まだ青くてもその葉はやがて紅色に染まる 作:こけしを抱きしめてるあらいぐま
だが...まだ諦めるには早すぎる。
せめて10話以上は繋げなければ...
思い付きのカラオケ回です。
カラオケ要素は薄いです。
あと、誤字報告ありがとうございます。
本当は誤字がないのが1番いいのですが、なんせノリで書いているもので...
どうしてもチェックミスが((
醜い言い訳はこの辺にして、本編をどうぞ。
まだ青くてもその葉はやがて紅色に染まる
#3
あれからしばらく経った5/15火曜日の放課後に俺のスマホが鳴った。
見てみるとkainの通話が来ている。
青葉モカからだ。
「もしもし、どした?」
『暇でしょー』
「まぁ暇だけども」
『んじゃカラオケいこー』
えぇ、唐突すぎだろ。
別にいいけどさ。
『あ、そうそう、後悔したくなかったらもう1人くらい連れてくるといいよー』
「了解、んじゃ場所と時間はチャットでくれな」
そう言って俺は堅に電話をした。
「あ、堅?暇でしょ。カラオケいこうぜ」
これは一種のサプライズだな。
堅の驚く顔が楽しみだ。
さて、今は駅前だ。
今、隣で堅が固まっており、目の前にいるモカの後ろで赤いメッシュの女の子がこちらを警戒している。
「なぁ、何で俺らに声がかかったんだ?」
「えー?暇そうだったからかなー」
「ヒソヒソ(おい、創始、これはどういう事だ)」
「(オレは死んでしまったのか)」
「ヒソヒソ(大丈夫だ、おまえは死んでない)」
「ねーねー何コソコソやってんのー?」
「ちょっとモカ、男子がいるとか聞いてないんだけど」
「あれー?蘭 照れてるのー?」
「て、照れてないし」
「立ち話もなんだし、中入ろうか」
開幕から通常運転の俺と 動揺してる堅と 警戒している蘭っていう女の子と 俺と変わらず通常運転のモカと...
なかなかカオスな展開になってきたな。
「さぁ、とりあえず自己紹介しようか。」
「俺は足立創始。紅高3年、最近はドラマツルギーとか聴いてるよ。ほい、次堅。」
「オレは櫻木堅。創始と同じく紅高3年。最近かぁ、ロキとか聴いてるかな。」
さすがは堅だな。好きなバンドのメンバーを前にしても普通の女子と喋るようなテンションで堂々と自己紹介してやがる。
そりゃ女子にモテるわな。
「青葉モカでーす。羽丘1年でー好きなものはパンー。ほら蘭のばんだよー」
「美竹蘭です。同じく羽丘1年です。ていうか先輩だったんですね。あ、好きな曲はアスノヨゾラ哨戒斑です。」
モカは相変わらずだな。
美竹さんはかなり緊張してるみたい。
さっき男子いるなんて聞いてないとか言ってたし、あんまり話すのが得意な方じゃないのかな。
「そんじゃートップバッターは蘭〜」
「ちょっとモカ、いい加減に...」
「まぁまぁいいじゃーん」
「はぁ...まぁいいけど」
いいんかい!って心の中で突っ込んでしまった。
モカはいいじゃーんと言いながらアスノヨゾラ哨戒斑を入れていた。
普通男女のカラオケの場合、男が先に歌うべきなのだが、モカの作り出した雰囲気にのまれてしまった。
しかし本当に呑み込まれたのはこの直後だった。
「おぉー、さすが蘭だねー」
「いつも通りだよ」
「蘭のいつも通りは「いつも通り最高」って事だよねー」
そんなやり取りが行われている中、俺たちは唖然としていた。
何十回と聴いたであろうこの曲が何十倍も輝いて聴こえた。
「蘭さんの歌はライブで何回か聴いた事ががあったけど、やっぱすごいです。」
俺は堅と違って美竹さんの歌を聴くのは初めてだが、その力強い歌声に俺はすごいとしか言えない。
「ほらほらー、次誰歌うのー?」
ちょっとまて、これハードルが高いってレベルじゃないぞ。カラオケにはそこそこ自信があったが、俺らじゃ場違い感がやばいな...
そんなカラオケも2時間で終了した。
なんだかんだで楽しかった。
「にしても足立先輩はすごいですね」
「モカのテンションについていける人はなかなかいませんよ」
「確かにモカちゃんのテンションは独特かもね」
「創始はよくあのテンションについていけるな...オレは無理だったよ」
「あたしそんなに独特ー?」
「時間も時間だしそろそろ解散しようか」
「今日はモカがいきなり誘っちゃって、すみませんでした」
「大丈夫だよ、それじゃまた」
そう言って俺たちは解散した。
俺と堅は駅前からだと方向が違うので早めに別れた。
「やっぱそーくんって面白いよねー」
「そうかな、普通だと思うんだけど」
「蘭には分からないかー」
「なんだそれ」
以上カラオケ回でした。
なんか微妙な感じになりましたね...
とりあえずモカのテンションについていけるという事でモカがそーくんに興味を持ち出します。
そこから徐々に 慎重に のんびりと距離を詰めて行きます。
あ、ちなみにそーくんは高3ですが、進路の心配はあまり無い設定にしています。
その話はまた今度。
ご都合とかじゃなくてちゃんとした理由を(後付けで)持っております。