やはり俺がサイボーグ戦士なのはまちがっている。   作:世間で言うジョージさん

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今回も短め。
話はゆっくり展開をモットーに。





第2話 加速装置

 

 

一連の話の流れで奉仕部へと入部が決まってしまった。

平塚先生はいい先生だが、強引なところがある。俺のことを思ってしたことだろうとは思う。だが俺も一端の高校生だ。ある程度の分別もついていれば、意思や主張もある。平塚先生がやっていることは半ば強制だ。嫌がる生徒を『よかれ』の魔法で強引に自分の思い通りに事を進める。こんなのはブラックゴーストとやっていることは同じではないか?雪ノ下も立場上断れなかったのではないだろうか?

 

そうなってくると、何も出来ない者はただ黙って状況を享受してしまう…あるいはせざるをえなくなってしまっている。ここは自分の意志を示すべきだ。

 

 

 

 

 

断らなければいけない…

 

 

 

 

 

 

脳裏にあの1年間の闘いの記憶が浮かんでくる。

 

 

人は誰でも一歩前に進むのは難しいものだ。

障害にぶち当たったなら、そこから前に進むのは本当に難しいことだ。普通に生きていてもどこかで必ず分岐点に出くわすものだ。それがまさしく今なのだろう。ここが俺にとってのターニングポイント。

さぁ…断ろう。

言い出しにくい空気を裂いて断るんだ。

俺は大声をあげて叫んだ。

 

 

 

 

「あとは勇気だけだっ!」

 

 

 

 

教室の静まり返った空間に俺の声が響き渡る。俺はポカーンとしている二人に向けて言い放つ。

 

 

 

 

「今回の件はお断りさせてもらいますね。色々と忙しい身なので。それでは失礼します。」

 

 

 

 

言いたいことをハッキリと伝えた。伝えれた。意思は意志となり、二人にしっかりと断りをいれることが出来た。

あとは先生と雪ノ下が呆けている隙に教室から脱出するだけだ。

そう…これが俺の奥の手…!

 

 

 

『加速装置っ!』

 

 

 

その瞬間から周りの景色がスローになる。周りが遅くなっているのではない。俺が速くなっているのだ。某魔法少女のディレイ的な魔法ではない。奥歯にあるスイッチを噛むと発動する装置で、機体制御知能の知覚・思考・運動速度をモード切替によって高速化することができる機構である。それが俺に与えられたサイボーグとしての『力』だ。ちなみに仲間のサイボーグ戦士達にもそれぞれの『力』がある。いつか機会があればお目にかかれるかもしれない。まぁそんな機会は無いに越したことはないんだけどね。

 

素早く開いた窓から飛び出す。周囲を見渡し追跡が無いのを確認した俺は意気揚々と家路についた。

 

 

「小町、博士、みんな。今から帰るからな。なんだか疲れたけど、今日も平和だったよ」

 

 

 

独り言をボソッと呟いてからまだ上履きだったのに気付いたのだった。

 

 

 

 




勢いで書いた感。
続きは書きながら考えてマス☆
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