目が合う廉と彼女達。
廉は彼女達の格好を見て此処で何かするのだろうと理解した。
「あ、ゴメン君達の練習場だったのかな?あ、このバットも使ってたの?ゴメン借りちゃってた」
と慌てて話す廉に彼女達はポカンとする。
何か変な事言っちゃったのかな?と自分の発言を頭の中で整理していると、先頭にいたロングポニテの女の子が話す。
「ううん。そのバットは私達のじゃ無いから良いけど…えっと、君は?」
「あ、あぁ。俺の名前は橘廉と言います」
と廉は敬語で話した。
見た感じ年上かな?と感じたのもそうだが、取り敢えず敬語で話しとけみたいな感じである。
「廉君だって。女の子みたいで可愛いね♩」
と話したのはオレンジ髪の女の子。
廉自身はこの名前で女の子みたいと揶揄われた少し苦い経験があるが、悪気は無いのだろうと思い廉は苦笑いをして見せる。
「千歌ちゃん。それは幾ら何でも失礼だよ」
「でも曜ちゃん」
「でもじゃなくて」
「はぁい。ゴメンなさい〜」
「いや、俺は全然大丈夫だから」
とオレンジ髪の女の子の隣にいた緑の髪の女の子が叱り謝らせ、廉は少し驚いた様に手を振りながら言う。
すると今度は女の子達が自己紹介を始めた。
「私は
「私は
「私は
と3人の女の子の自己紹介が終わると、何やら再び下から複数の声が聞こえてきた。
「あぁ。他にもメンバーがいてね。お〜い」
「もう
「無理ずら〜。走るのは苦手ずら〜」
「あれ?千歌ちゃん達何してるの〜?」
と話し声が近づいて来ると、6人の女の子達が次々と上がって来た。
これには流石に廉も驚き思わず後ずさりしてしまう。
「全く、ずら丸はいつまで経っても走るのはダメね。これじゃあリトルデーモン失格よ?」
「ずらぁ〜」
と話す片方にお団子が着いた女の子が疲れてへばっているロングヘアの女の子に対しボヤきながらため息を吐く。
すると、廉がその光景を見るとハッと何かを感じた様に見入る。
「ねぇ!!君、ヨハネちゃんだよね?!」
「だから!よし…ん?!あ、合ってる!!…って貴方誰よ?」
思わず発した廉の言葉。
その場にいる彼女らは驚いた様に廉とヨハネを交互に見る。
「…は?!いやいや私知らないけど?!」
と慌ててブンブンと手を横に降るお団子頭の女の子に他の女の子達はニヤニヤと近づく。
「ちょっと〜、どういう関係〜?」
「oh、ボーイフレンドですネ〜♩」
と先ほど自己紹介してくれた松浦果南(以降より果南)と金髪で変わった髪型をしている女の子がヨハネと呼ばれた女の子の両側に立ち聞く。
「いや、知らないってば!」
と慌てながら顔を赤らめる女の子。
すると後ろにいた高海千歌(以降より千歌)と渡辺曜(以降より曜)所に黒髪で美少女と言える女の子が近づき話しかける。
「千歌ちゃんどういう状況?」
「う〜ん。私にも何が何だか…」
と腕を組みながら考える千歌に曜は指を顎に当てながら話す。
「2人昔の知り合い…とか?」
「でも善子ちゃん知らない感じだけど?」
と話す3人に対し、まだ押し合い圧し合いする果南ら3人。
すると廉の所へ黒髪でパッツンヘアの女の子がズイッと迫って来る。
「あなた!」
「はい、何でしょう?」
物凄い威圧に怖気つく廉。
その女の子は人差し指を廉の目線に合わせる様に指すと話し出した。
「アイドルは恋愛は禁止です!!貴方が誰だかは知りませんが、善子さんはアイドルですわ!」
「えぇ?えぇ?!いや恋愛て…」
とズイズイ来る女の子に後ずさりする廉。
すると廉はボンと何かにぶつかり振り返ると其処にはミニツインテの女の子がいた。
「ゴメン大丈夫?!」
とその女の子の両肩を軽く掴む廉。
本人は至って真面目にどこか怪我とか痛めた場所は無いかと思っての行動であったのだが
「あ…」
「ずら…」
と何人かの女の子が耳を手で塞ぐ。
するとミニツインテの女の子の顔が見る見るうちに赤くなって来ると…
「ピギィイイイイイイイ!!!」
「わぁあああ!」
と絶叫する女の子に驚く廉と耳を塞いでいなかった他の女の子達。
「ルビィちゃんは究極の人見知りずら。特に男の人は」
「耳が…」
と頭がクラクラしながら立つ廉。
ルビィと呼ばれた女の子の絶叫により取り敢えずこの場は落ち着いた為、詳しい話をする事にしたのであった。
次回へ続く