乱世を狙い撃ち!?   作:*Sacholy*

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2射

...ふむ..ふむ...む?もしやあれが...

 

「あれが陳留か」

「やっと着いたの~、(なぎ)ちゃ~ん、もう疲れたの」

「いや沙和......これからが本番なんだが。ほら烏のり出すな荷台から落ちるぞ」

「もう籠売るの、めんどくさ~い。真桜ちゃんも烏ちゃんもめんどいよねぇ........」

「そうは言うてもなぁ........全部売らんかったら、籠作ってくれたみんなに合わせる顔無いやろ」

 

......あぁ~、ヒラヒラや~あなたは魅惑のヒィ~ラヒラ~綺麗に舞ってキレイやね~.......あれ?文章おかしいか?....おかしくないか。

 

「そうだぞ、せっかくこんな遠い町まで来たのだから、みんなで協力をしてだな.......おい烏!蝶を追いかけようとするな!」

 

そ、そんな殺生なぁ~ヒラヒラよ!?私のヒラヒラがぁ~.......

 

「うぅ~、わかったよ~.......ほら烏ちゃんはこっちくるの~」

 

うぎゃ~抱きしめるな~.....私は自由を謳歌するのだ~

 

「ほれほれ、烏暴れんなや。まぁ最近はなんや、立派な州牧さまが来たとかで町の治安も良うなっとるみたいやし、いろんな所からも人来とるからな、気張って売り切らんと」

 

「......そうだ!人が多い町なら、みんなで手分けして売った方が良くないかな~?......烏ちゃんほっぺたぷにぷに~」

 

ふひほへふひほへ~ふぁぎ~ふぁふふぇへ~

 

「......なるほど、それも一利あるな。沙和そろそろ離してやれ烏の目がすわってきたぞ」

 

.......ふぅ、(なぎ)はよく気づいてくれた!もう少しで沙和の頭柘榴みたいにぱぁ~ん案件だった。

 

「それじゃ、四人で別れて一番売った奴が勝ちってことでええか?負けた奴は晩飯、奢りやで!!」

 

「こら真桜、貴重な路銀を.......」

 

「分かったの」

 

.........チョイチョイ

 

「沙和まで.......ん?烏なんだ?」

 

....ミブリーテブリー...グッ!

 

「護衛だから城壁で見張る?まぁそやな烏は会話能力皆無やしな。よっしゃ~とりあえず二対一その他一で、可決ってことで!もそれでええやろ?」

 

流石真桜!良く伝わる伝わる!あれ?そうなると私の晩飯......敗者が奢ってくれるだろう...フフフフフッ

 

「はぁ......やれやれ。仕方ないな」

 

「ほな決まりな!」

 

「おーなのっ!」

 

「......なら、夕方には門....いや忘れるだろうし烏のいる城壁付近に集合で。解散!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~い!それでは次の曲、いっちゃうよ~!!」

 

「姉さん、伴奏お願いね」

 

「は~い♪」

 

 

 

「ほぅ、旅芸人も来てるとは.....」

 

「旅芸人珍しいのか?前からいた気がするけど」

 

「旅芸人自体はさほど珍しく無いが、あの歌は南方のものだろう。南方から来る旅人はあまり来なかったからな......」

 

言われてみると、前にみた旅芸人と奏でている音楽が違う気がする...

 

「来なかったってことは.....途中に危険な場所でもあったのか?」

 

「そうだな。商人達とは違って、町までの道が安全でなければ旅芸人達は寄ってこない。そういう意味では、我々の働きが認められた、と思って良いだろうな」

 

「なるほどなぁ~.......」

 

「特にあの旅芸人達は女だけのようだしね。武に秀でてそうにも見えないし、安全な道が無ければ、こんなところまでは来ないでしょう」

 

なるほど。オレも最初は盗賊に絡まれて死にそうになったしな......。旅するのにも、苦労が絶えないか。

 

「ありがとうございました~!!」

 

「次、もう一曲、いっちゃうよ~!!」

 

........けど、そんなに人気があるわけでも無さそうだ。下手じゃないんだろうが.....別段、人だかりが出来てもないし、おひねりもほとんど入れられてない。

 

「まぁ、腕はそこそこみたいね。それより、私達は旅芸人をみに来た訳ではないないのよ?」

 

そうだった。季衣(きい)のお土産......じゃなくて、町の視察だったか。

 

「この町も狭くはないし、時間もあまり無いわ。手分けして見ていきましょう......」

 

「では!わたしは華琳(かりん)さまと......」

 

一刀(かずと)は私についてきなさい」

 

「お、おう?」

 

「えぇ~.......」

 

「諦めろ、姉者。自分の身を守れる我々と北郷とでは違うからな」

 

「......うぅ。そういうことか.....。北郷、貴様の腕っぷしの弱さがたまにうらやましくなる。どうしたら貴様のように弱くなれるのだ?」

 

「.......それ、褒めてる?それとも、馬鹿にしてる?」

 

「そんなもの決まっているだろう」

 

「うっ!」

 

そりゃ確かに、春蘭(しゅんらん)に比べたら腕っぷしなんて無いみたいなもんだがなぁ........

 

華琳(かりん)さま。私は町の右側、姉者には左側を回らせます。よろしいですか?」

 

「問題ないわ。突き当たりの門のところで落ち合うことにしましょう」

 

「「はっ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?嬢ちゃんこんな城壁の上でなにしてんだい?そんなでっかいもん持って.......」

 

....ミブリーテブリー...グッ!

 

「えっと...村...籠...待ち合わせ..あぁ、なんと無く分かったような....まぁ、あんまし仕事の邪魔しなきゃ好きにこの場所使ってくれや....またな嬢ちゃん」

 

 

....コクコクッ...グッ!

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