剣豪ギルガメッシュが鎮守府に着任しました   作:スライムベス

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この作品は艦これ×FFになります。
また、キャラ崩壊や口調や一人称が違う、文章が拙い等お見苦しい点は多々あります。
それらが苦手な方はブラウザバックをして下さい。

このギルガメッシュはFF世界を一通り巡った人物となります。


「相性最悪の二人」

更に翌日、初期艦着任の日であり、鎮守府が本格的に始動する日でもある。

執務室には2人、俺と大淀がいる。

予定では、この後に初期艦とやらが来て、鎮守府での仕事が始まるらしい。

椅子に座り、その時を待つ。

数分もしないうちに、ドアをノックする音が3回、静かな執務室に響く。

 

「どうぞ。」

 

大淀が返答し、ドアが開かれる。

写真を見て思ったが、現実だともっと背が低い。

本当にこんなチビで仕事が務まるのか?

戦う女はいくらでも見たし、刃を交えた事もあるが、ここまで小さいのは初めてだ。

そのまま叢雲は机の前まで移動する。

ジロジロと上から下まで見回されて、まるで値踏みされてる気分だ。

 

「あー、提督のギルガメッシュだ。よろしくたのむ。」

 

「………………アンタが司令官?」

 

ようやく口を開いたと思ったら『アンタ』呼ばわり。

 

「……ま、せいぜい頑張りなさい。」

 

その上、上から目線と来た。

見た目と年齢は違うとは聞いたが、それでも少し腹が立って来たぞ。

 

「ふん、小柄ながら威勢だけは良い……が、こんな少女に戦闘が出来るのかねぇ?」

 

ピクッと眉を釣り上げる叢雲、どうやら気に障った様子。

 

「アンタ……喧嘩売ってんの?」

 

「喧嘩売ってるのは、お前のふざけた格好じゃないかッ?」

 

華奢な身体の事もそうだが、何よりも布一枚でマトモな戦闘が出来るかッ!

 

「ふざけてんのはあんたの方でしょ!?何よッ、その鎧みたいな変な格好は!?」

 

俺の中で何かがプツンと切れた。

机を叩きつけ、勢い良く立ち上がる。

 

「ふざけんなよッ、由緒正しき『げんじのよろい』を変な格好だとゥッ!!」

 

「そんな古臭い鎧なんてッ、私の主砲でぶっ壊すんだからッ!!」

 

「上等じゃねぇかッ、表に出ろッ!!」

 

「はいッ!!ストォオオオップッ!!止めッ!!」

 

鎮守府始まって以来の大喧嘩を仲裁する大淀。

だが、おいそれと売られた喧嘩を返品する訳にゃいかないんだッ!!

 

「止めるなッ大淀ッ!収まりが付かねぇんだッ!こんな小娘に言われっ放しじゃ名が廃るッ!!」

 

「私だってッ、あんたの事を司令官とは認めてないからッ!!」

 

「んだとぉおおおぉおおおおおおおッ!?」

 

「叢雲さん、煽らないで下さいッ!!提督も落ち着いてッ!!」

 

「もし、私と海の上で対等に戦えるなら認めてやっても良いわッ!!」

 

「しかと聞いたぜッ、その言葉を忘れるなよッ!!」

 

こうなりゃ、やる事は1つだッ。

 

[ レビテト ]

 

「目の前の海で決闘だッオラッ!!」

 

--

 

鎮守府正面海域

この海面は突起した岩や小さな島などの障害物が多く、演習などの訓練には丁度良い。

もう少し沖に出れば深海棲艦との遭遇もあり得るが、鎮守府周りの海域であれば、その可能性は少ないらしい。

そして、その海域で叢雲とバチバチッと火花を散らして睨み合っている。

中央で大淀は深いため息をついていた。

 

「へぇ、アンタって艦娘でも無いのに浮けるのね。」

 

「浮いてるのは俺の力だ、勘違いするな。」

 

「はぁ?意味分かんない。」

 

「この後で嫌って程、思い知らせてやるぜ。」

 

「えー、不本意ではありますが……お互いの実力を知ると言う意味では悪く無いのかもしれない……そう割り切りましょう。」

 

「ルールは簡単、戦闘不能になった方の負けだ。合図は大淀に任せる。」

 

「良いわ、シンプルなのは好きよ。」

 

「分かりました、じゃあ、いきますよ?」

 

大淀は主砲を上に掲げる。

緊張の一瞬……見た限り叢雲は槍を構えてはいるが、何処かぎこちない。

ははーん……さては普段から使って無いな?

本懐は両端に着いてる二本の砲身と見た。

ならば、やる事は1つ……。

 

「……………………始めッ!!」

 

ドンッと空砲が鳴り響く。

同時に叢雲に向かって全力で接近するッ!

 

「クッ!?」

 

砲身から弾を撃たれるが、直線的で回避は容易い。

そのまま抜刀、『まさむね』で首なり胴なり峰打ちをすれば勝負はつくッ!

槍で進行を防ごうと横に薙ぐが、そんな大振りじゃ当たる事さえ困難ッ!

刀を力任せに振るい、槍を明後日の方向へ弾き飛ばすッ!

槍は空中で弧を描き、ちゃぽんと音を立てて海に落ちた。

叢雲は槍を弾き飛ばした勢いを殺せず、両手が上に持って行かれ、無防備な姿を晒した。

驚きと困惑の表情をする小娘に叩き込むには忍びないが、悪く思うなよッ!!

 

「もらったァッ!」

 

[ みねうち ]

 

m i s s !!

ガキンッ!!

 

叢雲の身体に峰が当たる前に硬い何かに弾かれた。

少なくとも、皮膚の硬さでは無い。

鉄や岩などの無機質を叩いた時の感触に似ている、おかげで手が痺れたぜ。

 

「どうなってやがるッ!?」

 

「アンタ、提督なのに艦娘の基礎知識も知らないのね?」

 

砲身で再度、狙いを定めて撃ってくる。

躱すには距離を取るしかなかった。

つまり、接近戦で倒す千載一遇のチャンスを逃した訳だ。

 

「艦娘には轟沈を防ぐために『アクティブバリア』が常に展開されているのよッ!」

 

「なんだそりゃ、無敵じゃねぇかッ!?」

 

「馬鹿ね、そんな都合の良い装備がいつまでも持つ訳ないでしょ。」

 

「どう言う事だ?」

 

「大きな衝撃を受けたり、ダメージが蓄積されると装置そのものが使い物にならなくなるの。」

 

なるほど、一定のラインを超えると生身にダメージが貫通すると言う事か。

 

「だけど、アンタはもう私に近づけないッ、触れる事さえ出来ないわッ!一方的に蹂躙されなさいッ!!」

 

叢雲は後退しながら砲身で撃ち続ける。

距離を詰めるどころか、引き離される一方だ。

 

「剣しか使えない己を恨むが良いわッ!!」

 

「誰が剣だけだって?」

 

刀を納刀し、叢雲に向き直る。

飛んでくる砲弾は必要最低限の動きで回避する。

 

「一芸で満足する程、安いギルガメッシュ様じゃないぜッ!!青魔法ッ!!」

 

「魔法ッて、何よそれッ!?」

 

[ ミサイル ]

 

一直線に鉄の塊が叢雲に飛んでいく。

多少、距離は離れているが、このスピードなら十分に意表を突けるッ!

しかし、叢雲は驚きながらも砲身をミサイルに合わせる。

 

「ミサイルくらい撃ち落とすッ!!」

 

精確に撃たれた砲弾はミサイルに直撃、爆音と共に相殺となった。

 

「あれの何が魔法よッ!!思いっきり物理技じゃないッ!!」

 

「歴とした魔法だッ!!覚えるのに苦労したんだからなッ!!」

 

「何、デタラメなッ……………。」

 

叢雲も何か言い返そうとするが、不意に口を紡ぐ。

少し離れていた大淀も異変に気付いた様だ。

どうやら、招かざる客が来たらしい。

辺りを警戒していると、30mぐらい先の岩陰や島の死角などから黒い不気味な生物が飛び出してきた。

 

「深海棲艦ッ!?」

 

大淀が驚愕の声を上げる。

 

「あれが、噂に聞く深海棲艦か……。」

 

決着を付ける予定が余計な邪魔が入っちまったようだ。

改めて武器を構える、使う剣は……斬鉄剣。

不完全燃焼のツケは自分達に払わせるとしようッ!!

 

「良いぜッ、このギルガメッシュ様が相手だッ!!」




こいつは、とんだ飛び入り参加が来ちまったなッ!
乱入した深海棲艦を迎え撃つギルガメッシュ艦隊、迎撃態勢を整えたギルガメッシュは叢雲にある提案をする。

次回、ギルガメッシュ提督

「相方の在り方」

相手は未知数だ、油断せずに行けよッ!
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