アトラス・オンライン   作:バタ子

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アサシンデビル編

序章

 

赤く染まった戦場に立つ1人の男。それを俺はただ見ているだけだった。恐怖に震える自分に向かって男は近づき、囁いた。「殺すことが自分を認めることになるんだよ」と。

その瞬間激しく雨が降り注いだ。しかし雨の感覚はすぐに消えた。気づくとベットの上だった。そして俺はまだ震えていた。

 

1章 アトラス・オンライン

 

SAO事件から半年ほどが過ぎバーチャルMMOがブームとなった。その中でもアトラス・オンラインはかなりの人気となった。アトラス・オンライン、通称AOは実際のリアルな街を再現したものとして発売された。日本では2番くらいの人気を獲得していた。自分ひとりではなかなかプレイする気にはならなかったが、幼馴染に誘われてプレイすることになった。そして今日もAOにダイブすることになる。

AOにダイブすると茶髪の女子が近づいてきた。そう彼女が幼馴染の七川夢である。「遅い!どれだけ遅刻してるかわかってる!」と怒っていた夢は俺の服の袖を掴み、カフェまで引っ張っていった。現実を再現したゲームなので、酒場などはなく、カフェやファミレスなどにみんな集まるのだ。席に座ると夢はコーヒーを2つ頼み話し始めた。

「ナガレ!今日は絶対遅刻なしって言ったでしょ!アンタの遅刻のせいでドラゴン討伐取られたじゃない!」

「ドラゴンなんか俺らには無理だって、お前の怪力でも勝てねぇよ」

「誰が怪力よ!それはともかくどうすんのよ!」

「今日は帰るか」

「なんでそうなんのよ!とりあえず違うクエスト行くわよ!」

そう言いながら夢はメニュー画面を開きクエストを選び始めた。SAOサバイバーの高凪流の横で。

 

2章 アサシンデビル

 

俺と夢は家の近くのショッピングモールに来ていた。最近できたこのショッピングモールは日本最大級の面積であり、観光名所となっていた。ここに来た理由は、夢の重剣を買うためだ。AOでは武器を現実でも買うことができる。武器カードというものを買い、ゲームにスキャンして使用するのだ。夢いわく「ここはゲームより安く買うことができるの!」だそうだ。そんなことでついて来た俺だが、急に声をかけられた。振り向くとメガネをかけた男子がいた。「すいません 初心者なんですけど、色々教えてもらったりすることできますか?」「まあいいけど」「ありがとうございます!!僕葉月照真っていいます!!よろしくお願いします!!」そう言うと深々とお辞儀をした。「初心者なんだったらまず武器選びだな おすすめは片手剣か片手鎌だな」「他にも武器ってあるんですか?」「他にも大剣 重剣 長剣 大鎌 弓 小槍 大槍 銃とかがあるな まあ最初はどれも扱いづらいからやっぱり片手剣か片手鎌がいいな」「ありがとうございます!!早速買ってきます!!」そう言うと照真は片手剣と片手鎌の武器カードを買いに行った。その後照真はフレンドになってほしいと言ったので、夢と一緒にフレンド追加をして帰宅することとなった。また今夜も照真を入れてプレイすることになったので、準備をして早めに一人でダイブした。すると目の前にキルされた大量のプレイヤーが横たわっていた。周りは崩れた瓦礫が散らばっており、いつもの景色とは変わり果てていた。すると月に照らされた黒い男が大鎌を持ち、瓦礫の山に立っていた。まさにその姿は最近出現していると言うアサシンデビルに酷似していた。




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