目が覚めると窓からは気持ちの良い朝日が射し込み心地の良い風が再び眠気を誘う。
このまま寝てしまおう、そうだ今日は特にすることもないだろう。お日さまが二度寝しろと言っていた...と思う。これから二度寝しても文句は言われまm..「あぁ~!やっぱり二度寝してるの~、今日は皆で町まで行って作った籠売りに行くって約束なの~!いつまでも来ないからもしかしてって思ったら案の定なの~!」
ま、まさか....そんな馬鹿な!?
家に付いてる鍵はどうやって....
「アホなこと考えてないではよ準備しいや、そもそもこのあばら家に鍵なんて付いてへんやないか。むしろ付けよか?って聞いたら出入り面倒だからいらんて顔してたやないか」
......そういえばそうだった。そも、寝る前に閉めた記憶もなかった。しかし、鍵が無いとはいえ人の家にズカズカ入ってくるとはこやつ等h...
「またアホなことを考えているな。いい加減準備しろ、村の皆が作った籠を売れなくなるぞ。売上の中から出る駄賃で甘味食べるんじゃなかったのか?」
すっ、さっ、さっ、すちゃ。
「準備すんの早っ!?そんな早よ準備出来るなら始めっからしいや!いつまでたっても記憶力向上せえへんし...」
失礼な記憶力など今の世で何の役に立つのか.....甘味、甘味たべたい...甘味が呼んでる!?
「ちょっと待つの~!?籠も持たないで先に町まで行こうとしないでなの~!!まさかもう籠売りに行くことも忘れたの~頭の中へちまでも詰まってるの!?」
あ、頭の中...へちま.....まさかそんな事を
「はぁ、また変なこと考え始めた。まぁ売り子じゃなくて警戒中心でやらせるために連れてくんだ、もうこの際、荷台に放って置けばそのうちもとに戻るだろう。それに....変なこと考えてる最中でも悪意とか殺気には敏感だから問題ないだろう」
「それもそうやな(なの)」
.....ポ~イッ...ガタゴトガタゴト....
......ガタゴトガタゴト...
..ガタゴトガ...バッ!?
それは条件反射のように勢いよく反応し、舞の様な流れる動きで、一連の動作は瞬きの合間の如く短時間で完了していた。構えたのは自分の身の丈をゆうに越える巨大な弩弓。砲身は通常の弩弓よりも長く構えるだけでも左右の均衡を保つことは難しいはずなのだが構えた弩弓にブレはない。
「
「!?了解や!やっぱり治安良くない地域通って来てもうたか!!」
荷台を止めてから数拍、弩弓から矢が射ち出される。風を切る様な鋭い音が響きながら射ち出された矢はおよそ3町離れた場所にいた盗賊の頭部に突き刺さり更に奥にいた盗賊の腕を後ろにある岩盤へ縫い付けた。
「やったんか!?距離はどんくらい離れとるんや?!?」
第二射を射ちつつ
「3町て.....相変わらず馬鹿げた視力にアホみたいな精度やな...まぁウチが造った弩弓やしそれくらい届いてくれへんとな!!......まぁウチは造ったんに一度も引けたこと無いけど」
....ナメタマネシヤガッテ......ヤッチマエ-!....
すでに弩弓によって元いた人数の半分になってしまった盗賊達はこちらに向かい駆けてくるが...
...スチャ..バシュ!..スチャ..バシュ!...
「はぁ、はぁ、よくもやってくれたなクソ女共残った奴等だけでも十分お前らなんか.....」
「おじさん一人だけで
「はぁ?オレ一人だけでって.....そ、そんな馬鹿なあんなにいたのにいつの間n....」
「ひぃ!?ちょっとまだ
ふぅお仕事完遂!!緊張状態だった身体は自然と力が抜け弩弓を地面に下ろし三人に向かい親指を立てる。グッ!
「いやいや、グッ!じゃないだろ.....はぁ、まぁお疲れさま。たぶんもう町までの間に賊は出ないだろうしそれ積んで出発しよう」
まったく皆は立ってただけだがコッチはかなりお疲れさんだぞ~!配慮が足りんな配慮が。後で甘味奢って貰おう。
「....ハッ!もう
な、なに!?!?頑張った自分が奢ってもらうんでなく奢るだと!?理不尽だ~理不尽過ぎる~訳ワカメ~横暴じゃ~クソ~今度家にあった阿蘇阿蘇隠しちゃる。
「まったくお前達はいつも騒がしいな。まぁいい、そろそろ行くぞ
「「は~い」」
...........グッ!