千「ねえねえ、屋上に不思議な扉があるんだけど」
千歌は部室でそう言った。
曜「千歌ちゃん、それってなんか古びた木製のやつ?」
千「そうだよ、なんで曜ちゃん知ってるの?」
曜「今朝の練習のあとにさ、なーんか見えたんだよね。でもすぐに見えなくなっちゃったから気のせいかって思ってたんだけど」
ダ「屋上には私達以外はあまり入らないはずですわ」
鞠「となると、この中の誰かが犯人ネ?」
善「まさか、我が魔力によって生成されてしまった闇へと誘う門!?それならこの堕天使ヨハネでければ開けることは…」
花「善子ちゃんそれはないずら」
善「最後まで言わせなさいよ!あとヨハネ!!」
ル「とりあえずその扉を見てみませんか?」
千「ルビィちゃんの言うとおりだね、練習もあるし屋上へ行こう!!」
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屋上へ向かったAqoursの面々、そこには千歌や曜の言った通り木製の扉がたたずんでいた。
梨「本当にあるわね」
花「でもこれ、扉だけずら」
果「ほんとだ、扉1枚だけで立ってるよこれ」
果南が不思議そうに扉をなでる。ただ立っているだけで何の変哲もない扉だった。
千「果南ちゃん、ちょっと蹴ってみて」
果「えぇっ?なんで私が」
千「そういうのはなんとなく果南ちゃんの役目かなって」
果「なにそれ…千歌の中では私ってそういう認識なの?」
鞠「確かに、果南ならやりそうネ~」
ダ「この中で一番力はありそうですわね」
果「鞠莉にダイヤまでそんなこと言って…もう、やればいいんでしょ」
果南は扉から距離を置くように下がるとすっと目を閉じて、片足を後ろに引く。
みんながごくりと唾を飲み、一瞬の静寂のあとに果南は勢いよくコンクリを蹴った。
果「えーーーーい!!」
ダッシュしてから飛んだ果南はそのまま片膝を曲げ、飛び蹴りの要領で扉の面を思い切り蹴る。
すたっ、という音とともに果南は着地するが、扉には傷一つついてなかった。
果「うそ、渾身の飛び蹴りだったのに」
千「ていうか果南ちゃん、本気のキックだよ…」
梨「完全にニチアサね」
花「ライダーずら、未来ずら~~~」
鞠「ライジング果南ネ!!」
善「私、どちらかと言えば土曜の朝派」
曜「いくら果南ちゃんでもビームは撃てないでしょ…」
果「あのねぇ、みんなは私を何だと思ってるの」
ル「果南ライダー?」
果「ベルトも何もしてないでしょ?…それで、どうするの千歌」
千「こうなったら、力ずくで…!」
千歌がドアノブを握ると、ドアの上にある白い幕のようなものが回り始めた。
曜「なんか回ってるよ?」
ダ「文字が書いてあるようですが…回っているのではわかりませんわ」
しばらくするとぐるぐると回転を続けていた幕が止まる、そこに書かれていた文字は…
鞠「Aqours…ワタシたちのこと?」
ル「ピギィッ!!扉が光り始めたよ!!」
千「あ、ノブが回る!」
千歌は握ったドアノブを思いっきりひねる。
ギギィ…という鈍い音を立てて扉が開き、まばゆい光が屋上を包む。
ダ「な、なんですの!?」
果「なんか引き寄せられてない?」
花「引っ張られてるずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
花丸を先頭にみんなが扉の中へと引き込まれていく。
善「漆黒の闇が私を招いてるのね!」
梨「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!堕天使だったらなんとかしなさいよ!」
善「無理に決まってるでしょぉぉぉぉぉぉぉぉ………」
9人『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
Aqoursの9人を飲み込んだ扉は音も立てずに固く閉まってしまう。
さあ、扉の中の9人は一体どうなるのでしょうか?
プロローグを読んでいただきありがとうございます。
こんにちは、浦風晴斗と申します。
サンシャインで何か書きたいと思い、こうしてキーボードを叩かせてもらっています。
この作品はとにかくクロスオーバーします。
もうすでにちょこっとさせてもらってます。
物語としてはクロスオーバーした作品とてんやわんやします。
不定期更新なのでなかなか続きが出来ない時がありますが、もしも気になるようでしたら、続きも読んでいただけると幸いです。