転生したらクレイジーな道化師だった件について 作:バルボロスの髭
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ホントによろしいですか?引き返すなら今ですよ。
では、頭空っぽにして楽しんでください。
突然だが皆さんは神様転生というものをご存知だろうか?
トラックや鉄骨など死因に違いはあれど大体神様のせいで死んだからそのお詫びとして特典を付与して別世界へと転生させる例のアレである。
今日もまた神のせいで1人の若者が犠牲になった。
ではその話をしよう。
「いやーメンゴメンゴ。お前さんの命うっかり消しちゃったわ。」
そう言うのは白いローブを着て顔が間抜け面な老人だった。
「……は?」
当然若者は困惑した。
「どういうことですか?」
「お主は儂のミスで亡くなったから別世界へ転生させる。OK?」
「OKな訳ないでしょ!早く元の世界へ戻してください!大体貴方は誰なんですか!」
若者はが憤怒の形相で老人に詰め寄るもその本人はどこ吹く風だ。
「あーもううるさいのう。儂はかみさま、ザオリーマとか唱えるドラクエ7のあのかみさまじゃ。」
その老人の正体はかみさまだった。創作物の中のキャラ実際に目の当たりにして唖然とする男。その様子を無視してかみさまは続ける。
「取り敢えず転生先の世界と転生先はこちらで決めるから、後は特典も一応つけてやるから後はお主次第じゃ」
そう言うと同時に若者の足元に大きな落とし穴が現れる。
「ちょ、ウワァアアアアア」
~side転生者~
俺が目を覚ましたのは駄神に落とされてから3時間程経った後だった。
「ここは?」
目覚めた場所は辺り一面たくさんの草が生い茂ってる場所だった。辺りを見回していると1つの杖が落ちていることに気づく。
「そうか……俺は転生したのか。…なんだこれ?」
その杖は杖の頭の部分にオレンジの玉が嵌め込まれていた。だが、同時にその杖からはとても禍々しいナニカが発せられていた。
「どっかで見たような杖だな。けどなんかヤバそう。」
そんな呑気なことを考え、どこか既視感を覚える杖のことを放置して彼は歩き出した。彼が歩いて数時間、湖に到着した。その湖に写りこんだ自身の容姿に彼は絶句した。その容姿を見た瞬間彼は驚愕と絶望を織り混ぜたような表情をした。なぜならそれは……
ドルマゲスだったからだ。
お前、嘘やろ!てことはあの杖デブ魔王と名高いラプソーンが使用してた杖やんけ!拾ったら絶対呪われるやつやん!現にドラクエ8でもドルマゲスだけでなく、ゼシカやレオパルド、マルチェロと言った様々な奴が杖を手にしてたけど漏れなく全員闇堕ちしてたヤバい代物やんけ!と彼は心の中で叫んだ。
「あの杖拾わんでマジよかった…」
と1人ごちたのも束の間、突如辺りから声が聞こえる。
辺りを見回すとさっきの杖がひとりでに浮いていた。
どうやら声はこの杖から発せられてるようだ。
(力が欲しくはないか?我と契約すれば大いなる力が手に入るぞ…)
辺りに威厳がこもった低い声が響き渡る。
「あ、結構です。」
何も知らない奴からすれば願ってもないことだろうが生憎事情を知悉しているため杖の誘惑を断るドルマゲス。
(……全てを超越する力が手に入るのだぞ。何もかもが思うがままに…)
「いや、ホントそういうのいいんで。」
心なしか杖から苛立ちが感じられる。気のせいだろうか?
(もう一度言う。我と契約s…)
「ホント大丈夫なんでお引き取り下さい。」
(あの…ホントいい加減にしてくんない?これじゃ話進まないんだけど)
「知らねぇよ。それに使ったら洗脳されるの目に見えてるし。」
そのあと数時間に渡るやり取りで彼はラプソーンに自分のことを絶対に洗脳しないという条件付きで暗黒神の杖を手に取ったのであった。この先の自身がどうなるかも知らずに。
~sideかみさま~
全く、最近の若者は落ち着きが無さすぎるのう。まぁ儂のせいなんじゃが。特典としてラプソーンの杖と膨大な魔力量を贈ってやったが無事生き残れるか心配やのう。
何せ彼が転生した世界は死亡フラグ満載の世界である型月なのだからのう。少しやり過ぎ感は否めないがまぁこの先ビーストよりヤバい奴がいるから妥当かのう。
最後が雑ですみません。誤字脱字がありましたら指摘のほどをよろしくお願いします。