THE KING OF STREET FIGHTERS   作:本城淳

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このチームは難しそうですが、やってみます!


ライバル戦…新怒チーム

ラルフ…軍人チーム(ガイル)

KOF94怒チームステージ

 

ラルフ「よぉ。米軍の若き中佐さん。無事に決勝まで進めたみてぇだな」

 

ガイル「お疲れ様です。ラルフ大佐。ここまでのご活躍は聞いております。既に大会中の間にシャドルーやハワードコネクションの構成員などを捕獲するとは……」

 

ラルフ「KOFで慣れてるからな。格闘ごっこの傍らでこの程度の事をこなすのはよ」

 

ガイル「感服です。私などでは足元に及ばぬ手並み。ですがここから先に行くのは私達です。ラルフ大佐」

 

ラルフ「止めときな。冷静そうでいてカッカしやすいお前らじゃ、後方支援で頭を冷やしているのが利口だぜ?」

 

ハイデルン「ほう………それはどういう意味だ?」

 

ロレント「私怨で動いている内はいくら強くても頼りにならないと言いたいのであるな!?」

 

レオナ「大佐達は勘違いしている。私は冷静さを欠いてなどいない。力も制御できている。それにそこのあなた。あなたも自分の因縁に囚われている」

 

キャミィ「自覚はある。少なくとも自分が見えている。そんな私を大佐達は上手くフォローしてくれていた。敵の本拠地には私達に任せるべきだ」

 

ナッシュ「我々よりもお前達の方が適しているのは認めよう。だが、それでも引けぬ理由はある」

 

クラーク「だったらいつも通り、実力で押し通るまでさ。俺達に負ける事で、頭を冷やせば良い」

 

ラルフ「良い機会だぜ?ガイル中佐、教官。もうあんた達は現場を後任に任せてコマンダーに徹してくれよ。今日が現場を引退するときだ」

 

ガイル「オフィス仕事や指揮所仕事が性に合わないのはおたくらと同じでね。それに年齢的にも階級的にも現場を引退するのは大佐達の方だ」

 

ラルフ「こりゃ一本取られたぜ。それじゃ、どっちが現役か、格闘ごっこで決めようぜ?現場一筋でここまできた俺の実力が、年齢だけではかれねぇってところを見せてやるからよ!」

 

 

クラーク…プロレスチーム(ザンギェフ)

KOF99…空港ステージ(BGM…WW3)

 

クラーク「これはこれは。こいつはある意味では我々の同業者であり、ドリームチームじゃないか」

 

ザンギェフ「おおっ!ラモン君から聞いている!プロレスでKOFを勝ち抜いている百戦錬磨の軍人がいるとな!君がクラーク君か!」

 

クラーク「ロシアの赤いサイクロン、ザンギェフ。どうだい?怒部隊に入る気はないかい?」

 

ザンギェフ「おお!それは魅力的な誘いだが、俺はロシアという国に全てを捧げているからな!それよりもお前ら、筋肉を付けているか?戦が細いぞ?ウォッカを飲め!ボルシチを食え!シベリアの地で熊と戦え!」

 

ラルフ「ジャングルで銃を持った兵隊相手なら、これがベストなんだよ。状況に合った筋肉ってヤツだ」

 

Rミカ「ザンギェフ様の言うことに間違いはない!取り消せ!軍人!」

 

ロレント「ふん!貴様らなど戦場では良い的よ!特に貴様ぁ!入隊には今の半分はウェイトを絞れ!でなければ到底我が国では役に立たぬ!」

 

ライデン「………俺は軍人になるつもりはねえよ。俺のレスラーとしての体型はこれでベストなんだぜ」

 

ラモン「まぁ、俺はレスラーであると同時にエージェントだからこの体型だがな。そちらのお嬢さんは理想的な軍人って感じだな。レスラーになるきはないかい?格好と言い、実力と言い、結構行けるぜ?」

 

キャミィ「断る。私はデルタレッドを捨てる気はない」

 

クラーク「まぁ、目的は一緒だ。後はどちらが先に進むかを決めれば良い。こっちはプロだ。後方支援もお手の物だからな」

 

ザンギェフ「それはいかぁん!同じプロでもこっちはリングのプロ!ここで負けるわけにはいかん!勝利のコサックを踊るのはこの俺だぁ!」

 

クラーク「良いカードだ。プロレス好きの格闘ごっこの締めとしてはまたとないな。ヘイ!カモン!」

 

 

キャミィ…女性格闘家チーム(マリー)

スーパーストリートファイター2…キャミィステージ

 

キャミィ「意外だ。こんな大会でここまで来るなんてな。思えばお前とは神羅の時以来の付き合いだったな」

 

マリー「あら?春麗、デルタレッドのお嬢さんとお知り合いだったのね?あなたの顔の広さには驚くばかりだわ」

 

キャミィ「お前の事は知っている。サウスタウンのフリーエージェント、ブルーマリー。敏腕のエージェントであり、KOFの常連選手」

 

マリー「あら、私の事まで知っているなんて驚きだわ。流石は精鋭のデルタレッドの隊員ね」

 

ラルフ「そりゃぁ出ればKOFの本戦に必ず出てくるからな。注目されねぇ方がおかしいぜ」

 

春麗「だそうよ。有名人は大変ね?マリー」

 

クラーク「そういうお嬢さんも人の事は言えないがな。どんな事件もゴメンね?の一言で片付けるICPOの春麗刑事は有名だぜ」

 

いぶき「うう……私もそのうちこんな風になって有名になっちゃうのかなぁ……普通の女の子がまた遠ざかって行っちゃう………」

 

ロレント「普通の女の子だと!たわけ!貴様ら忍者の貴重な技能を無駄にするなど愚かな事をするでない!貴様も同じだ不知火舞!その技能とKOF上位常連選手、加えてその容姿は諜報と広報で貴重なものだ!是非とも我が国家に加える!」

 

舞「お断りよ!そういう政治の世界からは一歩引くのが不知火流なの!ましてや個人的にもお断りだわ!私を自由にできるのはアンディだけなのよ!」

 

キャミィ「随分と個性的なメンバーだな?春麗、ブルーマリー」

 

マリー「いつもの事よ。山崎やビリーと組んだときに比べたら……ね。そっちこそ、ラルフ大佐やクラーク中尉はともかく、そこの国際テロリストをチームに加えるなんて……人の事は言えないわ」

 

キャミィ「これも仕事だ。この先に行くのもな」

 

マリー「こっちも仕事だから、ここで終わっちゃギャラが貰えないの。アーユーレディ?」

 

 

 

ロレント…アメリカンヒーローズ(ハガー)

ストゼロ2…ロレントステージ

 

ロレント「むっ!貴様らが決勝の相手か!メトロシティでの借りを返すのに絶好のチャンス!」

 

ハガー「確かお前はマッドギアの……捕まったと聞いていたんだがな」

 

ロレント「ふん!理想の国家を造るまでは我輩は止まりもしなければ死にもせぬ!」

 

ハガー「軍人による軍人の国家か……そんな独善的な事に付き合わされる国民は不幸だと思うがね?ラルフ大佐、クラーク中尉。この男を飼い慣らせると思うのかね?」

 

ラルフ「ま、改心なんて期待してねぇし、終わったら終わったで当局行きだ。それまではこいつは押さえてやるさ」

 

コーディー「軍なんて信用できねぇな。ここらで格闘ごっこを終わらせて、こいつをブタ箱に押し込めろよ。黒幕のギースはぶっ飛ばしてやるからよ」

 

クラーク「そうしたいところだが、こっちは任務なんでね。はいそうですかといかないのが軍人の辛いところだ」

 

テリー「いっそ、軍なんてやめてお前達も気ままなストリートファイターになるってのはどうだ?毎回決勝トーナメントに残るお前らなら、良いところまでいけるぜ?」

 

キャミィ「お前達は知らないからそんな事が言える。大佐や中尉の本当のご活躍を。お二人は我ら軍人からしてみれば憧れの存在だ」

 

ロック「だったら何故ギースやルガール、ベガのような奴がまだはびこっている?だから軍人は信用出来ないんだ……」

 

ラルフ「耳が痛いぜ……」

 

ロレント「笑止!だから我輩によって奴らのような奴を出さぬような理想の軍人国家を造るのだ!それが完全なる平和を造る国家!誰もが自分で自分の身を守れる完全なる自衛!国民一人一人が志を高く持たねばならん!時代がそれを求めているのだ!」

 

ハガー「そんなものを押し付けられる国民はたまったものではないな。少なくともメトロシティの市民にはそんな事を強要するつもりはない。君のやろうとしている完全なる平和を造る理想は、結局は最初に躓く。なぜならそれは国を造る段階で多くの血が流れる。我がメトロシティの市民もな。私は市長として、それを許すわけにはいかん。君もギースもシャドルーも……ここで止める」




はい、ここまでです。

ロレントが難産でした………。

それでは次回もよろしくお願い致します。

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