THE KING OF STREET FIGHTERS 作:本城淳
大門五郎…セレブチーム(紅丸)
ステージ…KOF94日本チームステージ
大門「紅丸ではないか。このような大会でも決勝に上がってくるとは流石だな」
紅丸「そういうゴローちゃんこそ、俺様や京がいないのにここまで上がってくるとは思わなかったぜ?」
大門「甘く見るでないぞ紅丸。ワシはKOF94以前に行われた全日本異種格闘技選手権で京に敗れ、3位に甘んじて以来、日本チームのナンバー3と言われ続けていた。お主こそ、同じように日本チームのナンバー2の名に不満を持っておったようだが、それ以上にワシも不満を持っておった。今度の大会はその汚名を返上するのには良い機会だ。お主とは一度、白黒付けてみたいと思っておった。順位ではなく、力比べでどちらが上なのかを」
紅丸「そう言えばゴローちゃんとは一度もこういう機会でやりあう事は無かったな。良いぜ、前にも思っていたが、俺様達はライバル同士だ。いつまでも仲良しこよしって訳にはいかないよな?」
本田「ガッハッハッハ!これは面白いのぅ!日本チームの番付を決する勝負とは、これもまた乙ってものじゃワイ!日本チームに世界一の格闘技、相撲力士抜きなのがちとふまんだがのう!」
ハカン「ちいと待ってくれへんか?本田さん?あんさん、まだそないな事をおっしゃってるんでっか?世界最強はワイのヤーヌ・ギヌシュやと言ったやないか」
香澄「ぬっ!見つけたぞ!極限流最強の虎、ロバート・カルシア!打倒極限流の第一歩、ここで果たして見せる!覚悟、よろしいな?」
ロバート「前にも言うたがワイはカルシアやのうて、ガルシアや。それに、ワイかて伊達に最強の虎と呼ばれてるわけや無いで?こないなところで負けるつもりはあらへんのや」
かりん「オーホッホッホッホッ!その通りですわ。例えそれが古き時代より歴史の闇で暗躍していた水神流がお相手でも……ですわ」
ほくと「下らない……。日本チーム、世界最強、打倒極限流……どれも興味はない。だが、我が流派に挑むと言うのであれば、命の保証はしません。神月かりん」
紅丸「良い感じに場が盛り上がって来たじゃないか。これからがメインイベントさ!行くぜ、ゴローちゃん!」
大門「紅丸よ!お主を倒し、そして今再び京に挑む!それがワシの答えだ!」
藤堂香澄…空手家チーム(リョウ・サカザキ)
KOF96女性格闘家チームステージ
香澄「むむっ!リョウ・サカザキ!久し振りだな!あの時の決着を付けるぞ!」
リョウ「君は藤堂香澄。あの時とはいつの事だ?君とはサウスタウン以来、何度かKOFで手合わせした。あの時と言われても見当が付かないぞ」
香澄「ふざけるな!お前、KOFではいつも他の極限流と組んでいるではないか!今日こそサウスタウンでの戦いの再戦を果たし、私の鉢巻を返して貰うときだ!極限流、覚悟して貰います!」
ユリ「あ、あの……香澄さん?私もいるんだけどなぁ」
ほくと「貴方は極限流とは認められていないのだろう。しかし、よくもここまで似たような技の使い手達で集まったものです。対カイリとの戦いの前哨戦と思えば、このような茶番でも少しは出場した価値があると言うもの」
リュウ「水神流………その力は俺達の殺意の波動と似たような物を感じる……その力に飲まれてはいけない」
大門「なんと!それは八神のオロチの血のようなものか。真の格闘家を目指すお主にも、八神みたいな力があるとは……。よかろう、そういうのには慣れている。おもいっきり来るがよい」
ケン「殺意だとか血の封印とかオロチだとか、そういうのはもういいんだよ。要はどちらが強いか……だろ?」
本田「その通りじゃ。全米格闘王は話が早いのう!」
リョウ「そう言うことだ。この戦いに御託はいらない。俺はこの戦いを制し、更なる極限を目指す!」
香澄「ならば私はお前を倒し、藤堂流の名を知らしめる!今度こそ本気でかかってこい!リョウ・サカザキ!」
エドモンド本田…侍チーム(ソドム)
ストリートファイター2エドモンド本田ステージの銭湯
ソドム「オーウ!スモウレスラー!」
本田「おお!あんさんは千秋楽に乱入してきた変わり者の外国人じゃないか!元気していたか?」
ソドム「アイム、ファーイン!ワレ シュギョウ カサネータ!アノ時ヨリモ ワレ ツヨイ!」
本田「相変わらず面白い御仁じゃのう!どれ、1つまた、立ち合いでもしようかい!」
覇王丸「この時代にも力士ってのはいるんだねぇ。血が沸くってものだぜ」
大門「むむ………その剣気。歴史の裏でいくつもの凶事を解決した伝説の剣豪……覇王丸。このような場所で相見える事になるとは……」
香澄「お、お前はジャスティス学園の忌野雹!あの時、もう少し早く東京に到着していたら、私がお前を倒していたのに!」
雹「春日野さくらと同様、外部からあの事件に関わろうとしていた者がいたとはな」
楓「君のその力……力や血に踊らされてはいけない。そうなっては大切な者が傷つく。俺と兄さんの時のように……」
ほくと「青龍の楓。余計なお世話というものです。私は私の意思でカイリを……兄を殺す……。ただそれだけだ」
本田「あんさんら、難しく考えすぎじゃい。この大一番の千秋楽、気持ちよく終わらせ、ちゃんこを食べれば小さな事なんて全部忘れるんじゃい!」
ソドム「オウ!ジャパニーズ、チャンコ!ユータチトファイトシテ ヨコヅナ アンド 真ノサムラーイ ゴッツァンデス スルネ!」
本田「いくらでも食わせちゃるわい!ハッケヨイ、のっこた!」
水神ほくと…ほたる&七瀬チーム(七瀬)
ストリートファイターEXほくとステージ(あったっけ?)
七瀬「お姉ちゃん!見つけた!先に出会って良かった!」
ほくと「………七瀬………。お前は私を邪魔しに来たのか?」
七瀬「お姉ちゃん、正気に戻って。兄妹で殺し会うなんて………そんなの、絶対にダメ!お姉ちゃんは水神流に良いように操られてるんだよ!」
ほくと「カイリを殺すのが我が使命。邪魔をするならば妹と言えども殺す」
ほたる「兄を殺すために兄を探しているなんて……。そんなの間違っています!絶対に!」
香澄「私も父を探しているが、そのような殺伐としたものではないぞ!」
本田「難しい事なぞ考えず、こういう時はドーンとやるのが一番じゃ!」
タオ「そうだよ!何も考えないで強くなる!それが武闘家ってやつじゃないの?」
大門「お主らは何も考えなさすぎだ。お久しぶりです、山田十兵衛殿。中々十兵衛殿のように日本柔道界を強く出来ず、合わせる顔がございません」
十兵衛「いやいや。大門君はよくやっておるよ。どうじゃ?久々に柔道家同士、手合わせをせんか?」
ほくと「お互い能天気な者達が周りに揃ったもの。が、私のやることに変わりはない」
七瀬「どうしてもと言うなら………ここで私がお姉ちゃんを止める!」
ほくと「ならば、あなたを殺してでも私は先へ行く。眠りなさい、七瀬」
はい、チームを組んでいながら意外と空気ブレイカーばかりが集まっているチームでした。
大門の苦労が伺えます。
対戦カードとしては日本チームとして長い付き合いでありながら、日本チーム以外で戦ったことのない大門。
大門が日本チームから解き放たれた時、京や紅丸との戦いを切望するのではないか……。
そう考え、セレブチームをチョイスしました。三種の武神チームの京でも良かったのですが、本田とハカンのスト4からの因縁、香澄とロバートのアンチ極限流対決等も考えればこちらが自然かと思いました。三種の武神チームだと庵もローズもガイもほくとの血の封印の事ばかりに目が行きそうですからね。
香澄の場合は「アートオブファイティング龍虎の拳外伝」の香澄エンディングからネタを持ってきました。
龍虎外伝では最後までリョウは本気を出さずに敗けを演じ、それに納得しなかった香澄はリョウに鉢巻を渡していつか再戦するという約束をしました。KOFではそれを出すことは無いままに終わっております。その他はちょっと無理矢理でしたが……
エドモンド本田……驚くほどライバルを組むのが難しかったです!なのでストリートファイターゼロ2のソドムのエンディングから持ってきました。
………が、目の行くのは他のキャラクターとの関係ばかりが目立ちました。大門と覇王丸の中の人繋がりやら学生同士の香澄と雹やら、血や宿命に踊らされるほくとと楓やら……。
いや、雛子というのもありましたが、そっちはどちらかと言えば女子高生チームに取っておきたかったのもありまして……(^_^;)
ほくと……どうあがいても七瀬以外にはありませんでした。逆を言えば七瀬もほくと以外にあり得ないわけでして。大門と十兵衛くらいしか他のライバルが無かったような………。ほたると香澄は意気投合しそうですし。
それでは次回もよろしくお願いいたします。