15話
俺は再び道無き道を彷徨い、道に出たときには既に昼を越えお菓子の時間でお馴染みの15時になっていた。
出て来た場所は5番道路の岩が数カ所点在している場所だった。
やっと出て来れた…
「そこにいるのは誰だ!」
急に話しかけられビクッと驚いてしまったじゃないか!チクショウ!!
声のした方向を見ると…
あ~確かに此奴居たわ…
グラジオだ。
「俺はリョウタ」
「ん?あ、名乗れって意味じゃなかったんだが…俺の名前はグラジオ」
名乗れって意味だと勘違いしてしまった…
それと、やっぱグラジオのポケモンはタイプ・ヌルか…
「ここに何のようだ?」
「道に迷って、抜けて来たらここに」
「なんだ。ただの迷子か」
ただの迷子ってなんだよ!
しかも何故かどや顔で言ってくるし!
「グラジオは何でここにいるんだ?」
「俺か?俺はこいつの特訓をしていたんだ…」
「タイプ・ヌルの強化ね」
「何故、名前を知っている!?」
やらかしたぁ…
そう言えばまだポケモンの名前、言ってねぇわ~
「直感で?」
「あり得ないだろ!貴様は危険だ。連行させて貰う」
「それは勘弁!」
「なら強行手段だ。タイプ・ヌル、リョウタを捕まえろ!」
「危険分子は閉じ込めるってか!リオル、頼んだ!」
俺は直ぐにリオルを出して、タイプ・ヌルの足下に発勁を喰らわした!
タイプ・ヌルは足に麻痺を負い上手く歩けなくなってしった。
「こしゃくな!」
「小柄なポケモンにしか出来ない事もあるんだよ!更に発勁!」
リオルは上手く動けなくなっているタイプ・ヌルの足全てに発勁を喰らわせダウンさせた。更にダウンした時の重さを活かして、タイプ・ヌルの首元に発勁を喰らわして戦闘不能にさせた。
「そ、そんなばかな…」
「攻撃を指示してないお前が悪い」
「俺は…」
グラジオはタイプ・ヌルを手持ちに戻して去って行こうとした。
「グラジオ。1つ聞きたいんだが、俺を捕まえて何をしたかった?」
「捕まえるだけだ。俺のポケモンは極秘だからな」
「それ、教えて良かったのか?」
「あ…」
グラジオはそのまま地面に手を着いて項垂れた。
おいおい…グラジオってもっとクールなイメージだったんだが…
なんか、面白い奴だな。
「安心しろ。俺は誰にもタイプ・ヌルの事は話さない」
グラジオは俺の方を見るとゆっくりと立ち上がった。
「本当か?」
「当たり前だろ?人には知られたくない秘密の1つ2つ有るってもんだ」
リオルは俺の顔を見ると抱っこのポーズを取った。
おいおい。今のこの状況でか…
可愛いからするけどな!
俺はリオルを抱き上げるとなでなでしながらグラジオの話しに戻った。
「リョウタもポケモンを愛しているんだな」
「もって事は、グラジオも愛しているんだな」
「ああ」
俺とグラジオはお互い微笑み会い握手を交わした。
「「またどこかで会おう」」
その後、グラジオと別れポケモンセンターへと向かった。
リオル・レベル30(メス)
特性不屈の心
技電光石火、起死回生、まねっこ、発勁
コイル・レベル26
特性頑丈
技スパーク、ソニックブーム、光の壁、ミラーショット
タツベイ・レベル24(メス)
特性石頭
技龍の息吹、頭突き、噛み付く、シャドークロー
イーブイ・レベル25(メス)
特性適応力
技手助け、電光石火、スピードスター、シャドーボール
ちょいとドジで面白いグラジオでいきます。
リオルはこの頃ずっと甘えてきます。
それがまた可愛い!