお願い。」
?「おう。」
フェイトと呼ばれた少女と話している男の子とは別のもう一人の男の子が戒君たち三人を緑色の輪で拘束した。
その後、三人の近くに二人とも近づいて足元に円形の魔方陣が現れた後、戒君たちと一緒にいなくなった。
ユ「転移魔法でどこかに飛ばされた!」
す「孝介君たち大丈夫かな?」
ア「それより今は、目の前の相手をどうにかしないといけないでしょ。」
な「でも、どうしたら。」
ア「取り合えず、ジュエルシードを取られない方がいいでしょ。」
な「そうだね。」
すずかちゃん達と話していると、少女がまた鎌をもって攻撃を仕掛けてきた。
それを私たちは、空を飛んで空中に逃げた。
私はレイジングハートを、すずかちゃんは格闘爪付きのツイングローブのスノーホワイトを、アリサちゃんは刃の部分がオレンジ色の光で出来ている刀型のフレイムアイズを構えた。
少女が鎌の刃を飛ばしてきたが、すずかが氷を作り盾にして防いだ。
しかし、氷のかけらで視界が悪いところに少女が接近して鎌を振り下ろしたが、アリサがフレイムアイズで受け止めた。
な「な、なんで、急にこんな?」
フェ「答えても、多分、意味がない。」
アリサが、鎌を受け止めている間に、私が魔力弾で攻撃を仕掛けるが、少女はアリサから離れてそれを回避した。
そして、離れたところでバルディシュを最初の杖のモードに戻した。
私は、レイジングハートをシューティングモードに変更した。
私たちは、いつでも攻撃できるように構えた状態で固まった。
な(きっと私たちと同い年くらい。
きれいな瞳ときれいな髪、だけど、この子。)
私たちが、向かい合って硬直していると、大きくなった猫が鳴いた。
私たちは、全員その方向に少し顔を向けて少女から意識を少し逸らした。
フェ「ごめんね。」
少女は、その隙を見逃さずに砲撃を撃ってきた。
その砲撃をまともにくらい、私たちは吹き飛ばされた。
ユ「みんな!」
ユーノ君は私たちが飛ばされた場所に走って移動し、魔法で落下の衝撃を和らげてくれた。
少女は、猫に電撃を放ち猫から分離したジュエルシードを封印した。
そして、ジュエルシードをバルディシュにしまった後、私たちの方を少し見つめて立ち去った。