...ふむ..ふむ...む?もしやあれが...
「あれが陳留か」
「やっと着いたの~、
「いや沙和......これからが本番なんだが。ほら烏のり出すな荷台から落ちるぞ」
「もう籠売るの、めんどくさ~い。真桜ちゃんも烏ちゃんもめんどいよねぇ........」
「そうは言うてもなぁ........全部売らんかったら、籠作ってくれたみんなに合わせる顔無いやろ」
......あぁ~、ヒラヒラや~あなたは魅惑のヒィ~ラヒラ~綺麗に舞ってキレイやね~.......あれ?文章おかしいか?....おかしくないか。
「そうだぞ、せっかくこんな遠い町まで来たのだから、みんなで協力をしてだな.......おい烏!蝶を追いかけようとするな!」
そ、そんな殺生なぁ~ヒラヒラよ!?私のヒラヒラがぁ~.......
「うぅ~、わかったよ~.......ほら烏ちゃんはこっちくるの~」
うぎゃ~抱きしめるな~.....私は自由を謳歌するのだ~
「ほれほれ、烏暴れんなや。まぁ最近はなんや、立派な州牧さまが来たとかで町の治安も良うなっとるみたいやし、いろんな所からも人来とるからな、気張って売り切らんと」
「......そうだ!人が多い町なら、みんなで手分けして売った方が良くないかな~?......烏ちゃんほっぺたぷにぷに~」
ふひほへふひほへ~ふぁぎ~ふぁふふぇへ~
「......なるほど、それも一利あるな。沙和そろそろ離してやれ烏の目がすわってきたぞ」
.......ふぅ、
「それじゃ、四人で別れて一番売った奴が勝ちってことでええか?負けた奴は晩飯、奢りやで!!」
「こら真桜、貴重な路銀を.......」
「分かったの」
.........チョイチョイ
「沙和まで.......ん?烏なんだ?」
....ミブリーテブリー...グッ!
「護衛だから城壁で見張る?まぁそやな烏は会話能力皆無やしな。よっしゃ~とりあえず二対一その他一で、可決ってことで!もそれでええやろ?」
流石真桜!良く伝わる伝わる!あれ?そうなると私の晩飯......敗者が奢ってくれるだろう...フフフフフッ
「はぁ......やれやれ。仕方ないな」
「ほな決まりな!」
「おーなのっ!」
「......なら、夕方には門....いや忘れるだろうし烏のいる城壁付近に集合で。解散!」
「はぁ~い!それでは次の曲、いっちゃうよ~!!」
「姉さん、伴奏お願いね」
「は~い♪」
「ほぅ、旅芸人も来てるとは.....」
「旅芸人珍しいのか?前からいた気がするけど」
「旅芸人自体はさほど珍しく無いが、あの歌は南方のものだろう。南方から来る旅人はあまり来なかったからな......」
言われてみると、前にみた旅芸人と奏でている音楽が違う気がする...
「来なかったってことは.....途中に危険な場所でもあったのか?」
「そうだな。商人達とは違って、町までの道が安全でなければ旅芸人達は寄ってこない。そういう意味では、我々の働きが認められた、と思って良いだろうな」
「なるほどなぁ~.......」
「特にあの旅芸人達は女だけのようだしね。武に秀でてそうにも見えないし、安全な道が無ければ、こんなところまでは来ないでしょう」
なるほど。オレも最初は盗賊に絡まれて死にそうになったしな......。旅するのにも、苦労が絶えないか。
「ありがとうございました~!!」
「次、もう一曲、いっちゃうよ~!!」
........けど、そんなに人気があるわけでも無さそうだ。下手じゃないんだろうが.....別段、人だかりが出来てもないし、おひねりもほとんど入れられてない。
「まぁ、腕はそこそこみたいね。それより、私達は旅芸人をみに来た訳ではないないのよ?」
そうだった。
「この町も狭くはないし、時間もあまり無いわ。手分けして見ていきましょう......」
「では!わたしは
「
「お、おう?」
「えぇ~.......」
「諦めろ、姉者。自分の身を守れる我々と北郷とでは違うからな」
「......うぅ。そういうことか.....。北郷、貴様の腕っぷしの弱さがたまにうらやましくなる。どうしたら貴様のように弱くなれるのだ?」
「.......それ、褒めてる?それとも、馬鹿にしてる?」
「そんなもの決まっているだろう」
「うっ!」
そりゃ確かに、
「
「問題ないわ。突き当たりの門のところで落ち合うことにしましょう」
「「はっ!」」
「ん?嬢ちゃんこんな城壁の上でなにしてんだい?そんなでっかいもん持って.......」
....ミブリーテブリー...グッ!
「えっと...村...籠...待ち合わせ..あぁ、なんと無く分かったような....まぁ、あんまし仕事の邪魔しなきゃ好きにこの場所使ってくれや....またな嬢ちゃん」
....コクコクッ...グッ!