車を動かして佳奈達の所に辿り付いた
燃料も心配いらない、食料も万全だった
残るのは明日だ、その前に準備しないと
水泉「......待て」
銀華「うん?」
佳奈の傍に通く時
彼女はわたしを呼んだ
水泉「何かあった?」
水泉は、私の心を見通したように
私の手を掴んだ
銀華「触るな!!」
水泉「......」
銀華「触るなって......」
水泉「さき、あなた助けたあの子は貴方の手のことを話した」
水泉「人を、殺したですか?」
銀華「人間じゃない、人の皮を被っていた」
水泉「それだけですか?」
銀華「......」
銀華「人の頭を、操って、喋って」
水泉「」
銀華「頭たちはまだ意識が持っている、牙に刺された時の感覚はあるのに何も言えない」
銀華「命もそのままに残されてしまった、生きている悪夢だ」
銀華「なんでそんなデカイの怪物送ったのに、そんなくたらない悪興味を」
水泉「......あの人達もきっと、心から感謝しているのでしょうか」
銀華「さぁ、な」
水泉「銀華様」
銀華「なんだよ」
水泉「ありがとう」
銀華「うッ!?」
水泉「あなたはいままでどんな生活しているのか分かりませんですか、貴女の顔を見ればわかる」
水泉「あなたは今、怖っている」
銀華「はぁ?」
水泉「それでも、貴女はここにいる人々を守るために真実を隠した」
水泉「なぜ貴女を勇者として選んだのか、少し分かった気がする」
水泉「でも、それは別の問題です」
水泉「怖い時は、せめて私を頼んで欲しい」
水泉「貴女の恐怖を、貴女の無力を」
水泉「私に分けて欲しい!」
銀華「」
銀華「今更、馬鹿のことをやめろ」
銀華「これは貴女が背負っていい役目じゃない」
銀華「生きてこぞ、貴女の役目だ」
銀華「......少し楽になった、ありがとう」
水泉「!?」
水泉「はい!」
銀華「」
銀華「......」
銀華(なんで、心が落ち着くの)
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そして朝
私は明石海峡大橋の前に立ち止った
地獄の風景になった大橋は白い怪物の巣となり
奴らは四国に入るつもりだった
銀華「エンジンを起動しろ!」
バスを起動して、いつでも行けるように
銀華「頑張れよ、私」
マリア「三野歌!」
銀華「マリア、後は任せたぞ」
刀を抜き出す
怪物の群れに飛び込む
銀華「十!」
十匹の怪物を切り裂く、勢のままに落ちて
銀華「十三!」
横に薙ぎ払う
三匹の怪物を殺した
銀華「よし! このまま......!?」
(トォン!!!!!!)
銀華「でかい、合体したのか!?」
銀華「うおおっと!?」
一般の怪物よりでかく、そして凶悪......蟹形の怪物だ
銀華「退けないよ、私は!!」
銀華「退かない!!!」
怪物に向かって
私は、走り出した