新たな人生はポケモンの世界   作:バロン

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初代チャンピオン誕生!

49話

 

遂にリーグ決勝戦!

対する相手はクチナシ!必ず勝って、アローラ初代チャンピオンになってやる!

 

リョウタvsクチナシ

 

「出てこいサザンドラ」

 

んなぁ!?いきなり厄介やな!

 

「出番だマッシブーン!」

 

お前の新たな力、見せて貰うぞ!

 

マッシブーンは出て来た瞬間、全身からビーストブーストを発し赤黒いオーラを体に纏う。

 

「先手必勝だ。悪の波導!」

「躱して爆裂パンチ!」

 

マッシブーンはサザンドラの攻撃を躱すどころか、そのまま突っ込んでいった!

(命令無視か)by天の声

俺の命令を無視しやがった・・・後でお説教だな。

 

マッシブーンは悪の波導の中を突っ込んで行くが、しっかりと攻撃を受け流していた!

ビーストブーストの赤黒いオーラを前面に展開して、攻撃を全て受け流していたのだ!

マッシブーンは更に加速して爆裂パンチをサザンドラの腹に当て天高く殴り飛ばした!

 

「破壊光線だ!」

 

サザンドラは空中から破壊光線を発射したが、マッシブーンはビーストブーストのオーラを拳から腕に纏わせ破壊光線に振り払い消し去った…

 

「トドメをさせ!」

 

マッシブーンは一気に跳躍しサザンドラの真上に行くと毒突きを背中に当て更に空を蹴り落下速度上げ地面に突き飛ばした!

マッシブーンもスカイウォークを習得していたのだ。

サザンドラは今の攻撃で戦闘不能になり、ビーストブーストの効果で攻撃力が強化された。

 

「凄いぞマッシブーン!」

(凄すぎだろ・・・)by天の声

 

マッシブーンは決めポーズを取り応えた。

そのポーズが色々と面白く、会場にいる観客達も笑ってしまう。ちなみに、俺も笑ってしまっていた。クチナシも心なしか笑っているようにも見えた。

 

マッシブーンの能力はビーストブーストのオーラを自在に操れる事なのか?

それとも、まだ見せていない能力があったりするのか?

(それは自分で確かめる事だ)by天の声

そうだな。追々確かめる事にするよ。

 

クチナシの2体目はワルビアル。

 

「ワルビアル、砂地獄だ!」

「爆裂パンチ!」

 

ワルビアルがマッシブーンの足下を砂地獄に変える直前、マッシブーンはスカイウォークを使ってワルビアルに急接近して爆裂パンチを頭上から殴り落とした!ワルビアルは顔を地面に埋めた状態で戦闘不能になった。

更にビーストブーストで攻撃力強化された。

 

「一撃で倒されるか…UB。嫌らしいな。おいククイ!このポケモンは反則にはならないのか!?」

『UBはならないよ。伝説ポケモンではなく、別の種類に分類するとルザミーネ代表からも言われている。UBはUBと分別される事になっているんだ』

「っち…やっぱ面倒くせぇな。出てこいヘルガー」

 

(わかるぞその気持ち・・・どう考えてもUBは伝説ポケモン級に強い!それをあえて伝説扱いにしない理由・・・その力を確かめたいのだろうな・・・)by天の声

そうなのか?それじゃあ・・・最終的にはUBも使用禁止かな?

(それは運営側に聞け)by天の声

 

クチナシはヘルガーを出し、噛み砕くを命じて接近戦を持ち込んできたが…

マッシブーンは拳から腕にビーストブーストを纏わせヘルガーの攻撃を受け止めたのだが、その攻撃はオーラにしか届かず、マッシブーン事態にはダメージを与えることが出来なかった!更に、オーラを纏っている拳(手)がヘルガーをがっちり掴み、空いている手に爆裂パンチを発動して超高速連打でヘルガーを仕留めた。

更に、ビーストブーストで攻撃力強化される。

 

「一撃当たったらお終いか…全く。嫌いになるぜ。次が俺の最後のポケモンだ。行けペルシアン」

 

クチナシはペルシアンを出し気配遮断をさせた。

確かに気配遮断は有効だが、一番有効なのは幻術。相手に自分の姿を見せない事だ。

更に気配遮断をして一切相手に感づかれずに戦えれば最強。

(それ、もうチートだぞ)by天の声

 

「辻斬りだ!」

「マッシブーン。とりあえず受け止めてあげて」

 

マッシブーンはペルシアンが動くよりも先にペルシアンを押さえ込んだ!

 

「あの図体で!?」

「あ、そだ。クチナシさん。気配遮断も強力だと思いますが、まずは自身の姿が見えていない時に使わないとあまり意味ないですよ」

「…俺の負けだ」

 

クチナシは両手を挙げて降参した。

この勝負。俺の勝ちだ!!

 

マッシブーンはペルシアンから離れると俺の所に戻って来た。

 

「良くやったなマッシブーン!」

「今だ・・・ボソ」

 

ペルシアンは辻斬りでマッシブーンを背後から襲おうとしてきた!

だが…

 

「まぁ悪タイプの使い手ですからね。マッシブーンも油断はしてませんよ」

 

マッシブーンは飛びかかって来るペルシアンの顔を鷲掴みにし、俺から少し離れた後空中に飛んだ。

 

「一撃で決めてあげて」

 

マッシブーンが頷くと、毒突きを発動させペルシアンに突き刺しながら急降下し地面に激突させた!

間違い無く戦闘不能だ。

(隙がねぇな・・・)by天の声

悪タイプの場合は特にね。何してくるかわかったもんじゃ無い。

 

 

これで俺は完全勝利となり会場から「チャンピオン誕生だ~!」等色々と賞賛してくれた。

まぁ、その中で「化け物だ」「チーターだ」等と言っている奴等がいた。

後で会いに行ってやろう。

俺がそいつ等に目を向けると走るように逃げていくので、マッシブーンがビーストブーストのオーラで分身を創り出しそいつ等を捕まえた…

 

ビーストブーストってこんな使い方も出来たの!?

え?ウルトラホールで特訓していた?

(もう影分身だな)by天の声

 

 

掴まった奴等は必死に謝りまくりマッシブーン(分身)から解放された後、全力ダッシュで逃げていった。

その後、ククイ博士から表彰とトロフィーを頂き、俺は初代チャンピオンとなった。

 

 

 

アローラ地方初代チャンピオン・リョウタ

使用ポケモン

リオル

アブソル

マッシブーン

残り3体未使用。

ジバコイル

ボーマンダ

イーブイ

 

ちなみに、リーグで出番が無かった3体は島に帰った後、しっかりと相手をしてあげた。

(戦いたいたかったのに戦えないのは嫌だったろうな)by天の声

だよな・・・

 

戦えなかった恨みなのか、いつもよりも凄く気迫迫る勢いで攻撃してくる此奴ら・・・めっちゃ怖かったぞ!

特にボーマンダ!戦える喜びからか、もの凄い笑顔でとんでもない攻撃してくんな!

流星群を降らしながら、火炎放射で燃える岩・・・隕石が無数に落ちてくるとか怖すぎだから!

(まぁ・・・完全燃焼させるには仕方ないだろ。諦めろ)by天の声

 

俺と俺のポケモン達の完全燃焼させる為の戦いは半日程かかった・・・

ちなみに、俺が使用していたポケモンはリオルだ。

 

だってさ・・・最後の方なんか、1体5・・・

リオル対アブソル、マッシブーン、ジバコイル、ボーマンダ、イーブイが連携してきてからな!

リオルも波導の極を発動してねじ伏せたけど、やっぱ、アブソルが一番きつかった・・・

幻術かけて強襲って・・・相手にしてみてわかったが、アブソルえげつな!

(今更!?)by天の声

相手にして脅威がわかったよ・・・味方でよかった~!

(そのアブソルにすら勝てるのがリオルか・・・一番相手にしたくないのはこっちだな)by天の声

そうだな・・・


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